人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記す
  

伊是名島の祭&祀【4】

2019年01月25日 00時00分54秒 | 日記

  歴史と伝説の島、伊是名は

琉球王朝第二尚氏始祖尚円王の生誕地として名高く

 

現在も往時の歴史を伝える

ゆかりの史跡、記念碑、文化財、関連施設が数多く残されている

 

尚円王の誕生屋敷跡に、生誕五百八十年を記念して

尚円王御庭公園が造られ、

 

園内近隣に尚円のゆかりの史跡が修復整備されている

誕生した時の、臍の緒を埋めたとされる

御臍所(みほそじょ)、産湯を汲んだスンジャガー(井戸)

 

尚円が金丸と名乗っていたころの

沖縄本島を指差す像が建立されている

 

伊是名城の麓に、上から七、五、三の奇数の階段の上に

立派な石門と風格のある墓、伊是名玉陵(たまうどぅん)がある

 

この墓に父母始め姉と、姉の子孫、親族が葬られている

それらの史跡、施設は、それぞれ拝所と成っている

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伊是名島の祭&祀【3】

2019年01月20日 00時01分17秒 | 日記

  伊是名に神聖で最高の御嶽(拝所)アハラ御嶽があり

この場所を聖域そして崇め大切にしている

 

アハラとは方言で、明るく照らすと言う意味で

伊是名島に最初に神が降臨した場所と言われている

 

アハラ御嶽から、海ギタラ、陸ギタラ、伊是名城が見下ろせる

ノロ(神女)がこの御嶽で五穀豊穣、航海安全など

祈願する祭祀が行われる

 

ノロは伊是名全体の祭祀に関わり

掟神が集落の祭祀を行っておる

 

諸見ムラにはユシガミ(女)、アガリズミ(男)と言う神人がいる

勢理客ムラの神人はアマイ(男)と、中田ムラのシナドン

伊是名ムラにはシドゥ(女)とウチガミ(男)の神人がいる

 

元々は二十人の神女がいたが時代と共に数が減り

1990年頃には十五人に、2000年には七人の神女となり

 

現在、伊是名島のノロは、島外に在住し、掟神は不在である

島の祭祀、神事には参加していないと言う ?

 

そのためムラの代表者、神人によって祭祀、祭りごとは行われている

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伊是名島の祭&祀【2】

2019年01月15日 00時02分10秒 | 日記

  伊是名には沖縄本島では時代と共に伝統祭祀は失われつつあるが

伊是名では大切に守られて、多くの拝所があり

島全体で祭礼、神事が行われている

 

伊是名島でもっとも神聖で最高位の

アハラ御嶽(拝所)があり聖域として崇められ

五穀豊穣、航海安全など祈願する祭祀が行われている

 

また中田・勢理客・諸見・内花・伊是名の五つの集落がある

内花ムラ以外に神アサギ(拝所)がある

 

伊是名の神アサギは、伝統的な茅葺き形式で四本か八本の柱で

軒が極端に低く壁も床も無く十畳ほどの土間である

 

祭祀の時は藁など敷きその上にむしろを敷いて

香炉を置いて神坐を造り線香を立てて神々を迎えて

ノロが(神女)が祭祀を執り行う

 

祭祀は、各自の集落ごとに

麦穂祭、ウンジャミ、ウマチ、シヌグ、イルチャヨーなど

 

神アサギまたは祭祀に関わる拝所で

年中行事として行われる

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伊是名島の祭&祀【1】

2019年01月10日 00時31分41秒 | 日記

 伊是名島は、沖縄本島西側約30㎞、伊部屋の南約5㎞に位置し

面積15.42㌔㎡、周囲約16㎞、人口1481人

 

具志川島・屋那覇島・降神島・伊是名島と

四島から伊是名村と成っている

伊是名島を除く他の島は起伏の少ない降起サンゴ礁の島である

 

伊是名島は中央に、120mから130mの南北に山地で

集落は海岸沿いにあり、南に伊是名ムラ、西に勢理客ムラ

東に諸見ムラ、中田ムラ、北に内花ムラの

五つの集落から伊是名村と成っている

 

集落の屋敷は、サンゴの石垣と緑の福木に囲まれ

赤瓦の民家が立ち並んで、沖縄の原風景が残っている

 

伊是名島は現在でも

祭祀、神事伝統行事は旧暦に合わせて

生活とともに大切に守られている

 

歴史と伝説の島と言われている

伊是名島は第二尚氏始祖尚円王の生誕の地として

 

全島に知られ往年の歴史を伝える

遺跡、石碑、文化財などが、数多く島内に点在している

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伊平屋島の祭&祀【6】

2019年01月05日 00時00分41秒 | 日記

  伊平屋島は「てるしの」の島とも言われている


「てる」は太陽、「しの」は照り輝いて美しい、聖なるものの意味で


「てるしの」は太陽神を表す古語であるとされている

 


江戸時代の、国学者藤井貞幹の著書「衝口発」(1787年)の中で


神武天皇は琉球国の恵平屋(伊平屋)で誕生したと唱えた

 


同時代の学者本居宣長は「紺狂人」の著書で反論し


大論争が起きた事は有名なである

 


現在では、藤井説を肯定し是とする人は少ないが


この藤井説が根拠になった「クマヤ」と言う洞窟がある

 


クマヤとは、おきなわの方言で「隠れる」と言う意味である


藤井に感心を持つ民俗学者や宗教関係者が


多数の方が伊平屋島を訪れている

 


この洞窟は沖縄県の天然記念物に指定されている


クマヤ(洞窟)は高さ五m、広さ約二千㎡で、二室に分かれている

 


正面に社殿が創建され


毎年十二月に岩戸開きの祭祀が行われている

 


この社殿は、日本本土からの宗教関係者が


造ったものでそのため県外の参拝者が多いと言う

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謹賀新年

2019年01月01日 00時07分55秒 | 日記

     謹んで新春のお慶び申し上げます

  

   皆様には、素晴らしい一年と成りますように

       

      心からお祈り申し上げます

 

      今年もこのブログへの訪問お待ちしております

       

 

 

    今年も毎月 1日・5日・10日・15日・20日・25日に投稿予定しております

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