アルフォンソ・キュアロン作品、数本観てるけどやっぱり苦手かも。
言い訳から入りますが(そして敬語)時代背景を踏まえ、いい話なのはわかりますが、面白くはないんです
(というか、盛り上がりもなくつまんなかった)
映画として淡々としているのと、そこまで絶賛するほどの話かなぁって思ってしまう。
ヴェチア映画祭、ゴールデングローブ賞で監督賞、外国語映画賞ほか数々の映画祭で受賞。
本年度アカデミー賞作品賞、最有力候補と言われる本作は、ノミネートでは異例の劇場公開はなくNetflixの配信作品。
東京国際映画祭で去年、上映するも即完売だったそうで。
Netflixで観れる作品賞ノミニー作ってことで、友達とお家鑑賞。
メキシコシティで育ったキュアロンの半自伝的な物語であり、とある中流家庭とその家政婦の日常が描かれている。
ローマというタイトルは、「ローマ」が舞台なのかと思いきや、
メキシコシティのローマという地区で中流階級の家庭に奉公する若い家政婦、クレオを中心に話が進む。
演じたのはヤリツァ・アパリシオという、演技経験のない一般女性。
5/10
淡々とした感じでラストまで、120分超えは長すぎだーーー!
前編、モノクロでしかも、映画には音楽重要と思ってるけど音楽もないし
作品としての良し悪しではなく、好きかどうか楽しめたかに重きを置いてるので(言い訳ごめんなさい)
観てるときつまらなかったな〜。 小さなペペちゃん(子供)は可愛くて癒されたけど
自分を育ててくれた女性たちへの想いを込めて撮ったというパーソナルな作品らしいんだけど、
なるほど、人間賛歌というよりはどっちかというと女性賛歌的な作品だったのもそれを聞いたら納得。
この先ちょこっとネタバレあり。
しかし観ている間じゅう淡々と日常が描かれ、恋する男からに妊娠を告げると逃げられ、
それでも産むが、死産してしまう。
その後、海に溺れそうになる子供たちを助けるも、「本当は赤ちゃんを産みたくなかった」と告白するクレオ。
もちろんこの続きはあるけど、それは映画のほぼ最後の方でのセリフ。
女性たちは今日もまた、元気にたくましく生きていくのです。
めっちゃざっくりとあらすじかいつまんじゃったけど、話の展開でいうとそこ以外は本当に淡々と描かれる日常すぎて。
経済格差が社会問題になっていた70年代初め、あの時代だからこその話でもあり
普遍的な、格差社会において奢ることなく使用人の存在を一人の人間として尊重して同じ家族として受け入れる
ということの大切さ、みたいなところを描き評価されているのだと思う。
ポスター起用のシーンは一番美しく、感動的なシーンではあるけれど。
淡々とした映画がお好きな方、キュアロン監督作品がお好きな方には是非とも観ていただきたい。
さぁ25日、オスカーとるでしょうか!?監督賞取りそうだなー
今日、対抗馬「グリーンブック」を試写で一足早く観てきたけどわたしは断然そちらを推します
レビューは後日。
1970年代前半の政治的混乱が続くメキシコの社会情勢を背景に、中流家庭で働くひとりの若い家政婦とその雇い主家族が織りなす人間模様を、美しくかつスケール感溢れるモノクロ映像で綴る。
ROMA 2018年 メキシコ 135min