宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

えだまめの播種作業が行われました

2024年05月28日 17時07分08秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 気仙沼市本吉町表山田・三段田地区では、ほ場整備事業を推進するため推進委員会が設立され、地域農業の収益向上に向けて、高収益作物の候補として、えだまめ栽培を昨年度から取組んでいます。

 令和6年5月15日は地区の方々10名が表山田地区の試験ほ場に参集し、えだまめの播種作業が行われました。委員長からのあいさつの後、栽培担当者から播種方法について説明が行われ、この後、各々がマルチの穴あけ、殺虫剤散布、播種の係に分かれ作業を開始しました。最初は手間取った様子でしたが、次第にこつをつかみ、和気あいあいとした中で作業に汗を流しました。作業終了後は、今後の取組について打合せを行い、地域の連帯感、結束力を垣間見た感じがしました。

 今後、農地の利用や担い手への農地の集積などの話し合いを通して、地区の合意形成を図っていく必要があることから、普及センターでは引き続き地域の取組を支援してまいります。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深山牧野で牛の放牧がはじまりました!

2024年05月22日 17時07分55秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

<本文>

令和6年5月21日、栗原市営深山牧野で今年も牛の放牧が開始されました。

深山牧野は栗原市の北西部、栗駒文字地区に位置し、北の方角に栗駒山を見渡すことができる標高545mの眺望のすばらしい牧場です。

昭和45年開牧と古くからの歴史があり、40牧区120haと広大な草地は県内でも有数の公共牧場であり、県内和牛主産地である栗原畜産の核となっています。

今年は、およそ100頭程度の牛を預かる予定となっており、妊娠の有無等で群分けし、分娩予定日の1~2か月前まで牧場で新鮮な青草を食べて過ごします。

放牧のメリットとして、傾斜のついた草地の移動により、牛の足腰が強くなるなど健康な状態となり、繁殖牛の分娩事故が少なくなるとの報告があります。

繁殖牛経営を取り巻く情勢は、社会情勢や円安の影響、世界的な気候変動等に起因する飼料や資材の高騰、飼養農家の高齢化や担い手の不足等、経営の継続が非常に厳しい状況となっており、公共牧場は繁殖牛の繁殖機能回復や健康維持、飼養農家の生産コスト低減等に大きな役割を果たしています。施設の積極活用により、経営安定の一助となることが期待されます。

 

 

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班

TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上品山牧場の開牧式が行われました

2024年05月21日 16時06分25秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年5月17日、石巻市営牧場である上品山牧場の開牧式が行われました。上品山牧場は、老朽化による給水管の破損のため、令和5年度は牛の受入れを中止していましたが、畜産農家から再開を望む声があり、3月に給水管工事を実施し、2年ぶりに牛の受入れを再開しました。

 当日は、石巻市内9戸の畜産農家から29頭の繁殖雌牛(黒毛和牛)が入牧し、衛生検査や体重測定、牛体消毒等の実施後、牛たちは、広々とした草地に放牧され、のびのびと過ごしていました。

 令和6年度は、10月25日まで放牧地として開放される予定です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲種子生産ほの育苗巡回を行いました

2024年05月16日 11時06分11秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

令和6年5月9日に、JAみやぎ登米水稲種子採種組合の育苗巡回を行いました。

JAみやぎ登米水稲種子採種組合では、「ひとめぼれ」と「だて正夢」の種子を生産しており、毎年育苗の時期に各組合員のハウスを回って苗の生育状況や管理の状況を確認しています。

普及センターでは、苗の病害の有無、品種が間違っていないか、食用米と区別して適切に管理されているかといった点を重点的にチェックしています。

今年は育苗期間を通して最高・最低気温が平年よりもかなり高く、苗の草丈がやや長い傾向が見られましたが、問題となる病害は特になく、生育状況は概ね良好でした。5月中旬から順次田植が始まる予定です。

次回は、6月中旬に移植後の採種ほ場を確認する計画です。

普及センターでは、今後も優良種子生産について支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

種子大麦生産ほの第1期ほ場審査を行いました!

2024年05月13日 10時20分48秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年4月19日~30日に管内の農業法人5法人を対象に種子大麦のほ場審査を行いました。当管内では石巻市で30.4 ha、東松島市で5.8 haの種子大麦の生産が行われています。

 大麦の種子生産ほでは出穂期と糊熟期の2回ほ場の審査が行われますが、今回、1回目の審査(出穂期審査)を行いました。審査には生産者、JAいしのまき職員が立ち会い、生育状況や栽培管理状況、変種・異品種の有無、病害虫について審査をしました。昨年に続き、今年も気温が高く、平年より生育が早い傾向にあるため、赤かび防除と適期刈取に向けた準備を進めるよう指導を行っています。種子大麦の生育はおおむね良好で全ほ場が合格となりました。

 当普及センターでは、栽培指導や審査を通して優良な種子大麦の生産を支援していきます。

 

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班

 TEL 0225-95-7612 FAX 0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和6年産大豆の生産に向けて、栽培講習会が開催されました

2024年04月24日 17時24分09秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 美里農業改良普及センター管内では約1,800ha(令和5年産大豆作付実績。JA新みやぎ調べ)で大豆が作付けされ、品質・単収共に高いレベルを保っていますが、昨年産大豆は開花時期の高温・乾燥などの影響により、例年より品質が大きく低下しました。

 そのような中、令和6年産大豆の高品質安定生産を目指し、4月15日に涌谷町で、4月22日に大崎市田尻地域で大豆栽培講習会が開催されました。

 講習会では、普及センターから令和5年産の振り返りと、令和6年産大豆の栽培に向けたポイントについて、スライドを交えて説明しました。特にほ場の乾燥や高温が大豆に及ぼす影響に触れ、雑草防除や播種様式などの新技術についても情報提供を行いました。説明の最後には、農作業安全と熱中症対策について説明し、「皆さん一人一人が大切な担い手なので、健康に留意して良質な大豆生産に励んでほしい」と呼びかけました。

 普及センターでは、今後もJA等関係機関と一体となって現地検討会や生育調査等を通じて大豆の収量や品質向上に向けた活動を継続していきます。

 

 <問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小麦赤かび病防除打合会議が開催されました

2024年04月22日 09時17分22秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年4月18日に豊里地区の令和6年産小麦赤かび病防除打合会議が開催され、生産者、防除メーカー、JAが出席しました。

 普及センターからは麦の生育状況と赤かび病防除のポイントについて説明しました。今年は4月に入り平年よりも気温が高く推移し生育が進んでいることから、防除の時期について検討を行いました。また、赤かび病対策として適期収穫や乾燥調製も重要であり、それらについても生産者と情報交換を行いました。

 普及センターでは、今後も登米管内の麦類の収量と品質の向上を目指した取組について支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和5年度「だて正夢」「金のいぶき」栗原地域栽培塾を開催しました!

2024年03月26日 10時38分38秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年2月27日(火)に、JA新みやぎ築館支店において、「令和5年度『だて正夢』『金のいぶき』栗原地域栽培塾」を開催したところ、管内の「だて正夢」「金のいぶき」生産者9名が参加しました。

 今回の勉強会は、「だて正夢」「金のいぶき」の地域での安定した収量と品質向上のための、栽培技術の確立を目的に開催しました。

 勉強会では、当普及センターから「令和5年産水稲の作柄」と「『だて正夢』『金のいぶき』の生育収量調査結果と栽培のポイント」について説明しました。

 また、JA全農みやぎ米穀部生産出荷対策課より「『だて正夢』の実需から求められる品質」、(株)タカショクの代表取締役社長より「『金のいぶき』の実需から求められる品質」について説明していただきました。

 生産者からは、令和5年度に品質の落ちた「金のいぶき」の栽培方法や肥培管理について質問されるなど、有意義な勉強会となりました。

普及センターでは、今後も「だて正夢」「金のいぶき」の栽培支援を行っていきます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲作講習会で育苗のポイントを説明しました

2024年03月22日 11時15分38秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

登米市は県内の主食用水稲面積の約15%を占める主要産地です。

JAみやぎ登米東部営農経済センターでは、高品質米の生産に向け、3月15日に稲作講習会を開催し、中田、石越、東和地区から約30名の生産者が参加しました。

普及センターからは、育苗時の温度や水管理の注意点、病害の防除を中心に、また昨年問題となった高温登熟による品質低下と表層はく離の要因と対策についても説明しました。出席者からは本田の水管理について質問があり、「米の品質向上のため、7月中旬から落水までは水を切らさない管理をしてほしい」と回答しました。

普及センターでは、今後も水稲の栽培支援を行っていきます。

水稲の管理について説明中

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和6年度乾田直播栽培講習会が開催されました!

2024年03月21日 10時50分36秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年3月15日にJAいしのまき主催で令和6年度乾田直播栽培講習会が開催されました。

 講習会では、全農宮城県本部から米穀情勢について、古川農業試験場から雑草イネ・漏生イネの発生状況と対策について、東北農業研究センターから乾田直播栽培における播種以降のほ場管理について講義がありました。全農宮城県本部からはコロナ明けで米の消費が拡大し、需要は高まりつつあると説明がありました。続いて、古川農業試験場からは、雑草イネ対策について、初期剤や中期剤を組み合わせた2~3回の除草剤処理が効果的であると説明がありました。東北農業研究センターからは、乾田直播栽培の管理について、砕土・鎮圧をしっかりと行い、播種床を整えることや播種後の鎮圧、フラッシングで出芽率を確保することが重要であること、また、出芽前、入水前、入水後の3回の除草剤処理体系で雑草を抑えることで収量・品質が確保できるとの説明がありました。

 本講習会には生産者、関係機関から約50人が参加し、今後の乾田直播栽培の管理について熱心に耳を傾けていました。

 当普及センター管内の令和5年乾田直播栽培面積は979haとなっており、令和6年度も約1,000haの作付けが予想されます。当普及センターでは、これからも水稲の乾田直播栽培における栽培支援を行っていきます。 

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする