まるぞう備忘録

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イッサ伝の考察2。

2019-12-26 09:56:52 | 今日のひとり言

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インドの地でブッダを追体験するイッサ。

 聖なるクリスマスは終わりましたが、イッサ伝の考察はもう少し続けさせて頂きたいと思います。



 この不思議な子どものうわさは、北シンド全域に広がった。彼が五つの川と、ラージプータナの国を過ぎたとき、ジャイナの神の帰依者たちは、自分たちの間にとどまってほしいとイッサに懇願した。
 だが彼はジャイナの娯った信仰を拾て、オリッサの国、ジャガナートに行った。


 ジャイナ教の厳しい禁欲主義に対し、イッサは心を惹かれなかったようです。
 行き過ぎた厳しい修行は逆に神性の邪魔となります。それはブッダの結論でもありました。

 イッサの主張はただ2つ。
・偶像崇拝(御蔭信仰)に依存しないこと。神は自分の心の中にある。
・そして弱いものへの思いやりの心がその人の神性の扉となる。



「ただ死のみが、彼らを奴隷の状態から自由にすることができる」と、パラ・ブラフマの神は申された。だから彼らのもとを去り、われらとともに神々を敬え。もしあなたが神々に従わぬのなら、神々はあなたに激しい怒りを浴びせるだろう」

 しかしイッサはそのことばに従わず、バラモン、クシャトリヤにさからい、シュードラのもとにおもむいて道を説いた。
 イッサは同じ仲間の人間から、人としての権利を奪い、横取りする卑劣な人間の行為をののしった。


 イッサは奴隷も同じ人間であると主張します。それはブッダと同じ言葉でありました。それは「もっとも小さきものの中に神がいる」という言葉としても表現されています。



 イッサは三神一体を否定し、パラ・ブラフマの神が、ヴィシュナの神に、シヴァ神に、またその他の村々に化身するというバラモンの考えを否定してこう言った。
・・・
 偉人なる創造の主は、その力を、生きたどんなものにも分け与えることはありません。まして偶像やその他、生命のないものに、主がそういうことをされるかどうか、言うまでもないでしょう。ただこの神のみが全能なのです。
・・・
 しかし神の怒りは、やがて人に向かって放たれるでしょう。なぜなら人はその創り主を忘れ、神の宮を忌むべきもので満たし、神が人の下に置いた石や金属や、動物を崇拝しています。
 なぜなら、人の中にこそ至高の霊が宿っているのに、石や金属を崇めるために人を犠牲に供えています。


 ヒンズー教の三神とは「創造」「調和」「破壊」という宇宙の鼓動であります。しかし当時のインドは偶像崇拝(御蔭信仰)として三神を祭っていたのでした。

 偶像崇拝(御蔭信仰)に対する厳しい態度もまた、イッサの一貫した主張であります。



「神が与えた幸せを兄弟から奪うものは、やがて必ず自分が奪われるでしょう。バラモンとクシャトリヤは、やがて自分がシュードラになるでしょう。そして永遠の神はいつまでも、いまシュードラである人々とともにおられるでしょう。
 なぜなら終末 裁きのり シュードラとヴァイシャの多くは、その無知のゆえに赦されます。だがこれに反し、神の正義を横取りしたものには、神の激しい怒りが降るでしょう」


 シュードラを虐げたバラモンとクシャトリヤは、次にはシュードラに生まれ変わるという陰と陽の振り子。うむ。そして「神の正義を横取りしたものたち(有料先生)」への厳しい言葉。
 2000年前のイッサの言葉は、今の時代の私達にも新鮮です。



 だが、シュードラに危険を警告されたイッサは、夜に紛れてジャガナート地方を去り、山に入って、仏教徒の国、唯一にして崇高なプラフマンを信じる人々の間に住むことにした。すなわち、かの偉大なブッダ・シヤカム二誕生の地である。
 義の人イッサは、パーリ語を完全に習得した後、聖なる仏典の研究に専心した。
 六年の後、聖なる教えを広めるため、プッダが選んだ人イッサは聖典の完全な講述者になった。


 イッサはブッダが選んだ人物である。と聖イッサ伝に記されております。やはり。



「父が子を裁くのは慈悲の掟によります。神は人の死後、まさにそのように慈悲の掟に従って人を裁きます。煉獄でのように、霊魂が獣に転生するなどという恥ずかしめを、父が子に与えるはずはありません」

慈悲の掟によってのみ人は裁かれる。人は自分の良心によってのみに裁かれる。非常に重要な真実が述べられております。うむ。




「もしわれらの神々が、おまえの神に愚かに見えるなら、おまえの神に奇跡を働かせ、われらの神々を打ち壊してみよ」
しかしイッサはこう答えた。
「私たちの神の奇跡は、天地創造の最初の日から働いています。奇跡は日々、瞬時も休まず起こっています。」


 偶像崇拝(御蔭信仰)とは奇異信仰でもあります。奇異の信仰者にとってはどれだけ奇異を出現させるか。が重要なのです。
 それに対してイッサは「奇異に惹かれる心こそ自分自身を神性から遠ざけている」と言います。
 この言葉、イッサの死後の弟子たちに聴かせてあげたいです。ソロモンのイエスが魅せる奇異に惹かれる弟子たちに。



 永遠なる存在は、私の口を通してあなたがたの民にこう語ります。『太陽を拝むな。太陽は、私が人間のために創った自然界の一部に過ぎぬ。
 『太陽は人が働いている間、人を暖めるために昇り、私が定めた休息に、人が入るのを邪魔しないように沈む。
 『人の所有するすべて、人の周りにあり、上にあり、下にあるすべで、私が創り、私が定めたものである』」
・・・
 あなたがたは太陽を拝み、善の霊と悪の霊とを崇めねばならぬと主張しています。だが私はあなたがたに告げます。あなたがたの教えは間違っている。太陽は自分の意志で動いているのではない。それを創った、目には見えない創造主の意志に従っているだけです。


 当時のゾロアスター教は、開祖から数世紀という長い年月の間に変質しておりまいた。
 たとえば彼らがアフラ・マズダーと共に祭っていたミトラスという太陽神。これは生贄信仰でありました。
 ヒンズー教の三神しかり。ゾロアスターの善悪二元しかり。本来は宇宙の真理を説く言葉でありました。しかし長い年月の間、人は三神の偶像を作り、または善悪二元の偶像を作る。
 自分の内なる神性ではなく、外の偶像を拝み、生贄との引き換えで御利益を与えてもらう。
 人々はそのように「宇宙の真理の言葉」を「外在の神」に変質させてしまうのでした。うむ〜。



「それゆえ私はあなたがたに告げます。最後の審きの日に心しなさい。神はその輩に、恐ろしい懲らしめを加えるでしょう。神の子たちを正しい道から踏みはずさせ、誤った信仰と偏見で満たしてしまう、そのものたちに。
 神の子たちの見える目を見えなくし、健康な人に病いをうつした、そのものたちに。神が人のために善を計画し、人の仕事を助けるために、人の下に置いたものを礼拝するよう教えた、そのものたちに。」


 最後の審きの日とは、その人のこの世での人生を終える時のことでありましょう。人がこの人生での課程を全て終えて、自分の良心とともに自分自身を審く日のこと。
 ソロモンイエスはそれを「この世界の終末に起きる審判の日に救世主が私達を救ってくださる」というメシア思想(御蔭信仰)に上手に変質させております。



もしイッサが日本まで足を伸ばしていたのなら。

 私達日本人は、太陽を含め自然のあらゆる事象に神を感じます。八百万の神。それはイッサの言う「宇宙の始まりから続いている神の奇跡」であります。自然の森羅万象=神の奇跡。
 ですから「太陽は人間のために創られた」というイッサの言葉には違和感があります。私達日本人は太陽にも神性を感じますから。

 そもそも私達日本人はお日様に手を合わせる時「どうか御利益をお願いします」というようには願いません。
 「お陰様でありがたい」というように理由もなくありがたいという気持ちで手を合わせるのです。

 私達日本人は(おそらく縄文文明以前の昔の太古の時代から)自然の森羅万象の中に神性(=神の奇跡)を感じる遺伝子を受け継いでおります。

 もしイッサがインドではなく、もっと東の端の島国まで来ていたら、どのように感じたことでしょう。
 この地は何世紀も前から古代ユダヤの聖人が足を運んだ国でありました。そして「イッサの時代では700年もの昔に滅んだしまっているイスラエル王国」の歴史が引き継がれている国でもありました。

 この地の人々は、森羅万象の中の神性を観ることが出来た人たちでした。ですから偶像を作る必要はありません。彼らはいつでも、自然の中に神性を感じておりましたから。
 この地の人々は、森羅万象の奇跡をつねに「なぜかは知らねどもありがたい」と感じる人達でありました。ですから偶像を拝み御利益を願う必要もありませんでした。



つづく




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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聖イッサ伝、どの章も非常に興味深く拝読させて頂きました。第8章の太陽信仰に関する内容に、まるぞうさんはどのような事をお感じになられたのかな?と気になりました。

→ 本日の考察に私見を述べさせて頂きました。
もしイッサが極東の日出ずる国まで足を伸ばすことがあったとしたなら、また興味深いことがあったと思います。
モッサが聖櫃に入れた石板を運んだ場所。そして「私は在りて在るものである」というイスラエル王国に代々伝わる鏡。そしてイッサより昔にユダヤの民に遣わされた預言者イザヤの御宮。彼らは皆、この極東の楽園の神性の中に溶け込みました。

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キリスト教のウラオモテ。
未だによくわかりません。
カトリックとプロテスタント。どっちがどっち?


→ 以下は私の空想妄想小説ですので、本気にしないでね。
キリスト教のウラオモテ。それはサタニズムです。ソロモンのイエスの御先祖のソロモン王が招聘した72柱の悪魔たち一家。ソロモン王はユダヤの繁栄と引き換えに契約しちゃったからね〜。取り立ては続くよどこまでも。

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グレタさんについて色々コメントが寄せられていますが、彼女がアスペルガー症候群であることは、まるぞうさん、どんな感じをお持ちでしょうか?

→ それは単なるレッテルです。それ以上でもそれ以下でもない。彼女の本質はレッテルに惑わされてはいかん。というのが私見です。

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何年も前に読んだイッサやモッサの話、好きでしたのでまた読めて嬉しいです。モッサは昔、白山王朝の頃の日本にやってきたんだったかな。伊雑宮はイザヤの宮。イッサはブッダの教えを学ぶためにインドへ。そのブッダの家庭教師(の一人?)が老子先生。昔の聖人たちが繋がってると思うとわくわくします。今も知らないだけで繋がっているのかな。

→ この時代日本人としてこの地に生まれ育つことができて本当に幸せです。日本人とはこの大地の自然の神性を肌で感じることが出来る人のことです。お陰様という気持ち。なぜかは知らねどもありがたいとごく自然に思える人のことです。

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新約聖書上(というかクリスチャンの認識上)、有名な12人の弟子がいらっしゃいますが、
この12人は2人のイエスに対してどのように配属(?)していたのか、まるぞうさんの空想小説をお聞きしてみたいです。


→ キリスト教はあまり詳しくないので、間違っているかもしれません。そももそ空想妄想小説でありますから、クリスチャンの方々申し訳ありません。

イッサが十字架にかけられてあの世の召された時。その時大地は哀しみで震えたことでしょう。第二部の話はそこから始まります。

イッサが亡くなったあと、11人の弟子たちが食事をしていると亡くなったはずのイッサが彼らの前に現れました。
奇異をあれほど否定していたイッサが彼らの前に現れるなど有り得ません。弟子たちはその奇異を信じません。
しかしその弟子たちの態度を幻影イッサは叱ります。
「私は本物のイッサであるぞよ。弟子たちよ。その頑なな心をほどき私を信じよ。
私の弟子たちよ。これからは神の代理として私イッサを拝むこと。さすれば悪霊は祓われ、蛇を掴み毒を飲んでも大丈夫。病気も治してしんぜるぞ。御利益満載であるぞよ。
私の弟子たちよ。これから世界に赴き、私の教えを福音として広めよ。私を信じるというものには「洗礼という名前の契約儀式」を結ばせよ。これが重要であるぞよ。御利益に必要であるぞよ。
良いか。私の弟子たちよ。夢々疑うことなかれ。」

そう言ってイッサの幻影は消えました。
イッサが生前述べていた言葉とは別人のようです。そりゃそうです。だって別人なんだも〜ん。

しかし弟子の中で人一倍純粋で、そして誰よりもイッサの死を悲しんでいた弟子は、その奇異を受け入れました。
悪魔は人の心の隙間に入り込むのが得意です。とくにペトロのように一本気だけれども純粋な心の持ち主には。

その最初の奇異から10日後。2回めの奇異が起きます。それはイッサの親類知人たちが集まっている場所に。
激しい嵐の音とともに、天から舌のような炎がチロチロとその人達の頭上に降りて来ます。すると、その場にいた人たちは取り憑かれたように外国語を話始めます。
その奇異を見て驚く人たちに、ペトロが「これはイッサが復活したしるしである。イッサの福音を信じよ。洗礼という契約儀式を行い、イッサから御利益を授かられるべし」と説きます。
奇異を目の当たりにしたエルサレムの多くの人々がペトロの勧誘に従い、洗礼という契約儀式を行うのでした。

聖イッサ伝が終わったあとこの世で起きたこの奇異事件。ソロモンのイエスの物語の始まり。ペンテコステ(聖霊降臨)として知られます。

しかし「純粋がゆえに奇異に傾倒したペトロ」以外の弟子たちは、ソロモンイエスの魔術から一歩距離をあけておりました。
そこでソロモンイエスは、もう一人サウロという人物に白羽の矢を立てます。
彼に「目からウロコ」という奇異を体験させて虜にします。サウロはパウロと改名し、ソロモンイエスの弟子となります。彼は12人の弟子の中で唯一生前のイッサを知らない人物です。それ故、パウロはソロモンイエスの教えを世界に広める重要な礎人物となりました。

このパウロとペテロの両名は、ソロモンイエスの教えを、ユダヤ人以外の人たち(異邦人)に広めて行きます。これがのちの世界宗教たるキリスト教です。

【キリスト教】
原作:イッサ(ナタンのイエス)
プロデューサー:ソロモンのイエス
脚本:パウロ

ナタンのイエス「新約聖書の内容って私の原作と全然違うじゃん。私の死後勝手に改変しないで。」
ソロモンのイエス「いいんだよ。あんたの辛気臭い世界観を元に、私が今風にアレンジさせてもらいました。これで世界ヒット間違いなし。」

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なんなんですかこの餅党議員の逮捕・捜査の連鎖は・・・
さらにイタリアでは最大マフィアの数百人一斉逮捕、バチカンの神父による幼児性虐待の報道。アメリカの不穏な動き。
さらにさらに世界各国での火災、特に空港の。まるぞうさんには悪いけど餅党は汚いことばかりやってますよ。


→ 騒がれているニュースは「隠されていた悪事がオモテに出る。」という時代の空気そのものですね。これからの始まり。
そしてそれは私達一人ひとりの身近な生活も然り。

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