宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ばれいしょ収量向上は土づくりから

2014年02月28日 13時40分42秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 当管内の美里町では,ポテトチップス用ばれいしょ(品種:トヨシロ)が約12haで契約栽培されています。去る2月18日にJAみどりの美里ポテト部会の活動の一環として,普及センター職員が講師となり土づくりに関する研修会を実施しました。土壌診断結果の解説および事前に実施した土壌診断結果に基づき,各生産者のほ場についてリン酸や塩基に関する土壌改良のポイントをアドバイスしました。また,「そうか病」の発生が懸念されることから,土壌管理における対策を説明しました。
 今年度の反収は天候不順の影響を受けましたが,来年度は目標平均反収3t越えを目指して3月末から定植が始まる予定です。
 今後も普及センターでは,ばれいしょの安定生産に向けて支援を継続していきます。

 <問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班
                                                             TEL 0229-32-3115
                                                             FAX 0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャベツ機械化一貫体系展示実証事業 成績検討会を開催しました

2014年02月27日 17時08分53秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 登米は「地中海キャベツ」ブランドの名で知られている県内一のキャベツ産地ですが,近年,作付面積が減少傾向にあります。その要因として,栽培農家の高齢化と作業が重労働であることが挙げられます。
 普及センターでは本年度,キャベツ栽培の軽労化を目的とした機械化一貫体系の実証展示事業に取り組んでおり,登米市米山町の実証展示ほ30㌃で,8月に「畝立同時施肥機」,「全自動機械移植機」,9月に「中耕培土機」,「ブームスプレイヤーによる病害虫防除」,11月に「収穫機による一斉収穫」の展示実証を行いました。
 去る2月19日,本実証事業で使用した各種機械のメーカーであるヰセキ東北(株),(株)ヤンマーの担当者及び「畝立同時施肥機」の開発者である(独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センターの屋代氏,県農業・園芸総合研究所職員を助言者として招き,成績検討会を開催しました。検討会に参加したJAみやぎ登米キャベツ生産部会員からは,機械を実際に使用した感想や機械の改良について要望が出され,助言者からは,機械開発の目的・経緯や機械導入の先進地における事例,機械化一貫体系に合わせた育苗・栽培管理方法等の情報提供がなされました。
 今回の成績検討会の内容を踏まえて,普及センターでは平成26年度も引き続き,キャベツ栽培の省力化に向けた実証展示を行っていきます。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年を振り返り,次年度の栽培へ結びつけよう~大豆栽培総合実績検討会開催~

2014年02月27日 13時24分05秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 遠田郡涌谷町は転作大豆の栽培が盛んな地域で,平成25年度の栽培面積は約200haと,普及センター管内の約1/5を占めます。生産者は毎年2~3回の現地検討会を開催し,大豆の生育に合わせた管理を行い,高収量・良質大豆の生産に努めています。
 2月14日,JAみどりの涌谷営農センターにおいて,平成25年度大豆栽培総合実績検討会が開催されました。生産者,関係機関約35名が参加し,大豆の実績や販売動向,メーカーからの資材情報等について検討・研修しました。
  普及センターからは,平成25年産の大豆の特徴として,7月中旬から8月上旬にかけての低温少照,多雨が影響し,生育の停滞,雑草の多発,紫斑病の発生が多かったこと,落葉は前年より早まり,収量は多収だった前年を下回ったこと,最後に被害粒からみた次年度の改善点について説明しました。
  後半は古川農業試験場より,排水対策や雑草管理,低コスト大規模栽培試験の内容について講演がありました。
  出席者からは,摘心栽培や狭畦・晩播に向く品種などについて活発な質問があり,大豆栽培に対する意欲の高さが伺われました。
  26年度は米の生産目標数量の減少により,大豆栽培面積が増加する見込みです。普及センターでは,今後も技術情報発行や検討会などでの指導により,一層の高収量・良質大豆生産の支援を行っていきます。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 先進技術班
   TEL 0229-32-3115         FAX 0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乳房炎対策研修会が開催されました

2014年02月25日 11時58分16秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 2月13日及び14日の両日,白石刈田地区酪農組合連合会主催による乳房炎対策研修会が開催されました。白石刈田地区酪農組合連合会は白石市,蔵王町及び七ヶ宿町の3市町の酪農組合の連合会であり,酪農の資質向上のために年数回の研修会を開催しています。

 今回の研修会は,渥美牛群管理サービス及び(株)日本全薬工業のご支援をいただき,エムズ・デーリィ・ラボ 三好志朗獣医師を講師に乳房炎対策について研修しました。

 13日は蔵王町の(株)ゼルコバドリームにおいて,バーンミーティングを実施し,牛舎環境を見ながら今後さらに改善できる点についてご指導いただきました。参加者は自分の農場でも活用できそうな乳房炎対策を得るために真剣に話を聞いており,また活発に質問が飛び交い有意義なバーンミーティングとなりました。翌日の14日は大河原合同庁舎において「乳房炎コントロールのための次のステップ」という演題でご講演をいただきました。座学でじっくりと乳房炎対策について学べ,バーンミーティングとは違った視点で乳房炎の機序や対策を学習することができました。

 2日間の研修会を通して,参加者からは「わかりやすくて非常に参考になった。」,「具体的な対策について話を聞くことができて良かった。」との声が聞け,農場での乳房炎対策のさらなる意欲を増した様子でした。

 普及センターでは今後も白石刈田地区酪農組合連合会会員や酪農ガールズ等の酪農生産者の酪農技術及び経営向上を支援してまいります。

バーンミーティングでの様子            講演会の様子

                 

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 

       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙南農業士会女性農業士交流会を開催しました。

2014年02月20日 10時10分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

去る2月13日に仙南農業士会の女性農業士会員や農業士のパートナー(家族)の研鑚や相互交流・連携を図るための女性農業士交流会が普及センター職員を含め11名が参加して行われました。

当日は,大河原合同庁舎から自家用車に乗り合わせ,まず山元町の農産物直売所「夢いちごの郷」といちごハウスを廻り,菅野組合長から「津波で壊滅的な被害を受けたが,お金がない中,直売所を土地を無償で借入し、自衛隊のプレハブ施設を譲り受けて平成23年9月に再開した。会員の約7割の人がいちごの復興に取組み,現在2期工事中で震災前の約70%の規模で施設が建設される。また、いちご摘みの観光農園も再開できた。」と,震災後の復興状況についての話を伺いました。

 

その後,亘理町の農家レストラン旬彩館(代表 南部ひろみ氏)で郷土料理の「ほっき御膳」を堪能した後,亘理町の㈱みやぎのあられを視察しました。

 

㈱みやぎのあられでは,石田社長と奥様から,地元産のもち米「みやこがね」を使ったあられの製造工程(蒸す→餅つき→冷却・細断後ビニールハウスで天日干し→焼き上げ→味付け→仕上げ乾燥)を各工程で使用する機械を見せていただきながら、説明していただきました。

 

今回の交流会を通し,参加者は震災後の復旧に向けての動きや直売所・農家レストラン・加工と6次化についての研鑽や会員相互の交流が図られ,今後の活動の一助になったと思われます。

 普及センターでは、今後も農業士等の地域の担い手の育成を支援していきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 

       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色麻町穀菜会で「放射能問題」をテーマに研修会を開催

2014年02月18日 18時08分12秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成26年2月10日(月)に、農産物直売所「平沢穀菜センター」を運営する色麻町穀菜会の主催で「大崎地域の農産物等の放射性物質対策問題と対策」をテーマにした研修会が開催されました。
 色麻町穀菜会は、平成9年に設立され、現在の会員53名で、平沢穀菜センターでの農産物や加工品販売などの運営に当たっています。研修会は、同会の通常総会終了後に開催されたものです。
 普及センターから、色麻町を含む大崎圏域の農林産物の放射性物質検査の状況や対策について説明し、会員の皆さんは、真剣なまなざしで聞いていました。
 放射性物質の対策については、「カリ肥料の散布や堆肥の施用による土壌中のカリ含有量の増加、適切な作土深の確保、土壌酸度の改良、刈り取りの際は土からの汚染防止」を今後も引き続き徹底いただくように説明しました。
 生産活動を前に、「食品を生産する者としての責任と自覚を持ち、緊張感を持って生産活動を展開すること」を会員同士が確認しあう研修会でした。
 普及センターでは、この地域における放射性物質の状況や対策についての最新情報を提供するとともに、安全・安心な農産物生産に向け関係機関と連携して支援してまいります。

 


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910
         


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成25年度集落営農組織研修会が開催されました

2014年02月18日 16時15分52秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 仙台農業改良普及センターでは,2月13日(木),JAあさひな集落営農組織連絡会と共催で,集落営農組織研修会を開催しました。
 黒川郡内には,現在集落営農組織が42組織(うち特定農業団体26組織)設立されており,このうち3つの組織が法人化し,現在4つの組織が法人化を目指して準備をしています。
 今回は,ホライズンコンサルティンググループ株式会社代表取締役 庄司和弘先生を講師に「儲かる農業をデザインしよう」と題した講演をいただきました。
 当日は,集落営農団体の関係者をはじめ,関係機関などから会場いっぱいの参加者が集まり,組織として存続・成長していくために,いかに売上げを上げていくかというお話に,熱心に聞き入っていました。
 講演終了後も,先生に直接質問をする参加者が出るなど,集落営農組織関係者は大変刺激を受けた様子でした。
 普及センターでは今後も集落営農組織を支援して行きます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長ねぎ栽培講習会を開催しました

2014年02月17日 10時33分10秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成26年1月30日,南三陸町さんさん館において,長ねぎ栽培講習会を開催しました。南三陸町では平成24年度から業務用長ねぎの作付が始まり,年々面積が拡大しています。講習会には,26年度の作付を予定している生産者33名が参加しました。

 最初に普及センターから,ねぎの施肥量や土寄せの方法,病害虫防除など,基本的な栽培管理について説明しました。南三陸町のほ場は,排水性の悪い粘土質の土壌が多いので,排水対策に留意し,発生しやすい軟腐病の予防を特に注意するように呼びかけました。次に,出荷先の担当者から,ねぎの需要は堅調なので,品質に注意し,より多く出荷してほしいと要望がありました。また,JA担当者から,施肥診断用土壌試料の早めの提出依頼と,は種器および移植器の使用計画について説明がありました。

 平成26年度は,ねぎの作付が4ha予定されています。新規に取り組む生産者も多いので,出荷量の高位安定化に向けて,関係機関一体となって支援をしていきます。

 <連絡先>
本吉農業改良普及センター 先進技術班
TEL 0226-29-6044


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙南地域農業普及活動の検討会を開催しました。

2014年02月14日 13時11分59秒 | その他

去る2月4日に平成25年度に取り組んだ普及課題についての報告と仙南地域における今後の普及事業のあり方について検討するために,生産者や消費者、関係機関の代表等外部の有識者5名が参加して普及活動の検討会を開催しました。

 

 今回は,今年度完了するプロジェクト課題の中から「①魅力ある宮城の農業・農村再興プロジェクト」「②農業生産法人の設立及び運営強化」「③仙南・農・AKOGARE-navi(あこがれナビ)の育成」の3課題の説明と,併せて平成26年度の普及指導計画(案)の概要を説明しました。

 

参加委員からは,「米の吸収抑制対策をいつまで実施しなければならないのか見極める時期が近づいている」「法人化の設立時の構成員の年齢が高いと,後継者のいない法人では支えきれない部分がでてくる不安がある。」「若手が集まることによって,企業との連携にもつながっていく過程が素晴らしかった。」「新年度から計画しているイノシシ対策に注目している。」などの意見が出されました。 当普及センターでは、地域の現状を踏まえ今回出された意見や要望を参考に、今後も普及活動に取り組んでいきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班         TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「仙台小ねぎ」の里わくやPRキャラクター名「仙台小ねぎ太ろう」に決定!

2014年02月13日 11時58分59秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 「『仙台小ねぎ』の里わくや」推進委員会(涌谷町,遠田商工会,JAみどりの仙台小ねぎ部会などで構成)は,平成26年2月1日にPRキャラクターの名前を「仙台小ねぎ太ろう」に決定し発表しました。キャラクター名の募集は,涌谷町内の小学5・6年生を対象に行われ235点の応募作品の中から,選考会(涌谷町教育委員会,遠田商工会,食育コーディネーターなど5名で構成)で審査され5点の入選作品と採用名称が決定されました。表彰式は,同日開催された第6回「わくや発 食の町民まつり」(来場者920人)で盛大に行われ,来場の方々から大きな拍手をもらっていました。キャラクター名が採用された小学生は「『仙台小ねぎ』と,キャラクターが男の子であることを分かりやすく伝えたかった。採用されてうれしい」と話してくれました。
また,「わくや発 食の町民まつり」では,涌谷高校生が考案した「仙台小ねぎのはっと汁」(300食)を来場者に振る舞いました。
普及センターでは,関係機関と連携し,地域の活性化に向け支援を行っていきます。
<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 地域農業 班
TEL 0229-32-3115
FAX 0229-32-2225

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする