異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

働き方改革という甘い皮を付けているが中身は ”定額働かせ放題 の裁量労働制”が入った毒まんじゅうだ…動画あり 2018.2.25 上西充子法政大教授 

2018-02-26 19:02:14 | 労働 生活一般
上西充子「裁量労働制。定額、働かせ放題。経営者にとって美味しい制度」
 
わたしの仕事8時間プロジェクト @the8hours 2月25日

上西充子法政大教授
「長時間労働を是正するかのような働き方改革という甘い皮を付けているが中身は の裁量労働制が入った毒まんじゅうだ。

しかも官邸主導でデータ、事実もねじまげ長時間労働、過労死を増やそうとしている。国会を注視しよう!」

#裁量労働制拡大に反対する緊急デモ

画像に含まれている可能性があるもの:5人、屋外
 
 
★Mitsuko_Uenishi‏ @mu0283 · 3時間
今日の小池晃議員や長妻昭議員のスピーチにもあったように、労働法制とは私たちの働き方に大きく影響するものです。労働法制による規制は、私たちの命と健康を守るためのものです。

それに穴をあけて規制緩和しようというときに、「柔軟な労働制度へと抜本的に改革」などと、それと気づかれない言葉を用いる、あたかもよいことを進めるかのような言葉を用いる、そういう政権に私たちの生活を、命と暮らしを、委ねていて大丈夫でしょうか?

「柔軟な労働制度へと抜本的に改革」というのが、労働時間法制の規制緩和であり、「みなし労働時間」を超えて働いても残業代が出ない「#定額働かせ放題」の裁量労働制の拡大を意味するなんて、普通の人はわかりません。
そうやって気づかれないようにして法改正を図ろうとしてきたのです。

そして「比較データ」問題が表面化したら、何を撤回したのかわからない「答弁撤回」で、事態の収拾を図ろうとしたのです。
それでも野党の追及が続いたら、今度は「1万件のデータの精査」を行うとし、さらにそこで明らかな問題(「最長」の1日を聞いていた)が判明したにもかかわらず、


その明らかな問題に比べれば些末な問題である、データの異常値のチェックのために、さらに「1万件のデータの再精査(調査票との突合)」を行う、としているのです。
明らかな論点そらしです。そんな無駄な努力に厚労省の現場の職員を駆り立てることがあってはなりません。

施政方針演説にみられる「裁量労働制の拡大」という論点隠しは、問題の根が厚労省ではなく官邸にあることを示しています。
安倍首相が本当にやりたいのは、「長時間労働是正」と「同一労働同一賃金」を二枚看板とする「働き方改革」ではなく、労働時間規制という「岩盤規制」に穴をあけることです。

「柔軟な労働時間制度」「戦後の労働基準法制定以来、七十年ぶりの大改革」、そういった言葉に「毒」(裁量労働制の拡大)をくるんでしまえば、「大丈夫、気づかれはしない」、私たちは安倍政権から、そうみなされてきたのです。
そしてそのイメージ戦略が破綻しつつあるから、政権は困っているのです。
 
 
 
 【関連】
 
 
 
 
 
 

裁量労働制=「定額働かせ放題」という点では,公立校の教員が立派な先行事例~中学教師の6割が過労死ラインを越える残業を…“働きすぎ”先生の1日…過労死ライン超え|日テレNEWS24

2018-02-26 16:52:28 | 労働 生活一般

 

内田良/学校リスク研究所‏ @RyoUchida_RIRIS  2018年2月23日
 
裁量労働制の話って「定額働かせ放題」という点では,公立校の教員が立派な先行事例。
給特法(1971年~)のもと,残業(代)なしでずっとやってきた その結果…
1) 残業時間をカウントしない
2) 残業代支払いによる残業抑制の動機付けが使用者側に生じない
これにより,ズブズブと長時間労働に…

 

さ~ちゃん‏ @sayunalily1 2017年9月22日
 
今の日本で最も過重労働と言われている職業の一つが中学教師だ
 
中学教師の6割が過労死ラインを越える残業をしていることがわかった

国の調査で、中学校の先生の6割が、月の残業80時間の「過労死ライン」を超えて働いているという、衝撃的な事実が明らかに。過労死も相次ぐ学校現場の実態に迫る。

生徒から愛され、将来を嘱望されていた26歳の先生が、過労死で亡くなった。文部科学省の調査では、中学校の先生の6割が、月の残業80時間の「過労死ライン」を超えて働いているという、衝撃的な事実が明らかになった。授業時間の増加、いじめ防止への細やかな対応など、肥大化する一方の業務。しかし、仕事の特殊性から、残業代も支給されず、勤務管理も行き届いていない。学校現場の実態・・・

 

****************************

 

 

 

 

 学校の先生の「働き過ぎ」が問題になっている。特に公立中学校教師はその6割近くが過労死の目安を超えた長さの時間外労働をしていることも明らかになった。その実態を取材した。


■部活指導は学校外の経験者

 東京・杉並区立の中学校。バスケットボール部の生徒たちを指導しているのは、先生ではない。大学まで14年間、バスケットボールの経験がある23歳の男性だ。杉並区では4年前から教師の負担を減らすため、中学の部活指導を学校外の経験者に依頼している。

 普段は佐川急便で働いて、今までの経験を生かしたいので部活動の活性化に参加したという。今年度からは、大会への引率などもできるようになった。これまで部活動をみていたのは、バスケ経験のない校長先生。いまは部活の時間を使って校長の業務ができるようになったという。


■先生の1日を取材

 働き過ぎが問題となっている先生の仕事とはどのようなものなのだろうか。東京・世田谷区の中学校の先生の1日を取材させてもらった。

 保健体育が専門の古矢優希子先生(28)は毎朝5時に起きて、7時過ぎに出勤。職員室には、すでに他の先生たちの姿があった。まずは前回の授業の後、生徒に感想を書かせたカードに目を通す。

 生徒たちが登校する前に、校庭で授業の準備をするのも日課だ。体育の授業のほかに、総合学習の時間には、専門外の授業で教壇にも立つこともある。休憩時間はほとんどない。

 授業の合間は先生同士の会議。今月末に控えた運動会について打ち合わせだ。給食準備の合間にも出席簿を付けたり、生徒たちに囲まれ、行事に向けた相談にも乗る。

 古矢先生「頑張れないって思ったら、もう一回先生の所おいで。そしたらみんなでもう一回話し合おうよ」

 10分ほどで給食を食べると、すぐに次の仕事へ。この日の昼休みは全くなかった。生徒たちの下校時刻を過ぎても。多くの先生たちが職員室に残って仕事をしている。

 古矢先生「学習カードをチェックしたりとか、日本語のプリントのチェックとか、クラス掲示の確認とか、日曜日とか土曜日に来てやることもあります」

 給食以降、何も食べないまま、夜8時過ぎまで学校に残って仕事をする日も多いという。


■教師は時間外労働の手当は支給されない

 実は、教師は残業をしても時間外労働の手当は支給されない。その代わり、基本給の4パーセントが給料に上乗せされるのだが、この金額は、51年前の1966年の時間外労働の平均時間、月8時間をもとにした割合だ。今は6割近い中学校教師がその10倍にあたる月80時間以上の時間外労働をしているのだが、4パーセントの上乗せ分は見直されていない。しかもこの時間外労働は、いわゆる“過労死ライン”を超えているのだ。


■命の危険すら感じた

 別の公立中学校の現役教師は、サッカー部の顧問を務めていた去年夏、練習や試合の引率などでほとんど休みがなく、命の危険すら感じたと話す。

 サッカー部顧問をしていた現役の中学教師「8月の半ば過ぎた辺りから、朝起きて動悸(どうき)と冷や汗がしてしまって、無理をして行っていたら入院か過労死していましたね。非常に苦しい時期でした」

 部活のやり方について、先輩教師や保護者からのプレッシャーを感じていたという。

 「(先輩教師からは)『若いからやれ』みたいな風潮なんですよ。『体力もあるし、独身で男性だから大丈夫だろう、やれ』と」

 「(保護者からは)『先生、何でもっと長くやらないんですか』と。『日曜日もやってくださいよ、練習試合もやってくださいよ、駄目じゃないですか』と」


■外部指導員を導入

 東京・世田谷区の古矢先生の中学校でも、少しでも教師の負担を軽くしようと外部指導員を導入。指導員には、1時間800円の謝礼が区から渡される。卓球部を指導するのは、かつて少年野球の監督を務め、卓球経験もある地元の82歳の男性。

 部活動は平日の夕方や土日の予定が多いため、外部指導員を務めるのは退職した人や学生などが多いのだ。この中学校でも、18ある部活のうち、外部指導員がいるのは半分だけで、人材集めに苦労している学校も多いのだ。


■部活動以外に保護者が…

 さらに校長は、部活動以外にも、教師の負担となる原因はあるという。校務で大変だと感じるところについて聞いてみると―

 校長「保護者対応ですね。保護者の方と話そうと思ったら、仕事が終わった後になるから夜7時とかに設定しますよね」「学校もサービス業というか(保護者から)もっとサービスしてほしいとか、サービスできないのかと(言われる)」


■子どもたちひとりひとりと向き合いたい

 夜8時過ぎ。ようやく仕事を終えた古矢先生は「もうちょっと、子どもと一緒にゆっくりする時間がほしいんですけどね」と話す。子どもたちひとりひとりと向き合う時間をもっと持ちたいと感じているという。世界的に見ても勤務時間が長い、日本の先生たち。その働き方の改革が急がれている。

 

 

 【関連記事】

過労死ラインを超えた教師たち。背景に「過剰要求」? 親たちには何が ...

https://www.buzzfeed.com/jp/akikokobayashi/teacher-parent
2017/08/19 - 妹尾昌俊さんは、ある中学校の体育館で放課後にバスケットボールの練習に励む教員の勤務実態について紹介した。 文部科学省の学校業務改善アドバイザーを務める学校マネジメントコンサルタントの妹尾昌俊さんが、「教員勤務実態調査」(2016年)から、長時間労働の実態を紹介。 それによると、小学校教諭の33.5%、中学校教諭の57.7%が、過労死ラインに相当する週60時間以上の勤務をしていた。 自宅に持ち帰る仕事(平均して週に約5時間)も含むと、この割合はさらに上がり、小学校教員 ...
 

都教委調査:過労死ライン超え 中学教諭7割 - 毎日新聞

https://mainichi.jp/articles/20171110/k00/00e/040/216000c
2017/11/10 - 東京都教育委員会が9日に公表した都内公立学校の「教員勤務実態調査」で、「過労死ライン」に達する週20時間以上の残業をしていた中学校教諭が7割近くに達したことが分かった。土日の部活動指導に多くの時間を割いているのが主な原因とみられる。都教委は来年度の予算編成で、部活動指導員の活用などを要求した。
 

中学教師の何とも過酷で報われない労働現場 | 最新の週刊東洋経済 | 東洋 ...

toyokeizai.net › ビジネス › 最新の週刊東洋経済
2017/09/11 - 過労死ラインを超える残業が状態化. 今年4月末に文部科学省が公表した2016年度の「教員勤務実態調査(速報値)」で教員の勤務実態が明らかになった。公立学校教員の勤務時間は週38時間45分と定められている。だが過労死ラインに相当する週60時間以上(週20時間以上残業)勤務した教諭は中学校で約6割、小学校で約3割に上る異常事態が起きている。 『週刊東洋経済』は9月11日発売号(9月16日号)で、「学校が壊れる 学校は完全なブラック職場だ」を特集。大量の仕事に忙殺されながら、「 ...
 

教員の過半数が過労死ラインを超える「日本の先生は“やるべきではない ...

logmi.jp/233794
2017/08/18 - 教員の過半数が過労死ラインを超える「日本の先生は“やるべきではない仕事“をやっている」 .... これは2015年12月の連合の調査によると、週の労働時間が60時間以上の小学校教諭は72.9パーセント、中学校教諭86.9パーセント、小中教員の7割が週60時間超勤務をしている。これは長時間労働と言われる医師 ... ております。 そして、さらに過労死ラインと言われる月100時間以上働く教員も小学校では55.1パーセント、中学校では79.8パーセント、それから高等学校では46.4パーセントとなっています。

 

 

 

 


定額働かせ放題やめろ!「裁量労働制:対象拡大反対の緊急デモ」新宿1000人が訴え~働いた分の金くらい払え!2018.2.25 キャリコネ

2018-02-26 03:23:11 | 労働 生活一般

 画像に含まれている可能性があるもの:1人、テキスト

【動画】2018.02.25 最低賃金でも働かせ放題!?裁量労働制拡大に反対する緊急デモ

ー下記撮影は目良 誠二郎さんー

画像に含まれている可能性があるもの:6人、立ってる(複数の人)、屋外

画像に含まれている可能性があるもの:5人、群衆、屋外

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上 画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、屋外

画像に含まれている可能性があるもの:4人、、スマイル、群衆、屋外

★長妻昭 @nagatsumaakira · 4時間
(明日)総理に質問します。NHK生中継をご覧ください
労働法制は総理がいうような岩盤規制ではなく、働く人
の健康を守る最後の砦。緩める一方では人間らしい働き方もままならず、高付加価値を生み出す稼ぐ力も上がらない
働く人を潰して何で成長などできるのか!
働き方とは、
命の使い方です。
https://twitter.com/nagatsumaakira/status/967715129214230533

 

****************

裁量労働制の拡大に反対、1000人が新宿でデモ 「働いた分の金くらい払え!」「毎日毎晩残業させるな!」

 https://news.careerconnection.jp/?p=50631

 2018.2.25

裁量労働制の拡大を盛り込んだ「働き方改革関連法案」の審議が進む中、労働問題に取り組む団体「エキタス」は2月25日午後、裁量労働制に反対するデモを東京・新宿で行った。

新宿を練り歩くデモ隊

新宿を練り歩くデモ隊

サウンドカーから「働いた分の金くらい払え」「毎日毎晩残業させるな」というシュプレヒコールが響く中、約1000人(主催者発表)の参加者が新宿の街中を闊歩した。

中には、家族連れで参加している人もいた。教師として働いているという男性(40代)は、「過労死や過労自殺が多い。生徒たちが社会に出てそうしたところで働くのを見過ごせない」という思いで、妻と息子と一緒に参加したという。

「裁量労働制は『定額使い放題』と同じ」「労働法制は働く人たちを守る最後の砦」

小池晃氏

小池晃氏

デモには、共産党の小池晃参議院議員らも参加した。小池氏はサウンドカーから、

「裁量労働制は、みなし労働時間を決めて、その分だけはお金を出すけれども、何時間働いても残業代を出さないというものです。これは携帯電話の『定額使い放題』と一緒じゃありませんか。そんなことをしたら過労死がどんどん増えてしまう。そんな世の中にしてはいけない」

と反対を呼び掛けた。「裁量労働制の方が労働時間が短い」という厚労省の調査データに不備があったことについては、「裁量労働制のデータのデタラメさは単なるミスではないと思います。労働研究・研修機構の調査結果は無視をして、裁量労働制を拡大するためのデータをでっち上げたのではないでしょうか」と指摘した。

長妻昭氏

長妻昭氏

立憲民主党の長妻昭衆議院議員もマイクを握って演説した。

「知人の女性が、事業外みなし労働制で働いていた結果、結婚を前に過労で亡くなるということがありました。亡くなった方々のためにも、裁量労働制を営業職に広げるとんでもない法案をなんとか撤回させたい。安倍首相は『岩盤規制の労働法制にドリルで穴を開ける』と言っています。しかし労働法制というのは働く人たちを守る最後の砦です。そこにドリルで穴を開けるという考え方自体が間違っていると思いませんか」

ヤフー!個人で積極的な発言を続けている、法政大学の上西充子教授も「裁量労働制では長時間労働の是正にならない」と改めて注意を喚起した。他にも、作家の雨宮処凛さんや慶應義塾大学の小熊英二教授が参加。共産党の山添拓参議院議員も駆け付け、「いい加減なデータに基づいて、いい加減な議論をしている。いい加減にしろと思う」と反対の声を上げた。

主催者「参加者も多く、一緒にコールをしてくれた通行人もいた」

 

「他人の時間をタダだと思うな」

「他人の時間をタダだと思うな」

 

デモの終了後、参加した会社員の女性(30代)は、「街頭でデモを眺めながらポカンとしている人も結構いた」と語った。

「裁量労働制の拡大について知らない人が多いのかと思うと心配になる。今の職場はブラックではないが、法案が通ったら、将来どうなるのか不安です」

エキタスのメンバーである栗原耕平さんは、

「1000人もの人が参加してくれた。一緒にコールをしてくれた通行人もいて、沿道の反応も良かった。長時間労働に不満を持っている人が多いことの表れではないか」

と手ごたえを感じているようだった。エキタスは今後も同制度に反対する活動を継続するという。

 

 

 

 

 

 


【裁量労働制】「廃棄した」捏造データの原本1万件、段ボール32箱 姿現す 2018.2.23 田中龍作ジャーナル…

2018-02-23 21:03:09 | 労働 生活一般

 

「なくなった」資料…実はあった!厚労省で野党確認(テレビ朝日 2018年 2月23日)

  

 調査票の原本が見つかったからといって労働実態が分かったわけではない。

 調査は会社(経営)側に回答させたものだからだ。当然、労働時間をうんと短く答えるに決まっている。

 労働者自身から直接回答が得られれば、身の毛もよだつほど恐ろしい現実が明らかになるだろう。闇は深い。


 

【裁量労働制】「廃棄した」捏造データの原本1万件、段ボール32箱姿現す 

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、立ってる(複数の人)、室内調査票原本の入った段ボール箱と野党議員。森ゆうこ議員は「ロッカー探したけど無かったという話自体がウソ。これロッカーに入る?入らないよ」。=23日、厚労省 撮影:筆者=

 「この段ボール32箱に国民の命が掛かっている。このデータを元に裁量労働制を拡大しようとしている」。

 安倍政権が厚労省にデータを捏造させた問題を追及する山井和則議員(希望)は、証拠物件を前に憤った。

 裁量労働制の方が一般労働よりも勤務時間が長くなるようにデータを捏造した調査票の原本約1万件が、このほど厚労省の地下倉庫で見つかった。

 野党議員11人がきょう午後、厚労省に乗り込み存在を確認した。地下倉庫にあったはずの調査票の原本は、16階の労働基準局に移されていた。

 福島みずほ議員(社民)が役人とのやりとりを明かした。「箱を見せないと言ってたが、ひと箱だけ見せた。強く要望すると32箱になった」。

 「見せろ」と迫る山井議員の怒声は廊下まで聞こえてきた。

 「(当初、厚労省は)段ボールの写真をマスコミに撮らせないと言ったが、国民は見る権利があると言って(最終的に)撮らせた」。山井議員は厚労省との攻防を振り返った。

自動代替テキストはありません。裁量労働制の勤務時間。右のデータ(8時間30分/8時間42分)が「裁量労働の方が短い」に利用された。


 調査票は、裁量労働については「一日の平均労働時間」を聞き、一般労働については「一か月のうち最も長い労働時間」を尋ねていた。一般労働の方が長くなるように仕組まれた調査だった。

 2013年に厚労省が実施した、この調査の結果は、労働政策の決定に重大な影響力を持つ労政審に用いられていた。
 
 裁量労働制の拡大を決めていた安倍政権の意向を汲んだ厚労省は、労政審をも欺くデータを提出していたのである。

 失態が明るみに出たことから、加藤勝信厚労相は「(調査票は)廃棄した」と答弁していた。厚労省事務方は「ロッカーを探したけどなかった」と回答していたのである。

 調査票の原本が見つかったからといって労働実態が分かったわけではない。調査は会社(経営)側に回答させたものだからだ。当然、労働時間をうんと短く答えるに決まっている。

 労働者自身から直接回答が得られれば、身の毛もよだつほど恐ろしい現実が明らかになるだろう。闇は深い。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上森ゆうこ、山添拓議員らが次々と労働基準局に乗り込んでいった。=23日、厚労省 撮影:筆者=

  〜終わり~

 


【関連】
【裁量労働制】厚労省ずさん調査 異常データ新たに117件 2018.2.21 毎日新聞自動代替テキストはありません。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「定額働かせ放題」社会の到来~非正規の高齢者をドンドン増やし、裁量労働制を適用するつもりなのだ 日刊ゲンダイ

2018-02-22 18:35:16 | 労働 生活一般

「定額働かせ放題」社会の到来

~これから非正規の高齢者をドンドン増やし、裁量労働制を適用するつもりなのだ。

「非正規雇用の高齢者を襲う裁量労働制拡大」日刊ゲンダイ

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、テキスト