遠方の信者さんEさん。
お母さんを介護してらっしゃいます。
ほぼ毎日電話でやり取りをさせていただいてますが。
コロナ対策で病室には入れなくて心配。
とのお話し。
会えないのに本人さんが寝たきりだと尚更心配ですよね。
意志疎通がまったく出来ないお母様。
でも娘さんが『かあさーん。きたよー。どうしてた。』と言ったらバッと目を開けたとのこと。
やはり、日に二回来てた娘の声が聞こえないって不安な日々だったことと思います。
娘さんはいつも、マッサージの先生なのです。
『毎日マッサージをしてあげれてたのができんからね。
どうしたらいいんやろ?
でも、いつかは会えるけん。それまで死なないでほしい。』
との会話のあとに
『でも、お別れはいつくるかわからんもんね。』
『そうよね。私が、母さんより先に行くかもしれんし。先生ストレスためんでよ。先生がコテって行くかもしれんしね。』
『そうよね。お釈迦様も人間界から佛様の世界へいかれたし。お大師様も人間界から佛様の世界へ進まれて私達をみてくれてるもんね。私も一秒先のことはわからんもんね。』
しんみりではなく、皆で一度は通る道やもんね。と言った感じでの会話です。
先日、扁桃腺で寝込んだ時にとても心配してくれて
『先生が元気になるように祈願ロウソク一本焚いてください。無理せんでね。』
といってくださる優しいEさん。
昨日は私も入院中の叔母に会えてない心配な気持ちとお母様を入院中で会えない同士で『コロナどうなるんやろね。』
『でも、病室にいる方が安心かもね。コロナにしても私たちは毎日車の運転したり危険と隣り合わせだもんね。』
とアハハハと最後は締め括りました。
Eさんは遠方なのでお電話でのご相談や御祈願、御供養をされます。
いつも必死で生きてるなあ。と伝わります。
私の心配までしてくださってありがたいです。
今日はお山は、雨が激しいです。朝早く36度廻りのMさんは修行されてました。
凄いなMさんもご家族の為に修行を積んでます。
長く御修行を積んでる方は自分の為じゃ無い方が多いです。
家族の為が多いですね。
将に菩薩行です。
家族の為に御先祖供養をされたり。
自分の為でなく人のために祈ることは佛様へ近づく修行をしてるのと同じです。
神護寺を中興した祖父は弟の病の為に僧侶になりました。
涅槃像も戦争犠牲者の追悼と世界平和への祈りを込めて作られました。
でも祖父の素晴らしい所は涅槃像前でお百度を踏めるようにしてくれたところです。
供養と修行の場を一緒にした。
いまでも涅槃像様は生きてる人の悩みも救う場であり続けてます。
家族や御先祖さまのお参りをできるのは日本が戦争をしてないからです。でもまだまだ世界では戦争がおきてます。
自分のお願いと共に世界平和を祈り続けてください。
祈りつづけましょ。
平和な世の中でなければお百度さえも自由のできなくなりますよね。
そう思うと先の戦争で犠牲になられた方々の供養は絶対に続けないといけないなあ。
と心から思うばかりです。
自分が戦争にいくことで自分の愛する人々を守ろうとして亡くなられた尊い方々御供養は大切です。
お寺とはそんな方々の集うところでありますよね。