フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

2018年 今週のレッスン 8月28日~9月3日 コウン、ヴィシェープ、フォーマルリニアール

2018年08月30日 | 今週のレッスン


8月最後のの週になりました
今年は暑くて、雨が多くて、湿度が高くて
💦💦💦💦💦
ホントにシンドイ1ヶ月でしたが、
その8月もあとわずか・・・

早く秋になって欲しい・・・
いえ、
早く冬になって欲しい・・・
と、思うのは私だけでしょうかー?



さて、今週は基本形のレッスンです
Basic コウン
Gradually ヴィシェープ

コウン(円錐)は見た目単純な形です
正面から見ると縦長の二等辺三角形
上面から見ると底辺は円

単純に見える形ほど
綺麗に作るのはほんとに難しいです

特に最近は花材にドラセナなどが入るのて、
その扱いが難しいと感じます

特徴的な形の花材は使わず
SPカーネーションや
SPマム、バラのような普通の花材で
しっかりと形をとる

初めての場合は、この方が形を理解しやすいと思います

ヴィシェープはクレッセントと
近い形です
アウトラインを直線でとるのか
曲線でとるのか

輪郭線をしっかりとつくるには
何度も同じ形を作る練習が必要です

もし家でお花を買って何かアレンジをつくることがあれば、ちょっと難しいけれど
挑戦して欲しいなと思います

Professional はおなじみの
フォーマルリニアール

面と線の対比
静と動のコントラスト
を表現する
と、いうのが本来のフォーマルリニアールです
そこに多少の装飾的なラインもプラスして
作品に仕上げます

今回はスチールグラスまたはベアグラスで
ラインの部分を表現します

ニューサイも長くラインの部分で使用しますが、
同じような長さで
入れすぎるのはダメ🙅

花器口上部とのフォーム部分とのメリハリをしっかりつけるためにもか長さのあるものが
たくさん配置されるのは良くありません





























































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サマーアイランド、燈花、平原の風 一気に3作品!

2018年08月25日 | フーちゃん作品

私の長かった夏休みも終わり
今週の火曜日からいつものように
通常レッスンが始まりました

休みの間は、カサブランカ5本を
ガラス花瓶にただ投げ入れしただけ
(前のブログにて紹介)
そのカサブランカ、とても長持ちしていて
花は少しずつ減ってはいますが、
まだ咲いています



また、火曜日の日に
プライベートのいけばなお稽古に出向きましたので、ひとつ作品を作りました



アレンジメントに比べると
「へぇー!花がすくない!」と思われるでしょうが
「瓶花直立型2種」というもので
使用花材はパンパスと菊です

キラキラ光るサラサラパラパラの穂は
今の時期のみ出回る「パンパス」
夏ならではの花材です

で・・・

つまりお玄関がちょっと殺風景な感じなのです

そこで今週のレッスンカリキュラムのデザインを
3つ作ってみました

まずはアレンジメントコースの
Professional のデザイン「サマーアイランド」

アレカヤシ、ストレリチア、グロリオーサ、
バラ、モカラ、それにLAユリ

とってもコントラストの綺麗な作品です



テキストデザインとは花材配置を変えています

アレカヤシの編み込み部分を敢えて手前側に向け
スッキリ感を出しました

また、ストレリチアもほぼ花器の上面に配置し
高さは低いけれどアレカヤシと反対向きにして
存在を主張(笑)
レモン色のLAユリはタイミングよく咲いてくれたので、左側に配置

なんだかアレンジしていてルンルン楽しい作品でした(^^)

次の2つの作品はいけばなコースのカリキュラムデザインです

まず、Flexibleの「燈花」

こちらも色合いは先程の「サマーアイランド」と
似ています

観葉植物「クロトン」の葉、
レッドジンジャー、
クルクマ、ケイトウ、モカラ、ワレモコウ
etc.




ヨーロピアンのいけばなコースのデザインは
フラワーアレンジメントのデザインに
かなり近いと私は思います

花材が多い!
ですから、フラワーアレンジメントコースの方でも受け入れやすい作品が多い

でも、いけばなコースなので、一応は
花留はフローラルフォームは使わない前提です

この作品は剣山使用です
特に水盤を使う場合は、剣山の方が断然仕上がりが綺麗です





縦長の花瓶にいけるとき、
いけばなコースでは花留として
「アルミワイヤー」を使いますが、これは使い慣れないとなかなか難しいところがあります

特に胴回りが細い花瓶の場合
アルミワイヤーが入れにくいし、分量の調節も必要です

私はそんな時は無理せず
フローラルフォームを使ってもいいと思うのです

花を留める手段は
臨機応変に対処すればよいのでは?と・・・

さて、次の作品はいけばなコース
Advancedの「平原の風」

これ、テキスト参考作品の写真で使用されている
パンパスがフワフワ~モコモコ~で、
なんだかとっても可愛いので
作ってみたいと思われた方が多いと思うのですが

パンパス、こんなフワフワモコモコになるには
相当の時間がかかります

この記事の始めに私がいけたいけばなの
直立型2種で使ったパンパス
元は細長い棒のような「さや」をカッターなどで切込みを入れて、サラサラの花穂を出した状態が
アレです

あの状態からフワフワになるころには
ほかの花ば多分枯れてしまうでしょう😢

教室レッスンでは
パンパスが棒状の「さや」で配送されたところもあるし
既にフンフワ状態で配送されたところともあり
バラバラです

私は自分のいけばなで使ったパンパスと、
まださき続けているカサブランカで
「平原の風」を作ってみました



右斜め後ろから強い風が吹いているような
イメージです

花材の流れの方向性を統一しなければなりません

ただ、パンパスがフワフワではなく、まだサラサラの状態でも、それはそれで風を感じる作品にはなると思いました
(テキストのフワフワ感を求めるならばダメですが・・・)

ちなみにこれは花器がとても細くその割に花材のボリュームと重さがあったので
フローラルフォームを使って制作しています

一度に3作品作ると
流石に疲れますが、お玄関リビングがいっぺんに華やかになりました(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°










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2018年 今週のレッスン 8月21日~8月27日 グリーンハーモニー、サマーブリーズ、サマーアイランド

2018年08月23日 | 今週のレッスン

今週は各グレードとも
夏らしくグリーンの葉物にポイントをあてた
デザインです

Basic,Graduallyは、グリーンメリアを作ります
ドラセナサンデリアーナ、
マルバルスカス
ドラセナなど、
葉をループ状にしたり、
ヘアピンメソッドのワイヤリングを施して
花弁のように仕立て、
グリーンの花を作っていきます
グリーンの種類による葉の模様や
色の違いで、とても綺麗な花ができあがります

葉をカットしてしまうので吸水かできません
だから長持ちはしません😓が、
一時でも、グリーンの美しい作品として成り立つならばそれもまた良いのではないでしょうか(^^)

Professional のサマーアイランドは
アレカヤシを片側半分は編み込み加工をして
涼しさを演出します
ストレリチアやグロリオーサといった
インパクトある形と色の花を合わせて
とても印象的な作品になります😊


























































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2018年 今週のレッスン 8月14日~8月20日 リュミエール

2018年08月21日 | 今週のレッスン

今日から8月後半のレッスン開始です
まずは、お盆休み中のレッスンカリキュラム
「リュミエール」

今日の教室から順次注文されていた生徒さんに
花材を引渡しはじめました

教室で作られる方
家でのんびりと作りたい方
色々ですが、教室で仕上がった作品から
ご紹介していきます😊


























































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リュミエールとカサブランカ

2018年08月17日 | フーちゃん作品

皆様、お久しぶり(^^)です
暑い夏
皆様、お変わりありませんか?

私は今年は8日から20日まで
少し長いお休みを取っています


8日から12日までは北海道へ
今年は釧路、知床の道東へ行ってまいりました
ちょうど台風の影響もあったのだと思いますが
気温16度~17度!
こちらでは信じられない気温で
セーターや薄手のダウンなどを羽織らないと
寒い寒い

天気も悪く
半日曇り
半日雨というような残念な天気でした

実は道東を訪れるのは
結婚して3年目の時に夫と訪れて以来のこと

懐かしい思い出の地でもあり
天気には恵まれませんでしたが
楽しい旅でした

旅行から帰ってきてからは
墓参りに出かける程度で
暑いさなか、出かけることも無く
のんびり過ごしています

さて

今日17日は今週のレッスン「リュミエール」の花材
を私の自宅へ配送してもらう日でした

ここ数年、8月のお盆がかかる週のカリキュラムは
生花ではなくドライもの

確か去年もそうでしたが、今年も「光触媒加工」したアーティフィシャルフラワーを使った作品で
各教室での花材希望もまぁまぁあり、
5教室分の花材がドーン送られてきました

それを検品し、一人分ずつセットするのに
夕方までかかってしまいました

もちろん、私の分の花材も発注していましたので
生徒の皆様の参考になるように
まずはテキスト通り作ってみました

これが花材です



若干、花器の色が少し違いますが
花材の花のほうはほぼ同じ
タマシダはちょっと違う気もします

一番大きなクリーム色のバラは
思った通り直径が10センチほどあります

今回の器サイズは
高さ15センチ
横幅15センチ、
奥行(内寸)7センチ弱
結構大きめで
少しクラシカルな雰囲気を持っています
生花の作品でも使えるような大きさです

そう考えると、花材のボリュームは
もう少し欲しいところです

また、今回はフォームの表面をカバーする
カバーリング用のモス、羊毛、麻などが何も無い!
これはアップダウンを付けたり
正面から見てフォームが丸見えにならないように配置場所を検討しなければなりません

ちょっと難しいかも・・・



まずはこんな風にフォームをセッティング
器の両端までフォームが入ってなくても全然大丈夫です(^^)

カバーリング材料が無いので
すぐに挿し始めます

私はテキスト写真の作品の花材配置場所に
なるべく忠実に配置するようにしてみました
(ただし、左右反転にしています)

順序としては
最初にクリーム色の大きなバラ
次にグリーンで左右幅の目安と奥行
そして肌色のバラで高さの目安

あとは何とかフォームが見えないように気をつけながら他の花材を配置します

こうなりました










嫌味のない邪魔にならない色合いの作品です

ただ、横サイドや後ろ側から見ると
若干スカスカした感じだし、フォームは
よく見えてしまいます

手持ちの花や羊毛を少しプラスして
カバーリングとボリュームアップしてみようと
作り直すことにしました

こちらです










「クラシカル」な雰囲気を目指して
ワイン系の色のアジサイや
ベージュのスプレーバラをプラスして
かなりボリュームを出しましたが・・・

少しモコモコな感じになってしまいました
ダメダメ❌
ちょっとしつこい感じです

もう一度やり直し
一度全部花材を外して
やり直しました








改善点は次の通り
ワイン系のダークな落ち着いた感じのリボンでの
9ループのフレンチボウをプラス

スプレーバラの数は3輪

アジサイは撤去

かなりスッキリしました😊



リボンはあった方が落ち着くと思います

また、タマシダの使い方が難しいかも😨
あのギザギザした葉の見せ方は工夫が必要です


さて、長い夏休み
生のお花を全く飾らないのも味気無いので
私は玄関にカサブランカの花を
投げ入れで飾っています

お盆の花のつもりで購入しましたが

あまりに蕾がかたく、やっと昨日あたりからさき始めた感じです












全部で5本の
カサブランカ

内側に向いたつぼみも咲き始めているので
立体的で大変豪華です

その香りでなんだか酔いそうな気がします(^^)


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