「お大師様が家にあるんやけど大変やけん。どうにかしたい。預かってもらえますか?」「仏壇は守るけど仏様は処分したい。」「私たちは信仰心ないから捨てたい」
様々なお電話をいただきます。
うちのお寺は「大変ですね。預かりましょう。」と直ぐには預からず「もう少しお様子をみてはどうですか?一族を守ってくれた仏様ですよ。」と提案させて貰ってそれで施主さんが元気なうちは家でお祀りしていただき。
どうしても無理と言うとには預かったり。ハッケンと言って仏の世界へ魂はお帰りしていただくんです。
昨年は色々とタイミングがわかなかったご相談の方が「もう、お墓にいれたんでいいです。」と事後報告をいただきました。
何か申し訳ないです。でも大切な仏様だからですよね。
家に仏様があるのも、その家の歴史の一部です。
仏壇もその家の歴史です。
「うちは小さな家だから田舎の仏壇は大きすぎるから捨てます。「」
と言うお話をよく聞きます。
わたしは「全て捨てないで中の阿彌陀さんは捨てないでよー。」というと。
「先生、煤で汚れてきたねぇーでー。新しいのがいいんじゃねぇのかなあ?」と言うんで
「いやいや、ご先祖さまが自分のことや子孫の事を拝みこんだ阿彌陀さんじゃないの!よかったら塗り直しもできるのよ。ここまで拝みこむのに何代?何人のご先祖様が家族や子孫を守ってくるまでの苦しみを阿彌陀山さんから救っていただいてるよ。あなたのお母さんも貴女のためにいても、お参りしてゴマをかきよったよー。お百度もふみよったよー。」
とお話しさせてもらいます。
親の背中を見て育つ。
何も言わなくても伝わる。なんて無い気がします。
信仰の続いてるご家庭は御両親が信仰の大切さや一族の歴史をつどつどに小さな時から伝えています。
その一族にとって何が大切なのか。昔はうるさい親戚の長老が居て家に聞きに行かなくても実家や本家に来ては昔話をお茶飲みながらしてくれてた。
そんな人が減ってます。
元気な高齢者は忙しい。75歳くらいまで働きます。
と思ったら家でゆっくりするまもなくデーサービスにいきはじめたり。
退職後ゆっくりお寺参りの方はこのご時世少ないんですよね。
長生きする時代ですが生活のスピードが早い。
ゆっくりする事ができにくい時代なのかなあ?
格差もあるけど。
普通の家庭の方はある程度の、年齢まで働きますよね。
うちの母も70過ぎても働いてますもんね。
ありがたい🙏
お寺は老僧といって元気であれば90過ぎても現役です🎵おじいちゃんもそうでした。
親の背中見て育つ。は難しいので仏様がありがたい。家に仏様がきた背景や歴史を伝えてくださいませ。
また「墓しまい!墓しまい!」言わずに家にお墓があって守ってくれる子孫が居るならシマツしないで下さい。
仏様があると大変。
なにが大変なんやろ。
ありがたいやん。
とわたしは思うけど。
「私たちが死んだら子供に迷惑メールかけるから」
もっと自信をもって伝えてください。
それでもダメなら伝わらなければそれは、それで良いとおもいます。
「迷惑かけたくない」それは、私のなかにもあります。
でもそれは、親としての思いであって。
子供としては「迷惑かけられても親には長生きして欲しい」と思いますもんね。
話しはもどって連休はコロナ禍でステイホームする方が多いとおもいます。
少し自分の一族について子供さんやお孫さんや甥子さんや姪子さんに語り継いで下さい。
「うちは、たいそうな家で無いから話しも無いもんなー。」と言われますが、そんなことは無いですよね。
その家族にも凄い事があり今に命が続いてるんですよね。
今に命が続いた事に自分に続いた事に感謝しましょう。
なんでも、かんでも断捨離は意味が無いですよね。
なんでこんな話をするか?と言うと今日の夢で境内におびただしい数の古いお人形が捨てられてる夢を見ました。怖い…😱ポポちゃんとか市松人形。
汚れたポポちゃんやお人形は怖いですよ。
よく勝手に捨てられるんです。
それこそ呪われずそ!!呪ってやるぞ!!みたいなお人形たち居ますよ。
お人形捨てれないなら、お人形供養できますので。
申し込んで下さい。
不法投棄しないで下さい。
本当に困ります。
家の親族だと父方の父方も父方の母方も本家の家はなくなりました。
小さな時に父方の祖母の実家に何度か言ったんですが本当に大きなお家でお墓は森の中にありました。
桑畑を通って杉山を抜けてと言うか杉山を進んだところに一族のお墓はありました。
安らかに眠れる場所だなあー。と小学生ながらに思ったんですよね😃
私はどちらのご先祖様のお参りも毎月お寺からさせていただいてます。
それは、あったことの無い○○じいーさん。や○○バーアさん。の話を祖母や父や叔母から聞いて身近に感じてるからです。それも何度も繰り返し。
「もう覚えてるよー。言わんでも」それくらい言わんとダメなんやとおもいます。
しかも悪いとこもとこも笑い話とか(笑笑)
なにがともあれ。
ありがたいですよ。