ネバール君の ゴリラ、
メインのゴリラのフロントフォークを オーバーホールすべく 師匠の家に行く事にしました。
最初は軽トラで行くと言ってましたが 荷物が満載で このまま行けないというので
ゴリラ二号機で行く事に、
しかしこのゴリラも調子悪くて上手く走らないとの事
まぁ、仕方ないか、 一号ゴリラのフロントフォークを新聞で包みキャリアに積んで出発です。
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「 あれ? エンジンがかからないよ・・・ 」
見たら、ガソリンコックがオフになってました。
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「 毎回オマエは何やってんだよー 」 と、怒られながらコックをオンにするネバール君
まさかとは思いますが 一応ガソリンタンクのキャップを開けて 中を覗いてみると・・・
「 ガソリンが全然入ってない!」 って、想像通りの展開に、
「 オメーのバイクにガソリンが入ってる事ってないんじゃないの?」 と、またオイラに怒られるネバール君、
修理中のゴリラからガソリンを 1リッター程抜いてきて 二号ゴリラに入れました。
「 これで大丈夫ら^^ 」 と言うネバール君ではありますが オイラならガソリンをもっと沢山入れるぞ、
コックを予備にして キックすると、 何とかエンジンが掛かりました^^;
先に走らせて後ろから付いて行くと・・・
モロに調子悪そう、 最高速が30キロちょいしかでない上、 今にも止まりそうな感じです(-_-;)
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しかも 煙がモクモク出てますしぃ^^;
5分も走らないうちに ネバール君のゴリラが 止まってしまいました。
「 うわ、どうしよう!」 と、困ったネバール君でしたが
多分前回と同じで ガソリンタンクのキャップの空気穴が詰まっててガソリンが下まで落ちないのだろうと
キャップを開けてまたフタして キックすると エンジンがかかった。。。
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前方に見えるほんのちょっとの坂が迫って来てますが! さぁどうする!
パワーのないポンコツゴリラは この緩いこう配も ギヤを二つ落としてやっと登れました^^;
それでも、あれだけ出ていた煙幕の様な煙も ほぼ出なくなって、多少調子良くなってきてる気がします。
とか言っても 最高速は40キロ出るか出ないか?
って、感じで オイラのチューニングモンキーがこの速度に合わせて走るのが大変なのですよ、
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「 大変だよー、つらいよー!」 もう少しの辛抱だから我慢しろ!
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何とか師匠宅に到着、 オイラはもう先に来て待ってました^^;
着くなり 「 調子悪いから早く直して!」 と、会うなり師匠に駄々っ子攻撃を連発して
二日酔いの師匠を困らせてます
この日、二日酔いで具合悪い上 先ほど起きた時に 胸から背中にかけて激痛が走って
動くのを嫌がる師匠であります
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「 今は気持ち悪くて出来ないよー、後にしようよぉ 」
と、言ってるのに ネバール君は?
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「 ささ、そうんなワガママ言わず、チャチャチャって、直してよ 」
と、どちらがワガママなのか分からない様な会話が続き、
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「 今回は点火時期とバルブクリアランスを合わせてお終いだからな 」
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「 たったそれだけ? キャブとかポイントの状態とかも調べて欲しいよな 」
タバコをプカプカ吸いながら、デカい態度で勝手な事を要求するネバール君、
と、 師匠が突然
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「 痛たたたたたたた 」 と、胸を押さえて痛がる師匠
朝起きてから痛いという胸の痛みがまたきて 苦しがってますが
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「 そんな事より 早く直してくんないかなぁ 」
と、マイペースを崩さないネバール君であります。
師匠の突然の胸の痛み、昔から 年に一度くらいあるそうで これは一体何なのか本人も解らないそうです。
すぐに復帰した師匠でありますが
「 こんな時に良い薬があるんだよ 」 と言って持って来たものは・・・
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それって、ビールじゃん(+_+)
そういうオチがあるとは思いませんでしたよ(+_+)
しかもまだ9時になったばかりだしぃ
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ビール飲んで 本当に元気になった師匠であります
作業するまで かなり時間が経ちましたが 作業自体は何て事ない感じで終了
無頓着な」ねばーる君、「 じゃぁ、今度は持ってきたフロントフォークのオーバーホールして頂戴 」
って、新聞に包まれた部品を指差して笑ってます^^;
「 もう、暑いから嫌だっ! それよか早く試乗しろよー 」 と、喝を入れられて渋々ゴリラを外に出しました。
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エンジンかけると さっきとは音が全然違う感じ
「 何か調子良さそうじゃん 」 というと、「 そうだな 」 と言ってギアをローに入れて発進して行きました
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さっき来た時と比べると全然違う感じ
もっと走ってくればいいのにすぐに戻ってきたネバール君、
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「 うんうん、いい感じかも、とても良くなったよ 」
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「 今度はオメーのノーマルモンキーと勝負らな!」
と言って、 また小屋の中にゴリラを入れると ゴリラの通った後から
ガソリンが漏れて落ちた痕がポタポタとついていました^^;
「 はい、それは自分で直して頂戴ね!」 と言われて
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ネバール君、渋々キャブの掃除を始めました^^
この後、オイラは先に帰ってきたので良く分らないのですが
ガソリン漏らしてきて 帰りのガソリンは足りたのでしょうか(^。^)
「 この暑いのに ちっこいバイクイジって何が楽しいのかねぇ 」
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「 暑い日は扇風機に当たって寝てるのが一番よね 」
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「 それにしても早く涼しくならないかな~ 」