宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみやぎ登米りんご生産部会の「せん定講習会」が開催されました

2022年01月31日 18時09分48秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和4年1月27日に,JAみやぎ登米りんご生産部会による「せん定講習会」が登米市中田町八幡山のりんご園地にて開催され,19人の部会員が参加しました。

 まず初めに,普及センターから,令和4年産の防除暦と農薬のローテーションの考え方について説明しました。

続いて,県農業・園芸総合研究所の研究員が講師を務め,わい性台木の「ふじ」のせん定について,成木と若木の2本で実演し,せん定の考え方について説明がありました。

 さらに,一部の若手生産者が取り組んでいる樹体ジョイント栽培のせん定についても,接ぎ木5年目の樹体で実演を交えて説明がありました。

 せん定は,有望な枝や花芽を残しつつ,不要な枝を落として樹勢と樹形を整えるために行いますが,講師からは,原則を踏まえつつ,1本1本の数年後の樹形や園地の姿を想像しながらせん定した方が良いと解説がありました。奥の深さに,参加者は熱心に耳を傾けていました。

 昨年は,4月の低温による凍霜害が登米地域でも広範囲に発生して収量や品質が低下したこともあり,生産者の今年に懸ける意気込みが感じられる講習会となりました。

普及センターでは,今後もりんごの技術情報の提供などを通じて,産地を支援してまいります。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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【亘理・大河原普及センター共催】若手りんご生産者研修会の開催について

2022年01月28日 17時52分30秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 亘理管内は,県内有数のりんご生産地です。令和4年1月20日,亘理農業改良普及センターでは,大河原農業改良普及センターと共催で,両管内の若手果樹生産者を対象に,「若手りんご生産者研修会」を開催しました。参加者は15名でした。
 県内では,親世代からりんご園を引き継ぎ,老齢化したりんご樹も多いため,今回の研修では,改植,新植等を進めていくため,国の果樹関連事業について,県園芸推進課曽根技術主査より情報提供をいただきました。
 また,樹齢に合わせたせん定方法の実技研修も行い,県指導農業士である結城喜和氏(亘理町)を講師として,樹齢約50年のマルバカイドウ台木等で実演を行いました。講師からは,基本的な枝の切り方の他,将来の枝の構成に向けた準備と今年の収量を極端に減らさないためのせん定方法等について,丁寧な解説がありました。参加者は,熱心に学ぶとともに生産者同士の交流を深めていました。
 普及センターでは,今後も巡回指導やこのような研修会等を通じて,りんご栽培技術の向上や担い手育成に向けた支援を継続していきます。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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亘理地域農業普及活動検討会(第2回)を開催しました

2022年01月28日 17時33分19秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

令和4年1月25日に,今年度2回目の亘理地域農業普及活動検討会を開催しました。

この検討会は,外部の評価委員(市町,農協,消費者代表,商工業団体,農業者代表など)に対して,普及活動の取組状況や次年度計画を説明して,活動手法や計画内容などの評価や課題解決に向けた助言をいただくため,毎年2回開催しています。

今回の検討会では,重点的に支援している活動(プロジェクト課題)の4課題について,取組状況を報告するとともに,活動最終年となる3課題(次代につなぐ大規模法人の生産体制整備による経営の安定化,新品種「にこにこベリー」導入定着によるいちごの安定生産,「シャインマスカット」の栽培技術力の向上による生産拡大)については,スライドを使って,取組経過や活動成果などを説明しました。

また,次年度の普及指導計画(案)の概要を説明するとともに,新たに設定したプロジェクト課題(3課題)の内容を説明しました。

委員からは,震災後に設立された法人の維持・発展や後継者確保は喫緊の課題であり,これら課題への取組みを評価するとの意見をいただきました。また,SDGsの取組みに対しても実践者の視点からの貴重な助言をいただきました。

委員からの意見や助言を,今後の普及活動に活かしてまいります。

   

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


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令和3年度「にこにこベリー「栽培管理研修会」に管内農家と参加しました

2022年01月28日 15時45分08秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 宮城県育成品種の「にこにこベリー」の栽培技術向上のため,にこにこベリー栽培展示ほ担当農家等及び普及員を対象としたセミナーがWeb会議方式で開催されました。
 はじめに,宮城県農業・園芸総合研究所の職員より,Webカメラを設置している県内4つの展示ほの12月上旬から1月上旬にかけて7日おきの画像データが示され,それぞれの頂花房や腋花房の開花状況や,草高の違いにより生育ステージが一目でわかることが紹介されました。また,厳寒期の「にこにこベリー」の栽培管理のポイントとして,令和3年12月中旬までは気温が高く推移したが,12月下旬から令和4年1月にかけては気温が低く推移していること,2月は,平均気温は低いが日射量は9月並みになり,日長時間は11時間となることで10月と同程度になることが説明されました。そのため,2月4日の立春以降は温度管理の切り替え時期となり,草の姿を見て,電照時間を加減して欲しいとのことでした。
 各地域からの情報交換では,4か所の展示ほ管轄の普及センター及び担当農家より過去1ヶ月のウイークリーレポートを活用した栽培管理の紹介がおこなわれ,燃油が高騰していることから,最低温度を下げる管理をしている農家もあれば,十分加温して収量を確保しようとする農家も見られました。
 参加した法人のいちご担当からは,他生産者の温度管理や草姿を一度に確認することができ有意義であったと感想をいただいきました。
 今後もにこにこベリーの栽培技術向上に取り組んでいきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第二班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999


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オリーブ巡回指導会

2022年01月28日 14時30分03秒 | ⑨大規模自然災害等からの復旧・復興

 石巻市では平成26年からオリーブの栽培を行っており,現在4haあまりの栽培面積となっています。今年で栽培開始から7年目となりますが,幼木期の初期収量をあげるため当初3m間隔で植栽(※計画密植)していた樹体もまもなく隣の樹と重なるほどに大きく生長してきています。
 このため,新たに園地を造成し,1本おきに移植することとしましたが,大きく生長した樹体を移植するためには地上部の切り詰めや根廻などを行う必要があります。そこで令和4年1月25日に移植に向けた指導会が開催されました。
 講師には(株)アライオリーブの荒井雅信社長をお迎えし,移植樹のせん定方法や根廻など実技を交えながら実習を行いました。通常のせん定とは異なり,移植樹は地上部を大きく切り詰めるため,移植後の樹冠容積回復にはやや年数を要しますが,移植樹が健全に生育するよう思い切ったせん定を行いました。
 普及センターではこれまで造成地の土壌診断などの支援をおこなっていますが,今回の移植樹が健全に生育するよう技術支援を行っていきます。

※計画密植:果樹を栽培する場合,最初の数年は樹体が小さいので,本来必要な間隔(オリーブでは6m×6m)よりも狭い間隔で植栽し,樹の密度を高くして面積あたりの収量を上げるという考え方。やがて樹種ごとの適性間隔にするため,間伐や移植を行う必要があるが,仮に間伐を行ったとしてもその時点ですでに苗木代と育成費以上の収益をあげているため,このような植栽を行うことがある。

 <連絡先>                                                                  
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班                              
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999                              


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パソコン簿記研修会

2022年01月28日 14時24分14秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 石巻管内では自らの経営改善と経営管理能力の向上を目指す若手農業者が多く,昨年度からパソコンによる簿記記帳に関する研修会を開催してほしいとの要望がありました。
 このため、普及センターでは昨年8月につづき本年度第2回となる農業簿記ソフトを利用した簿記記帳に関する研修会を開催しました。今回は償却資産の処理方法や決算のための演習を行いましたが、参加された方々全員が問題無く操作されており,パソコンによる簿記記帳の知識を十分に習得していただけたものと思われます。
 普及センターでは,今後も若手農業者を中心とした経営管理能力の向上に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第二班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999 


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みやざきどどんこ館で花きの新品目作付についての研修を行いました。

2022年01月28日 09時31分36秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

   大崎農業改良普及センターでは,令和4年1月17日に,加美町にあるみやざきどどんこ館と連携し,花きの新品目作付についての研修を行ないました。みやざきどどんこ館では,産直部会で花きの新品目作付に取り組みたいという機運が高まっており,普及センターからは露地栽培できる花きについて情報提供をしました。
 今後は普及センターで紹介した品目から,部会員が作付する品目を選定し,試験栽培を行うとともに,栽培技術等の情報提供を行う予定です。

普及センターでは,今後も大崎地域の花き栽培の支援に取り組んで参ります。
 <連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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牛乳料理講習会を開催しました!

2022年01月28日 09時22分39秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和4年1月21日に気仙沼市のキッチンスタジオで気仙沼地区生活研究グループ連絡協議会と共催で牛乳料理講習会を開催しました。講習会には21人の会員が集まり,みやぎ食育コーディネーターの千葉マキ氏を講師に迎えて,管内の農事組合法人モーランドの牛乳や乳製品を使用した料理4品の作り方を実習しました。レシピをもとに参加者それぞれが工夫しながら料理を作り上げました。参加者からは,「自宅でも作ってみたい」,「娘にレシピを教えたい」などの声があり,大変好評でした。
 実習後には講師から牛乳や食物繊維を摂取する重要性などを講話していただき,充実した講習会となりました。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068  FAX:0226-22-1606


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鳥獣被害対策研修会を開催しました

2022年01月28日 09時19分12秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 当普及センターでは,昨年度から南三陸町歌津地域を対象に「集落ぐるみの鳥獣被害対策モデル事業」を活用し,効果的な鳥獣被害対策ができるよう支援しています。
 歌津地域の田表・中在地区では,今年度に電気柵の設置に向けて準備を進めてきました。令和4年1月17日に(一社)サスティナビリティセンターの相澤あゆみ氏を講師に迎え,電気柵の設置研修会を行いました。電気柵の設置手順を教わりながら実際に設置していき,適切な設置方法を学ぶ良い機会となりました。
 地域住民が連携して対策することで安心して営農活動が行えるよう,今後も継続して支援していきます。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068  FAX:0226-22-1606


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加美町の長ねぎ生産法人でGAPに関する研修会が開催されました。

2022年01月28日 09時03分12秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 令和4年1月19日に加美町で長ねぎを生産している法人に対して,みやぎ産業振興機構の事業を活用した専門家派遣による「GAP取得に向けた研修会」が開催されました。
 研修会は令和4年2月までに計3回開催される予定で,第1回となる今回は,はじめに座学で「なぜGAPが必要なのか」と題し,収穫・調製工程における作業手順の明確化や危険な作業に対するリスク評価について学びました。その後,実際にねぎを調製・出荷する作業場や農業生産管理システムを確認し,認証取得のために改善が必要な箇所の指導が行われました。
 研修会に参加した従業員6名は講師からの質問に積極的に回答し,質問も行うなど前向きな姿勢でした。若い従業員も多く,今後協力してGAPに取り組まれることが期待されます。
 普及センターでは,引き続きGAP実践の取組みや認証取得に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910


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