幸喜幸齢 生きがい 日記!       

八十路の青春賦 人生の黄金期を自分らしく あるがままに生きる幸喜幸齢者 感謝と幸せの生きがい日記 頑爺/肇&K

ムササビ

2020年12月10日 | 冬・喜寿の青春賦 日記!
12月10日(木) 4/16℃ 

ムササビ 
 所属する自然学校の課外実習で野生動物観察会に参加した。 
場所は奈良公園だ。 

 野生生物の専門家の先生の哺乳動物学講義を受けた後、夕暮れの二月堂近辺の社寺杉林にみんなが集合した目的はムササビが飛ぶ滑空飛行を見るためだ。
ムササビの座学も受け、事前の知識を身につけた後に全員が日暮れの空を見上げた。

 二月堂はお水取りで有名だが、その底冷えするような冷たさの中をただ空を見上げているのは首も疲れて大変だったが、どの木のムロにムササビがいていつ頃飛ぶかを知る専門家がいるのにも驚いた。

 やがて先生がおもむろに暗闇の中で懐中電灯で大きな杉の木の上を照らすと、顔を出し両眼が光るムササビが見えた。
みんながいつ飛び立つのか見守っていると、突然飛び立った。 

 事前に実物の両手を広げて座布団が飛ぶかのごとく滑空する姿の標本を各々が手に触っているので実感がある。 
 ここでは170メートルも飛んだとかで鳥でもないのにあの小さなリスのような体ですごい距離を滑空するものだと驚く。

 観察を終えての帰路、後ろからお尻をツンツンするものがいる。 
また仲間が悪さをしているのかと振り返ると、大きな鹿だった。 
そうかここは奈良公園だ。 
しかも真っ暗な夜でもあちこちで鹿たちがたむろしてる。
 すまないねぇー せっかく声をかけてくれたのに今日は鹿せんべいは持ってないよ! と頭を撫でた。

・ムササビを見るため見上げ首痛し
・座布団が飛ぶが如しとムササビは
・尻つつく見れば鹿くん餌ねだる
・底冷えの観察終えてお湯割りだ
 

夕暮れから夜まで見上げていた杉林だが、明かりを照らすとムササビの顔が見えた

夕暮れ時の東大寺前にて




帰路、二つの星のランデブーがあり、次見れるのは数十年後? とか説明を聞いたが上の空でこの星なのかな?
体が冷え、焼酎のお湯割りが腹に心に響いた
コメント (1)
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