ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

キツネノカミソリ咲く境内

2020-08-18 | 植物

「出早神社」の境内…春は「カタクリ」、夏は「キツネノカミソリ」、秋は「モミジの紅葉」が見られます。正式な神社名は「出早雄小萩神社」です。

 

 

この時期の注目は「キツネノカミソリ」の群生です。春に「カタクリ」が咲いた場所に群生します。

 

 

「キツネノカミソリ」はヒガンバナの仲間です。春に細い葉を出し、夏には葉を落として茎がのび、花を咲かせます。葉の形からカミソリ、花の色からキツネと名前がついたようです。赤みが強いオレンジ色のきれいな花ですが…

 

 

 

神社の境内一面に咲いています。

 

 

この花たち、どの花もこの暑さのさ中ですが、境内に繁る木々の元、気持ちよさそうに咲いていました。

 

 

 

「キツネノカミソリ」の群生の中、ピンクの花も咲いていました。「ナツズイセン」でしょうか…

 

 

その他に咲いていた花々…「フジカンゾウ」は藤に似た花のマメ科の甘草です。

 

 

「フジカンゾウ」の仲間「ヌスビトハギ」です。

 

「ミズヒキ」もたくさん咲いていました。

 

「ヒヨドリバナ」も咲いていましたが、何故かチョウには出会いませんでした。

 

 

 

「ウバユリ」もあちらこちらで存在感ある姿が見られました。

 

「シデシャジン」と「ツユクサ」はひっそりと咲いていました。

 

 

神社の脇の水路には水草がたくさん…水の流れが速く、小さな花を捉えるのが難しかったです。

 

 

暑い毎日です。涼し気な風景をここで…神社の脇を流れる横河川は気持ちよさそうな流れでした。

 

 

 

 

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夏の観察会~牛伏川~

2020-08-14 | 自然観察

コロナ禍と長雨でずっと出来なかった観察会…ようやく今年初めて実施できました。咲いている花ばかりでなく、咲き終わった花もこれからの花も気になって、たくさん写真を撮りました。記録として残しておきます。まず夏の花、「フシグロセンノウ(節黒仙翁)」です。緑濃い川沿いの草むらに色鮮やかな花が目立っていました。

 

 

出会って嬉しかった「タマアジサイ(玉紫陽花)」です。蕾から咲いたところまで見られました。

 

  

 

 

「ヤマホタルブクロ(山蛍袋)」は草刈りにあってしまいましたが、その後にわずかな茎がのびて花をつけていました。

 

 

「コバギボウシ(小葉擬宝珠)」もあちらこちらに咲いていました。

 

夏は白い花が多い気がします。「ボタンヅル(牡丹蔓)」と「オトコエシ(男郎花)」です。

  

 

  

 

「ウバユリ(姥百合)」も存在感ある姿で群生していました。

      

 

「オカトラノオ(丘虎の尾)」と「タケニグサ(竹似(煮)草)」です。

  

 

「バライチゴ(薔薇苺)」の花もきれいです。赤い実も付いていました。

  

 

「イケマ(牛皮消)」はアサギマダラの食草になります。

  

 

「ゲンノショウコ(現の証拠)」と「ノブキ(野蕗)」の花も咲いていました。

  

 

黄色の花もあれこれ咲いていました。「キンミズヒキ(金水引)」と沢山咲いていた「ミズヒキ(水引)」です。

 

  

 

「キリンソウ(麒麟草、黄輪草)」は保護して増えてきた花…今年もたくさん咲いて嬉しいです。

 

「キツリフネ(黄釣船)」と「ツリフネソウ(釣船草)」です。

      

 

黄色の花が続きます。「ダイコンソウ(大根草)」と「クサノオウ(瘡の王)」です。

  

 

「イタチササゲ(鼬ささげ)」の花と実です。

   

 

「コウゾリナ(髪剃菜、顔剃菜)」と「キツネノボタン(狐の牡丹、コンペイトウグサ)」です。

  

 

「ミツモトソウ(水元草)」と「ガンクビソウ(雁首草)」です。

  

 

紫の「シデシャジン(四手沙参)」と青の「ツユクサ(露草、蛍草)」と紅紫の「ハギ(萩)」です。

  

 

  

 

ちょっとかわいそうな名前の植物もあります。「ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)」と「ハキダメギク(掃溜菊)」です。

  

 

「ヌスビトハギ(盗人萩)」と「ハエドクソウ(蠅毒草)」は何やら恐ろし気な名前です。

    

 

「ヤブジラミ(藪虱)」も花は可愛いのに何だかかわいそうな名前です。

 

花が見られなかったもの…その花姿を想像しながら撮りました。「クモキリソウ(雲霧草、蜘蛛切草・蜘蛛散草)」と「ウメガサソウ(梅笠草)」です。

  

 

「ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)」と「ヤブレガサ(破れ傘)」です。

  

 

実がついているものもありました。「エビガライチゴ(海老殻苺)」と「ツリバナ(吊り花)」です。海老殻苺は茎が海老殻の色です。

  

 

ここにも実がついていました。「ナルコユリ(鳴子百合)」と「ウワミズザクラ(上溝桜)」です。

  

 

葉が気になった「カラハナソウ(唐花草)」と「オオバコ(大葉子)」です。オオバコは摘んで学校に持ち寄り、売って教材購入の足しにしたとか…薬草としての利用があったようです。参加された方からの情報です。

  

 

これから花が咲く「アケボノソウ(曙草)」と「ナンバンハコベ(南蛮繁縷)は楽しみです。

  

 

最後にキノコ…この茎の細いこと!「ハリガネオチバダケ(針金落葉茸)」です。

 

ここではいつもチョウに出会います。この日まず出会ったのは「ジャノメチョウ」です。

 

「コミスジ」も舞っていました。

 

二頭一緒に舞っていたのは「カラスアゲハ」でしょうか。

 

これは「ヤマキチョウ」でしょうか。舞っている姿は証拠写真程度ですが…

  

 

この日注目はこの「スミナガシ」です!そのシックな翅色は注目でした。 

 

微妙に変化しているその翅を閉じている姿です。

  

 

口の長いストロー状の赤い管が目立っていました。

 

なかなかじっとしてくれないチョウだそうですが、この時は動きながらもしばらくその場で食事をしていました。

 

花や蝶にたくさん出会えて、久しぶりの観察会は充実の内容でした…

 

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風渡る~笹離宮~

2020-08-10 | 植物

蓼科笹類植物園「笹離宮」は八ヶ岳の麓にあります。120種に及ぶ笹と、本格的な数寄屋庭園が見られる場所です。暑い日でしたが、ここには爽やかな風が渡っていました。ここを設計したのは桂離宮の改修を手掛けた安井清…さすがの庭園です。この案内の屋根も由緒ある造りだそうです。

 

 

入り口を入ると「外露地」です。京都から取り寄せたという鞍馬石を踏んで行く空間は素敵です。

 

 

受付のある庭には竹のオブジェが…

 

 

 

露地を進むと梅見門があり、その先は内露地となります。

 

 

内露地は竹笹類を取り入れた数寄屋建築と数寄屋庭園です。素敵な建物と庭園はさすが安井清の設計です。

 

 

この建物は待合「翠陰」です。屋根に石を載せた独特の作りになっています。

 

待合は茶室に入る前に衣装などを整える用達の場所…夕日が射すとこの障子にハチクの影が映るそうです。

 

こちらは茶室「箬庵」です。立礼式の茶室で、中央の水屋にかけてあった花も茶室の雰囲気でした。

 

 

石庭もあります。

 

 

その先は笹類植物園で、広い敷地に120種もの笹竹類が植えられています。素敵な笹がたくさんあってその種類の多さに驚きでした。

 

 

 

「ネマガリダケ」は雪の少ない土地では上に伸びています。

 

これは節の間が膨らんだ「ラッキョウヤダケ」です。

 

「フイリチマキザサ」、「カムロザサ」、「チゴザサ」です。

 

 

 

園内にある降蹲「隋月泉」です。地面を掘り下げて視点を下げることで、庭を広く見せる工夫を凝らしているそうです。

 

 

 

園内には窖(あなぐら)「縄文窠」があります。実際に囲炉裏で火が焚かれていました。この屋根は笹葺き屋根です! この中に人が集まって縄文の話を聞く会も定期的に行われているようです。

 

 

 

板倉「神坐」(かみくら)です。これは京都の酒解神社神興庫を範として造った、校倉造りの建物です。ここでは、笹の「茅の輪」くぐりで夏越しのお祓いをするそうです。

 

園内では笹と一緒にアジサイがきれいでした。庭師さんによると17種類のアジサイが植えられているとのことでした。

 

 

「蝶の食菜園」もありました。

 

 

園内に咲いていた花…「ペルシカリア・ファイヤーテール」(タデ科)です。庭師さんにお聞きして教えていただきました。

 

 

「オミナエシ」もあちらこちらで花開いていました。

 

嬉しかったのは「タマアジサイ」にも出会えたことです。

 

 

外露地には薬草園もあって花が咲いていました。「メハジキ」、「シャク」、「チダケサシ」です。

 

 

 

その他「ワレモコウ」、「ケマンソウ」、「マンネングサ」、「ミセバヤ」などがありました。

 

 

 

 

存在感ある花姿だったのは「クルマユリ」でした。

 

 

渡る風に笹の葉音…暑い日でしたが、爽やかな時間を過ごせた「笹離宮」でした。出口の前には山の神の石碑がありました。

 

 

 

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初夏から夏へ~山の家~

2020-08-07 | 植物

8月になってしまいましたが、山の家に咲いた花の記録をここで…今更の感がありますが、まず6月に咲いた花から「レンゲツツジ」です。

 

「バラ」たちも咲きました。

 

 

つるバラ「バレリーナ」もたくさんの花をつけました。

  

 

遅い時期に「シャクヤク」が咲きました。

 

「フタリシズカ(二人静)」は一人~四人の花を発見しました。

  

 

  

 

「ユキノシタ」の可愛らしい模様に注目です。

 

白い花が続きます。「バイカウツギ」です。

 

白花の「ホタルブクロ」は八重です。

  

 

富山のオープンガーデンをされている方から頂いてきた「ナツロウバイ(夏蝋梅)」は素敵な花姿です。

 

 

 

 

「キバナノギョウジャニンニク」と「ワスレナグサ」です。

  

 

「ユウスゲ」と「ホタルブクロ」も咲きました。

  

 

7月になって桑の木に実がついているのを見つけました。

 

「ヤマアジサイ」は剪定をしているのにとっても大きくなりました。

  

 

「オカトラノウ」と「ホスタ」の花です。

  

 

ピンクの花は「シモツケ」と「マスクマロウ」です。

  

 

「リキマシア・プンクタータ」と「セキチク」です。

  

 

「チョコホリホック」が咲いてくれました。存在感ある花姿です。

 

「シオン」と「ハタザオキキョウ」です・

  

 

おまけは風景と生き物たち…梅雨の合間にこんな夕焼けも見られました。原村から遠くに諏訪湖も見えます。

 

 

  

 

 

別の日、近くの田んぼで見かけた「サギ」です。田んぼで餌をとっているのでしょうか、集団でいました。

 

 

山の家の庭に「キジ」の訪問がありました。獣害予防にネットを張っているのですが、下に開いた穴をくぐって入って来たようです。

 

 

「ウスバシロチョウ」の訪問もありました。

 

  

 

 

今年は長雨でしたが、庭でもたくさんの花や蝶に出会えて良かったです…

 

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7月の花たち

2020-08-06 | 植物

梅雨が長く続いた7月…その中で庭や畑で咲いた花たちの記録をここで…梅雨の時期に似合う花「アジサイ」は何種類か咲きました。今年初めての純白のアジサイも…

 

 

 

 

 

 

 

ご近所さんから頂いた切り花の「アジサイも楽しみました。

 

畑で咲いた花たち…「ルリタマアザミ」と「ラベンダー」です。「ラベンダー」は時期が少し遅かったですが、刈り込んでドライにして枕元に置きました。安眠効果があるので…

 

 

「ムラサキツユクサ」はこの2色です。

  

 

「ヒマワリ」も雨の中、元気に咲きました。これは種を採って冬の野鳥の餌にします。

 

「アナベル」も大きな株で存在感があります。

 

「イトバハルシャギク」と「ハタザオキキョウ」それに「フリージア・ラクサ(姫ヒオウギ)」それに「ヒオウギスイセン」です。

  

 

   

 

「ディル」と「ブラックベリー」の花、それに畑にずっと以前から咲いている「ホリホック」と「グラジオラス」です。

  

 

   

 

野菜の花たちも可愛らしいので撮ってみました。「ピーマン」「ゴーヤ」「ナス」「きゅうり」です。

  

 

  

 

畑では「シジミチョウ」を見かけました。「オレガノ」の花に止まっていました。

  

 

実家では7月になっても「ワラビ」が出ていました。「ソバ」の花も咲いてきれいでした。

  

 

「ウツボグサ」の白花?も見かけました。小さな花でしたが…

 

家の小さな庭…剪定後弱っていたバラが一輪だけ咲いてくれました。

 

たくさん咲いたのは「ホタルブクロ」です。

  

 

「ベルガモット」はこの紅い花です。

 

庭の鉢植えの「レモン」が少しづつ大きくなっています。

 

おまけは手作りあれこれ…コロナ禍の片付けで沢山の梅干しの存在に気づいたので、今年は初めて梅仕事をお休みしました。ショウガ仕事は実施…ジンジャーシロップを作り、しょうがの佃煮と甘酢漬けを作りました。しょうがは立派な高知産でした。自家製ラッキョウで甘酢漬けも… 

 

ブルーベリーがたくさん採れたのでジャムにしました。夏ミカンをひと箱買って、オレンジピールやマーマレードやジャムにしました。

 

今年の初仕事は発酵黒ニンニク作りです。このために新たに専用の炊飯器も購入! 2週間炊飯器の保温で発酵熟成して完成しました。収穫したニンニクはオイル漬け、醤油漬けにもして使っています。

 

 

 

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