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【メリークリスマス】イッサ伝の考察1。

2019-12-25 09:11:07 | 今日のひとり言

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聖イッサ伝もう一度読んでみた感想メモ。

昨日は特別編ということで2本の記事がアップされております。

聖イッサ伝。
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/48e419b006445358fa6d2bfc7e6dc984

ナタンのイエス。
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/2d589b03330f6a5709ed87aaffbe5ed6

 え?片方しか読んでいないや。という方はもう一本ありまっせ。と念の為のお知らせです。
 そして聖イッサ伝。改めて読むと非常に興味深い点がいくつかありました。



 パロに二人の息子があった。弟の名をモッサ(モーセ)といい、イスラエル人の学者が彼にさまざまな学問を教えた。
・・・
 モッサはこうしてイスラエルの民を、彼らが多くの罪のために失った先祖の地へ導いた。彼は民に律法を与え、見えない彼らの創造主、無限の慈愛の神に向かって絶えず折れと命じた。


 モッサ(モーセ)がパロ(ファラオ)の息子と記されております。ユダヤ人の旧約聖書では、モーセはユダヤ人。幼少の頃ファラオの王妃に拾われ、ファラオの息子として育てられた。と述べられております。
 しかし聖イッサ伝では、モーセはエジプト人です。エジプト人モーセが、ユダヤの民を救い、戒律を与えた。
 この内容は誇り高きユダヤの人たちには耐えられないことでしょう。つまりこの「聖イッサ伝」は、ユダヤ教の人たちではない、別の文化圏の人たちが書いたものと考えられます。おそらくチベット仏教圏。



至高の神が、常にイスラエルの勝利の軍隊の先頭に立っていたので、異教徒もあえて彼らを攻めようとはしなかった。
 だが不幸なことに、人は必ずしも自らに忠実ではあり得ない。イスラエル人の神に対する忠誠も長くは続かなかった。
 イスラエルの民はまず、神に与えられたすべての恵みを忘れることから始め、神の名に頼らず魔術師、魔法使いらの保護を求めはじめた。
 王と民の指導者は、モッサが民のために書き与えた律法に替え、彼らの作った法を民に押しつけた。神の宮と信仰のつとめとは放棄され、人々は快楽に身をゆだね、かつての純粋さを失った。


 これはイスラエル王国三代目の王ソロモンの時代のことでしょう。ソロモン王は72柱の悪魔を召喚し使役したと伝えられます。
 イッサ(ナタンのイエス)と対になるもう一人のイエス。魔人のソロモンのイエスの起源です。



 イスラエルの民はまず、神に与えられたすべての恵みを忘れることから始め、神の名に頼らず魔術師、魔法使いらの保護を求めはじめた。
 王と民の指導者は、モッサが民のために書き与えた律法に替え、彼らの作った法を民に押しつけた。神の宮と信仰のつとめとは放棄され、人々は快楽に身をゆだね、かつての純粋さを失った。


 聖イッサ伝は非常に完結な主題で終始一貫しています。それは
「御蔭信仰=御利益信仰=偶像崇拝」
 これが、人々を自分の内なる神から遠ざける元凶である。と。そしてそれが人々の社会に災いをもたらす。と。

 ユダヤの旧約聖書ではヤハウェという厳しい神が罰を与えるというように記されております。人々が自らの神性から遠ざかれば、その社会が乱れるのは当然です。
 社会の不安は、神の罰によるものではなく、人々が自ら創り出し招いていると言えます。



 完全な無為と至福にあった天の永遠の霊が目を覚まし、時を定めず永遠なるものから分かれて地を目指した。
 人の姿を取ってなお、神であることを示す道、永遠の至福に至る道を明かすため、
 また、人がいかにして道徳の純粋を獲得し、世俗の煩いから魂を切り離して、至福不変の天国に至る資格を得るかを、身をもって示そうとして。

 その後やがて、イスラエルの地に不思議な子が生まれ、この幼な子の口を通して、神みずからが肉体のはかなさ、魂の気高さを語った。


 ユダヤの人たちに、彼らが見失った自らの神性を取り戻させるために、ナタンイエスが降誕したことが書かれております。

 ただしイッサの存在は、ミトラ教や今の新約聖書キリスト教の「メシア」とは少し異なります。新約聖書のメシアとは自分たちを救ってくれる存在。神の中継ぎ人。彼と契約することで罪深き自分たちが助かる。その発想は、御蔭信仰と共通しています。
 それは、人々が自らの神性を取り戻すことによって、自分自身が救われる。一人一人が自分のメシアである。



 イッサと名づけられた神の子は、早くから、唯一にして不可分の神について語りはじめた。
 全地の人々が、イッサのことばを聞きに来た。彼らは、あどけないこの子の口から出る説教に驚いた。イスラエルのすべての民が、この子に永速の霊が宿っていることを認めた。


 ナタンのイエスの幼少の話です。この幼子は人々の中にある神性について説いたのでありましょう。
 そしてもう一方のソロモンのイエス。こちらの幼少期はトマスの記録に残っています。妖術や幻術を使う傲慢な態度で、周囲の人たちを従える。ナタンのイエスの幼少期とは正反対。

 このようにナタンのイエスもソロモンのイエスも幼少の頃から周囲の人たちに大きな影響を与えて始めています。



 イッサが十三歳、イスラエル人の妻を迎える年になったとき、
・・・
 イッサがひそかに両親の家を離れ、エルサレムを立ち、商人たちとともにシンド(インド)に向けて出発するときが来た。
 神のことばにおける完成を日指し、大いなるブッダの法を学ぶために。


 ナタンのイエスの言葉は、それまでのユダヤ教の厳しい神ヤハウェの言葉とは空気感が異なります。
 ヤハウェの厳しさ=父性。
 しかしそれは創造神の片方に過ぎません。ユダヤの神性に必要はもう一つの要素。それが「慈悲=母性」である。

 ナタンのイエスは「慈悲=母性」をイスラエルの地にもたらすため、ブッダが慈悲を説いた地に向かいます。



つづく



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おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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おー長〜い。
あとでゆっくり読みます。
これは旧約聖書からのコピペですか?


→ いいえ。これはインド北部(小チベット)の寺院に保存されていたと言われるイッサの生涯のお話です。
旧約聖書と内容が微妙に異なるところが興味深いです。ユダヤ文化圏ではない人々が書いたもう一つの旧約聖書。

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国賓来日で餅さんに批判が出ていますが、読売やニューズウィークを読んでいますと香港や台湾やウイグルや尖閣の返事次第とも。あの国が変わるとは思えないが今までの首相より餅さんは強く言ってるようです。

→ 安倍首相は有効なカードの使い方をご存知だと思います。

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ミトラ教からキリスト教に変わって生け贄が無くなったように、ヨーロッパでは、ケルト民族が追われましたが。ケルトもやはり、人身御供を要し、呪術で血を使い阿片を用いたようです。魔女裁判はやり過ぎですけどね。インカもアステカも然りかと。キリスト教は生け贄文化を終わらせました。こうなると、滅びるべくして滅びたのでしょうか?。

→ ウラのキリスト教が生贄の宗教である。というのが私の空想小説であります。新約聖書のキリスト教はウラとオモテで一つであります。

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新約聖書のイエスの物語は、マタイ伝(正確には「マタイによる福音書」以下同)、ルカ伝、マルコ伝、ヨハネ伝、と4書。どれも同じ物語なのに「雰囲気」がすごく違うのが面白いです。で、どう違うかはうまく書けないのですがあえて言うと、例えば降誕物語に関しては、ルカ伝のは柔らかい感じがするのです。聖イッサ伝の読後感に有る優しく美しい言葉の響きが散りばめられているような。

→ 福音書も調べるといろいろ面白そうです。ありがとうございます。

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ところで、英のエコノミストの新しい表紙みました。英語は全く苦手なんでほとんど解読出来ませんが何かとても意味深な暗号みたいなメッセージ性のある表紙でした。

→ 毎年そうですが、暗号暗喩を使った予言示唆というのは、世の中を戦略どおりに誘導する効果的な方法だと思います。
全て明らかに表現するとそれは逆に起こらない。
方向性だけ示して詳細は謎のままにすると、そちらに誘導できる。
という非常に知恵深き手法と思います。

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