『寝具のゆたかや』 店主のきまぐれ日記

お届けするのは快適な眠りです。

豊川市西本町25番地
TEL 0533-86-2894

打ち直し

2009年02月25日 | 打ち直し
ふとんの打ち直しをという声がちらほら出始めました。

そして、掛ふとんに関しては羽毛ふとんをお使いになっているお客様が非常に多い中、敷ふとんはやっぱりめん綿の敷ふとんをというお客様が最近増えています。

一時期はとにかく軽い敷ふとんをということで羊毛、キャメル、その他の硬綿敷ふとんをお求めになる方が7~8割を占め、めん綿の敷ふとんの需要が低迷していた時下がありましたが最近は逆転しそうな勢いです。
その理由の一つが打ち直し(再生利用)ができるということです。

羊毛敷ふとんを代表とするはこれらの敷ふとんは非常に軽いんですが、使用しているうちにペッタンコになってしまいます。
もちろん、めん綿の敷ふとんでもペチャンコになるのは防げませんが、大きな違いは干せばふっくらとするということです。
羊毛ふとんなどは繊維の構造上無理があります。
また、めん綿のように再生利用することはできず、基本的には3~4年で使い捨てとなります。
そして、ペチャンコになりにくい中芯の入った硬綿敷ふとんの場合は、ふとんが跳ねてしまい干すのも一苦労という欠点があります。

そこで見直されてきているのがめん綿の敷ふとんです。
エコが騒がれている現在、打ち直し(再生利用)ができ、厚さや目方、サイズも自由の利くというのは本当にありがたいですよね。
羽毛ふとんの普及で使わなくなった掛ふとんを敷ふとんや座布団、コタツふとんに仕立て替えるなんてことも、めん綿ならおちゃのこさいさい、簡単にできます。

ただ、それぞれに一長一短はあるんですけどね。

私自身も昔、母親に干してもらった太陽の光を一杯に浴びたおふとんの寝心地はなんとも言えず、今でも忘れてませんからね。
(現在はダンクリニックを使ってますけど・・・)



上の写真は本日お預かりした同じお客様の敷ふとんの綿です。
写真でも分かるように、わたの色、質が全く違います。
上のものは先代からのものだそうで、下のはまだ新しい物です。

このお客様は以前、他の布団やさんに出したところ、良い綿も悪い綿も一緒に打ち直しされてしまった経験があるそうで、くれぐれも綿が混ざらないようにとの要望でした。
当店ではお預かりした綿を一軒一軒個別に管理し、例え同じお客様の綿でも一緒に混ぜてしまうという事はありませんのでご安心下さい。
例外としてお座布団などは均一感を出す為に打ち混ぜを行う事もありますが、基本的には綿の品質が著しく違う場合は別々に綿打ちを行っています。

もちろん出来上がりにはそれなりの差が出ることをお客様に了解して頂いた上でですけどね。

今なら、お預かりしてから約1週間で納品が可能です。
そろそろ、おふとんのお手入れをしてみませんか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする