我想一個人映画美的blog

新作映画レビュー&温泉&ゴシップ+コスメ+旅行記&日記。
blog開設から18年!ありがとうございます✨

題名のない子守唄 / La Sconosciuta

2007-10-06 10:24:50 | 劇場&試写★6以上
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の6年ぶりとなる、自ら脚本の最新作!!
『ニューシネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』『マレーナ』、、、

どれも、すごーく好き!ってわけじゃないけどいつも新作が気になる監督☆

イタリアのアカデミー賞である、ダヴィッド・ディドナッテロ賞では作品賞ほか、
主要5部門を獲得というからますます注目


ヌードになって銀行強盗の時にかぶる仮面付け、穴から覗きながらオーディション、、、

なにやらオープニングから、ただならぬ妖しい雰囲気


この女、何を企んでいるのか?
何をしでかすかわからない奇妙な言動に引きつけられる前半1時間。

どうにかして目的の家に家政婦として潜り込むことに成功。
望みは何? 目的は?

くるくるパーマのその家の少女に少しづつちかづいて、、、、。



7/10

何の予備知識もなく鑑賞。
"母親の愛"というものを打ち出してるけど、内容的にはちょっとつっこみたくなる部分もあり、
展開にけっこうむちゃくちゃなカンジはある。
ここだけネタバレ

1.黒カビ男。自分を殺した(そうとした)女なのに、金にこだわってか
さっさと始末しないのはおかしい。
そもそもなんで生き返ってんの。
2.9回流産したと言って、子供は産んでないはずなのにラスト近くでは
最後の子供の消息だけ気になって、というのは???
3.部屋のゴミあさって食べ、何か確認してるシーンは何?


でもその不思議な雰囲気に引きずり込まれて観てた。


愛しい子を縛って床に叩き付けるシーンなんて
自分の過去の体験とリンクして、フラッシュバックしながら
あたかもその腹いせにも取れる行動、、、、厳しすぎる~。
ちょっとやりすぎ~。
子供は普通あんなこと自分にする怖いオバさんに、愛情の裏返しとはとらずそれ以降近づかない
と思うんだけど。




はじめの方はかなりミステリアスでいて、サスペンスタッチ。
巨匠と言われるエンニオ・モリコーネの鋭い戦慄に乗って
だんだんと謎が明らかになっていくに連れて母性愛のテーマへと昇華。
ラストは感動!!涙が止まらない! みたいに配給の宣伝や、例によっておすぎが言ってるけど
わたしはそこまで感動はしなかったなー。 この結末は個人的には好みではない、、、
それまでさんざんサスペンス風に盛り上げたのに、あっさりと終わってしまった印象、、、。

暖かいほのぼのラスト。トルナトーレ監督、やっぱり観る者に感動与えるものを撮りたいのかな。




公式サイト
La Sconosciuta     2006年    イタリア   121min
9月15日より、絶賛公開中~!!




フツウにお休みある人は3連休ですね~ 楽しい週末を、、、、、




人気blogランキング←please click


応援クリックしてね