最近は「え!これまでもリメイクしちゃうの??」って思わず言ってしまうことも多いけど
サスペリアまで?!と思ったのが制作を知った去年のこと。
どちらも好きなダコタ・ジョンソン&ティルダ・スウィントンの再共演ということも決まって楽しみにしてました〜。
ホラー映画の巨匠、ダリオ・アルジェントの1977年のホラー映画の金字塔的作品。
リメイク、というか「再構築」をしたのは「君の名前で僕を呼んで」で世界中から評価を得たルカ・グァダニーノ監督。
オリジナルの公開当時に流行った「決してひとりでは見ないでください」というキャッチコピーが今回も使用される。
舞台はドイツが二つに分断されていた時代、1977年のベルリン。
世界的な舞踊団“マルコス・ダンス・カンパニー”で起こる不可解な出来事と失踪事件を描いたホラー。
主演のスージーにはダコタ・ジョンソン
おでこ広すぎで、デコ出しよりもぱっつん前髪の方が可愛いんだけどな〜。
ルカ監督のお気に入りでもあるティルダ様は今回四度目のタッグ。
ダコタとも「胸騒ぎのシチリア」で共演済み。
ダンス・カンパニーを牽引するカリスマ指導者、マダム・ブラン。
患者でもあった失踪したダンサー、パトリシアの謎を追う心理療法士クレンペラー博士、
そしてもう一人(これまた強烈)、、、という
なんとティルダ様、一人三役!!2回観たのに気づかなかったー
いやおじいさんにまでなってるなんて気づかんわ! 笑
その、冒頭から登場のダンサーには、クロエ・グレース・モレッツ!
出演は知ってたけどこちらも二度観ても気づかなかった 笑
あ、確かによくみたらクロエ。
ダンサー、サラには4月公開「ハイ・ライフ」にも出演のミア・ゴス。シャイア・ラブーフの奥さんだったけど去年離婚。
そしてそして、オリジナル版の主演、スージーを演じたジェシカ・ハーパーが
本作にはクレンペラー博士の最愛の妻としてちょこっと出演なのもダリオ版のファンには嬉しいポイントかな。
スージーは世界的な舞踏集団「マルコス・ダンス・カンパニー」への入団オーディションを受ける為アメリカからやってくる。
舞踏集団は振付師マダム・ブランが圧倒的な権力を持ち、ダンサーたちは洗脳され、支配されている。
スージーはマダム・ブランに認められ才能を発揮していく中で重要な演目のセンターを命じられる。
が、集団生活の中で奇妙な出来事が次々と起こり、ダンサーたちは謎の失踪をしていく、、、、。
このラスト近くのベージュの下着と紐のみでのダンスは圧巻。
今年のハロウィンはこのメイクでキマリ!! (誰もわからんわ)
8/10
リメイクのこっちも好きだなー。二時間半も面白いから全然苦にならない。
ダリオ・アルジェント版オリジナルの「サスペリア」は人生で二度観たけど
観てからしばらく経ってるし魔女三部作と言われて続いたこのシリーズの第1作目こんなだった??
というくらい覚えてないからまた見直したいんだけど、ルカ監督がサスペリア大ファンで温めていた今回の「再構築」らしい。
それだけに、全く同じことをやっても仕方ないということなのだろうけど
こちらはこちらならではの良さが。
まずダンサーたちの見事なダンスと、遠隔殺人とも言える
離れた場所からのダンスによる狂気の殺人。(それもやってる本人は殺人の自覚なし)
ボキボキ、グキグキと身体があり得ない形に変形しながらねじれていく恐怖。
最高に恐ろしくゾクゾクするシーンとなって観るものを惹きつける。
そして、トム・ヨーク(レディオヘッド)の音楽もこの作品の持つ世界観にピタリとハマる。
時代背景は史実に基づいてて、作中では1977年に起こったドイツ赤軍によるルフトハンザ航空のハイジャック事件も話のキーとして使われていて
ラスト近くでは単なる恐怖を描いただけのホラーとは違う、切ない愛の物語としても受け取れる。
ティルダ様のカリスマ性と、ダコタをはじめとするキャストの素晴らしいダンスを堪能できる1本です(また観たい)
いやこの映画は中毒性があるかも。
2019年1月25日より、公開中〜
←ヒグチユウコさんvr. も素敵。
LAプレミアにて。
大女優で実祖母、ティッピ・ヘドレン同伴で出席。
素敵ショット
こちらベネチア映画祭にて。
二人の絆は強い。ルカ監督次回作にもティルダ様かな?