ご注意下さい！

お得意様からご相談の電話がありました。
内容はというと昼間一本の電話がお得意様の家に掛かってきたのが始まりです。

『西川の方の○○ですが、お宅で使っているおふとんの件で・・』
『西川のダン・・ですか？』
『そうです。もうそろそろ中綿が寿命に来てるはずです。』
『今ならお宅にお伺いして１０００円で点検、中味の入れ替えができます。』
『ゆたかやさんからの依頼ですか？』
『西川の方です。』

そんなやりとりをし、訪問の日にちまで約束してしまった後、不審に思い当店に電話してきたといいます。

言葉巧みにに商品名や取引業者をお客様自らの口から聞き出し、訪問をするといった典型的な点検商法の手口の一つです。



切り口はさまざまで、羽毛ふとんの点検やアフターサービスの口実や無料クリーニング中などと電話でアポイントがあり、家庭訪問を受けるとふとんにダニが発生していますとか品質面で問題のある製品と決め付けられ、高額な商品の購入や修理を通常の５～６倍の金額で契約させられるといったものです。

今回の場合も電話で決して西川とは言っていません。
『方』などという濁した言葉を使います。
『方』は西川そのものを指しているのか、西川の方角からなのか分かりません。
とにかく逃げ道を作ったうえでアポイントしてきます。

もちろん、メーカーもこのような個別の訪問は一切しておりませんし、アンケート等のお客様情報は厳重に管理されている為、データの流出は間違ってもありません。
今回はダンクリニックの中味を入れ替えとのことですが、ダンクリニックの中味は入れ替えできません。

１０００円で入れ替えというのは高額商品を売りつける為に家へ上り込む一つのきっかけ作りに過ぎません。

寝具に限らず、このような訪問販売が横行していますのでお気をつけ下さい。