宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

白石市における家族経営協定調印式

2012年07月31日 14時56分14秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 7月23日,白石市農林振興センターにて,白石市産業部長,農業委員会会長および当センター所長を立会人として,白石市内では2例目となる家族経営協定の調印式が行われました。
 協定を結んだ村上氏は,市内で大規模な水稲経営を行うとともに生産物を利用した農産加工・販売を行っており,協定書では,農業経営の方針をはじめ,それぞれの役割分担,労働条件や生活面などについてお互いを尊重し協力しあうことを取り決めました。
 また,将来の経営移譲に向けて,現在会社勤務している後継者に休日などを利用して自宅で農作業を覚えてもらい,いずれ,経営委譲できればと希望しています。
 今回の締結を機に村上家のさらなる経営の発展を期待するとともに,今後さらに地域において男女共同参画への理解が深まり,協定に参加する経営体が増加することを期待しています。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138

 

 


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JA仙台トルコギキョウ生産組合現地検討会

2012年07月27日 17時38分49秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  JA仙台トルコギキョウ生産組合(組合員15名)では,お盆やお彼岸に向けたトルコギキョウやこぎく,年内出しのストックなどを生産し,「たなばたけ」を中心に鮮度の高い花きを販売しています。会員の栽培技術・意欲向上のため,年間数回現地検討会を行っています。
 今回は,お盆に良品出荷するために,トルコギキョウの病害虫防除や出荷時期に合わせた蕾の整理を中心に見て回りました。参加した会員は,自分の栽培方法との違いや,発生している病害虫について質問するなど,活発な意見交換が行われ,熱心に勉強する姿が見られました。
 「たなばたけ」がオープンしてから地元の花きの必要性が高まり,会員から関係機関による巡回や,現地検討会の開催の要望が強く挙げられています。希望に応えられるよう今後も普及センターを含め,関係機関が連携して支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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富谷町の直売組織「おんないん会」で会員ほ場見学会を実施

2012年07月27日 17時32分21秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

   富谷町の直売組織「おんないん会」は,仙台近郊の食品スーパー内インショップコーナーで野菜などの農産物を販売しています。夏野菜の栽培が本格化する時期を迎え,会員の栽培技術向上のため,ほ場見学会を行いました。これは会員同士でお互いの畑を見て回り,栽培の様子や作付けにあたっての工夫を学び合うもので,2年前から実施しています。参加した会員は,自分とは違う栽培管理の工夫を見学したり,普及指導員に病害虫などについて質問するなどして,多くのことを学んだ様子でした。
   おんないん会では夏野菜の収穫,出荷作業が一段落したら,秋以降の作付け体系を工夫して冬期の野菜の出荷量を増やす取り組みを進めることにしています。今年はつぼみ菜栽培面積を増やし,さらに会員間で作付け時期をずらすことで出荷量の増加と出荷時期の拡大に取り組む予定です。普及センターでは,今後もおんないん会の生産体制の改善等に向け,支援を続けていく予定です。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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栗原市生産組織連絡協議会の視察研修開催

2012年07月26日 18時27分51秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 栗原市生産組織連絡協議会は,毎年先進地視察研修を開催しており,今年も7月10~11日に 秋田県湯沢市の相川ファーム,加美町のナカリ株式会社を視察しました。
 当日は,参加者が10名と少なかったですが,協議会の構成組織の大半が米の有利販売を実施していることから,米穀流通や相川ファームの説明に関心が高いようでした。
 また,相川ファームでは米粉の生産と米粉パン販売事業を展開しており,視察側の一部の生産組織でも米粉パン事業を実施していることから,6次産業化に向けて活発な意見交換が行われました。写真はナカリ株式会社の視察の様子です。
  本協議会は平成5年に普及センターの働きかけで設立し,現在は14組織(10組織が法人)が加入し,地域の生産組織の経営発展に大きな役割を果たしています。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター     
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-6144


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大崎市鳴子の農業者に放射性物質への対策を伝える

2012年07月25日 15時50分11秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 大崎市鳴子温泉中山平地区には,ブルーベリー園主が組織する「鳴子ブルーベリー研究会」と,良質米生産を目指す農業者らによる「中山平こだわり米栽培研究会」があります。
  この地区では,昨年生産された米や果実からは基準値を超える放射性物質は検出されませんでしたが,風評により売り先が減るなどの影響が出ています。そこで生産者らは,今年の収穫時期を迎えるに当たり,顧客にしっかり説明ができるように正しい知識を身に付けたいという思いが強く,2団体が共同で研修会を開催し,大崎農業改良普及センターが講師を務めました。
  当日は農林水産省の公表資料をテキストとして使用し,放射線と放射能の違いといった基礎知識から,これまで明らかになった放射性セシウムの動向,農産物からの検出状況や,今後の見通しと放射性物質の低減対策に至るまで,夜遅くまで話し合いました。
  参集した農業者らは,農産物放射性物質のモニタリングにより自らの生産物の安全性を確認するとともに,生産者が消費者と正しい知識を共有するため努力することを申し合わせて,研修会を閉じました。
  今後とも大崎農業改良普及センターは,農業者らへ放射性物質に対する確かな情報提供を行い,食の安心・安全確立に向けた取り組みを続けていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726~7 FAX:0229-23-0910


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南三陸町復興組合「華」の施設竣工披露式が開催されました

2012年07月25日 10時01分16秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 南三陸町復興組合「華」は,東日本大震災の津波により被災した若手輪ぎく生産者4名によって結成されました。組合は,早期に営農再開したいとの想いが強く,JAが事業主体となった平成23年度東日本大震災農業生産対策交付金によるリース事業を活用して,低コスト耐候性ハウスや農業機械類等を導入しました。平成24年4月から露地栽培で輪ぎく生産を開始しましたが,このたび施設の工事が完了し,施設竣工披露式が開催されました。
 披露式では,佐藤仁町長を始め,関係機関からの祝辞があり,復興組合「華」が南三陸町の営農再開モデルとなるように,今後も地域農業の牽引役として活躍してほしいと激励の言葉がありました。
 また,佐藤隆雄復興組合長から,「被災直後はどうしていいか分からなかったが,震災の混乱が落ち着くにつれ,やはり輪ぎくを栽培したいとの想いが強くなった。色々な方から支援をいただいて感謝の気持ちでいっぱい。自分たちは良いきくを作ることが恩返しだと思っている。」とあいさつがありました。他の組合員からは,「今後も地域農業の担い手としてがんばっていく。」「きくを作れることがうれしい。みんなに感謝しながら栽培したい。」など,今後の抱負や感謝の言葉がありました。
 普及センターでは,震災以来「華」の組織づくりや農地復旧後の栽培指導を行ってきました。今後も「華」のきくが南三陸町の農業復興のシンボルとなるよう継続して支援していきます。


<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター
地域農業班
電話:0226-29-6044


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ブルーベリー摘み取り農園オープン

2012年07月25日 08時43分42秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 7月20日,大崎市鬼首地区にあるカムロのブルーベリー農園が,一般消費者を対象に摘み取り農園として解放されました。6月の低温によりブルーベリーの生育が遅れ,例年よりも10日ほど遅いオープンとなりました。
 経営主は普及センタープロジェクト課題の対象として,農産加工品製造販売を行っており,生のブルーベリーのほか,ジャムやジュース,ドレッシング,ブルーベリーアイスも販売しています。集客のために今年はホームページを作成し,準備を進めたところ,問い合わせが増えています(http://kamuro.moo.jp)。
 平成6年からブルーベリーを植え始め、現在では16種類900本があります。 ブルーベリーの収穫適期は約10日間。品種を組み合わせることで、摘み取り期間を延ばしており,8月末頃まで摘み取り農園として解放する予定とのことです。

                                                                  
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910


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5農協合同で生活クラブ生協向け加工トマト目揃い会を開催

2012年07月24日 11時12分25秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 去る7月20日,JA加美よつばにおいて,5農協合同による加工トマトの目揃い会が開催されました。この目揃い会は,出荷規格の確認を目的に,JA加美よつばが主体となり5JA(あさひな,みやぎ亘理,いわでやま,南三陸)合同で開催しました。
実需者であるソースメーカー「コーミ(株)」の担当係長から病気に感染していない,液汁の出ていない赤く熟した果実を出荷するよう説明がありました。普及センターからは,実証ほの生育経過について,現在の生育は草丈60cm,果房数30,平均果数4/果房で,一果重60gあれば,900株/10aの採稙密度で7t/10a収穫できる見込みにあること,自分のほ場の収穫する株の果数を数えて確認して欲しい,防除と追肥を適期に行い,ロス無く収穫すれば,収量4t/10aの目標は達成できると説明しました。
  その後,初めて栽培している生産者と加美よつば管内の現地1ヶ所を巡回して,栽培と出荷のポイントを確認しました。
 普及センターでは,引き続きJA等の関係機関と連携して,生産者の技術向上を支援していきます。
                                                                  
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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津波被害農地(野菜)の現状と作付け時における対策研修会

2012年07月23日 16時04分22秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成24年7月10日に仙台農業協同組合六郷支店において,津波被害農地(野菜)の現状と作付け時における対策研修会を開催しました。
 昨年,露地野菜の栽培においては津波の流入による塩害が問題になりました。しかし,震災以降の降雨によって除塩され,栽培は問題がなくなったと思われました。ところが,昨年秋くらいから土壌に硬盤が形成され,排水が悪くなったとの意見が聞かれるようになりました。
 今回の研修会は,県農業・園芸総合研究所の職員を講師に招き,昨年と今年の土壌分析の結果や,硬盤形成と排水不良の原因,改善するための対策を支援するために開催したものです。
  土が硬くなっている原因は,土壌に吸着している交換性ナトリウムの割合が多いためであること,改善するためには,石灰質資材を施用し土壌中のナトリウムを減らした上で,緑肥作物等の有機物をすき込んで物理性を改善し,マルチ等による土壌水分を保持するなど,複数の対策がより有効であるという話しがありました。
 生産者は,どのようなしくみで土が硬くなっているのか,そしてどのような対応策が必要なのか大変理解できた様子でした。
 今後も試験研究機関と連携し,海水が流入した畑地の塩害対策による野菜の生産安定を支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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試作品の商品化を目指して

2012年07月23日 15時49分13秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 起業して数年の女性起業者を対象として開催している農村女性起業化講座~スキルアップ編~の第2回目として,試作品の商品化を図るための技術研修会を開催しました。講師はホシザキ電機株式会社のフードコンサルタントである多田鐸介先生にお願いし,ホシザキ東北のショールームを会場に,最新の厨房機器を活用しながらの技術研修となりました。
 参加者が持ち込んだ試作品それぞれについて,想定される流通形態を考慮した調理の下処理方法から仕上げ方法,包装形態まで,プロの目線での指導をいただきました。今までとはひと味違う仕上がりに,今後の商品化に向けて自信がついたようです。
 普及センターでは,商品化の実現に向けてフォローアップするとともに,今後も講座を継続して開催し,女性起業者の資質向上と販売額向上の支援を行っていきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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