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スルース / SLEUTH (2007) と 探偵スルース(1972)

2007-10-02 00:46:00 | 劇場&試写★6以上

ナゼDVD化しないの
というか早くして下さい! 1972年の傑作、『探偵スルース』(英)
(この邦題はダメ~。スルースだけで"探偵"って意味あるのに....)

そのリメイクである今作は、当時マイケル・ケインが演じてた美しきプレイボーイの美容師をジュード・ロウが演じ、
あのローレンス・オリビエが演じた富豪の小説家を、今度はおじいさんになったマイケル・ケインが演じるという事でも注目の話題作

先日のトロント映画祭で観てきた☆  二度ある上映のうちの二度目ということもあってか、
並ばずにチケットが買えたのでラッキーだった

ほぼ二人芝居というこの映画、セリフのやり取りがかなり重要。
オリジナルの監督はマリリン・モンローの出世作でもある名作『イヴの総て』のジョセフ.L.マンキーウィッツ。
リメイクしたのはケネス・ブラナー監督



『スルース』が舞台で初演されたのは、1970年。
ロンドンとニューヨークでそれぞれロングランを記録して、71年にはトニー賞を受賞した推理サスペンスドラマの名作。
作者は『エクウス』や『アマデウス』などで知られるピーター・シェーファーの双子の兄であるアンソニー・シェーファー。
室内劇なのでお芝居としてもぴったりで、映画としても俳優の演技力を問われるものになっている。
6年くらい前に東京で公演されたこのお芝居を観たんだけど、
二転三転する脚本がかなり面白くてその後このビデオを借りて観たんだった

でもけっこう中身忘れてたし、字幕なしで理解するにはわたしの英語力じゃぜんぜんなので
やっぱりもう一度比べたくて 帰ってからオリジナルのビデオをレンタルして観直してみた。

やっぱり面白い
オリジナルでは、マイケル・ケイン演じる若いイタリア男の設定は美容師でもあるけど、
リメイクでは売れない役者というちょっと変化がつけられてる。
そしてあらためて観て、マイケル・ケインってカッコ良かったんだなぁー(笑)
ちょっとジュード・ロウに似てるの!
(いや写真見たら違うじゃん!ってつっこまれるかもだけど映像だと似てるんだよー)

独特な人形や仕掛けのおもちゃ達もなくて(あれがまたよかったのにー
写真だと今のマイケルの顔だなー。アタリマエか
部屋はシンプルで近代的で美しい。

それではネタバレしない程度にストーリー
ロンドン郊外の推理作家・アンドルー・ワイクの美しき邸宅へ美容師・マイロ・ティンドルが訪れた。
アンドルーから招待の手紙を受け取ったからだ。
初対面のマイロは家の中へ招かれると、大金をやるから自分の家の宝石を盗む様にけしかけた。
妻のマーガリートは何日か泊まりで留守。召使夫婦には休暇を取らせてあった。
マイロが自分の妻と恋愛関係にあった事を知っていたワイクは、自分の完全なるシナリオの説明をするのだった。
ワイクの指示に従いながら、犯罪ゲームが始まった...!

2007

1972




マイケル・ケイン=ワイク。  歳とっちゃいました。


ブロンドへアのせいなのか、若い設定だからなのか、いつもより更に(3割増)カッコイイ、ジュード








8/10
セリフが肝で、殆どが会話なので字幕なしかなりキツかった~。
でも観終わったあとは「面白かった!」のひとこと♪
ひねりの効いた脚本がお見事! やっぱり騙されちゃう。
ジュードもカッコイイし、こっちの雰囲気も好きなのでDVD欲しくなっちゃった
二人の熱演が素晴らしい作品 日本でも公開したらぜったい観ようっと。
オリジナルと見比べると、完全忠実ではないしオリジナルになかったいい部分もあるけど
やっぱりラストはオリジナルの方が上だなぁー、なんて思う。
ただ2時間20分という尺の長いオリジナルに比べリメイクは1時間半。
無駄を省いてテキパキやった印象。 テンポよく、最後までダレてないのが良かった。 

オリジナルにいた"愛人"の設定はリメイクにはなかったような、、、?
そう考えると、、、
リメイクが気に入った人には、その観た後でいいから1972年のオリジナルをやっぱり観てほしいな~。



こちら1972のオリジナル You Tube Trailer


スルース official site
SLEUTH   2007年  アメリカ=イギリス   86min
全米で10/12~いよいよ公開
2008年春シネスイッチ銀座にて公開決定


2007年 ヴェネチア国際映画祭出品作品
2007年 トロント国際映画祭上映作品






あ、そういえば ジュードがマイケル・ケインの役が過去に演じた役をやったのは今回が『アルフィー』に続いて二度目。
ロバート・レッド・フォード(の若かりし頃)とブラピ、みたいに定着しそう??

Toronto映画祭にて。


9/21、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開かれたユニセフ ピース・ワン・デイ コンサートに登場したジュード。

髪の毛かなり短くいっちゃった!

でもなかなかお似合い☆


今月からトロントで撮影の新作『リポゼション・マンボ』共演には
『ブラック・ブック』で熱演の演技派女優カリス・ファン・ホーテンとフォレスト・ウィテカー。

ウォン・カーワイ監督/脚本のラブストーリー『マイ・ブルーベリー・ナイツ』は
来年日本上陸予定。

今後もジュード作品に期待♪






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