人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記す
  

祭&祀 【10】

2018年04月25日 00時02分04秒 | 日記

 ノロは世襲制で、ノロ殿内(ヌンドゥンチ)の家系から出る

各地域を統治している、按司(国衆)の肉親(妻・姉妹)がなる

 

この背景には「オナリ神」信仰に由来していると考えられている

 

新たなノロが就任にする時は

王府より任命、認証、儀礼があった

ノロは原則、終生職である

 

ノロは三代後、祖母から孫娘に霊威である、セジ(霊力)が

引き継がれると考えられている

 

ノロには決まった服装はないが

着流しの白装束であることが多く

 

頭には草を編んだ冠、神カンムリなどの

草装などが見られ

 

そうした異形の草束は

神が、ノロに憑依する事を意味している

また勾玉・金の簪も身に着けている

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祭&祀 【9】

2018年04月20日 00時02分09秒 | 日記

 ノロは信仰における、司祭、神官、巫で

地域の祭り(祭祀)を司り、御嶽(拝所)管理する

 

沖縄の信仰は

アニミズムと祖霊信仰を基本とするもので

 

海の彼方のニライ カナイと

天上のオボッカグラの他界概念を想定し

 

これらの他界に、ティダ神(太陽神)を始めとする

多数の神が存在すると考え

 

肉親の魂も死後に、ニライ カナイに渡って

肉親を守護神と成り人々を災難から

守護すると考えられている

 

宗教概念上、ノロは神々と交信することが出来

祭祀を司る時、その身に神を憑依し

 

神、そのものに成ると考えられ

そのため ノロは神人とも呼ばれている

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祭&祀 【8】

2018年04月15日 00時02分10秒 | 日記

  第二尚氏王統三代尚真王(1477~1526年)の治世

地方の按司(国衆)を首里に移住させ、武器を取り上げ

中央集権化体制化した

 

その時各地域に、以前からあった、拝所、祭祀、神事を

整理し「ノロ」の組織を、中央集権的に階層化し

「ノロ】と言う呼称、その時に神職の正式に名称として制定した

 

地域全体の「ノロ」を総括する

三人の大阿母志良礼(オオアムシラレ)

その上に、聞得大君をおいて琉球全土の「ノロ」、

神職の頂点に立つ存在である

 

聞得大君は、国王を守護し豊穣をもたらす「オナリ神」であり

初代聞得大君は尚真王の妹である

 

尚真王は政治を、中央集権体制化し

神職、祭祀制度を制定し階層化し

祭政一致の政策を行い、王権を盤石の基にした

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祭&祀 【7】

2018年04月10日 00時02分08秒 | 日記

 沖縄の全ての女性は、霊力があり

オナリ神に成ると信じられ

 

男は政治を行い、女が神に仕え、男を霊的に守護し、

祭と祀を司り、神託を受け、霊的に指導するという

 

祭政一致体制が行われ

沖縄の国においては、地方の村落から国の政治まで行われた

 

村落の最も古い宗家(ニヤ)の主人はニーッチュ(根人)と呼ばれ

その姉妹はニーガン(根神)と呼ばれ

村落の祭りの中心的な役割を果たし

 

さらに地方の領地を統治する、按司(国衆)の姉妹は

その領地の全ての神事、祭りの祭司である、ノロ(神女)と成る

 

オナリ神の持つ霊的守護力の概念が

兄弟から家族、家族から村落、村落から地域

地域から国へと拡張して行く

 

「エケリ」の琉球国王と、妹である最高位のノロ

聞得大君の「オナリ」は、強固な関係で結ばれて

琉球国を統治した

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祭&祀 【6】

2018年04月05日 08時03分44秒 | 日記

 オナリ信仰

オナリとは、ウナイ(姉妹)の意味で

ウナイ(姉妹)が、兄弟(エケリ・イキガ)を霊的に守護する考え

 

ウナイの霊力を信じる、オナリ神を信仰する、沖縄の信仰である

 

兄弟の守護者として、女性を神格化し

兄弟がいる、全ての女性は、オナリ神と成ると信じられ

 

沖縄の女性は一般的に霊力が強いと考えられ

祭を執り行う、「ノロ」やシャーマンである「ユタ」も女性である

 

オナリ神信仰は、沖縄宗教の基本概念の一つである

「おもろさうし」の中でも、オナリ神を詠った

おもろ謠が、多く見られる

 

この信仰から、イキガ(男)が漁や船旅に行くときには

ウナイ(妹)の髪の毛や手拭を、お守りとして貰う風習があった

 

この思想が、琉球王国の祭政一致の

基盤を作ったと考えられている

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祭&祀 【5】

2018年04月01日 00時00分50秒 | 日記

 沖縄の祭と祀は、何時のころから、祭と祀が行われたか

史料が皆無であるため、明確に知られていないが

 

自然発生的に、生まれたと考えられて

七世紀頃には原型が出来たと考えられている

 

沖縄の固有の信仰は、祖霊神・祖先崇拝・ヒヌカン(火神)

ニライ カナイ・オナイ神・セジなど

そして万物有霊などがある

 

祭り(祭祀)を行う、場所は、ウガンジュ(拝所)、グスク(城跡)

カー(泉・川)などに、神が降臨する、聖地を総称して

御嶽(うたき)呼ぶ

 

御嶽には、「イベ」あるいは「イビ石」と言う石碑があるが

神が降臨する依り代であり、御神体ではない

 

御嶽信仰は、祖霊神・祖先崇拝が元と考えられ

村落には、必ず御嶽が存在し、祭祀・神事は

神職者のノロ(神女)が執り行う

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