宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

プンタレッラ出荷目揃い会が行われました

2018年12月28日 12時00分42秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  JAみやぎ仙南西洋野菜研究会は,12月20日(木)にプンタレッラの出荷目揃い会を行いました。
 プンタレッラを含む西洋野菜は東京都内の飲食店を中心に,近年需要が高まりつつある品目です。仙南地域では一早くから西洋野菜に注目し,現在では10年以上の栽培歴をもつ県内一の西洋野菜産地となっています。生産者の皆さんの栽培技術も高く,品質の良い国産の西洋野菜として市場や飲食店から高い評価をいただいております。品質の維持・向上のため,JAみやぎ仙南西洋野菜研究会では毎年プンタレッラの出荷目揃い会を行っています。
 今年度のプンタレッラは,早生系統は11月末頃から出荷が始まり7割方出荷終了,晩生系統は生育がやや遅れ気味で,年明け以降の出荷となる見込です。JAの担当者が,出荷規格を改めて確認し,鮮度保持と量目確保の徹底を呼びかけました。会員からはアブラムシやハクサイダニなど害虫対策についての話題が挙げられ,積極的な意見交換がなされました。
 晩生系統では近年,灰色かび病や菌核病の発生が増加しています。今後の晩生系統の出荷に向けて,ハウス内の水管理を適正に行い予防に努めていくよう普及センターからも呼びかけていきます。

(プンタレッラ)

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター    先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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JAみやぎ仙南夏秋胡瓜部会出荷反省会が行われました

2018年12月28日 11時49分47秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成30年11月21日(水)にJAみやぎ仙南夏秋胡瓜部会出荷反省会が行われました。
 普及センターからは,今年の生育概況についてお話ししました。今年は生育初期から高温と干ばつに悩まされ,台風の連続発生の影響を受け全国的に出荷数量不足の年となりました。厳しい気象条件の中でしたが,JAみやぎ仙南夏秋胡瓜部会は出荷数量,販売金額共に前年を上回り,順調に出荷を終えることができました。生産者の皆さんの努力の成果が現れた年となりました。
 市場の担当者の方からは,例年の課題となっていたフケ果(果実の先端部が流通中に肥大する症状)も,今年はクレームがほとんどなく,生産者の皆さんの品質向上の意識が向上したおかげとのお褒めの言葉をいただきました。
 今後も普及センターでは仙南地域の夏秋きゅうりの安定生産を支援していきます。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

 


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JA加美よつばねぎ部会栽培講習会が開催されました

2018年12月28日 11時29分31秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成30年12月25日にJA加美よつば主催のねぎ部会栽培講習会が中新田支店で開催されました。講習会には生産者30名の他,講師として(株)横浜植木,普及センターの担当者が参加しました。今年は8月以降の台風の影響で,ねぎが折れたり倒伏する被害があり,さらにタネバエとタマネギバエが例年より多く発生するなど,ねぎ栽培が難しい一年でした。
 講習会では,初めに(株)横浜植木の担当者から倒伏しにくい品種の紹介があり,続いてその品種に適する作型や施肥等の栽培管理について説明がありました。品種以外にも,防鳥ネットを利用した倒伏防止用の支柱の設置例について,写真を交えて説明がありました。
 次に普及センターから,タネバエとタマネギバエの生態と防除について説明しました。両種の被害は春と秋に多い傾向があること,未熟な堆肥や被害株の臭いに誘引される性質があるため,堆肥は完熟したものを使用し,植物残渣はほ場にすき込み後作定植まで期間を十分確保して分解させること,定植時の薬剤処理を確実に行うことを指導しました。
 生産者はねぎ栽培や病害虫防除について積極的に意見交換することができ,有意義な検討会となったようです。本講習会をきっかけに,適正な栽培及び病害虫管理が実施され,より高品質なねぎが生産されることが期待されます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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第三者認証JGAPの取得に向けて模擬審査会を開催しました

2018年12月28日 11時16分56秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 GAP(農業生産工程管理)とは,食品安全,環境保全,労働安全等に関する点検項目を定め,その実施,記録,点検,評価を繰り返しつつ生産工程の改善を行う取組のことです。GAP を導入することで,農産物の安全性向上,環境の保全,労働安全の確保,資材コストの低減など経営改善や販売力の強化等の効果が期待されています。
 有限会社グリーンウェーブ南郷では,第三者認証JGAPの新規取得を目指して,現場改善や帳票整備などを進めてきました。普及センターは,従業員向け説明会の開催,地元のGAPアドバイザーの派遣やGAP指導会などによる支援を行ってきました。
 平成30年12月10日(月)には,民間のコンサルタント会社から講師を迎えてGAPの本審査を想定した模擬審査会を開催しました。本番さながらの緊張感の中,今まで準備を進めてきた帳票類の確認,出荷調整施設や農薬保管庫などの現場を確認いただきました。GAP審査の中では,農作物取扱工程のリスク評価とそのリスクに対応した現場での対策が重要であるとの指導を受けました。そこで,見取図をもとにリスク評価を再度行い,異物混入などのリスクがないか現場のルールを見直すこととしました。今回の模擬審査会によって,GAP審査当日の流れや審査のポイントなどを知ることができました。
 普及センターでは,今回指導された内容を踏まえた現場改善や帳票整備を支援し,GAPの新規取得を推進していきます。
 
  <問合せ先>
  美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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花壇苗栽培講習会・実績検討会を開催

2018年12月27日 08時49分19秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 12月14日(金)にJA栗っこ花苗部会による花壇苗講習会・実績検討会がJA栗っこ若柳支店で開催され,部会員9名が参加しました。

 当日は,株式会社サカタのタネの担当者から花壇苗生産の基本技術や新品種に関する説明がありました。発芽には適度な水分と酸素が必要であり,播種時は均一に水をなじませた培土を使用し,播種翌日に灌水して種子にゆっくりと吸水させることで,発芽揃いが良くなるという試験結果が示され,出席者は基本技術の重要性を再認識したようでした。

 また,普及センターから花壇苗で発生する主な病害虫に対する防除対策についての情報提供を行い,薬剤抵抗性を発達させないためのRACコード(作用点や作用機構から農薬の有効成分を分類したもの)に基づく農薬選択の重要性を説明しました。

 一方,実績検討会では平成30年の販売状況等の報告や栽培技術の向上に向けた意見交換がなされ,これからの部会活動について検討が行われました。

 JA栗っこ花苗部会では,今後も講習会等を通じて研鑽を重ね,部会員一丸となって高品質な花壇苗の生産に向けて取り組んでいきます。

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    

TEL:0228-22-9437     FAX:0228-22-6144


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JA栗っこきゅうり部会による平成30年産実績検討会並びに平成31年産品種選定会議が開催されました

2018年12月27日 08時35分10秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  平成30年12月18日(火)に,JA栗っこきゅうり部会による平成30年産実績検討会並びに平成31年産品種選定会議が志波姫の会場で開催されました。当会議には生産者12名のほかJA栗っこ,種苗メーカー2社,普及センターの担当者が出席しました。
 30年産実績検討会では,JA栗っこから作型別の販売総括と販売実績が報告されました。30年産の出荷数量は昨年と比べて波が少なく,1年を通しての出荷数量は昨年と同程度でしたが,販売単価が高かったため販売額は昨年より上回りました。
 31年産品種選定会議では,種苗メーカーから作型ごとの推奨品種の紹介と栽培のポイントについて説明されました。
 普及センターからは,今年発生のみられたホモプシス根腐病の対策と秋冬期の温度管理について情報提供しました。秋冬期の温度管理については,午前ゆっくり温度を上げ,午後は温湿度を確保する温度管理方法と管内生産者が始めた施設内環境測定の取組について紹介しました。環境測定取組生産者からは,環境を見ながら管理を変えることで側枝の動きが良くなったように思うとの感想が聞かれ,参加者も関心を持って聞いていました。
 最近,きゅうりでも環境制御技術等の導入により高収量をあげる事例が聞かれますが,栗原地域でも収量向上による産地の活性化が期待されます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144


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“インド発!フレッシュアグリウーマン”を講師に研修会―農村女性リーダー育成講座を開催しました

2018年12月26日 18時28分37秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 
            <講話の様子>                          <活発な意見交換>

 平成30年12月11日(火)に,宮城県栗原合同庁舎で,栗原市内の女性農業者を対象に研修会を開催しました。研修会は,若手女性農業者の活躍事例を聞くことで活動意欲の向上を図るとともに,参加者同士の交流を促すため,講話と意見交換の二本立てとしました。当日は,20代~40代の若手女性農業者を含め,計26人が参加しました。

講話は「インド発!フレッシュアグリウーマンの歩み ~地域との繋がりと有機野菜の加工・販売~」と題し,インド出身で,現在美里町で「あーりあわらと農園」の園主を務めるブシャンアケボノ氏を講師にお呼びしました。ブシャン氏は宮城県農業大学校を卒業後に就農し,約30品目の野菜を有機栽培しており,レトルトカレーやヒヨコ豆のおつまみ等の加工品も販売しています。さらに,自家野菜を使った出張料理教室,レストラン店内での収穫体験,中学生から一般向けの講演会など地域活動にも積極的に取り組んでいます。ブシャン氏からは,農業の道へ進んだきっかけやこれまでの活動,自分の夢を周囲に発信することの大切さ等についてお話しいただき,参加者は熱心に耳を傾けていました。

意見交換は 「“栗原農女”の活躍のカタチを考える」と題し,参加者が農業・地域に関して考えていることや自身の活動についてざっくばらんに話す場としました。初めて顔を合わせる方々が多い中,「農業をPRする取り組みが増えてほしい。」という意見や,若手女性からも「おしゃれで楽しい農業を心がけている。」,「“米どころ”に甘えてはいけない。」といった前向きな意見が出ました。

意見交換終了後には,ブシャン氏の野菜を使ったカレーライスを食べ,参加者同士の交流を深めていました。

 参加者からは,「これからの活動に役立てていきたい。」,「栗原農業女子パワーをもっとアピールしたい。」,「このような会がこれからも開催されると嬉しい。」といった声を聞くことができました。

普及センターでは今後も研修会の開催等を通じて,女性農業者同士のネットワークづくりや資質向上を支援します。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


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平成30年度JA古川なす部会共販実績検討会・病害虫等技術研修会が開催されました

2018年12月26日 17時21分46秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 12月10日にJA古川本店を会場に平成30年度JA古川なす部会共販実績検討会,病害虫等技術研修会が開催され,部会員約30名と市場関係者,(株)渡辺採種場及び普及センターが参加しました。今作のなすは,例年よりアザミウマ類や青枯病の発生が多く,防除に苦慮した一年でした。そこで,これら病害虫防除について理解をより深めるため,農業・園芸総合研究所から近藤研究員を講師として招き,実績検討会と併せて研修会を行いました。
 はじめに実績検討会が行われ,今年のなすの生産・販売について振り返りました。大崎産のなすは高品質で販売単価が高く,市場関係者から高評価を得ることができました。普及センターからは,今年の気象状況及びアザミウマ類の調査結果,青枯病対策として実施した土壌還元消毒の状況について説明しました。
 次に,病害虫等技術研修会が行われ,青枯病の防除は抵抗性台木と土壌消毒を組み合わせるのが有効であること,アザミウマ類の防除は化学農薬や生物農薬の他,防虫ネットをハウス側窓部に設置して飛び込みを防ぐのが有効であると説明を受けました。生産者は熱心に話を聞き,「ためになる情報をたくさん得ることができた。次作に生かしたい」と前向きな意見がだされました。
  普及センターでは,管内なすの安定生産,販売額向上のため今後も関係機関と連携を図りながら継続して支援していきます。

<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班 
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910

 


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南三陸ねぎ料理研修会を開催しました

2018年12月26日 15時56分08秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

南三陸ねぎの生産者等関係者を対象に12月18日、料理研修会を気仙沼市本吉公民館で開催しました。

普及センターでは今年、南三陸ねぎの知名度アップに向けて料理レシピを地元シェフの協力で開発しましたが、この料理を生産者に理解していただき、発信・普及してもらうことを目的に開催したものです。

調理した料理は「南三陸ねぎのドライカレー」と「南三陸ねぎの万能ソース」の2品で、いずれも南三陸ねぎを主役にした料理です。レシピ開発者であるリアス・アーク美術館内レストラン「夢の舎」の石田シェフを講師に調理実習しました。

料理の味の評価はもちろんのこと、家庭で手軽に調理できることも実感していただき、参加者からは「早速、家庭で作りたい」、「子どもでも作れる料理なので子供達に教えたい」など好評でした。

参加者には料理レシピを持参いただき、今後、南三陸ねぎ料理の発信に取り組んでいただくこととしています。

 

 南三陸ねぎ料理レシピはこちら

 → http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/ks-tihouken-n/negirecipe.html

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班

〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階

TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606

E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp


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農業法人経営者・部門長向けセミナーを開催しました。

2018年12月26日 12時12分41秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 石巻農業改良普及センターでは,平成30年12月14日に,震災後に急増した農業法人を主な対象として,「農業法人経営者・部門長向けセミナー~人材育成と効率的なほ場管理~」を開催しました。セミナーには54名が参加し,人材育成及び効率的なほ場管理の基礎的な知識等について研修しました。
 第1部「人材育成」の講師を務めたキリン社会保険労務士事務所の入来院所長からは,従業員に対する人材育成のほか,その基盤となる雇用者側の体制整備等についても,根拠となる法制度と実例を交えながら解りやすく説明いただきました。
 第2部「効率的なほ場管理」では,県農林水産部農業振興課から県が平成30年3月に作成した「ICTほ場管理システム導入の手引き」について情報提供するとともに,農研機構 農業技術革新工学研究センターの吉田スマート農業推進統括監からは,近年急速に開発が進んでいる「ICTほ場管理システム」について講演いただき,主要システムの比較や導入事例のほか,現在の課題と今後の方向性等についても解説していただきました。
 セミナーに参加した方々からは,「入来院先生の資料は素晴らしく,労務管理のテキストとして今後も活用できる」,「主要なほ場管理システムの比較が大変参考になった」等の感想が聞かれ好評でした。普及センターでは今後も地域農業の発展を担う法人の支援を展開していきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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