ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

塩の道に沿って~雪山と桜と~

2024-05-06 | ドライブと散策

糸魚川から松本への「塩の道」は上杉謙信が対立する武田信玄に塩を送り、「敵に塩を送る」ということわざにもなったとされています。海の塩が内陸に運ばれる重要な道でした。この道は「松本街道」とも「千国街道」とも言われています。国道148号線、国道147号線で繋がっています。帰り道はこのルートを辿りました.。あちこちで素敵な風景に出会いましたがタイトルの一枚はこちらです。

     

 

糸魚川市から南に向かいます。姫川とJR大糸線に沿った道です。

     

     

 

大糸線の小さな列車がやってきました。トンネルと姫川の鉄橋を渡る列車も捉えました。

     

     

     

     

     

 

姫川沿いの山々は新緑に桜咲く春らしい風景でした。

     

     

 

白馬までやってくるとぐっと近くに雪山が迫ってきます。圧倒的な雪山の姿です。

     

     

     

     

 

この撮影場所は糸魚川から50㎞ほど…里に目を向けると春らしい風景が広がっていました。

     

     

 

白馬から大町に向かいました。「仁科三湖」に立ち寄りました。「青木湖」と「木崎湖」で桜と湖と雪山の風景に出会いました。

     

     

     

 

菜の花も咲き、まさにどこを切り取っても春景色でした。

     

     

     

 

菜の花畑の向こうを大糸線の列車が走っていきました。

     

 

安曇野はリンゴやモモ(スモモ?アンズ?)の花盛りでした。

     

     

 

梓川を渡る橋のたもとには「新潟市の河口まで294㎞」の表示があって、信濃川河口まで遠かったのを実感しました。

     

 

最後にもう一度、スマホでの桜と雪山と湖です。それに里山風景も…

     

     

     

     

 

気になっていた牛伏川から信濃川河口までを辿ることが出来た満足の旅でした。たくさんの春景色に出会えたのも嬉しかったです。能登半島地震の被災地を少しでも応援できればと4月は石川、富山、新潟を巡ってみました… 今回の記事、長々とお読みいただきありがとうございました。  

 

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日本海と塩の道と夕日

2024-05-04 | ドライブと散策

新潟市から北陸道で名立谷浜ICまで行ってその後は国道8号線で海沿いに道の駅に立ち寄りながら糸魚川を目指しました。この間、約170㎞2時間もかかって同じ県内でも遠かったです。日本海の様子です。

     

     

     

 

次の日に魚を買いに行った能生の海岸です。

     

     

     

     

 

糸魚川の駅前にはヒスイの原石と「奴奈川姫」の像がありました。「奴奈川姫」は諏訪大社の「建御名方神」の母です。

     

     

     

 

ここから「塩の道」の起点まで行ってみました。「塩の道」は「松本街道」とも呼ばれ、信州松本までの120㎞ほどの街道です。 

         

     

     

     

 

酒屋さんの看板には「謙信」!お隣は医院の建物でした。

     

     

 

その先に行くと「加賀街道」との交差点に「道路元標」があり、その海に向かう道に「起点」の印がありました。

     

  

 

この糸魚川の夕日を眺めようと「日本海展望台」に行ってみました。日没が午後6時30分でしたので行ったのが午後6時過ぎです。東の山々の夕日に照らされていました。

     

     

     

 

はっきり見えませんが能登半島方面と佐渡方面です。

     

     

 

雁(?)が渡っていきました。夕日を受けてシルエットになっていますが…

     

 

それでは夕日です。ゆっくりと日本海に沈んでいきました。

     

     

     

     

     

     

     

 

日本海に沈む美しい夕日でした…

     

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信濃川河口と港の歴史や風景

2024-04-29 | ドライブと散策

新潟市へ向かった目的は「信濃川」の河口を見ることでした。「信濃川」は八ヶ岳を源流とする「千曲川」と北アルプスを源流とする「梓川」や「犀川」が長野市で合流して「千曲川」として新潟県に向かい、「信濃川」となって新潟市で日本海に出ています。その源流の一つに松本市の鉢伏山から流れ出る「牛伏川」があります。いつも自然観察会に参加しているその「牛伏川」はあばれ川として知られていました。明治期に開かれた新潟港が土砂で埋まってしまい、困った明治政府が原因を探ったところ、一因としてこの「牛伏川」の土砂が流れ下ることで港が埋まってしまうという結論に達したようです。そこで明治政府は技師をフランスに派遣し、そこで得た技術を導入して土砂が流れださないように治水対策をしたのが「牛伏川」の「フランス式階段工」です。ここを訪れる度に「フランス式階段工」ができる事になった港、信濃川の河口を見てみたいと思っていたのです。まずはその「信濃川」とそこにかかる有名な「萬代橋」です。

     

     

 

この橋は1929年に造られた石のアーチが美しい橋で、国の重要文化財に指定されています。橋にはたくさんのチューリップが植栽されていました。

  

 

この橋の河口方面に「朱鷺メッセ」があります。水上バスが行き交う川でもあります。

     

     

 

港の海鮮丼やあら汁をいただく頃には夕暮れになってきました。「信濃川」河岸の遊歩道を散策しました。

     

     

 

灯りがともり出した夕暮れ風景も素敵な「信濃川」でした。歩いた場所は「みなとさがん」…新潟港の案内には「萬代橋下流。ここはもう港です。」と書かれていました。

     

     

     

 

翌朝は実際に「信濃川」の河口に行ってみました。ここが延々と流れ下ってきた信濃川が日本海に入る場所です。

     

     

海に出る場所の信濃川の下にはトンネルがあって、その両岸の排気口の上に展望台が設けられています。その「入船みなとタワー」に登ってみました。船が行き来していて、河口は港そのものでした。

     

     

 

     

  

 

「信濃川」河口を確認した後、「みなとぴあ(新潟市歴史博物館)」へ向かいました。信濃川沿いにある施設です。「信濃川」を眺めていたら、ここでビックリ、NHK新潟の方にインタビューを受けました!新潟市の良い所を探している番組だそうで、何を見ておられるのですかとか、どこからいらしたのですかなどと聞かれて、何とここへ来た理由について、この記事の冒頭のような内容を話しました!牛伏川の話はご存じなくて、興味深く聞いてくださいました…ここからも河口が見えました「朱鷺メッセ」の向かいにあります。

     

     

     

 

ここにあるのは「旧新潟税関庁舎」と「旧第四銀行住吉町支店」と「博物館本館」などです。

     

 

「旧新潟税関庁舎」は国の重要文化財に指定されている明治2年建築の建物です。松本の旧開智学校と同じく「擬洋風建築」です。

     

     

     

     

     

     

 

「信濃川旧河道」と「荷揚げ場」は当時の「信濃川」の川岸だそうです。、それに「四間堀」と「石庫」です。「石庫」は課税を保留したまま輸入品を一時保管する「保税倉庫」として明治2年に建てられたものの復元だそうです。

     

     

     

 

こちらは「旧第四銀行住吉町支店」の建物です。昭和2年の建築です。平成14年まで営業していた後、この地に移築復元されたそうです。当時の銀行建築に多い新古典主義様式の建物です。中央正面のイオニア式列柱やアーチ型窓、吹き抜けの営業室の二階部分に巡らされているギャラリー、漆喰天井飾り、大理石のカウンターなどが特徴です。

     

     

     

  

             

     

銀行ならではの大きな金庫やステンドグラスも注目でした。

  

 

階段室や洋風なお部屋、それに和室もありました。

     

  

     

 

こちらは「博物館本館」です。明治44年建築の新潟市庁舎のデザインを取り入れて建てられたそうです。新しい建物ですが、素敵な風格ある建物でした。

     

     

 

長年思い描いていた「信濃川」の河口を確認できて良かったです。さすが大きな川で、柳都新潟を実感しました…

 

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金沢への道と兼六園

2024-04-10 | ドライブと散策

我が家から金沢まで行くには主に3ルートあって、一つは松本経由で安房トンネルを越え、富山市まで行って北陸道で金沢。もう一つは松本経由で安房トンネルを越えて岐阜県高山市へ、東海北陸自動車道を経て富山県小矢部市から北陸道で金沢。もう一つは松本から大町市、白馬村経由で新潟県糸魚川市に出て北陸道で金沢。いずれにしても金沢は中々遠い場所です。今回は安房トンネルを越えて富山市から北陸道のルートで行きましたが、4時間以上かかって遠かったです。上高地への道は未だ冬季閉鎖中でした。

     

 

安房トンネルを抜けるとそこは雪国でした!道に雪はありませんが除雪した雪がたくさんありました。北アルプス笠ヶ岳は真っ白でした。

     

     

     

     

 

富山平野に入ると春らしい風景が広がっていました。球根を採る畑でしょうか、スイセンが一面に咲いていました。

     

 

金沢に着いたら梅が花盛り、早咲きの桜も咲いて春らしい風景になっていました。ソメイヨシノはまだ咲き始めたばかりでしたが…

     

     

 

金沢観光と言えばこの「兼六園」でしょうか…久しぶりに園内を散策してみました。ここの苔庭は何時も手入れが行き届いて気持ちの良い庭です。梅や桜の花が咲いて趣ある庭になっていました。

     

     

     

 

「兼六園」と言えばこの「͡ことじ灯籠」です。人気のスポットで撮影の順番待ちが出来ていました。

     

     

 

もう既に雪吊りの状態はなくなっていましたが、冬の雪吊りの風景がよくニュースになる立派な松です。唐崎松と言われる黒松だそうです。

     

 

早咲きの桜や枝垂れ桜が咲いている場所は大勢の観光客が集まっていました。(特に海外の方々が目立ちました)

     

     

     

 

苔庭の緑が美しい場所もあって、「兼六園」ならではと眺めてきました。

     

 

こちらは兼六園を出た場所…石垣と桜の風景も良かったです。

     

 

久しぶりの金沢で「成巽閣」と「国立工芸館」と「兼六園」を楽しむことが出来ました。この金沢城の周辺にはミュージアムや見どころがたくさんあってとてもいい場所です。良く歩いたこの日、歩数は10236歩でした…

     

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松本の街並みとべラミ人形店

2024-02-09 | ドライブと散策

松本城を見た後、松本の市街地を散策しました。お城にほど近い大名町にある「旧第一勧業銀行」の建物は現在、レストランとブライダル施設「アルモニービアン」として使われています。建物は国の登録有形文化財となっています。夫はここでランチミーティング…ランチのコースは美味しかったようです。

     

     

 

この通りは「大名町」です。「シナノキ」の並木があります。今は葉を落としていますが…「大名町大手門の井戸」から湧水があふれ出ていました。

  

     

 

ここには新しくなった「松本市立博物館」があります。ロビーの「松本てまり」が印象的でした。この日は建物のみの見学でした…

     

     

 

四柱神社の脇を通って繩手通を進みました。この日は良い天気で女鳥羽川の河川敷でお弁当を食べている人の姿も見られました。2月初めの風景とも思えない暖かさでした。

     

     

     

 

「中町通り」を通って「高砂通り」へ行きました。ここには「源智の井戸」があってここも滾々と湧水があふれ出ていました。

     

     

 

この近くにある「べラミ人形店」を訪れました。このお店は松本の伝統工芸の「押絵雛」のお店です。お店の中には押絵雛がたくさん!こちらで作られたものが雛飾りの時期には「松本市立博物館」にも「馬場家住宅」にも飾られるようです。ここで人形が作られていますし、伝統を繋げる活動もされているようです。

     

     

  

  

 

古いものから新しいものまでたくさんの押絵雛が展示されていました。古い押絵雛は江戸時代のものもあるそうです。

     

     

 

このお店は松本独特の七夕飾りの継承もされていて、伝統ある七夕飾りがたくさん展示されていました。お盆の精霊馬のような吊るし飾りがありました。

  

 

「あしなが」と呼ばれる人形と「やっこ」の吊るし灯籠です。

  

 

子供の成長を願って毎年一枚ずつ紙を重ねて行く人形や子供用の浴衣を着せた吊るし人形や和紙で作った七夕飾りの人形もありました。それを実際に飾っている家の軒先を撮った写真も興味深く見せていただきました。

     

  

     

 

お店の方が丁寧に説明して下さり、写真も撮らせてくださって感激でした。松本の伝統行事に触れたひと時でした…

  

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