ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

御射鹿池の水鏡

2023-08-30 | ドライブと散策

「麦草ヒュッテ」に行った後、メルヘン街道から一本谷を挟んだ南側の湯道街道に向かいました。この道沿いにある「御射鹿池」はその池に映る景観が美しく、多くの方が訪れています。まずはその水鏡の一枚です…

     

 

ここに行くまでの森の中の道…途中で「ツルアジサイ」の名残の花を見つけました。

  

 

木々の枝に「サルオガセ」がたくさん掛かっていました。「サルオガセ」は樹皮に付着して懸垂する糸状の地衣類の総称です。

     

  

 

「湯道街道」は茅野市街から奥蓼科の渋温泉や明治温泉に向かう県道191号線です。「渋・辰野館」まで行って見ました。ここを開発した辰野茂翁の略歴の記載と銅像がありました。この辺りで標高1700mです。

  

     

 

「湯道街道」にはところどころに観音様が佇んでいて旅ゆく人々を見守っています。途中からは茅野市街も見下ろせました。

  

 

ここから下っていくと「御射鹿池」です。この池は農業用ため池ですが、東山魁夷がここをモデルに描いた絵で注目され、今では多くの方が訪れる場所になっています。その絵「緑響く」は長野県立美術館の東山魁夷館で見られます。以前は林の中の静かな池でしたが、今では駐車場も出来て雰囲気が変わってきています。それでも水鏡は変わることなく緑の木々を映していました。

     

 

この時も水面が凪いでいて夏の木々の緑が湖面に映えてきれいでした。

     

 

周囲の木々が映り込んだ水鏡はとってもきれいで、画家の絵心を魅了したのだと思われる風景でした。

     

     

     

     

池を眺めているうちにポツリポツリと雨が降り出しました。その雨が湖面に広がっていく様も注目でした。

     

            

     

 

久しぶりに夏の「御射鹿池」の水鏡を堪能したひと時でした…

     

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麦草ヒュッテと高原の花々

2023-08-28 | ドライブと散策

「麦草ヒュッテ」は国道299号線(メルヘン街道)の茅野市蓼科から佐久穂町に向かう道筋にあります。国道では日本で2番目に高い標高2127mの麦草峠の近くです。このヒュッテで娘の友人が作品の展示会をしているとのことで見に行ってきました。茅野市街からメルヘン街道で麦草峠に向かいます。沿道に「キバナコスモス」がたくさん咲いていました。「ソバ」の花も咲き出していました。

  

     

 

次第に山道になり、途中の展望台から茅野市街を見下ろしました。

     

  

 

途中に「鹿 横断注意」の標識が!…やはり「鹿」がいました。親子でしょうか2頭が道沿いの斜面からじっとこちらを見ていました。近くにもう一頭いました。

     

  

 

「麦草ヒュッテ」に着きました。もう途中からずいぶん涼しくて、長袖の薄手のパーカーを羽織ってちょうど良いくらい…下界の暑さを忘れる涼しさでした。ヒュッテで作品を見せていただき、美味しいアイスクリームをいただきました。(ヒュッテ内の写真がなく、外観もおぼろげですが赤い屋根の建物がヒュッテです。)ここから「白駒池」へ行けますが、この日はこの付近の散策のみでした。

     

  

 

ヒュッテで一休みした後、付近を散策しました。夏から秋の花々がたくさん咲いていました。まずは「ワレモコウ」です。

     

  

 

「ハクサンフウロ」と「ソバナ」、それに「アキノキリンソウ」が目立っていました。

     

  

     

  

 

「シシウド」はすっかり種ができていて秋の風情でした。「ヤマハハコ」もあちこちに咲き、「イタドリ」も花盛りでした。

     

  

  

 

「アザミ」は種類がたくさんあって中々識別できません。こちらは「ノアザミ」と「キソアザミ」でしょうか…あちこちに咲いていました。

    

 

夏の終わりの花「ヤナギラン」も咲いていました。ハチが懸命に吸蜜していました。

     

     

 

夏の終わりと秋の始まりを感じる「トリカブト」の花…この花はメルヘン街道沿いにもあちこちに咲いていました。きれいな花には毒があると言いますが、全草に毒があって特に根には猛毒があります。

    

     

 

「マルバダケブキ」の黄色の花が目立つ高原でした。「ハナイカリ」の花も見つけました。

     

     

  

 

トンボが目立ち、ススキの穂が出て高原はもう秋の始まりのようでした。

  

 

帰り道の展望台からの風景…黒い雲が出てきて、この後、雨に追いかけられました。

     

 

久しぶりのメルヘン街道と麦草ヒュッテ…秋の始まりを感じる高原の散策でした。この日の歩数は3114歩でした…

  

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湖畔のウォーキング

2023-08-25 | ウォーキング

このところお休みしていたウォーキングですが、筋力も落ちてきてしまうので少しだけ歩いてみました。(仲間の皆さんと一緒にスタートし、3分の一くらいのところで折り返しました)この日の諏訪湖です。湖面が凪いで青空と雲を映してきれいでした。飛行機雲も見えました。

     

  

 

夕立も少なく、湖畔のヤナギも雨が欲しいところかと思います。

  

 

湖畔の植物たち…まだ夏の名残の「サルスベリ」が咲いていました。秋の「コスモス」は早々に咲き、「コブシ」は拳のような実をつけていました。

  

  

 

陽ざしは強く、木陰を選んで歩きました。湖面に波が立ち始め、陽光のキラキラと揺らめく様がきれいでした。

     

     

 

湖岸近くで「ハクセキレイ」?に出会いました。一緒にいたのは幼鳥でしょうか…飛んでいるのは「コサギ」でしょうか?

  

  

     

 

湖には舟が、空にはヘリコプターが見えました。

  

 

再び見かけた花たちです。道沿いには「ツユクサ」や「ヒルガオ」が咲いていました。特定外来種の「オオハンゴンソウ」が元気に伸びて花をつけ、「クズ」が生い茂って花をつけていました。

  

  

 

最後に再び諏訪湖の様子です。この日の「八ヶ岳」は雲の中でした。

     

     

 

ウォーキングの仲間の方と一緒に途中まで歩いて早々に折り返したのでたくさんは歩きませんでしたが、これから運動を始めるきっかけになりました。この日の歩数は4015歩でした…

     

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キツネノカミソリの咲く出早神社

2023-08-21 | 植物

毎年登場しますが、この時期に出早神社の境内を彩るのは「キツネノカミソリ」です。ヒガンバナ科の植物で、春に葉を茂らせて夏にはいったん葉を落とし茎が上がって花を咲かせます。「ヒガンバナ」同様に有毒の植物です。名前の由来は花を「狐火の炎」、葉を「日本剃刀の刃」に見立てたことによるそうです。

     

  

     

 

地元新聞に写真付きで載っていた情報を基に出かけましたが、ちょうど見ごろに咲き揃っていました。暑い日でしたが、神社の境内の林床に咲くこの花はキツネの名前のように何やら妖艶な雰囲気も漂わせていました。

     

  

     

 

ここにはたくさんの「モミジ」が植えられていて、秋になるとその紅葉が美しいです。今は青葉…その「モミジ」と「キツネノカミソリ」が揺れる境内です。

     

     

     

同じヒガンバナ科の「ナツズイセン」も咲いていました。こちらは優し気なピンクの色合いです。葉がスイセンに似ていて夏に咲くので「ナツズイセン」となっています。

     

     

 

「ノブキ」の花が咲き、「ヨツバヒヨドリ」も咲いていましたが、蝶には出会えませんでした。

  

  

 

「クサフジ」が咲き、「ミズヒキ」が群生する林床…秋風情の「ヨメナ」も咲き出していました。

     

     

     

 

近くの川には「バイカモ」の花が咲いていました。かなり流れが速い場所ですが、懸命に小さな花を咲かせる姿に感動でした。

     

  

 

これは近くの畑…秋の七草の「オミナエシ」が花盛りでした。

  

 

最後に出早神社の境内で見つけた注目の花…「カリガネソウ」です。シソ科の多年草で花の形が雁に似ているので雁金草と呼ばれ、その形から帆掛草とも呼ばれています。上に伸びて丸まっているのは花柱と雄蕊(おしべ)です。丸い蕾も可愛らしいです。

     

     

 

今年も出早神社のキツネノカミソリに出会え、夏の花々も見ることが出来たお盆のひと時でした…

 

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苔の参道~慈雲寺~

2023-08-19 | 植物

下諏訪町にある古刹「慈雲寺」は1300年に開かれた臨済宗の寺院です。鎌倉の建長寺や円覚寺の住職を歴任した一山一寧がが開山したのが始まりだそうです。戦国時代には武田信玄の庇護のもとにあって、寺紋は武田菱です。ここの苔むした参道が魅力で暑い中、涼を求めて行って見ました。

     

       

 

木陰の苔むした参道は緑にあふれ、木漏れ日が趣ある影を作っていました。

     

  

 

青葉繁れる木陰の空間…足元の苔の緑と相まって、しばし暑さが遠のく感じのする場所でした。

     

     

     

 

こちらは本堂(江戸時代に再建されたもの)と鐘楼(江戸時代のもの)です。

     

     

 

本堂の前には石庭が広がっています。本堂前にはハスが植えられていました。

     

     

     

 

本堂の裏には武田信玄が手掛けたという説もある池泉庭園があります。池の水面に青空が映り、その上に緑の楓が揺れる風景が涼し気でした。

     

     

 

実はこの日、諏訪大社秋宮から諏訪大社春宮と万治の石仏まで行き、慈雲寺に至るのコースでのウォーキングの日でしたが、私は体調が心配で欠席…慈雲寺だけ車で行って見学してきました。早く皆さんと一緒にウォーキングしたいものです…

 

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