ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

縄文展~岡谷美術考古館~

2018-09-26 | ミュージアム

この夏、東京国立博物館で特別展「縄文―1万年の美の鼓動」 があったのですが、見に行かれず…せめてもと地元の美術考古館で縄文展を見てきました。

ここは街中にある小さなミュージアム…古くなった考古館を移転して、商店街にあった呉服屋さんだった建物を改装して使っています。通りの街灯は地元出身の童画家、武井武雄のデザインを使っています。

 

 

ここに移転開館5周年を記念した特別展の第2弾…第1弾は「火焔と水煙の縄文土器展」でした。第2弾は「恵みを生み出す器展」です。いつもながら、会期ギリギリの駆け込み鑑賞でした…

 

「縄文中期の顔面把手大集合」とのことで、顔の装飾を施した土器がたくさん展示してありました。

 

顔は主に女性で、自然の恵みを祈って施されたのではないかとのことです。まずは国の重要文化財に指定されている「顔面把手付深鉢形土器」です。

 

 

その他の顔面把手付きの土器たちです。どれも顔面の表情が豊かです!

 

 

 

 

 

顔面把手のみのものもありましたが表情がユニークです。

 

 

 

これは「赤い土器」…この赤色は「ベンガラ」だそうです。天然のさまざまな酸化鉄を熱して生み出される顔料とのこと…本当にきれいな赤に染まった土器でした。

 

地元の遺跡から出土した縄文土器はまだまだあります。

 

 

 

 

そして最後は…東京国立博物館の「縄文展」で展示された土偶です!これは「第5章 祈りの美、祈りの形」の中で、「ポーズ土偶」として展示されました。地元の目切遺跡からの出土品で縄文中期のものだそうです。

「壺を持つ妊婦土偶」…豊穣と安産を祈願する妊婦さんの土偶です。壺を抱え、腰に手を当てたポーズの完全な姿は国内でただ一点だそうです。これはレプリカ…東博の縄文展は終わったばかりで、戻って来たでしょうか、まだ実物の展示ではありませんでした。

 

 

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アサギマダラがやってきた~♪

2018-09-25 | 自然観察

秋のお彼岸時期になるとあちこち一斉に花開く「ヒガンバナ」…我が家でも咲きました。

 

そして原村の庭で、みさとさん印の「フジバカマ」も花開きました。そしてそこに「アサギマダラ」がやって来ました!

「フジバカマ」の花に「アサギマダラ」が来るのを見るのは初めてです。(来てくれていたかもしれませんが、たまにしか行かない場所ですので…) このツーショット写真は初めてで、嬉しくてたくさん撮ってしまいました!同じような写真ばかりですが…

 

 

 

 

「フジバカマ」は株がなかなか増えず、まばらでたくさんは咲いていないのですが、それでもこの花を見つけて飛んで来てくれたことが嬉しいです。「フジバカマ」と「アサギマダラ」のコラボはやっぱり素敵です。

 

 

 

別の花とチョウ…「ブッドレア」は花盛りを過ぎてしまいましたが、たくさんのヒョウモンの仲間たちが集まっていました。

 

 

 

そしてまた、フジバカマとアサギマダラ…夫が撮った二頭の「アサギマダラ」の写真です。

 

 

 

この時期になると、秋の花「コルチカム」が咲き出します。(蕾と開花状態の写真です)

 

 

フジバカマを植えて何年も経ち…ようやくこの花にアサギマダラを迎えることができて嬉しい季節でした。

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七島八島ウォーキング

2018-09-20 | ウォーキング

今月のウォーキングは「霧ヶ峰」からビーナスラインを和田峠に向かって行ったところの「八島ヶ原湿原」です。ここは貴重な高層湿原で、国の天然記念物に指定されています。湿原に島の数が多いことから「七島八島」ともよばれています。湿原周囲は4㎞弱…お弁当持参でゆっくり歩きました。

 

 

 

たくさん咲いていた「アキノキリンソウ」と夏のなごりの「ヤマホタルブクロ」です。

 

 

ヒョウモンチョウをあちこちで見かけました。

 

 

「オミナエシ」と「ヤマハハコ」もきれいに咲いていました。

 

 

湿原ではもう紅葉が始まっていました。草紅葉の中でひときわ鮮やかな紅葉は「シツゲンヤマウルシ」だそうです。

 

 

湿原脇には林藪も…木道を歩きます。

 

ここでも夏のなごりの「マツムシソウ」にたくさん出会えました。

 

秋と言えば「ススキ」…すっかり秋の風情でした。

 

「ツクバトリカブト」と「エゾリンドウ」の濃紫色も秋を感じます。

 

 

湿原も秋の気配…草紅葉に覆われてきています。

 

 

  

どんぐりはまだ青々していましたが、ウドの実は熟していました。

 

 

「ワレモコウ」は秋の花…たくさん咲いていました。「タチフウロ」は夏のなごりです。

 

 

たくさん咲いていたのは「サラシナショウマ」…チョウも寄って来ていました。

 

 

 

 途中にはこんな流れの早い川も渡って湿原を一周しました。

 

湿原脇の一本の白樺の木…「ヤマラッキョウ」の可愛らしい花にも出会いました。

 

 

立ち姿に目を引かれるのは「ハバヤマボクチ」です。

 

最後は鷲ヶ峰を望む草紅葉の湿原…秋の風情が見られる高原でいいウォーキングができました。

 

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母の手仕事

2018-09-17 | 手仕事

今日は敬老の日…母と片付けをしながら母の手仕事の作品を記録してみました。針仕事の得意な母は沢山の作品を仕上げていました。でも周囲の方々に使っていただくのが嬉しくて、皆さんにもらっていただいていました。なので残っているのは少ないですが…

私の小さい時は服やセーターも作ってくれました。そして孫の時もひ孫の時もお誕生グッズや入園グッズは一通り手作りで揃えてくれました!その昔は布団も着物も自分で縫ったものだそうです。ひ孫のものは今も現役で使われています。昔のものはどこかから出てくるかもしれませんが、とりあえず身近に残っている物だけでもと写真を撮ってみました。

この1年くらいはミシンが使えず手縫いもなかなか進みませんが、デイサービスではこんな作品を仕上げています。切り絵や籐の籠、フクロウ等々、指導員さんにお手伝いをしていただいて作った物ですが…

 

 

 

 

 

これからは家で母が作った物…母は古布を大事にして、それらから沢山の品々を作りました。パッチワークも独学で本を見ながらバックもたくさん作りました。

 

 

 

巾着袋も大小さまざま…バックや袋はあちこちにもらわれていきました。

 

ポーチもさまざまな形のものを作っていた気がします。

 

 

この巾着袋の口は絞ると花びらの様できれいです。横にあるのは扇子入れです。

 

 

はさみ入れもパッチワークで…これは母の物で長年使い込んであります。

 

この箸入れはmy箸持参を心がけている私がリクエストして作ってもらったもの…向かって右端の三角を折って手前からくるくる巻きます。

 

 

ブックカバー…ハードカバー用、文庫用、新書用などいくつも作ってくれました。

 

母とお揃いで作ってくれたパッチワークのボストンバック…中ポケットもついて大きめで使い勝手がいいのであちこちに持って行っています。母とおそろいのバックでよく温泉にも行ったものです。

 

そしてたくさん作ったのは布ぞうり!テキスト本を買って小道具は夫が作り、本当に沢山作ってあちこちにもらわれていきました…夏は裸足でこの草履が快適!靴下をはく時期になっても使いたいと言ったら、スリッパも作ってくれました!

 

 

そして大作はベッドカバー!古布をパッチワークで仕上げてあります。これは母のベッドで使っている物です。

 

こうして見てみると母の腕とコツコツ仕上げる力ははすごいな…と思います。改めて母に感謝の一日でした。

 

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メルヘン街道を松原湖へ

2018-09-15 | 日記

久しぶりにメルヘン街道を通って佐久方面に行って来ました。まずはこれも久しぶりの諏訪湖の景色…この日は風もなく湖面は波もなく静まっていました。湖面にサギが佇んでいました(きっとヒシの繁る上に)…

 

諏訪地方でも稲が黄金色に実って来ていてもうじき稲刈りが始まりそうです。

 

茅野市から「メルヘン街道」に入ります。「メルヘン街道」は蓼科高原から佐久穂町を結ぶ全長38㎞の山岳道路…北八ヶ岳の麦草峠を越えていきます。国道としては日本で2番目に高い峠越えだそうです。(1番は志賀草津道路の渋峠)沿道のキバナコスモスがきれいでした。

 

山道にさしかかったところ、シカの姿が現れました!路肩に車を停めると、シカは悠々と道路を渡って行きました!

 

 

3頭が渡った後、一頭は渡らずにじっとしていました…

 

北八つの風景が見えてくると峠も近いです。麦草ヒュッテ近くのお花畑も夏の盛りが過ぎてひっそりしていました。

 

麦草峠は標高2127mもあります!もちろん、冬にはこの道は閉鎖されます(雪で埋まってしまいます)

 

ここからは小海町に向かって山を下りて行きます。途中で紅葉したツタに出会いました。

 

この日の目的地の一つはここの温泉!ここにはスキー場、ゴルフ場、ホテルがあります。

 

 

ここの温泉は大自然の景観が売りで、浅間山が眺められるということでしたが…

 

平日の午前中だったためか、なんと温泉には誰もいません…ちょっと写真を撮らせていただきました。あいにくの天候で浅間山は雲の中でしたが、素敵な温泉でした!夜景と星空も素敵なようです。

 

 

ここは山梨のお菓子メーカー「シャトレーゼ」のリゾート施設…湯上りにアイスのサービスがありました!

お風呂上りに周辺を散策…このオブジェ、なんと素敵に薪を積上げた物でした!

 

 

庭にはマツムシソウが咲き(夏のなごり)、少し色づいた木々(秋の訪れ)もありました。

 

 

白樺林はやはり高原のリゾート地にはピッタリの気がします。

 

 

そこからまた下りて行くと「小海高原美術館」があります。この日は寄らずに先を急ぎました。次の目的地は「松原湖」です。何度もここを通っているのに立ち寄ったことのなかった松原湖です。木々の中にひっそりと静まる湖でした。

 

 

湖畔を歩くと大きなトチの木が枝を広げ、足元にはたくさんのトチの実が落ちていました。

 

 

湖畔からは八ヶ岳がきれいに見えます。湖畔のコスモスの花も風情があります。

 

 

湖畔を行くと「北風小僧の寒太郎」の歌碑がありました。この歌の作詞者はこの町の出身者「山川啓介」さんです。

 

湖畔にこんな看板が…「シナノアキギリ」には初めて出会いました。キバナアキギリとの違いは葉の形…シナノアキギリは円心形の葉でキバナアキギリは矛形の葉だそうです。

 

 

 

駐車場に戻ったら車の中にお客さんが!すぐに退散願いましたが…

 

帰りは雨が降ってきてしまいましたが、清里~小淵沢~鉢巻道路をドライブしてきました。ここは霧にけぶる清里の谷です。

 

 

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