中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

半幅帯連作プロジェクト―上質をコンパクトに その1

2020年09月12日 | 紬の上質半幅帯
                   赤城の節糸の残糸を使った半幅帯。洗い張りもして長年愛用しています。
                                     無地のところに味わいが出ます。

前々回のブログでも予告いたしました、「半幅帯連作プロジェクト」の予定が少し遅れておりますが、現在、半幅帯のご案内リーフレットの作成に入っております。出来上がりは10月初旬までにはと思っております。。

説明会は
10月24日(土)14:00~ 
ポプリホール会議室(小田急線・鶴川駅)で行います。
※定員はホールの規定に従い、定員の半分の人数にて行います。その他、換気などの感染症対策をして行います。

詳細はまたお知らせしますが、参加ご希望の方、お問合せはHPからお申し込みください。
参加ご希望の方には、詳細とリーフレットなどをお送りいたしますので、
ご住所、緊急の連絡先もお知らせ下さい。

この日がご都合の悪い方には工房で個別に対応もさせて頂きます。

受付後、折り返しのメールを差し上げます。
※メールにてお問い合わせの際は、tsumugi.sakurakobo★gmail.com からのメールを受信できるよう設定の上、お送り下さい。

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かつての普段着、浴衣という半幅帯のイメージに留まらないで、気軽でありながら、名古屋帯でお洒落をするのと変わりなく着物を着こなせる上質の半幅帯というのも今という時代に合うのではないでしょうか?

ただ、素材、質、内容を選ばないと、大人のお洒落着には難しく、その底上げが素材の力を借りる紬の半幅帯ではないかと思うのです。

これまで、創るだけでなく、使い手としても半幅帯に親しんできましたが、
そのメリットは気軽ということもありますが、あと、近年の気候温暖化で4月、10月でも夏日が来たりします。そんな時にも億劫にならずに着物を着ることもできます。
また、コロナ禍との付き合いもまだしばらく続きそうです。気負わずに着物を着るということのためにも、コロナの時代に上質でコンパクトな装いはふさわしいと思います。

半幅は結び方の演出や、リバーシブル、向きを変えての結びなど、自由なアレンジも楽しめます。着る人の創造力も磨かれます。

上質の半幅帯が、着物を着ることのハードルを下げ、でも質は落とさずに、、できればよいと思います。
これから着物を着たいと思っている方にもよいと思います。

■蒸し暑い時期にも気軽に涼しく着物を着ることができる。
■体調の悪い時、五十肩などの時にも締めやすい。
■洋服の方ばかりの中でも、目立ちすぎず軽やかに装える。
■結び方次第で様々に装いを演出できる。
■旅行の時にも楽な着こなしや、荷物を少なくできる。
■高齢になっても気負わず楽に、でもくだけ過ぎずに着ることができる。
■素材の上質なものであれば、洗い張りしながら一生使える。

是非、説明会にて実際の糸、色などもご覧頂きたく思います。
完成は21年5月を予定しています。
お申し込みをお待ちしています。→











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