まるぞう備忘録

無題のドキュメント

イッサ伝の考察4。

2019-12-28 10:42:07 | 今日のひとり言

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28日。 [己亥]・丙子・[己亥]。空からの災害。

鹿児島県桜島降灰





 イッサの考察ですが、当初2〜3回ぐらいもあれば充分だろうと思っておりました。思っていたより書く内容が増量してしまうようです。このブログをお読み頂いている読者の方がにおかれましては、もうしばらくお付き合い頂ければ幸いです。



あなたたちがモーゼの戒律を曲解している。

 聖イッサは町々を巡り、絶望の重みに耐えかねていたイスラエルの民の勇気を、神のことばによって強めた。数千人の群集が、イッサに従って説教を聞いた。
 町々の指導者らは、イッサを恐れはじめた。そしてエルサレム駐在の統治者に通報した。イッサと呼ぱれる男が町に来たこと、説教しながら、権威に抗うよう民をそそのかしていること、群集は国の仕事もかえりみず、熱心に彼に聞き従っていること、そして侵人して来た統治者が、間もなく迫い払われるだろうと彼は断言している、と。
・・・
そこで長老らは聞いた。
「おまえは一体何ものか。どこの国からおまえは来たのか。私たちはこれまで、おまえのことを聞いたこともない。おまえの名さえ知らないのに」
「私はイスラエル人です」と、イッサは答えた。
「私は生まれたときから、エルサレムの壁を見て育ちました。」
・・・
 そこで学識ある長老たちは、イッサに質問した。「私たちはおまえが、モッサの律法を否定し、神の宮を捨てよと民に教えている、といううわさを聞いた」
 イッサは答えた。
「天の父から頂いたものを、だれも壊すことはできません。またすでに、罪人たちによって壊されたものを、もう一度壊すこともできません。しかし私は民に命じました。すべての汚れから心を清めなさい。なぜなら心こそ、神の真の宮だから、と。
 モッサの律法について言うなら、私はそれを、人々の心の中に建てようと努めたのです。そして私はあなたがたに告げます。あなたがたは律法の真の意味を理解していません。律法が教えているのは、復讐ではなく慈悲です。律法のほんとうの意味がねじ曲げられているのです」


 長老たちは、イッサがモーゼの戒律を否定しているではないか。ユダヤ神殿を否定しているではないか。と詰問します。
 ここでイッサは「モーゼの戒律を曲解しているのは今のユダヤ教の方だ。ヤハウェは本当は慈悲の神様である。」と述べます。

 厳しいヤハウェの神は同時に慈悲の神である。ユダヤ教にとって本当に重要なメッセージが込められております。ヤハウェが本当は慈悲の神だ。なんてほんとに爆弾発言ですな。

 真理の神は、陰と陽の2つの面を持つ。厳しさと寛容さ。
 私達日本人はそのことを理解しやすいかもしれません。
 伊勢神宮。外宮の凛とした厳しさ。内宮の暖かな優しさ。神性とは陰と陽が一対になっていることを肌で知ることが出来ます。
 しかしユダヤの人々はヤハウェ厳しさの神の面だけ強調して来ました。生き延びるためには仕方がなかったのかもしれませんが。



誰しも人の心の中に神殿がある。

 そして神殿とは。ソロモン王の神殿を復活させることが大事なのではない。それぞれ自分の心の中に、神がおわす神殿を持つこと。思い出すことが大切なのです。そのように説きます。

 もしユダヤ教が
・ヤハウェは厳しさだけでなく同時に慈悲と寛容の神であること。
・神殿はそれぞれ各自の心の中にこそ見いだされるべきであること。
イッサの言葉のように方向転換されていれば、ユダヤ民族の歴史は変わっていたかもしれません。

 現実の世界史では、ヤハウェの「陰の厳しさ」と「陽の寛容さ」のバランス。イスラエルから遠く離れた極東の島国だけで維持されている。と言えます。



 聖イッサはその間、隣接する町々を訪ねて回り、創造主の真の道を説き、へブライ人に忍耐を教え、やがて来るべき救済を約束した。

 「創造主の真の道」とは。厳しさだけではなく寛容さも。あなたの隣にいる一番弱い人の中にこそ神がいる。

 「ヘブライ人に必要な忍耐」とは。生活の苦しさに負けて、御利益の偶像崇拝に堕ちてはならないということ。自分の心の中の神殿を大切に。ヤハウェは自分の心の中の神殿にいることを忘れないということ。

 「来たるべき救済」とは。それは自分自身の心の中にこそ神殿がある。その時人は天国にいる。どのような厳しい場所であっても、天国はいまここにあるということ。それを思い出すこと。それが来たるべき救済。それは遠いい未来世界の終焉の時などではなく、いまこの瞬間この場所に救済があるということ。

 私の空想小説では、実際のイッサはそのように説いたのでは。と思います。



人が作った奇跡を信じてはなりません。なぜなら、超自然のわざを行なうのは自然を支配する天の主だけです。人は風の怒りにも逆らえず、雨をあまねく降らすことにも無力です。
 ですが、人にも一つだけ、成就可能な奇跡があります。それは人が真の信仰に溢れ、あらゆる悪念を根こぎにしようと心から誓い、悪業の道を捨て去ることができた、そういうときにだけ起こる奇跡です。
 そして神なくしてなされた、すべてのわざは誤りであり、まどわかしであり、魔術に過ぎません。それはただ、そういう術を使う人の魂が、底の底まで破廉恥であり、偽りと、不純に満ちていることを示す以外の何ものでもありません。
 占いを信じてはいけません。未来を知るのは神だけです。占いを信じるものは、自分の心の中の宮を汚し、創造主に対する不信仰を、自分で証明しているのです。
 占いや占い者を信じることは、人が持って生まれた純真さ、子どものような純粋さを壊してしまいます。地獄の力がその人を支配し、あらゆる罪と偶像崇拝に駆り立てます。


 現代でもスピリチュアルという言葉で商売をしている方々に共通するかもしれません。
 奇異が好きな人。占いが好きな人。そういう人たちが惹かれるもの。

 確かに世の中には「理屈を超えた現象」はあるでしょう。でも自分の中に神性を感じる方は決して「言挙げ」しない。
 自分の心の中に神殿を持つ人は「奇異」を語らない。自分が奇異に惹かれ始めたら要注意。自分の心の中の神殿に蓋がされるよ。
 そのようにイッサは警鐘を鳴らします。

 さてイッサの死後、ソロモンのイエスは奇異を使って「自分はイッサだ。死後よみがえったぞよ。」とエルサレムの人たちに語りかけます。
 果たしてエルサレムの人たちは「何だこれ。奇異じゃん。イッサがあれほど厳禁としていた奇異じゃん。魔術じゃん。人々が外国語を話し出すなんて憑依じゃん。自分を信じれば天国に行けるなんて、御利益御蔭じゃん。危ない危ない。これって正体魔物じゃん。イッサを語る魔物じゃん。」
と見抜けたのでしょうか。



つづく




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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外観、、、顔が浮かびました。顔はメイクしても、目の玉の奥の光とか、年々隠せない何かがある気がします。あと全体的雰囲気。
私は昔より人様の雰囲気が、後々性格や価値観と合致しているな、と感じることが増えました。


→ これからその傾向は強まると思います。怖いけれども楽しみでもあります。

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強烈な記事だった
12/21の【空想小説】ある大将の話が自身の現状と相まって相当強烈だったので、いまだに日に数回読み返しています。良心に蓋をして自分が楽になる選択肢に進もうとしていたところまるぞうさんの記事で、お前は何を甘えているんだと、後頭部をガツン!とやられました。


→ ありがとうございます。ただ私のメモはそんな深い内容ではありませんです。この読者の方の中で熟成が進んでいたので、たまたまタイミング良くあのメモが発火剤になったのだと思います。

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イエスはなぜわがままなのか (アスキー新書 67)
岡野 昌雄
「聖書には過激な言葉が散見される、ある意味でとても危険な書物なのです。ここにはそのまま受け取るとつまずきの元となる言葉が各所に散りばめられています。ですから私は、聖書を単なる読み物としてならともかく信仰の書として一人だけで読むのは危険だと思っています。」


→ この方は正しい嗅覚だと思います。まさに危険な言葉が散りばめられております。

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何回も何回も、罪深い我を許したまえ。罪深い我を許したまえ。とお経のように唱えるのです。
私は、そんなに、神様に許しを請わなければならないような罪深い人間ではないと、反発してました。


→ 正しい嗅覚。魔人のトリックの異臭。
サイコパスは相手に罪悪感を植え付けてコントロールします。新約聖書は、イッサの慈悲の言葉の間に、魔人のサイコパスの言葉が散りばめられている。というのが私の空想小説でうす。クリスチャンの方ごめんなさい。

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本や漫画や日常の中でハッとする気付きがあると楽しいものです。マドマギも、もう少し掘り下げて考えられそうな気がします。

→ 「僕と契約して魔法少女になってよ」
悪魔が相手から心を売ってもらうには必ず「契約の同意」が必要。という魔界の掟があるのかもしれません。
だからソロモンのイエスは「洗礼」という儀式にこだわる。イッサの言葉の中で「洗礼」なんて一度も出てこない。

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ブッダさんも偶像は禁止したそうですが、何故か仏像が造られ、お寺では有り難く手を合わせますね。

→ 人類のサガでしょうか。「偶像崇拝をするな」という偶像を作って拝みだす。どんなけ偶像好きなんかい〜。

仏教は、生きている人を救う事が、お役目でしたが、いつしか先祖供養専門になりました。
意味不明な御経を唱え、高額なお布施を要求します。
これでは少子化も有りで、仏教離れも進むわけです。


→ 先祖供養の習慣として根付いている自体は、プラスの面も多いと思います。

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私達は、彼等を救済する事が出来ないまま2019年を終えようとしている。傍観者。
せめて、「助けたい」というミジンコな祈りを維持しながら、今を生きたいと思います。


→ 私も同意です。まず知ること。注意を向けること。関心をもち続けること。

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安倍政権と自民党への攻撃が激しいですね。
かなり危機的な状況と思いますがまるぞうさんはどうおもわれるでしょうか?
私的には憲法改正など夢のまた夢、下手すると連立政権しないといけないのでは…
と思いはじめてます。


→ 隠されていた悪事がオモテに出るという風潮。安倍政権に隠していた悪事があるのかないのか。
悪事があれば逆風の航路に。悪事がなければ順風の航路に。

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