宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和4年度登米地域園芸特産振興研修会を開催しました

2023年03月31日 13時10分13秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和5年3月15日(水)に,生産者,関係機関等20名程の参加のもと登米合同庁舎において「令和4年度登米地域園芸特産振興研修会」を開催しました。

研修会では,近年の肥料価格高騰を受け,「園芸作物の土壌分析・たい肥を活用した肥料費節減について」と題し,農業・園芸総合研究所園芸環境部土壌環境チームの瀧上席主任研究員を講師に研修しました。講師からは,肥料費節減のためには,土壌分析値を活用して必要な肥料成分を把握し,過剰投入を避けることが必要であることや,正確な土壌分析を行うための土壌採取の仕方,たい肥混合肥料を使用した試験結果等についても説明がありました。

今回の研修会は,近年の肥料価格高騰の状況下で,施肥の基本を見直すよい機会となりました。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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令和4年度 農山漁村女性活躍表彰 地域子育て支援部門で 東松島市 石森さと子氏が優秀賞を受賞!

2023年03月30日 18時32分40秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

  令和4年度農山漁村女性活躍表彰の地域子育て支援部門で、東松島市の石森さと子氏が優秀賞を受賞し、3月10日(農山漁村女性の日)に東京で開催された表彰式で表彰状を授与されました。

  この賞は、農山漁村男女共同参画推進協議会が主催し、農林水産業及び農山漁村の活性化や農林水産業経営、政策・方針決定への女性の参画推進、次世代リーダーとなりうる若手女性の農林水産業への参入、地域の子育て支援など女性活躍推進のために積極的に活動している個人又は団体を表彰するものです。今回、全国から39事例の応募があり、宮城県での受賞は2事例目となります。

 石森氏は、子供の偏食をきっかけに食に興味を持ち、JAいしのまき女性部活動を通して、東松島の農産物を題材に、小中学校での食農教育を東松島市内に普及・定着させたこと、東松島市の食のイベント「食べメッセ」において、防災レシピの紹介やフードドライブ等に取組み、多世代を対象とした子育て支援を推進したこと等、農業者の視点から展開した食農教育の功績が認められました。

 渥美東松島市長とJAいしのまき松川組合長を表敬訪問。「農村の特色を生かした子育て支援の実践や様々な人との交流を通し、食の大切さを幅広い世代に伝える取組について、今後も期待したい」とのお言葉をいただきました。

普及センターでは引き続き、女性農業者の活動を支援していきます。

<連絡先>

宮城県石巻農業改良普及センター地域農業班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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気仙沼地区4Hクラブ連絡協議会研修会が開催されました。

2023年03月29日 14時27分12秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和5年3月8日,「気仙沼地区4Hクラブ連絡協議会研修会」が開催されました。研修会では,仙台市若林区で一年を通してイチゴなどの果物狩りを体験できる「JRフルーツパーク仙台あらはま」を視察するとともに宮城県農業・園芸総合研究所主催の「水田活用による露地野菜生産振興のための排水対策実証研修会」に参加しました。

 JRフルーツパーク仙台あらはまでは,菊地秀喜専門監からブドウ,ナシ,リンゴ,施設イチゴ等について栽培概要や管理方法,土づくりや施肥方法等,実践的な話を中心に分かりやすく説明していただきました。

 水田活用による露地野菜生産振興のための排水対策実証研修会は,果樹園での排水対策に取り組んでいる4Hクラブ員も参加しており,排水対策の重要性や基本技術の他,様々な作業機等について写真や動画を使い紹介されていました。

 どちらも,参加したクラブ員がすぐに実践できる内容が含まれ,これからの農業経営に役立つ研修会となりました。


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やくらい土産センターでさつまいも栽培講習会を開催しました

2023年03月29日 09時03分07秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和5年3月24日に,やくらい土産センターでさつまいもの栽培講習会が開催され,13人の生産者が参加しました。普及センターからは,育苗から貯蔵までの一連の栽培技術について説明しました。講習会の中では,生産者同士で疑問を投げ掛け合い,議論している様子も見られました。生産者からは,線虫の防除方法や無化学肥料栽培における留意点など多くの質問が寄せられ,充実した講習会となりました。 

 当普及センターでは,今後もやくらい土産センターの活性化に向けた支援を行っていきます。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班

 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


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ばれいしょほ場排水性改善施工実演会を開催しました

2023年03月28日 16時24分09秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年3月15日, 遠田郡美里町平針地区のばれいしょほ場で, 穿孔暗渠機(カットドレーン)の実演会を開催しました。

 美里町は, カルビーポテト(株)と生産者が連携し, 県内有数の加工業務用ばれいしょの産地となっています。水田による高収益作物の生産振興を進めていますが, 近年の大雨の影響や排水性の問題から湿害により生産量や品質が低下するといった課題があります。

 そこで, 農業・園芸総合研究所とヤンマーアグリジャパン(株)の協力のもと, 排水性改善に関する情報の周知を行うために, 補助暗渠の施工を実演しました。

 メーカーからは, カットドレーンの作業の特徴などの説明があり, 施工の様子を間近で見ながら, 活発な意見交換がされました。また, 参加者からは, ばれいしょ栽培の課題である湿害リスクの解決につながり, 生産の安定化が期待できるなどの声が出ていました。

 普及センターでは, 今後, 補助暗渠を施工した区と対象区で生育調査を行うなど, 水田における高収益作物の導入, 拡大に向けた取り組みを支援していきます。

 

実演会の様子

<問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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JAみやぎ登米花卉部会トルコギキョウ専門部の全体会及び実績検討会が開催されました

2023年03月28日 13時52分53秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年3月23日に登米市迫町の大瀬研修室で,JAみやぎ登米花卉部会トルコギキョウ専門部の全体会及び実績検討会が開催され,専門部員,市場担当者,関係機関等13名が参加しました。
 令和4年産の販売実績については,燃料費高騰による作型の変更や昨年6月の高温,7月の大雨の影響等により,出荷本数が前年より約1割減少したことが報告されました。また,仙台,石巻,東京の市場関係者から,昨年は大雨等の影響で入荷が減少した一方で業務需要の回復やホームユース需要の堅調さから全体的な単価の上昇につながったこと,令和5年産に向けて品質の向上と生産量の維持,地元産地への期待など助言をいただきました。また,令和5年度事業計画案では,例年どおり事業を行うとともに,一部品種の出荷規格を見直すことなどが承認されました。普及センターからは病害防除や農作業安全について情報提供を行いました。
 普及センターでは引き続き産地発展に向けた高品質生産への支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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涌谷町で大豆栽培総合実績検討会が開催されました

2023年03月28日 10時53分33秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

涌谷町は大豆栽培が盛んな地域で,町内産の大豆は卸からも高い評価を受けています。

令和4年産は個人10名を含む22経営体,播種面積は約420haとなりましたが,7月15日の記録的豪雨により,麦あとの大豆を中心に大きな被害を受け,最終的には約340haに減少しました。

そのような中,涌谷町米づくり委員会では,「災害をばねに,また大豆栽培に取り組んでほしい」という思いを込め,大豆栽培総合実績検討会を開催しました。

最初にJA新みやぎみどりの統括営農センターから大豆の情勢,次に涌谷営農センターから収量と品質について説明があり,全体の単収は約130kg/10aであったが,水害被害が軽微だったところでは200kg/10aを超えたほ場もあったこと,上位等級比率は90%以上と,品質は良好であった,という話がありました。

普及センターからは,大雨の被害を受けた大豆の様子や害虫の被害を受けた株,発生の多かった被害粒等を写真を中心に紹介し,5年産栽培に向けた改善点を説明しました。湿害回避のための畦立播種栽培や,主茎の伸長を抑え倒伏防止につながる摘芯栽培の他,有機物施用の重要性にも触れ,「土壌物理性の改善は,窒素の供給に重要な役割を持つ根粒菌にも良い影響を与える。肥料が高騰している今,堆肥を積極的に活用してほしい」と呼びかけました。

その他,肥料メーカーからは「減プラスチックコーティング肥料」や大豆に適した肥料について紹介がありました。

普及センターでは,市町村及びJAと一体となり,現地検討会やほ場巡回により,大豆の収量や品質向上に向けた活動を継続していきます。

<連絡先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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令和5年度気仙沼地区生活研究グループ連絡協議会通常総会及び花寿司づくり講習会が開催されました

2023年03月28日 09時17分45秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和5年3月14日に,令和5年度気仙沼地区生活研究グループ連絡協議会通常総会が開催されました。2年ぶりに会員が集まっての開催となり,令和4年度の活動内容を振り返るとともに,令和5年度の活動計画が協議されました。

 総会終了後には地域食材を使用した料理講習会として,花寿司づくり講習会が行われました。「キッチンスペース夢の舎」の石田幸子シェフを講師に迎え,断面が桃や桜の花の模様となる花寿司の作り方を実習しました。参加者は講師からの指導をもとに,難しい工程に苦戦しながらも,楽しみながら料理を作り上げていました。

 

<連絡先>

 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班

 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606


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令和5年2月に生産者と実需者の連携強化のための花き産地交流会を開催しました

2023年03月27日 15時26分31秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 花きの分野では,産地名を表示した販売がほとんど行われていないため,消費者が購入する時に産地を認識しづらい状況にあります。こうした中,名取市花卉生産組合では,実需者の協力を得て名取のカーネーションの産地表示販売の実証に取り組んでおり,取組の定着と発展が期待されます。

 生産者と生花店の間で顔が見える関係の構築が取組発展のカギであることから,令和5年2月15日に亘理農業改良普及センター主催で,生産者と実需者の連携強化のための花き産地交流会を開催し,生花店や名取市花卉生産組合員,名取市関係機関の計26人が出席しました。

 第1部は花き類4品目(カーネーション,ばら,ストレリチア,ラナンキュラス)の生産ほ場を見学しました。生産者から各品目の特徴や栽培管理の要点等の説明があり,生花店等の参加者は,日頃見ることがない切り花生産ほ場に興味深く見入っていました。

 第2部は集会所に移動し,これまで取り組んだ産地表示販売の手法や内容を振り返りながら,反省点や今後の抱負等について意見交換を行いました。生花店からほ場見学への感謝や今後の継続について数多くの意見が出され,名取市から「市役所正面玄関で同時期に行った名取市産切り花の展示が非常に好評であった」と,生産者自らの手による産地PRの成果報告がありました。

 第1部,第2部を通して,参加者の間で,活発な意見や情報交換が行われ,大変有意義な交流会になりました。

 花き生産者,生花店,関係機関が連携して,地域内で特産品を盛り上げようとする機運が高まっています。普及センターでは,地域の花き生産振興を支援してまいります。

ほ場見学の様子

意見交換の様子

切り花展示の様子

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 

 

 


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「第61回全国青年農業者会議」が開催されました

2023年03月27日 09時08分37秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 令和5年3月2日~3日に,東京都江戸川区総合文化センターにおいて第61回全国青年農業者会議(主催:全国農業青年クラブ連絡協議会)が開催されました。
 本会議は全国から青年農業者が集い,技術交換・交流を通して経営のレベルアップを図るもので,青年農業者や関係者300人以上が参会して盛大に開催されました。当日は,クラブ活動,農業経営,農家生活,農村環境,ボランティア活動などの体験を通じて日頃考えていることを発表する意見発表が行われ,全国各地域ブロックから選ばれた代表8人の発表が行われました。
 登米市4Hクラブの熊谷利輝さんは,東北ブロック代表として,「私を成長させるもの」と題し,自身が成長するきっかけとなった出来事について発表しましたが,惜しくも受賞とはなりませんでした。熊谷さんは,発表前に登米地域の先輩農業者や,職場の上司から発表にあたってのアドバイスや激励をいただいており,4Hクラブに加入したことで素晴らしい経験を積むことが出来たと大会後に話していました。
 当普及センターでは,今後も熊谷さんをはじめとする農村青少年の活動を支援していきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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