友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

まだまだ、口に出しにくい事実

2024年03月15日 17時47分57秒 | Weblog

 街の通りの向こうから、若い女性が手を振りながら走ってくる。知り合いの娘さんだ。「わあーよかった。お元気な姿が見られて安心しました」と、手を差し出してきたので、私も手を差し出した。するとそのまま、胸に飛び込んで来て、ギユッと私を抱きしめてくれた。思いもしなかった展開に、脳梗塞から生還できて、本当によかったと思った。

 家に籠ってNPOの事務仕事をしていると、インターホンを鳴らす女性が玄関前にいた。ドアを開けると、「お元気になられたと聞いたので」と袋を差し出し、「これ、快気祝いです」と言う。「美味しかったから」と、メープルとキャラメルのクリームのサンドクッキーが入っていた。甘党の私にぴったりの品だ。カミさんがゴルフでいないからか、神様の優しい心遣いが2件も続いた。

 札幌高裁は昨日、「憲法は、同性間の婚姻も異性間の場合と同じ程度に保証していると理解できる」との判断を示した。「いつ誰を結婚するかについては、当事者間の自由かつ平等な意思決定に委ねられるべき」と指摘し、「同性カップルは婚姻による社会保障を受けられず、アイデンティティーの喪失といった事態が生じている」と言及していた。

 戦後に制定された憲法でも、家庭観は明治以来の主人と妻を踏襲しているので、入籍していないカップルは不利益なことが多い。個人が尊重される現在では、同性婚も異性婚も同じ扱いにされて当然だろう。いや、もっと言えば、結婚という形にとらわれる必要は無い社会にすべきだろう。家庭は、父と母で成立するという、そんな形でなくてもいいのではないか。

 町会議員や市会議員は、住民とナマで接しているから、住民の声を聞き、行政に反映させる重大な任務を負っている。地方議員に憲法を変える任務は無いけれど、国政に反映させる重要なポジションである。保育行政や学校行政の現実に不満を持っていても、口に出しにくい環境にあることも事実だろう。ここはぜひ、地方議員に頑張ってもらいたいと思う。


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