宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和元年東日本台風の被災地区で、集落営農法人が設立!

2023年09月29日 13時45分01秒 | ⑨大規模自然災害等からの復旧・復興

 令和5年9月10日丸森町羽生地区において、地区の担い手らが発起人となって、集落営農組織「農事組合法人 羽生ファームまるもり」の設立総会が行われました。

 丸森町羽生地区は、令和元年東日本台風の浸水被害から、令和3年に営農を再開することができたものの担い手の減少や高齢化が進んでいる現状から、若い世代に継承しやすい営農環境を整えていく必要があると考え、農地整備事業の実施希望と併せて、集落営農法人の設立に向けた話し合いが進められてきました。

 法人設立後は、農地中間管理事業を活用して、新法人に農地を集積・集約化し、園芸作物などの高収益作物の導入も検討しながら、効率的な営農の実践を目指していきます。

 普及センターでは、設立法人の円滑な組織運営と安定経営が行われるよう、関係機関等と連携して支援を継続してまいります。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班

     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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仙南地区で、RTKシステムを活用した「たまねぎ直播」実演会を開催!

2023年09月29日 13時37分09秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 大河原農業改良普及センターでは、令和5年9月5日丸森町竹谷地区において、RTKシステムを活用した「たまねぎ直播」実演会を開催しました。会場とした竹谷地区は、令和元年東日本台風の浸水被害からの復興に取り組んでいる地区であり、ほ場の選定や実演に当たっては、丸森町農業創造センター、㈱ヤンマーアグリジャパン、県農業・園芸総合研究所など多くの関係者から協力をいただきました。

 当日は、JAみやぎ仙南たまねぎ部会の生産者のほか、JA、市町担当者ら30人以上の参加がありました。JAみやぎ仙南では、乾燥施設や大型収穫機械を導入するなど、機械化一貫体系の体制を整備し、たまねぎの生産拡大に取り組んでいます。今回の直播栽培は、育苗作業の省力化等を図ることができ、栽培面積拡大に向けて、有効な技術と考えられます。

 また、実演は、衛星測位情報により高精度な農作業を可能とするRTKシステムを使って行いました。自動操舵システムを搭載したトラクターを運転するオペレーターは、後方の播種装置の動作をしっかりと確かめながら作業を進めることができていました。

 普及センターでは、町、JA等の関係機関と連携を図りながら、実証技術の調査や検証等を行い、仙南地域のたまねぎ生産拡大につなげてきたいと考えています。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班

 TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

     


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登米市4Hクラブが「登米おいしいもの市」で販売会を行いました!

2023年09月29日 11時02分35秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和5年9月27日(水)に仙台市勾当台公園で「登米おいしいもの市」が開催され、登米市4Hクラブも参加し、農産物の販売を行いました。「耕作放棄地プロジェクト」でクラブ員が栽培したばれいしょのほか、先輩クラブ員が栽培したえだまめやピーマンなどの野菜等11品目を販売しました。当日はあいにくの雨の中での販売となりましたが、消費者との交流を通じて登米市4Hクラブの活動をPRする良い機会となりました。

当普及センターは今後も登米市4Hクラブの活動を支援していきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522  


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登米市新米試食会が開催されました

2023年09月28日 13時12分07秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 登米市農業振興協議会主催の新米試食会が9月22日に開催され、流通業者やホテル・旅館の関係者、登米総合産業高等学校の農業科の生徒など約80人が、市内で生産された環境保全米「ひとめぼれ」「ササニシキ」「だて正夢」の新米を食べ比べました。

 登米市では2003年から環境保全米(農薬や化学肥料をできるだけ少なくして栽培したお米で、環境そして人にも優しい安心・安全なお米)に取り組んでおり、今年の新米を試食した参加者からは、「猛暑の影響が心配されたが、甘みと香りがあって大変おいしかった」といった感想が聞かれました。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522  

 

   試食した感想を話す参加者


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抑制トマト現地指導会が開催されました

2023年09月27日 16時01分50秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 7月に定植したトマトの収穫が間もなく始まることから、亘理町逢隈地区で5名の生産者が参集し、9月15日に抑制トマトの現地検討会が開催されました。生産者、JAみやぎ亘理、普及センターから、各担当者も参加し、2か所のほ場を巡回し、生育を確認した後に、今後の管理について検討しました。

 今作は、定植後の高温の影響により生育がやや遅れ、着果が十分でなかったところもみられ、また、害虫の発生と防除効果について確認をしました。

 巡回後の検討会では、今後もしばらくは高温が続くことから、着果管理は当面ホルモン処理を行うこと、処理ステージは、花びらがきちんと開いた状態で処理することを確認しました。今年の収量安定化に向けて、着果管理と追肥、かん水管理を徹底していけるようお互いに情報交換を行い、生産者らは気持ちを新たにしていました。

普及センターではこれからも関係機関と協力して、トマトの安定生産に向けて支援してまいります。

 

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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栗原農業士会員が互いの経営を学び合う視察研修会が開催されました

2023年09月27日 11時05分31秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 
 令和5年9月7日(木)に、栗原農業士会(会長:石川輝芳、会員19人)による令和5年度栗原農業士会経営状況相互視察研修会が開催されました。本研修会は、会員の農業経営発展に役立てるため、お互いの経営状況を視察し合うもので、今回は令和5年度新たに青年農業士に認定された(農)iファームの酒井宏和さん(志波姫)と佐々木慶英さん(高清水)の経営を視察しました。

 当日は、栗原市内で先進農業体験学習中の宮城県農業大学校生3名も参加し、交流を図ることができました。はじめに、訪問した(農)iファームでは、大規模土地利用型経営の話を伺うとともに、機械装備を見学しました。ドローン、ロボットトラクターなどITを活用した新しい農業の姿に参加者は驚いていました。
 次に、訪問した佐々木慶英氏は、30haの水稲と20aの施設いちご施設を営む大規模複合経営農家です。平成24年に宮城県農業大学校卒業と同時にいちご経営を開始し、昨年、父の水稲経営を継承しました。大規模経営のやりがいと苦労を同時に聞くことができて、農業士、研修生とも大変参考になったようです。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144


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第1回気仙沼農業改良普及センター普及活動検討会を開催しました

2023年09月26日 13時14分15秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 普及センターでは課題の進捗状況や課題設定、計画等について、外部からも検討・評価してもらうため、外部の有識者を普及活動検討委員として委嘱し、年2回普及活動検討会を開催しています。今年度の第1回目検討会を令和5年8月31日(木)に宮城県気仙沼合同庁舎で開催いたしました。

 出席した活動検討委員5名に対して、本年度の普及計画の概要や最重点として取り組むプロジェクト課題の進捗状況を説明し、検討していただきました。

当普及センターでは、本年度のプロジェクト課題として、課題No.1「担い手を核とした地域農業の継続・発展」、課題No.2「市場等ニーズに応じた花き・花木生産による経営発展」、課題No.3「四季成りいちごの生産体制確立による収量確保」の3課題に取り組んでいます。

  委員からは様々な意見をいただきましたが、特に課題No.2に対し生産者目線で労働生産性が向上する取り組みであると高評価をいただきました。

 普及センターでは、今回いただいた意見を参考に、効果的な普及活動の推進に努めていきます。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


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気仙沼地区みやぎ農業未来塾を開催しました

2023年09月22日 11時17分44秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和5年9月6日に気仙沼地区みやぎ農業未来塾を開催しました。今回は南三陸町で先進農業体験学習を行っている農業大学校の1年生を対象に、管内の若手農家の取組や農業経営の実際を把握し、就農意欲の醸成や今後の進路の参考とすることを目的に、気仙沼地区4Hクラブ員との交流会を行いました。予定していた4Hクラブ員のほ場視察は雨天で中止となりましたが、その分、クラブ員と学生とで充実した情報交換が行われました。クラブ員からは、農業大学校在学時代の経験談、先進体験学習や学校生活、就農時の助言、現在の取組等についての話があり、「農業大学校での人脈が就農後も必ず役立つので、人との繋がりを大事にしてほしい」との言葉が学生に贈られました。学生も自身の目標や学生生活についてクラブ員に相談する様子が見られ、充実した交流会となりました。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


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美里地区みやぎ農業未来塾(先進農業経営体視察研修会)を開催しました

2023年09月22日 10時55分21秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 新規就農者や農大先進農業体験学習中の学生を対象に、農業技術や経営管理の習得を図るため、令和5年9月11日(月)に美里地区みやぎ農業未来塾を開催し、美里4Hクラブの活動を紹介と先進農業経営体への視察研修を実施しました。

 はじめに、美里町の農家レストラン「野の風」で昼食を取りながら、美里4Hクラブ会長から、先進事例研修や情報交換などを行い、農業経営技術の習得と仲間づくりを展開している「美里4Hクラブ」の活動について紹介がありました。

 昼食後は、先進的な農業経営体の視察見学を行い、最初に、平成18年に法人化した大崎市鹿島台の有限会社エイト農産の代表から設備投資を抑え、水稲、麦、大豆の2年3作のブロックローテーションとさつまいも等の野菜栽培についてお話を伺いました。

 次に、鹿島台の黒毛和種肥育牛農家から牛の快適性と仕事のし易さ、低コストを心掛けた木造牛舎で、血統や病気に注意し、飼料高騰など経営の厳しさについてお話を聞きました。

 最後に、平成26年に集落営農組合から法人化した美里町の農事組合法人みらいす青生の代表から計画的に施設や機械を導入整備し、水稲、麦、大豆と野菜の大規模経営する取組みを説明していただきました。夏は地下水位制御方式を活用したトウモロコシなどの野菜栽培と冬は大豆の選別調製を組み合わせた周年就労を実現し、自動操舵の農業機械、ドローン、圃場管理システム等のスマート農業技術を活用して地域農業の発展を目指しているとのお話しに参加者は興味を持っていました。

 普及センターでは、今後も、新規就農者等を対象に、先進的な農業経営体の経営戦略や美里4Hクラブの活動などを紹介し、農業後継者の確保、育成を行っていきます。

<問合せ先>美里農業改良普及センター地域農業班TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225


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第1回美里地域農業普及活動検討会の開催

2023年09月22日 10時19分42秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和5年9月1日(金)、普及活動検討委員8人に出席いただき、第1回美里地域農業普及活動検討会を美里農業改良普及センターで開催しました。

 はじめに、令和5年度普及指導計画の概要について説明した後、3つのプロジェクト課題について、前半の取組み状況や今後の活動計画についてスライドで説明しました。

 課題No1「土地利用型法人の経営戦略の策定と持続的経営の展開」では、大崎市田尻の集落営農法人を対象とした、経営管理研修会での決算書からの経営状況の把握による経営計画の見直しや高収益作物の導入支援について説明しました。

 課題No2「土地利用型法人が取組む加工業務用にんじんの安定生産」では、美里町内の5法人が取組むにんじん栽培について、品種選定や病害虫防除、販路開拓の支援活動を説明しました。

 課題No3「堆肥の活用と施肥方法の改善による麦類の品質・収量の向上」では、涌谷町の経営体を対象に小麦の生育中の堆肥散布や追肥方法の改善による収量品質の向上の取組みについて説明しました。

 委員からは、「部門別収支の把握や経営計画見直しは持続的な経営展開に必要である。」「露地野菜は天候のリスクは高いが、にんじんの産地化を支援してほしい。」「耕畜連携、地域資源を活用した堆肥の利用促進に期待する。」等の意見をいただきました。

 普及センターでは,農業者や地域農業の課題解決を図るため、外部委員の意見や評価を参考にしながら、関係団体と連携して効率的な普及指導活動に取り組んでまいります。

<連絡先>

美里農業改良普及センター地域農業班TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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