フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

福岡、大分 焼き物を訪ねて その2 ~全て手仕事「小鹿田焼」~

2017年06月30日 | 旅行

焼き物巡りの旅2日目は「小鹿田焼(おんたやき)」の里へ

小鹿田焼との出会いは2年前に湯布院を訪れた際にふと目に留まったポスターでした
ちょっとオシャレな雰囲気の雑貨や土産物を売っている店のウインドウに貼られていたポスターに

「小鹿田焼」

と、書いてあったのです

最初、この読み方が分からなくて
「こしかだやき」?とか、「おじかだやき」?などと
夫となんてよむのかしらね?などと話しながら
その店に入ってみました

そこで出会った焼き物の小皿
それが「小鹿田焼」でした

初めて見る渦巻き🌀模様は古いような新しいような不思議な印象

「飛び鉋」という装飾法である事
10軒の窯元が一子相伝で伝統を守り続けている事
全ての工程が手作りである事

店の方から教えてもらいました


なんだか未知の世界
いつか訪れてみたい場所として心に残りました


日田市市街から車で1時間ほどで
小鹿田焼の里へ到着します






川の流れの音とカタンカタンという音が響く
山間の集落
一台しか車が通れないような細い坂道を上って行く先に「小鹿田焼陶芸館」があります



まずはこちらで小鹿田焼の勉強です^ ^













今のこの時代に、なんてストイックな!
一子相伝で昔ながらの伝統を守り続ける陶器作り
まして、機械を一切使わないなんて(゚O゚)

最初に聞こえたカタンカタンという音は
川の水の流れを利用した臼で土を砕く音だったのです



小鹿田焼の装飾法の展示もありました









一通り勉強してから散策開始

自宅に展示場を併設している窯元さんがほとんどなので、ブラブラ風景を楽しみながら窯元さん巡りです





















平日の金曜日
私達夫婦以外に訪れる人は誰もいません^^;

展示場に入っても、誰も対応に出て来ません(笑)

欲しいお皿を見つけて
「すみませーん、あのー!すみませーん!」
と、結構声を出してやっと応対に出て来るほどです

のーんびり、時間が止まったような感じでした

昨日は小石原焼きの「飛び鉋」紋様の器を買ったので、今日は「刷毛目」紋様の使いやすい大きさのお皿を選びました



素朴で風合いがあります
厚みがあり、存在感も

一子相伝、外部からの弟子を取らず
その家の男子一人が伝統を受け継いでいく
小鹿田焼

この紋様も、きっと300年前から変わらず受け継がれてきていると思うと、ちょっとワクワクします(*ˊૢᵕˋૢ*)

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福岡、大分 焼き物を訪ねて その1 懐かしくて新しい「小石原焼き」

2017年06月30日 | 旅行

今週末、3泊4日で九州に来ています

4月に波佐見焼の陶器まつりで佐賀県をおとずれました

旅の前半は焼き物の里を巡る旅です

今回は「刷毛目」「櫛目」「飛び鉋」など
ロクロを回転させて作り出される
幾何学的な紋様の焼き物
「小石原焼」と「小鹿田焼」を訪ねます

毎日使う食器
特にこだわりというのはありません

有田や伊万里のような職人の技が光る、
絵付けの美しい繊細な磁器

波佐見焼のように大量生産されはしても、普段使いできるポップでカフェ風のオシャレなもの

今回の小石原焼や小鹿田焼は
ぽってりと肉厚でどちらかといえば民芸調
温もりを感じさせる器です

華やかさや繊細さはない代わりに
どこか幾何学的でモダンな印象も受けます

旅先で買い集めた器に盛りつけると、
(作るオカズはたいしたものではないですが)
日々の食事もなんだか美味しく感じます^^;



昨日の午前便で福岡にはいり、そこから車で
「小石原焼」の里、東峰村へ着いたのは
昼少し前でした

「小石原焼」
グルグルと蚊取り線香🌀のように渦巻く模様
素朴ともいえるし、今風な感じも受けます

当たり前だけれど、窯元それぞれに渦巻く模様が異なり、いざ選ぼうと思うと随分迷ってしまいます^^;




今回は最近女性誌でも紹介されている
「小石原ボタリー」というブランドの器がお目当て

小石原焼の10軒の窯元とフードコーディネーターの長尾氏とのコラボレーションブランドです

実店舗があるのはこの東峰村だけです






実はこの店舗は土日のみのオープンだということが現地で分かりました😢

私たちが訪れたのは平日の木曜日
ダメ元で東峰村の商工会へ問い合わせしてみると、なんと商工会の人が店舗を開けに来てくれました(ღ♡‿♡ღ)

そう
店は貸切みたいになってしまいました^^;

食器のサイズは規格化されていて、そのサイズで各窯元がそれぞれの個性を出した器を作っているのです



夫と2人でさんざん迷った結果








プレートとスープボウル




どんな風に使いましょうか(((o(*゚▽゚*)o)))
楽しみです


この後もう一軒の窯元「鶴見窯」にも立ち寄りました






ここでもいくつか買いましたが、これから焼くというお皿も注文して一括配送してもらう事にしたので、写真は帰宅してからアップしますね(*ˊૢᵕˋૢ*)

こちらの窯の当主さん、とっても若い方です(^^)




「小石原焼」は柔軟に時代にマッチするように進化しつつある焼き物に対し、
「小石原焼」をルーツとする「小鹿田焼」は
同じ技法ながら伝統を一子相伝でストイックなまでに守る焼き物です

次に「小鹿田焼」の里を訪れます




















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2017年 今週のレッスン 6月7日~7月3日

2017年06月27日 | 今週のレッスン

今日からレッスンは夏のテキストにはいります!

もう、今年は半分終わってしまうのですよね、
早いなぁ~^^;

なんだか追い立てられているような気もしますが、季節を先取りしたアレンジメント制作は
ウキウキとして楽しいものです


今週のデザインは「ヒマワリ」🌻🌻🌻
Basicはヒマワリの花が溢れるようなバッグアレンジメント
ニューサイランを三つ編みにしてバッグの持ち手を作るオンリーワンのバッグです

Gradually,Professional は同じデザイン
ハランやニューサイランなどのグリーンを伸びやかに使い、ヒマワリの花をリズミカルに配置するダイナミックなデザインです

ハラン、ニューサイラン、モンステラ
それぞれのグリーンとヒマワリの黄色のコントラストが大変キレイな作品です

































































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2017年 今週のレッスン 6月20日~6月26日 ホリゾンタルクレッセント、ユーバーシュナイデント

2017年06月26日 | 今週のレッスン

今週は基本形のレッスンです
Basicコースは「ホリゾンタルクレッセント」
Professional コースは「ユーバーシュナイデント」

どちらも難易度の高い基本形ですね

ホリゾンタルクレッセントは作品全体のアウトラインが三日月になる作品ですが、難しいのは花材の密度を均等に揃えるところです

花材の挿しやすい中央部分は密度が濃く、
どうしても、三日月の左右の先端辺りの密度が薄くなりがちです

何度も回数を重ねて練習を要するデザインです

ユーバーシュナイデントは、交差を表現するデザインです

花材の茎がランダムに交差する様を美しく見せる為には、花材の挿し位置、角度、長さなどをよく検討しなければなりません

かなり難しい、プロフェッショナルコースならではの作品制作です




















































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赤バラをツルのリースのアシストに ~コンチェルト~

2017年06月24日 | フーちゃん作品

6月のいけばなコース中級のデザイン
「コンチェルト」

テキストを手にした時から楽しみにしていたデザインでした(^^)

いけばなコースの作品は、花材の種類も本数も少なく、アレンジメントコースの生徒さんが見ると、
「え?これだけでつくるの?」と、思ってしまう分量です(笑)

でも、この作品は少なくて正解◎

バラやテッセンの葉を上手く利用して
ちょうど良い感じにできあがります

お教室の生徒さんたちも、何名かこの作品を作りました

皆さん、とっても素敵です
それぞれが異なる器を使っています
陶芸をしている方は、なんとご自分で作った花器で作品を作られていました
凄いなぁ〜(*ˊૢᵕˋૢ*)

花材が同じでも、見るのも楽しめます

私は、テキストでこれを見た時、
「花器は黒!」と、すぐに思いました



この何とも言えない柔らかい雰囲気!
ポイントは最初にツルでつくるリースのアシスト

ガッチリ硬い印象にならないように
少し遊びのラインを作る事です

ツルのリースのラインのすき間が必要です



最後にいれるミスカンサスも雰囲気作りには重要です

緩やかな柔らかいカール
ナカナカ思い通りにはいきませんが、全体の印象を決めます




茎が細くて小さな花のべルテッセン

作品の中での役割は大きいです

あると無いとでは、全然違いますね~^^;

夜中に作りましたが、楽しい時間でした(^^)





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