男性のみの劇団、スタジオライフが見せる「ファントム」の世界。あの「オペラ座の怪人」の少年時代
長年の友人で招待して頂いてる及川健出演、スタジオライフの最新作に行ってきました~
今回もWキャスト。私が観るのは健ちゃんCastの回なので、destinチーム。
エリック:林勇輔 マドレーヌ:及川健
マンサール神父: 山康一 マリー・ペロ: 緒方和也
ギゾ教授: 倉本徹 エティエンヌ・バリ: 曽世海司
ジャベール: 牧島進一 デューニカ: 深山洋貴
ジョバンニ: 笠原浩夫 ルチアーナ: 松本慎也 他
ファントムの少年時代、エリックを演じる林勇輔さん。
この方、以前から素晴らしいと思ってたけど、今回主演に大抜擢。本当に素晴らしかった。(としか言えない)
健ちゃんはその怪人を産んでしまったことで、息子を愛せずに苦悩する母親。
さすがはライフの看板女優!(男優だけど)今回も美しい
見た目と違い普段の力強い声がいい意味でギャップ。
曽世海司サンは今回、ドクターとエリックと友情を築くジョバンニの二役。
2004年の映画版「オペラ座の怪人」ではジョエル・シューマッカー監督でジェラルド・パトラー主演。
天才作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーの同名ミュージカルを映画化したもの。
映画の方、面白かったけど特に思い入れはなかったんだけどこの舞台みたらまた観直したくなっちゃった。
原作となるのは、ガストン・ルルー作の「オペラ座の怪人」を題材、そこにスーザン・ケイが執筆した「ファントム」。
本編では語られなかった“怪人”ことエリックの生涯と、その深い愛に焦点が当てられた物語。
映像・舞台美術デザイナーとして迎えられるのは、イギリスのマット・キンリー。
彼は昨年の、『レ・ミゼラブル』25周年記念として上演された新演出版で舞台装置、映像デザイナーを務めるなど、世界各国の舞台で活躍し大きな注目を集めるデザイナーというだけあって、
この舞台の雰囲気がまた物語を印象づける。
産み落とし者
産み落とされし者
死に逝く者
の三部構成からなるストーリー。
母親に、誰よりも愛されたかった。
せっかく愛してくれた女性にその素顔を見せてと言われ
驚いて転落死。
ひどいーーー。 そしてひとり、パリの街へ。
切なすぎるラスト、、、、、
19世紀フランスのボッシュヴィル。夫シャルルを亡くしたマドレーヌが失意の中で産んだ長男エリックは、この世のものとは思えない恐ろしい容貌をしてい た。マドレーヌは我が子を受け入れることができず、仮面をかぶせて屋根裏に閉じ込めて世間から遮断し、その狭く閉ざされた世界で親子は日々を送るようになる。
しかしやがてエリックのずば抜けた頭脳は顕著になり、幼くして建築学を極め、音楽でも類いまれな才能を発揮するようになる。このエリックの才能は唯一 のことに集約されていく。それは母の愛を勝ち取ること。天使のようなエリックの歌声が醜い自分の顔からではなく、美しい人形の顔から麻薬のようにマドレー ヌを包んでいく。
彼女は惑わされ、あろうことか人形を愛していく。確かに人形を。だが運命はマドレーヌを真実の愛へと導く。それに彼女が気付いたとき、エ リックは……
これは遥か時を越えてエリックをパリ・オペラ座へと導く果てしない旅の始まりだった……
東京公演
2011年6月11日(土)~6月27日(月) 新宿シアターサンモール
・料金=全席指定5,800円
・お問い合わせ=劇団 TEL.03-3319-5645(平日12:00~18:00)
興味ある方、27日(日)まで新宿御苑のシアターサンモールで公演中なのでぜひ