真綿はんてん・ポンチョ

表参道は２月に入っても土・日はおかげさまでまだまだ賑やかです。



そんな中、参拝のお客様がよく買っていかれる商品に、はんてんとポンチョがあります。



一昔前はお風呂上りにはお洒落なガウンをという方も多く、婚礼の付属品でもペアガウンを持っていかれる方がたくさんいましたが今では殆んどいません。

理由の一つとして住宅環境が変わりガウンなしでも暖かく過ごせるようになったということもありますが、一番の理由はその機能性だと思います。
日本のようにまだまだ畳文化が残っていて、家族団らんをこたつで過ごすというような場合、すその長いガウンは非常に不便です。
特に水仕事など家事を任されている女の方はちょっと袖をまくるという事もできません。

その点、ゆったりと羽織ることのできるはんてん・ポンチョはそんな問題も簡単に解決してくれます。
立ったり、座ったりしてもすそを踏むなんて事はありません。
見た目のおしゃれ感こそガウンに劣りますが、実に機能的にできています。
まさに日本人の知恵ですよね。



そんなはんてん・ポンチョなんですが実は若い世代の方にも大人気なんですよ。
若い方達は、はんてんも外着ファッションのひとつとして着こなしてしまうみたいです。
そして、柄もキャラクター物ではなく、日本古来の柄に人気が集中しています。

本日、浜松からお越しのご夫婦には真綿入りのポンチョをお買い上げいただきました。

『昨年は、はんてんをもらったから今年はポンチョにしますね。』
『毎年、ここへ寄るのを楽しみにしてるんですよ。』

とうれしいお言葉も頂きました。
たとえ、お世辞でもそんなこと言ってもらえるとホントうれしいですよね。



お買い上げの品は真綿入りということでお値段は少し張りますが、中綿が真綿（シルク）ということもあり薄手で軽くとても暖かです。
皆さんご存知のように真綿は綿の中でも天然で最高の品質とされていて現在でも大変貴重な素材と認められています。
そして、真綿を一枚一枚広げていく、手引きという工程の為、お値段はどうしても普通の者に比べ高めになってしまいますが、お値段以上の価値はあると思います。

まだまだ寒い日が続いていますが、真綿のはんてん・ポンチョががあれば暖かく過ごしていただけるかと思います。

お買い上げありがとうございました。