まるぞう備忘録

無題のドキュメント

イッサ伝の考察6。

2019-12-30 10:57:41 | 今日のひとり言


 イッサ伝はいよいよ佳境に入ります。

  聖イッサはこうして三年間、イスラエルの民に教えつづけた。町で、村で、道ばたに立ち、草原に座り。彼の予言は、ことごとくそのとおりになった。
 この間ずっと、変装したピラトの従者たちは、ぴったりとイッサに接触し、監視したが、以前彼に敵意を持った町々の長らが、ピラトに報告したような事実は、何も見られなかった。
 しかし、聖イッサの驚くばかりの人気は、統治者ピラトをおののかせるようになった。イッサに敵対するものたちによると、民衆の中にはイッサこそ王だと主張するものがあり、イッサが彼らをそそのかしているという。ピラトは彼のスパイの一人に、イッサを告発せよと命じた。



 今回も私の空想小説です。よろしくお願いいたします。
 新約聖書は主に
・イッサの言葉の記録である共通福音書。
・ソロモンイエスのヨハネの福音書。
・イッサの死後、パウロ(とソロモンイエス)の記録である使徒言行録。
・イッサの死後、パウロが書いた手紙
・黙示録。
から成り立っています。

 これら新約聖書の編纂が始まったのはイッサの死後200年以上たってから。
 この時、パウロのキリスト教にとって都合の悪い事実は歴史から葬られ、生前のイッサの言葉も巧妙に加筆編纂が行われました。
 でありますから、この「新約聖書編纂事業」から免れた二人のイエスに関する記録は、非常に貴重であります。



 たとえば、トマスの福音書。ソロモンイエスの幼少の記録であります。1945年にエジプトで見つかりました。
 ソロモンイエスの記録は本来は歴史から抹消されたはずでした。イエスが二人いたことは消されていたはずでした。
 しかし2世紀に行われた「新約聖書事業」から免れたトマスの福音書には、消したはずの「ソロモンイエスの幼少の記録」が残されておりました。

 たとえば、今回の聖イッサ伝。1887年にインド北部(小チベット)で発見されました。「新約聖書編纂事業」から免れた、編集前の生前のイッサの言葉である。というのが私の空想小説です。

 そしてたとえばユダの福音書。1978年にエジプトで発見されました。これも「新約聖書編纂」から免れました。
 ユダがイエスを裏切ったのは、イエスの指示だった。と書かれております。
 イッサ伝にある「ピラトは彼のスパイの一人に、イッサを告発せよと命じた。」このスパイの役を担ったのがユダでありましょう。



イッサの懸け。

 どうしたらユダヤの人たちに「ヤハウェの母性」を残すことが出来るのか。
 このまま行くともユダヤの人たちはやはり「厳しさの神」を選ぶ運命にある。どうしても「罰する神」を選んでしまう運命にある。そしてその反動が「偶像の神」に繋がる。

 「厳しい神」を奉じる同胞たち。このままだと彼らを待ち受ける厳しい運命。
 そしてそれを修正するには、ユダヤの人たちが「ヤハウェの母性」に回帰する必要がある。「厳しい父性の時代」から「寛容な母性の時代」に振り子を戻すことが必要である。

 その起爆剤として、イッサが考えたこと。
 それは自分が自ら十字架にかかること。
 そして自分を十字架にかけたその相手を赦すこと。十字架に架かってその上で息を引き取るその瞬間に、自分は目覚めたまま相手を赦すこと。

 自分の生命と引き換えに、イッサは「赦し」という楔(くさび)を、ユダヤの人たち(そして人類)に打つ。そのように決心しました。というのが私の空想小説です。

 そのために自分はローマ提督に捕まる必要があります。
 イッサは一番信頼がおける弟子にその「密告」の役を依頼しました。そしてその忠実な弟子はイッサの指示に従い、自分の師の居場所をローマに密告した。
 愛する師を処刑場に送っただけでなく、自分は裏切り者という冤罪を受ける覚悟。イッサの計画には自分の死後、裏切り者冤罪を受け入れる存在が必要でした。そしてそれを遂行できるのは、自分が最も信頼をおいている弟子。



つづく




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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このブログは不掲載希望のコメントをさらす方針!?

→ 投稿された方が「不掲載」をご希望の場合、それに反して意図的に公開することはいたしません。
ただし手動操作でありますので、こちらのミスで公開されてしまうことはあります。
一時的に「不掲載希望コメント」が公開されてしまい、投稿された方にはお詫びいたします。申し訳ありませんでした。

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まるぞーさんは、クリスマスに何かお料理されましたか?
まるぞーさんは、お正月に何かお料理されますか?


→ 骨付き鶏モモをヨーグルトと醤油とおろしニンニクに一晩漬けてオーブンで焼いたものを頂きました。タンドリーチキンの調理方法ですが、カレー粉を醤油に変えてみました。
おせち料理は今年は一品だけ私が担当予定です。

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まるぞーさんは、紅白見る派ですか?

→ はい。家族で観ます。最近は大晦日に始めて聴く曲も多いです。そしてお蕎麦を頂きます。

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今も世界では争いが絶えず同じことが繰り返されているということは、イッサの生きた時代から、やはり何も変わらずに人も国々も母性が欠けたままなのかもしれませんね。ずっと母性を求めて心の飢餓が続いていることが、「相手から奪い合う」という争いの原点になっているのでしょうか。
国ではなくて小さな家庭ひとつを見ても、夫婦喧嘩や兄弟喧嘩が絶えないところにはお互いを思いやる気持ちが欠けているような気がして悲しいです。


→ 母性の社会が現れると、悪魔さんが無抵抗ウイルスを散布してその社会を絶滅させるのです。というのが私の空想小説です。
もう悪魔の手法は決まっています。歴史で繰り返される主な手法は次の2つです。

1 厳しさの道から神性に近づこうという社会が現れると「原理主義」を流布させて、お互いを潰し合わせます。
宗教戦争がなぜ起こるのか。悪魔は「異端は異教より憎し」を利用します。だから他人には厳しすぎない方がいいのです。柔らかな枝は折れにくい。

2 慈しみの道から神性に近づこうという社会が現れると「無抵抗主義」を流布させて、暴力で殲滅させます。
9条信者も然り。ポリコレも然り。欧州が難民を大量に受け入れて自滅したのも然り。チベットも慈愛の社会ゆえ。
ですから隠された悪を注意深く警戒することは、大切なことなのです。

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私ごとですみませんが教えてください。古ーい家をやっと改修して自宅に戻れそうです。引っ越しを1月下旬にしてもいいものですか。2月を待った方がいいのでしょうか。土地の神様はどちらがお好みでしょうか。

→ 私は見えない世界が全くわかりませんので、土地の神様のお好みもわかりかねます。すみません。
その土地に住まわせて頂くことに感謝して、畏れて敬う心を忘れないのであれば、いつでもウェルカムなのではないでしょうか。

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まるぞうさん、毎日ありがとうございます。
最近になって静止軌道のグラフを載せていらっしゃらないのは何故ですか?


→ すみません。こちらの作業ミスで消えたままになっていたようです。修正いたしました。
お知らせ頂きありがとうございました。

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不掲載希望とわざわざ書いてあるにもかかわらず掲載するのはもちろん管理者の自由ですが良識は問われるでしょうね。
・・・
まるぞうさん宛てのメアドはないのですよね。だとしたらコメント欄に不掲載希望とするしかなかったのでしょうね。


→ 私のメールアドレスは公開されております。
でありますが、今回ご指摘を受けてコメントに関して下記方針を明確にさせて頂きたいと思います。

1.公開を希望しないコメントは投稿しないでください。基本的に投稿されたものは他の読者の方の目にもふれるとお考えください。
2,どうしても非公開をご希望の場合はメールにてお送りください。
ohisama.maruzo@gmail.com
3,ただしメールでお送り頂いた内容に対し、私はメールで返信をお送りすることはありません。一方通行となります。
4,投稿されたコメントは原則公開となりますが、炎上につながると私が判断した場合や個人情報が含まれている場合は、非公開とする場合があります。

ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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買えばJRの新幹線、特急などが格安で乗り放題というのを初めて聞きました。公的な案内も英語の他に中国語、韓国語を表示し、消費税も免除です。

→ 消費税免除につてソースを教えて頂けますか?

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