宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

(株)宮城リスタ大川にて肥料についての勉強会を開催しました!

2022年11月30日 15時13分45秒 | ⑨大規模自然災害等からの復旧・復興

 

令和4年11月15日に堆肥と土づくりに関する勉強会を開催しました。これは当普及センターのプロジェクト活動の一環で企画され,プロジェクトの対象法人である(株)宮城リスタ大川社員7人,JAいしのまき職員等が参加しました。

 勉強会では同法人に設置している堆肥実証ほの収量調査結果を説明し,土づくりの観点からバランスの良い肥料体系を紹介しました。その後,堆肥と土づくりに関しては肥料の三要素から化学肥料と堆肥の肥効の出方の違いや成分計算の方法について,社員への質問・出題を織り交ぜながら講義を行いました。

同法人は復旧農地において堆肥を用いた土づくりを進めており,代表取締役の大槻氏は「地力の低い長面では,肥料としてよりも土壌改良効果を期待して堆肥を施用し,地力の高い農地を目指したい」と今後の方針を話していました。

 当普及センターは,これからも復旧農地の担い手への栽培技術支援を行っていきます。

 

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 

TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999

 

写真 勉強会の様子


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農地整備事業予定地区で土壌調査を実施しました。

2022年11月30日 07時02分16秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 黒川郡大和町吉田金取北地区では,農地整備事業(受益面積62ha)が予定されています。令和4年11月22日,当地区において,仙台地方振興事務所農業農村整備部による土壌調査が行われ,普及センターでも調査に協力しました。この調査は,作物の生育に影響する土壌の特質を調査し,生育の阻害要因に対する改良方策を明らかにするために行われるものです。

 今回は,あらかじめ決められた82地点のほ場で,地元の推進委員等が長さ1mの検土杖を使って土壌を採取しました。その後,地元の公民館に運び,待機している農業農村整備部と普及センターの職員が指で土を触り,土の性質や色等を診断しました。土壌採取では,検土杖が深く刺さらず苦労されたところもありましたが,順調に作業が進み,予定時間内に無事終了しました。

 今後は,今回の調査結果を元に試坑調査が行われる予定で,普及センターでは引き続き調査に協力していきます。

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410

FAX:022-275-0296   

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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河北せりの現地検討会が開催されました!

2022年11月29日 10時07分31秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和4年11月1日にJAいしのまきせり部会の現地検討会が開催されました。石巻市河北地区で生産されるせりは「河北せり」として,青果物では県内初のGⅠ登録も行なわれています。。

 現地検討会には部会員9人が参加し,各ほ場を巡回しながら現在生育中の冬ぜりの栽培管理,病害虫管理について検討を行いました。ぜりほ場の生育は順調であり,病害虫防除が適切に行われていました。

 せり部会では10月から出荷が始まっており、今後出荷の最盛期となる12月に向けて品質の良いせりを栽培するための病害虫管理について助言を行ないました。

 普及センターでは今後も,ほ場の巡回等を行いながら,良品質なせり生産を目指して技術指導を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第二班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999

 

 

 

 

   

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そばの栽培講習会が開催されました。

2022年11月29日 08時32分54秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 大崎普及センター管内では,大崎市鳴子・鬼首,加美町中新田地区を中心にそばの栽培が行われています。10月から11月にかけては,秋そばの収穫期を迎え,今年も新そばの季節となりました。

 令和4年11月16日には,加美町の農事組合法人下多田川営農組合において,そばの栽培講習会が開催されました。普及センターからは,最も重要な技術対策であるほ場の排水対策を中心に,雑草防除や適期収穫など栽培の基本技術について説明を行いました。その後,令和4年産の栽培を振り返りながら,次年度以降の栽培に向けて意見交換を行いました。生産者からは,「排水対策として,補助暗きょや耕盤破砕能力のある緑肥の検討を行いたい」,「土壌分析を行い,最適な土づくりや施肥を実践していきたい」など積極的な意見が出され,栽培技術のさらなる向上が期待されます。

 普及センターでは,そばの高品質・安定生産に向け引き続き支援をしていきます。また,大崎市,加美町で生産されたそばをぜひ味わっていただきたいと思います。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター     先進技術班

 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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JAみやぎ登米胡瓜部会 促成胡瓜品種説明会および病害虫講習会が開催されました

2022年11月28日 14時58分10秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和4年11月22日に、JAみやぎ登米胡瓜部会 促成胡瓜品種説明会および病害虫講習会が開催され、部会員約40名が参加しました。

 品種説明会では、株式会社ときわ研究場および株式会社埼玉原種育成会より、品種それぞれが持つ特性や、適正な環境・管理について説明がありました。

 その後、宮城県農業・園芸総合研究所 環境部病害チームの職員を講師に、病害虫講習会が行われました。講師からは、きゅうりが急に萎れたり枯れたりしてしまう症状の原因となる病気や、ウイルス病などについて特徴や対処法の解説がありました。参加者は熱心に講習を受け、講習の後には、効果的な土壌消毒の方法やワクチン苗についてなど、様々な質問が出されていました。

 きゅうりの促成作は来年2月から本格的に始まり、3月中下旬には収穫を迎え、6月末まで収穫が続きます。普及センターでは、今後ともきゅうり産地活性化のため支援を行ってまいります。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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女性農業者のための農作業安全基礎研修会を開催しました

2022年11月24日 13時42分58秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 
 令和4年11月11日,新みやぎ農業協同組合一迫営農センターで,「女性農業者のための農作業安全基礎研修会」を開催しました。
 当日は,農作業安全に関する基礎知識を学ぶとともに,安全な農機具(刈払機)の使い方及び点検整備等を体験し,習得することを目的に,管内女性農業者7名が参加しました。
 はじめに,丸山製作所 南東北営業所 所長 杉野寛樹氏より,「農作業安全の基礎知識について」と題して,刈払機や刈刃の種類,作業を安全に行うための注意点等について講義をいただきました。
 続いて,講義での内容を踏まえて,刈払機の使い方,メンテナンス方法について実演いただいた後,参加者全員が刈払機の操作実習を行いました。
 刈払機を使うのが初めてだった参加者からは,「これなら私にもできそう。これを機に今後実践していきたい。」「1つ1つ丁寧に指導してもらい,とても勉強になった。」等の感想が聞かれました。また,メンテナンス方法の実演においては,「はじめて知った。家の人にも教えたい。」等の声が聞かれ,刈払機の使い方及び点検整備等について再確認することができたようでした。
 普及センターでは,今後も研修会等を通じ,女性農業者の資質向上や働きやすい環境整備を支援していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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アスパラガス栽培管理勉強会(黄化刈取り編)の開催

2022年11月21日 14時27分25秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 11月15日にパイオニアエコサイエンス株式会社松永邦則氏を講師として,東松島市でアスパラガス栽培管理勉強会(黄化刈取り編)を開催しました。

 松永氏はアスパラガスのハウス栽培の場合,①養分の転流は最低気温が10℃以下となる10月下旬から始まるので,12月下旬まで乾いたら軽く潅水する。②茎葉が黄化したら草刈り機等で茎を切り,ネットから抜いて片付ける。③擬葉等残渣はバーナーで焼き,完熟堆肥をマルチして2月下旬まで換気する。④土壌分析に基づいて基肥を施用し,必要に応じて殺菌剤や殺虫剤を散布する。⑤3月に保温を始め氷点下にならないよう管理し,3月下旬から9月まで収穫するなど,冬越しのポイントを指導していただきました。

 アスパラガスのハウス栽培の増設や新たに取り組みたい生産者は,株分けや堆肥の施用方法など熱心に質問や情報交換を行い,有意義な研修となりました。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター地域農業班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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仙台東部地区に女性農業者が経営するイチゴ栽培用鉄骨ハウスが完成!

2022年11月17日 17時30分04秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 

   仙台市七郷地区に,女性農業者が代表を務める「株式会社Punks Farmer(早坂亜由美代表取締役)」のイチゴ栽培用鉄骨ハウスが完成し,令和4年11月8日に各関係機関等が参加のもと,盛大に竣工式が開催されました。

   今回竣工されたイチゴハウスは,令和4年度みやぎの企業的園芸等整備モデル事業を活用しており,最新の環境制御システムを装備しています。早坂代表は,「誰もがココロ躍ることを仕事にできる社会の実現」を目標に掲げ,山元町でのイチゴの技術研修等準備期間を経て,完成にこぎつけました。

   早坂代表の取組は,園芸振興だけでなく,地域全体の活性化の実現,そしてこれからの新規就農者や女性農業者にとって大いに励みとなるもので,今後の活躍が期待されます。

   今後も,普及センターでは,環境制御システムを備えた施設の技術支援等を行ってまいります。

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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JAみやぎ登米胡瓜部会青年部視察研修会が開催されました

2022年11月17日 11時10分48秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和4年11月14日に、JAみやぎ登米胡瓜部会青年部員10名が福島県福島市の農業法人 株式会社エースアグリエイトを訪問し、視察研修を行いました。

 視察研修では、摘芯栽培とつる下ろし栽培の2種類の栽培体系を見学し、管理方法や病害虫対策、暖房用ダクトの設置方法などについて、活発な質疑応答が行われました。また、環境測定機器や炭酸ガス発生装置を用いた環境制御について、取り組みや収量などについての実例を学び、自身の栽培にどのように取り入れられるかなど様々な意見交換が行われました。

 普及センターでは、新たな技術や設備を取り入れた栽培にチャレンジする農業者に対して、今後とも支援を行ってまいります。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 

 


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令和4年度宮城県農林産物品評会の野菜部門で農林水産大臣賞受賞をした 後藤氏(東松島市)が東松島市長へ表敬訪問しました!

2022年11月17日 09時32分39秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 

 令和4年11月14日(月)に,令和4年度宮城県農林産物品評会野菜部門で農林水産大臣賞を受賞された,東松島市の後藤喜久雄氏が東松島市の渥美巖市長を表敬訪問しました。

本品評会は,宮城県が主催し,農業者の生産意欲の高揚と生産技術の向上を図り,農林産物の生産振興に寄与することを目的に,10月22日,23日に「せんだい農業園芸センター」で開催されました。

 後藤氏はJAいしのまきの営農指導員として,長年地域の園芸生産指導に従事する傍ら,自身も兼業農家として主に長ねぎの生産を続けてきました。JA勤務時には,当時の普及指導員の現地指導の際に,共に活動する場面も多くありました。

 今回,8度目の出品で念願の第1席の農林水産大臣賞を受賞されました。石巻管内は秋冬ねぎの野菜指定産地となっており,JAいしのまき長葱部会副部会長の務める同氏の受賞で,当産地の技術研さんの機運がより一層高まることが期待されます。

   普及センターでは引き続き,高品質で安定したねぎ生産に向け,支援を行ってまいります。

<連絡先>

宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班

TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

 


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