我想一個人映画美的blog

新作映画レビュー&温泉&ゴシップ+コスメ+旅行記&日記。
blog開設から18年!ありがとうございます✨

再会の街で / REIGN OVER ME

2007-10-24 10:51:21 | 劇場&試写★6以上

 


たまご頭がトレードマークのアダム・サンドラーが、
髪ぼっさぼさのくるくるヘアにして、シリアス演技が絶賛された1本
いよいよ日本上陸!




自分の大切だったものをたった1日のうちに失った喪失感。独りでたえなくてはならない孤独、、、。
わざとその現実を否定して考えない様にし、誰とも関係を断ち切って自分の殻に
こもってしまったチャーリー。

テーマとなっているのは話す事で癒されていくこともある心の傷。

境遇が違っても、誰かに打ち明けることで 心は軽くなり明るい希望が生まれてくるってこと。
そして、友情再生。



ホテル・ルワンダ』でその演技力を認められたドン・チードルもやっぱり素晴らしい!
監督は、コメディアン出身で、これまでも自分の作品で役者もこなしてきたマイク・バインダー。
今回も弁護士役でちょこっと出演☆


このお話 実は9.11で家族を失った父親という設定になっている。
実際に あの5年前の惨劇で愛する人を失い、ずっと心の傷が癒えていない人たちにも観てもらったらしい。 
評判はよくとても理解出来る、との支持を得たそうだ。
作品の中で、あの事故のことを強調するわけではなく、チャーリーが家族を失った深い悲しみの根源ということで扱われている。


映画はふたりの会話が中心で、殆どふたりのやりとりがメイン。
ニューヨークの街、広いマンハッタンで偶然かつての友と再会。
自分の中に閉じこもり、心を開こうとしないチャーリーが心配になり、
彼と過ごす時間を増やすと妻があまりいい顔をしない。
途中、ドン・チードル演じる歯科医アランに、変質的に行為を寄せる美女の患者の
くだりで笑わせたり、静かな中にもユーモアを盛り込んでいる。

二人が次第にお互いに必要なものを気づかせていく過程がいい。




若いカウンセラーには、リヴ・タイラー。重要なようでそうでもないような?ちょい役で華を添える。



7/10

やっぱりキャストが最高
一見、共通点がなさそうな二人だけど 一緒にTVゲームにハマったり
メル・ブルックスのコメディ映画を劇場で観たり、
二人乗りでスクーターを乗り回したり、食事したり、、、、
そんななにげない生活を通して、はじめ頑なだった心も徐々に打ち解けて。。。
アダムはほんとに別人のようになって、終始暗い心ここにあらずの顔で
悲しみにうちひしがれた男を演じてるけど突然キレだして怒鳴ったり、
演技派と言われるドン・チードルにひけをとらない。
アランに固執してた変な患者の存在が、なんと言うかとってつけたみたいな
印象だったけど、まぁ必要なキャラクターかな?
裁判官役で出て来たドナルド・サザーランドはちょい役なのにスゴい存在感!
威厳ある見せ場、さすがでした。

じんわりとこころに残るような1本。
やっぱり、人はひとりじゃないんだから どんなに悲しい事があっても
いつまでもそこで停滞しないで、誰かと話をして(または聞いてもらって)
何かをはじめることが大切と気づかせてくれる。




この映画、観る前からサントラが気になってたんだけど、70~80年代のヒットソングが全編通して使われてる
アダム・サンドラーの役が、音楽好きという設定なので常にヘッドフォンで聴いてる。
ブルース・スプリング・スティーンのCDを全部持ってるわたしとしては『ザ・リバー』とかかなり懐かしかった♪

ちなみに原題となっている『REIGN OVER ME』(レイン・オーバー・ミー)はザ・フーのロックナンバー
「Love,Reign O've Me」からとっている。
チャーリーの心の内をよく現してる曲だと思う。
監督は幼い頃からこの曲をよく聴いていて、脚本を書いてる時も絶えずかけていたらしい。
エンドタイトルではパールジャムのカバーバージョンが起用されてます


公式サイト
Reign Over Me   2007年  アメリカ    124min
2008年 お正月ロードショー



--------------------------------------------------------------


3/20 N.Y プレミア




終わったらソッコーでたまご頭、アダム。


映画の中より可愛いリヴ
ウィル・スミス妻のジェイダ・ピンケット・スミスはドン・チードルの妻役。


------------------------------------------------------
アダムの新作は 既に全米では公開済みの『I Now Pronounce You Chuck & Larry』
で、二人の消防士が、子供の社会保障を得る目的で
同性愛を偽装して結婚するゲイのカップルを演じるコメディ♪
日本ではいつかなー?


そして1,2ヶ月ほど前にNYで撮影してたのが『Bet Time Stories』で
甥と姪に話したベッドサイドストーリー(寝る前に聞かせるおとぎ話)が
現実になり、人生が一変する男を描いたファミリー映画。

この映画では
マッチョ。  ロンゲ。 ダレ?
と思ったら。ズラで。

やっぱりこのアタマ


プライベートでは、こんないいパパ
でも誘拐犯にみえなくもない。
後ろのギャングはアダムママ。

くるくるあたまの娘ちゃん可愛い



東京国際映画祭、時間の都合で結局この1本しか観られなかったけど
この日、blog始めたばかりの頃から仲良くしてる 平気の平左のへー太さんに会場で会った
へー太さんとは映画の評価も近くて、率直でシビアなレビューでいつも楽しませてもらってるんだけど、
ご本人、すごく好青年
ずっとblogでお話してたから初めて会う気がしないのはやっぱり不思議でした
上映開始までの短い時間だったけどおしゃべりできて良かったな。


最近更新が滞ってますが、いつも見に来て下さる方、ありがとう
先月機内で観た映画もひとつもupしてないので もう忘れそうだし
近々まとめてupしようかな。





人気blogランキング←please click


応援クリックしてね