海山散歩人

古希を過ぎても、ライフスタイルは変わりようもなく、ジタバタしながら生きている高齢極楽トンボのブログです。

さらばマイ隠れ家

2014-12-03 | 日記・雑感
3年ほど前に隠れ家が欲しくて手に入れたワンルーム

あの頃、一人になりたいと思ったり、頭を整理する場所が欲しいと思ったり、
いつでも海が見えて、いつでも浜辺に出ることができたり、そんな
好きに使える空間に憧れて貯金を叩いて、海辺マンションのワンルームを購入した。

それにしても不思議である。 
定年退職して、第二の職場も退職して、これから海辺の時間が増えるだろうと思ったら、
隠れ家にはほとんど行かなくなったのである。

ワンルームであり、管理費も他の部屋に比べれば格安であるが、
使わなくなったセカンドハウスを持ち続けるほどの余力がある訳でもない。

手放すことを迷いながら、未練たっぷりで不動産屋に売却をお願いした。
仲介契約期間は3か月で、その間に売れなければ再契約するかどうか、再考しよう
などと優柔不断な仲介依頼をしていた。

最初に部屋を見に来た人が、価格が折り合わず購入を止めたときは
残念なような、ほっとしたような、複雑な心境だった。

もうすぐ3か月、売れなかったら暫く所有していよう、と思ったとたんに
買い手が付いてしまった。 希望価格は数十万円の値引きであったが、
その希望を断り売れなければそれでよしと少しほっとしていた。

皮肉なものである。そんなときはそれでも買いたいということになってしまう。
市場の原理から言って、当然契約が成立する。

そんなことで未練をかき消すように、片づけと掃除に邁進する。
この隠れ家ルームも、もうすぐ引き渡し


いい時間を与えてくれた空間であった。ここからの景色はこれが最後


もっと若ければ、まだ所有していたかもしれない、などと考えながらも
今回の判断は多分正解だろうと思う。 

自己実現は果たした。感傷を断ち切ろう!!

低気圧が居座っている。今日も大荒れの海でした。




コメント (2)
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