まるぞう備忘録

無題のドキュメント

【災害】パラレルドラマでシミュレーション。

2019-12-08 11:27:23 | 防災情報。

防災カレンダー
8日。 [己]亥・丙子・[己]卯。

大分市から南東方向(日向灘)(放射上雲)





大勢が想定して備えると小難に。

 先週一週間、NHKは首都直下型地震に関する番組を連続して放映しておりました。
「備えあれば憂いなし」

 多くの人が(首都圏に住んでいる人もいない人も含めて)自分の地域の地震について
・想定して
・備える
・覚悟する
という行動をすることは、本当に大切。なので良い企画でありました。

 特に「生きるスキル」は良い情報がたくさんありました。
 我が家でも「冷蔵庫や食洗機の倒れ防止」は行っておりませんでした。救助用笛も持ち歩こう。改めていろいろ知ることが出来ました。



天上界の人々の苦悩。

 NHKスペシャルの災害ドラマの方は、ちょっと残念でした。
 報道する方はこんなに大変なんだよ。というマスターベーションドラマでした。
 放送センターにいる人達は天上人なんだなあ。と感じました。

 放送センターは非常発電装置はあるのでしょうが、何日も普通に電気も使え、水道も止まることはない。トイレも食事も普通に出来ている。東京のど真ん中の設定でしょうが、不思議な空間です。

 アナウンサーが「逃げてください」と呼びかけていますが、一体誰が見ているのでしょう。だって逃げるべき場所の地域は建物が倒壊して停電になっているはずなのに。

 ツイッターでたくさん情報が流れているシーンもたくさん出てきますが、投稿者はどうやって携帯充電しているの?そもそも48時間たったら通信基地局のバッテリーも切れるのではないの?千葉の台風はみんな携帯が使えなくなって難儀したんでしょ。なんで普通にみんな投稿出来ているの?

 災害現場の中継車もどうやって中継できているのか。荒川の河川敷には半日かかっても取材に行けないのに、他の地域の取材は普通に行えている。

 放送センターは被災地のど真ん中にあるのに、何も被害を受けずに情報の中枢にいる天上人たちの世界。ネットのデマ情報や政府からの横槍という苦難の中で、自分たち天上人はどんなに苦悩しているか。というドラマ。ちょっと残念です。



普通の行動が危険になる。

 私が放送して欲しかったリアルドラマは、天上人の話ではなく被災者の話です。
 被災者は「普通の行動をする」と生命の危険に繋がることがいくつもあるのです。被災者が主人公で「何が危険に繋がるか」ということを疑似体験できるドラマだとより良かったなと思います。


被災者の錯覚1
正常化バイアス


 とにかくこれに尽きます。被災した人は何とか異常事態じゃないと思いたいと思う。だから津波や火災の避難をせずに後片付けを始めてしまう。
 大きな地震があったら「最悪を想定」してすぐに避難を始めなければならない。


被災者の錯覚2
帰宅しようとする


 これはドラマでもありましたが、とにかく人間には帰巣本能のように、災害があると自宅に帰ろうとしてしまう。
 しかし特に首都圏の場合は、木造密集地帯を経由しなければならない人が大半。そこで火事に巻き込まれる。

 都心のビルの中の方が安全ですから、丸一日はビルから出ない。家族にも普段からそのように伝えておくこと。


被災者の錯覚3
火災で広場に避難しようとする


 とにかく火災旋風の時は、広場にいてはダメです。火災旋風は新しい酸素を求めて移動しますから、大きい幹線道路や公園などの広場に引き寄せられます。

 火災の時はみな見晴らしの良い場所や公園に避難しようとします。それが人間の本能です。
しかし広域火災の場合もまたビルの中。防火扉の内側。窓のないコンクリートで囲まれた屋内階段か地下です。


被災者の錯覚4
テレビとインターネットは使えない


 これは千葉の教訓です。停電になりスマホも半日で電源が切れる。通信基地も48時間で切れる。
 ではどうやって正しい情報を得るのか。

 たとえば首都直下型地震の場合、東京の放送局も満足な放送は出来ないでしょう。ですから他の地域の放送局からのAMラジオしか情報源はない。そのような覚悟をするべきです。



 しかし改めて我が家の防災備えを見直す契機になりましたので、この企画をたてて下さった方には感謝です。ありがとうございます。これからも更によろしくお願いいたします。

 このような「生きるスキル」のような公共コンテンツには喜んで受信料を払いたいです。
しかし非公共コンテンツは、国民全員からではなく、観たい人からの受信料でまかなわれるべきであろうと思います。

NHKパブリックコメント(本日締め切り)
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=145209425&Mode=0



■首相官邸へのご意見
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
■安倍首相のFacebook
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(Facebookの仕組み上、コメント投稿時は投稿者の名前も公開されます)
■自民党への安倍首相応援コメント
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おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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「品格の経営。6。経営理念。」、記事が二つ掲載されています。

→ ご指摘ありがとうございます。

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現在、ネットではプログラマーブームが起こっていると思います。
「プログラム技術を身につけてフリーランスになろう!」「会社員のうちにプログラム技術でスキルアップし高給が取れる会社に転職しよう!」
等、まるでプログラム技術を身につける事が万能の杖が如く喧伝されています。
質問ですが
・中高年のプログラムのプの字も知らない人間がプログラムを学習して食っていけるのか?
・まるぞうさんだからこそ語れるプログラマーのメリット、デメリットがあれば教えて頂きたいです。


→ 成功するプログラマーは非常に好奇心が強いということです。仕事に関係ないことでもプログラムが大好き。という人です。プログラマーに関しては趣味もプログラム。というオタクの人がどんどん伸びます。

・お金になるからプログラマーになるという人は成功しない。(もちろんそれなりの仕事はありますが)
・お金に関わらず自分の好奇心を満たすためにプログラムを書きたい。子供がお絵描きを夢中でするかのように「創り出すことに喜びをもてる」人が成功します。

特にこれからはITの進化はさらに早くなるので、新しい言語や技術が根っから好きな人。好奇心が強い人が生き残る世界です。
iPhoneのアプリを作るのであってもObjectiveCしか書けない人はどんどん取り残される。という世界です。転職業界ではCobolしか使えませんというプログラマーが大量にいらっしゃるのですが、なかなか再就職先が見つからないです。
やはり年齢に限らず新しい言語や技術を自分で貪欲にとりこめる好奇心があるか。が分かれ目となります。

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昨日のブログの有利子負債ランキングを見て、自分でも調べてみたんですが、ヤフーファイナンスの19年3月決算分(無料公開ではたぶんこれが最新?)では
1位、トヨタ自動車
2位、ソフトバンクグループ
3位、野村ホールディングス



と、まるぞうさんの表とは微妙に違う社名がランクインしてました。
もしよろしければ、まるぞうさんの算出方法を教えてくださいm(__)m


→ ご質問ありがとうございます。記事が参照にした東洋経済の記事を貼っておきますね。
https://toyokeizai.net/articles/-/317491

なお、自動車メーカーは自動車金融(ローン)事業を持っているため、ネットキャッシュを計算すると見た目のマイナスが大きく膨らみ、実態を正確に示せないため、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車などは昨年に続いて今回もランキング対象外とした。金融系企業も原則除いている。

ということです。つまり多くの人はローンで自動車を買います。その自動車会社のローンは、金融機関から安い利息で借りて、高い利息で車を売る。車が売れれば売れるほど有利子負債が増えるという構造なので、記事では自動車メーカーが省かれています。金融機関も同様。

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先行き不透明な世の中だからなのか経営者が示す将来のビジョンってこんなにも大事だったんだなと感じます。

→ そのとおりです。黒字であるならば、たとえ利益が立ち止まったとしてもビジョン(正しさ)をとることができるかどうか。と思います。

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