母ちゃんが亡くなって、ブログを作る気にもなりませんでしたが
気が付いたらかなり日数が経ってしまい、忙しい毎日が続きいい加減に記憶も怪しくなってきまして
これはブログ日記を作らねばと奮起して頑張ります
書くとダラダラと長くなりますので何回かに分けて小出しにはなりますがよろしくお願いします。
8月に入って気温も上がり、母ちゃんに持ってく仏壇の花がすぐに枯れてしまうので
今まで月二回持って行った花を何回も持って行きました。
お盆が終わりお盆前の花も痛んだだろうと17日にまた花とお供えのブドウとモモも持って行き喜ばれました
5~6年前に母ちゃんの近所から いただいたシキミの苗を庭に植えていたのですが
なかなか大きくならず今回初めて、切って母ちゃんちに持って行く事にしました
虫の知らせなのか、この時どうしてもシキミを持って行かねばと思ったんですよ
やっと1mくらいに成長しました。
以前、母ちゃんから このシキミの苗がどれだけ大きくなったか何度か聞かれた事がありまして
本当はもう少し葉っぱが繁ってから良いところを選んで切って持って行きたかったのですが
何故か、『 今、持って行ってやりたい 』と思い
母ちゃん念願のシキミの初出荷です!
母ちゃん喜ぶかな~、と思い翌日の月曜日の通勤途中に仏花と果物と一緒に届けます。
翌朝に行くのは 行くと変な事を頼まれたり、話を聞くのが億劫だから忙しいフリして出勤前に行くのです^^;
母ちゃんは「 この木、まだ小さいんやろ可哀想に 」と言ってましたが少し嬉しそうでした。
その時母ちゃんは、「 ちょっと具合悪い 」と言ってましたが
今まで「 具合悪い 」とか「 神経痛で足が痛い 」など毎回言ってましたのでオイラは「 またか 」と思った程度で
「 調子悪かったら電話してくれ 」と言うと、「 そんな事言ったってお前は嫌な顔するやろ 」と、返されてしましました
ああ、こないだ「 テレビが点かない 」と電話が来て行ってみたら
自分で直そうとコンセントのコードをハサミで切ってたので
「 解らないのに勝手なことをするなよー!」と怒ってしまいました
それから電話するのが億劫になってたのでしょう、 その時のブログ
「 具合悪い時は特別だから電話しなきゃだからね 」と言って会社にいきました
翌日の夕方、一応気になるので カロリーメイトやアクエリアス、総菜など買って母ちゃんちに行きました
母ちゃんは昼間体調が良くなったので自転車に乗って高齢者の風呂場に行って
その帰りに自転車で2回も転んだとの事で よく骨も折らずに来れたなと感心しましたが風呂に入ったら
また具合が悪くなってきたと言ってましたので
「 もう、外に出ないで家にいてくれ 」と頼んで家に帰ります
水曜日の朝、母ちゃんに電話すると、まだ調子が悪いと言ってます。
「 医者に連れていこうか?」と言うと「 自分で行くからいい 」と断られました
「 夕方また行くから欲しいものは無い?」と言うと、「 みかんが食べたいかなぁ 」というので
「 みかんって今どきあるん?」というと、「 ああ、ミカンじゃなくてオレンジみたいなもんでもええ 」
というので そのつもりでいたら仕事が終わるちょっと前に電話が来て
「 ミカンはもうええわ、欲しいもの言うから紙に買いとき 」とリクエストされます
「 今なぁ、スイカが食べたくて仕方ないん、リンゴも買ってきてくれんか?それにおかゆとジュースのなっちゃん、リンゴとオレンジが2本づつ 」
「 はいはい、わかりましたよ^^ でもスイカは切ったりも大変だから カップに入ったブロック状のやつがいいじゃね?」
「 せやせや、それならゴミも出んからなぁ 」
言われたものと、他に総菜など買って持って行くと
「 ありがとさん、金使ったやろ、少し出そか? 」というので、「 いやいや大丈夫だから 」と言って帰りました
少し具合悪そうだけど 少ししたら良くなるかなと勝手に思いながらも
「 もし本当に調子悪くなったら電話して、本当に悪かったら救急車呼ばなきゃ駄目だからね 」と言って家に帰りました
これが最後だとは知らずに・・・
それから一週間経ち、毎月1日に母ちゃんちに行って花とお供え、それに生活費を渡すのですが
朝行く時、一応電話してから行きます。
しかし、電話しても出ないので 「 もしかして元気になって近所の人の畑でも手伝ってるのかな 」と思いながら行きました
市営住宅に到着すると いつものサッシが開いていて網戸だけが閉まっています
中からテレビの音が聞こえてますので テレビでも見てるのかなと思い網戸を開けると異臭とともに
ベッドでうつ伏せになって死でいる母ちゃんの姿が目に入りました
「 ああ、やっちまった!」と思いました
25日から丸まる一週間、放っておいた自分のせいだ、
多分、25日の翌日あたりに亡くなってしまったのだろうと予想しました
夏のせいもあり、痛み方が半端じゃなく うつ伏せ状態になって、見える下半分が紫色になって
顔も直視出来る状態ではなかったのです
死んでいるのは分っているはずなのに 「 母ちゃん、母ちゃん!」と、身体を揺さぶりますが反応がある訳がありません
もう、呆然として、頭が真っ白になってしましました。
少しして、シッカリしなきゃと思い、まずは119番に電話します。
状況を報告するとすぐに行きますと言われました。 その後 銭婆さんと会社に電話しました
消防の人がきて 機材を当てて何かしてます。「 一応 事件性も考慮しますのですぐに警察も鑑識にきますので」と言ってる間に刑事が二人やってきました
オイラは隣の台所で待ってる様にと言われ 部屋を遮断されました。
銭婆さんもやってきて 二人で台所で待っていました。
隣の部屋が少し開いて 刑事のひとが「 大変かもしれませんが顔の確認をお願い出来ますか 」と言われオイラだけ
ベッドに寝かされた母ちゃんの顔を見にいきました。
間違いなく母ちゃんではありますが あまりにも変わってしまった姿に また自分のあさはかさを悔やみます
「 我々の仕事はこれで終わりです。あとは葬儀屋さんに連絡してこれからの予定を立てて下さい 」と言われ 帰って行きました。
警察の検視が終わって帰られた後、
葬儀屋さんは何処にしよう、何も解らないながら一旦家に帰り 近くて安くて評判の良い JAの葬儀屋さんに電話します。
葬儀屋さんを待っている間に銭婆さんが
「 棺桶は玄関から出し入れするだろうからまず玄関を整理しなきゃ駄目でしょう 」と、こんな時には役に立つ銭婆さんです。
二人で台所の狭い通路を一生懸命整理して片付けました。
葬儀屋さんはすぐに来てくれて 母ちゃんを綺麗に整えてくれました。
まったく、頭が下がります 仕事とはいえ、大変だろうなと心から感謝します
葬儀屋さんとこれからの事を相談します
オイラは 一刻も早く火葬してあげたいからそのようにお願いしました
枕業も通夜もいらない、これ以上 遺体を腐らせたくない思いです
火葬するためには市役所とか色々と手続きしなければならないので翌日の二時に火葬場の予約をしました。
それまで火葬場にある冷蔵庫に棺桶を保管して貰う事に
部屋に棺桶を持って入る時、銭婆さんのおかげで無事に外から入れる事が出来ました
下駄箱の上にはオイラと銭婆さんが作った四つ葉の置物がホコリを被っても飾られてます。
母ちゃんは下駄箱の他の置き物はすぐに取り替えるのに、これだけ捨てずに置いてありました。
これを持って行った時の母ちゃん、「 ほー、よく出来とるなぁ 」
と、喜んでくれたっけ、
ビニールで包まれて、棺桶に入った母ちゃん、
「 最後にお顔を見られますか? 」と言われましたが
この先も自分のあさはかさに落ち込みそうでトラウマになりそうな気がして顔は見れませんでした
「 それでは蓋をして、テープで目張りをしますね 」と言われて蓋をしてテープで目張りをされました
そのまま、玄関を通って 霊柩車に母ちゃんの棺桶を入れます。
「 このご遺体を火葬場の冷蔵庫に入れておきますので 翌朝11時まで書類を集めてウチまで来て下さい」
火葬は二時に予約を取ってありますので急いでくださいね、
と言われて、葬儀屋さんと別れます。
オイラ達は一旦、家に掃除道具を取りに行ってまた掃除しにきました。
それからまた掃除、銭婆さんは片っ端から物をゴミ袋に詰め込みます。
もしオイラだけだったら、そこにあるもの 涙しながら一つひとつ見て進まなかったでしょう
銭婆さんの 「 ここにあるもの全部捨てる!」と言う意気込みがあったからこそ
凄いスピードで作業が進んだのでしょうが、その時は、見ている暇すら無かったので唖然としましたが
今思うと、銭婆さんには感謝するしかありません、
とにかく目まぐるしい一日でした。
一日があっという間に過ぎたような、凄く長かった様な、
まだ頭の中は母ちゃんが死んだという事自体、不思議で嘘の様です。
いつも ここを「 コンコン 」って叩くとカーテンがシャー!って開いて母ちゃんが出て来たっけ
9月1日の長く短く忙しい一日でした。
次回に続きます。
コメント蘭は開いてますが 今回まだご返事はご勘弁を