そんなに食うなら走らんと

食道楽(ラーメン中心)とカロリー消費(ランニング中心)の葛藤の日々

満来@新宿西口 「美味しんぼトリビュートアワー」

2008-12-04 15:33:30 | ラーメン 新宿区
栗田は高校時代の同窓会に出席し
まゆみとますみの双子の姉妹と再会する
まゆみとますみは卒業して中華そば屋に嫁いでいて
二人が結婚した相手は
それぞれ師匠の一番弟子と師匠の息子であった


昔は仲のよいはずだったのだが
今は別の店を出して
いがみ合っている


かどうかはビミョーだが
はたから見ればどう見てもそうだった



「元祖ピロピロ麺の満来直系はこちらです」
「あれが私の主人、ほりうちです」


「名前の通り、こちらが本家の満来です」
「あっちが私の主人、小満来です」


まゆみとますみが説明する
師匠が健全だった当初は
二人仲良く商売繁盛していたんです


ところが一度閉めたはずの満来が
小満来の手で東高円寺で再開したのは良いのですが
客層も客の入りもまったく予想と反した感じだったものだから
そしてこれまたすこぶる味の評判は良いものだから
雰囲気がおかしくなって


この新宿西口ハルク裏は俺のものだと
仮店舗とスタッフを引き継いだ「ほりうち」の至近距離で
再開しちゃったから
あらタイヘン



栗田は山岡に相談する
山岡は「中華そばマニア」の編集者を呼ぶ


「中華そばマニア」の来年版の取材をしていますが
満来が二つに分かれたということなので
味の方を見てみたいのですが


まずほりうちの「ざる」が作られる
「麺の生地はあらかじめよく練って寝かせてあるのです」
完璧な麺を作るほりうち


出てきた「ざる」の味は
わずかに酸味が強めな設定
チャーシューの食感や量にイマイチ感があるものの
その辺の魚介豚骨にはもう並びたくなくなるぐらいの
清涼美味であった



今度は小満来の方に
相変わらずの麺の盛りに海苔も多め
スープに深度とコクがある


昔のようなゲタのごたるチャーシューではないものの
柔らかみを向上させながら
むしろ強まった肉の旨みには特筆するものがある




新宿再開後
初めて食べてみた納豆は




一瞬ヒくビジュアルだが




これまた唸るほど合っており
また大きな悩みを背負わせるものであった




生卵まで投入すると
まるで
たまらないものがある




もちろんノーマルも抜かりがなく
250gの麺は吸い込まれるように消えてなくなる



「中華そばマニア」の編集者は言う
来年度のガイドブックには
ほりうち and 満来 両方載せちゃうのでご安心を


ほりうちさんの麺の仕上がり状態は素晴らしかったし
この酸味も好きな人には好きでしょう
スタッフも多く引き継いでいるみたいだし
雰囲気も昔のそれっぽい
往年のファンも安心でしょうね


小満来さんは
やっぱり若い世代だけはある
同じ感じでも最近のトレンドをにおわせるというか
50円高い設定にも文句はつけたくないアンバイ


山岡は
ほりうちの麺で小満来に中華そばを作らせる
同様に小満来の麺でほりうちに作らせる


「これ、これですよ。」
「昔の通り仲良しになれば双方に堂々の三ツ星です」


結論はあっさり出ている


仲の良い支店として
西口東口両方に出せば
昔以上の新宿の名物になるのに
今のままだと客が分裂してしまい
ほんとに首を絞めあうことになってしまう


実に惜しいことをしている
あのタモリも泣いている(と思う)


あと
もう一つ
私見を述べさせていただくとすれば


頼むから


どちらか (゜д゜lll) 日曜に開いてくれ!!


頼むから
Comments (2)
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大山@神田 「神デラ」

2008-12-04 09:09:45 | ラーメン 千代田区
「サンマ食べるよりサンマの味しますよね」


電通が入っていました
ほんとに名言でした







「サクラエビ食うよりサクラ咲く」


凡庸な僕にも
誰か作家をつけてください


久しぶりに



唸った




スゴいじゃ (゜д゜lll) ないっスカ!!




美味いじゃ (゜д゜lll) ないっスカ!!


一杯の中に
小さくはない小宇宙


人生で
サクラエビを
これほど尊く思ったことはない


思わなかったこともある


まるでその差異
加藤鷹と加藤茶



類を見ないセンスと
フルスイングのアッパーブロウに
心の顎が砕け飛んで




うれし涙で号泣した
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