ワカメと銭婆との喜怒哀楽

年式'00のビーグル犬ワカメと'51の妖怪!銭婆が俺を困らせ悩ませる 痛快娯楽な毎日

頭を下げた 母ちゃん

2009-12-15 04:29:03 | ウチの母ちゃん
きのう、会社の終業のベルが鳴る2分前に 母ちゃんからオイラの携帯に電話をよこしました。 またかよ(*_*)
  

こないだ たて続けに 仕事が終わる直前に電話が かかってきて

オイラが怒ったところ、母ちゃんトコの時計の針が 少し進んでいた事が判明、

母ちゃんの家の時計の針を 直したはずなのに なぜ?

そしたら 母ちゃんは 「 おっ! ホンマや! まだ 五時になっとらん…! 」



何だよ 時計を直したのに 時計見てないんかい!

また前と同じ事言って 「 ほな 少ししたら また掛け直そうか? 」

「 もう いいよ! なに? 」 と言うと、 「 キノコ貰ったから どうかと思ってさ… 」



帰り道 母ちゃんの家に寄りました。 雨の降る中、家の前に車を止めて

エンジンを掛けたまま 車から降りますと、すぐに 母ちゃんが 玄関を開けて レジ袋をぶら下げて出てきました。


「 これなんやけど 食べるやろ? 」  

オイラは銭婆と二人暮らしなので、 そんなに多くは 要りません

その量に ちょうどいい位の キノコが入ってました。


雨が降って、母ちゃんが玄関から出てきてるので オイラは ひったくる様に 袋を取って

エンジンの 掛かったままのワカメ号に乗って 「 ありがとね! 助かったよ! 」 って言って

ウィンドウを 上げようとしたら、 母ちゃんは 一歩出てきて 

「 7日の日は お前の誕生日やったけど、金が無くて 何も 買ってやれんかった。

誕生日を 忘れていた訳じゃあ無かったんや… ごめんね、 」



母ちゃんは 普段、「 ごめんね、」 という言い方はしません、

「 すまんね!」 とか 「 悪かったね、」 と言います。 この 「 ごめんね、」と いう言い方に

すぐに 母ちゃんの 特別の 気持ちが込められていたと思いました。


「 何言ってん! んなもん 気にしなくても いいってば! 」 と言って、ウィンドウを閉めて

ワカメ号を 発信させました。 そこから家に着くまでの少々の時間、 何だか胸に熱いものを感じました。



「 ごめんね、」 という言葉は、ホントは 親に 楽をさせられない オイラが云うべき言葉だと思います。


冷たい雨は 夜になって雪に変わり、一面を銀世界に変えていました。





新潟に 遅い初雪が降りました。







「 外は 雪でも部屋の中は ポッカポカ 」
コメント (24)
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