爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

寄る年波

2008年12月25日 | ブログ

日本政府から命名された後期高齢者ともなると、確かに、日常生活での諸々の行動が周囲に迷惑をかけているなーと実感しながら何とも歯がゆい気持ち、個人差もあるが、そんな光景を、あちこちで見受ける。

パーキングでの駐車、所定のスペースに駐車するまでに前進、後退の繰り返し、後方で待機している方に、ごめんなさい。

偶数月の15日、ATM前に並ぶ年金会員、最近は皆さんなれたとは言え、中には鼻眼鏡越しに液晶画面を、ゆっくりと確認しながら力いっぱい押している、せっかちな方は、この日を避けて。

最近の病院は自動支払機での精算、やり直ししながら操作している老夫婦、操作方法で口論、順番を待つ方にとって、その訳を聞きたくもあり、聞きたくもなし。

昨今のバス利用者は年寄りと子供、バス料金の支払いは殆どがカードか回数券だが、小銭入れからゆっくりと精算する人も、いらついている運転手の顔も気にかかるが。


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いとこのNさん

2008年12月19日 | ブログ

68歳で彼の地に赴いた親しかった従兄のNさん、今年13回忌を迎え、数多い従兄で出席できたのは爺一人、他は体調不良などで代理の子供たち、Nさんの話題もなく、7回忌での話題を思い出しながら、時を過ごす。

Nさん、二人の姉と3人姉弟、跡取り息子とあって、異常なほど過保護に育てられたと聞いており、Nさんの健康状態には格別気配りしていた父親、毎日、排泄するウンチまで確認していたというから。

中学生時代、冬季は学校近くのNさんの家で過ごした爺、すでに社会人のNさん、酒とタバコと映画の好きな人で、酒は毎日晩酌できる時代ではないが、腰を落ち着け,同じ話を繰り返し、お喋りしながら相手がダウンするまで飲み続ける。

ヘビースモーカーのNさん、当時は一人に一個しか売らない時代、煙草店の前は朝早くから親のたばこを買う子供達が大勢並んでいたもの、爺も一緒に並んでNさんの、煙草買い。

2軒あった映画館、一週間単位で代わる毎に通う映画好き、時々一緒に連れて行ってもらったものの、題名も内容も記憶に残っていないが、熱心に観覧していたNさんの姿がよみがえってくる。


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ピンピンコロリ

2008年12月13日 | ブログ

世界的な免疫学者である安保教授の最近の著書「ピンピンコロリ術」を読み終わり、相変わらず西洋医学の対症療法を指摘しながら、健康な過ごし方に関する持論を述べている。

例えば、ストレス解消法については以下のことが、何が自分に向いているかは個人の感性に任せるしかないが、自分が「気持ちがいい」とか「楽しい」とか感じられるか、どうかが大きな決め手だと言い、ちなみに、自身の解消法は,銭湯、晩酌、海水浴だと紹介されている。

以前、ストレス解消を兼ねて散歩をしていたが、みんな、つまらなそうに黙々と歩くだけの息苦しそうな雰囲気が逆にストレスになり、逆効果だと気づいてから、散歩熱も冷め、今は散歩時間を半分にして、頭と手足を使ってのごみの分別と屋敷の清掃や草取りで汗をかいているという。

他に、日常生活を通して、癌、メタボ ボケ、寝たきり、ピンピンコロリ食事術、自身の理想の死に方等々、素人でも理解し易く、納得するところも多い。


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ほのぼのスーパー

2008年12月07日 | ブログ

○○デー ○○市など、日替わりでサービスデーを設けてお待ちしているスーパー内、夫婦連れ、親子連れ、お一人でのお買い物、みんな和やかで、ほのぼの。

スニーカーを履き、ねぎの頭が顔を出しているナップサックを背負い、顎紐のついた帽子を深くかぶった買い物を終えたおじいちゃん。

背中におんぶされた赤ちゃん、ネンネコに包まれて温かそう、前抱っこ、ベビーカーの多いこの頃、若いお母さんの見ることが少ない珍しい姿。

自動販売機に向かって、どこかしこと押しては、かがんで下の出口を覗いている、おむつ姿の子供たち。

ショッピングカートに乗っている女の子、ショッピングカートと並んで歩いている女の子、そして、ショッピングカートを押しているおめでたのお母さん、次は三女か長男か、余計な御世話だが。

時折、今日の献立に意見の一致を見ないのか、やや厳しい顔で意見交換している老夫婦,これもまた良し。


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SLへの思い

2008年12月01日 | ブログ

少年時代、蒸気機関車の車庫内で若い鉄道員たちが機関車の窯の中まで入っての清掃作業、体中が煤だらけになって厳しい労働に耐えながら働く姿を見続けていた爺、同じ道を歩んできた父の苦労を垣間見る。

小学生の頃、車庫内で待機中の機関車に乗せてもらい、汽笛、前進、後進、石炭の窯入れなど一連の動作を見せてくれたり、汽車通学だった中学生の頃、学校からの帰り、機関車の助手席に乗せてもらったことも、今では想像もできない話題だが。

機関車の中は縦横の揺れが激しく、子供の体重では立っていられない、冬は雪が吹き込み、夏は窯からの熱気で暑くてたまらない。

昭和20年~21年、復員兵や旧満州、朝鮮からの引揚者で客車はすべて満員で出入りは近くの窓から、機関車の前部と後部のわずかなスペースにも人が張り付いている姿を見たり体験された方もあるのでは。

SLと呼ばれている蒸気機関車、今は地域起こしの観光用として活躍、多くのSLファンを楽しませてくれているが、爺には、SLの機関士だった父の姿を甦らせてくれる。


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