友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

彼の知恵が役立つ時がきっと来る

2024年03月17日 17時30分13秒 | Weblog

 長女のダンナが作り上げた機械を見せてもらった。随分手の込んだ大掛かりなものだったのでビックリした。長女が言う、「寝る間もない程に、集中して仕事をしていた」ことがよく分かる。いろんなことに関心を持つ人のようだが、「やる」と決めたら最後まで頑張る人のようだ。

 一攫千金とはいかなくても、彼の機械が役立つことは確かだ。義理の父親として、応援してあげたい。機械を制作していたのは、北名古屋市のステンレス工場だった。地域新聞を作っていた頃から名前は知ってはいたが、会社の仕事までは知らなかった。それにしても、よく材料と仕事場を提供してくれたものだ。

 彼を評価してくれたからだろうが、そういう関係を作り上げたのは彼の人柄だ。いよいよ20日に機械を納入するが、それに、長女の上の娘のダンナが手伝いに駆り出された。彼もまた、文句を言うことも無く、義父の仕事を手伝う見上げた男だ。男の篤い信頼がある。

 日本は憲法で、「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と定めた、戦力を保持しない国家である。なのにどうしてなのか、国防予算は増額され、戦闘機の輸出まで行うという。

 軍事力で平和が実現されることは無いと、誰もが知っている。相手国より軍事力を備えれば、相手国もさらに上回ろうとする。ロシアとウクライナを見ても、イスラエルとパレスチナを見ても、殺され傷つけられ酷い目に遭うのは、いつも一般の弱い人々である。しかし、悲惨な現場にいない指導者は、「ガンバレ」と平気で鼓舞する。

 長女のダンナのように、人のために役立つことだけを考え、頑張っている人が報われる社会にしなければならない。それでも、その中2の娘は、「パパとは話もしない」と言う。子どもと親の関係は、もう少し子どもが大人にならないと改善しないのだろうか。いや、子どもだけでなく、親もまた子どもへの気遣いが必要なのだろう。

 戦争は無い方がよいと思うけれど、戦争が無いと儲からない会社もある。戦争が無くてもやっていける、会社にしなくては解決しない。病院で必要とされる機械を制作した、彼の知恵が役立つ時がきっと来る。


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