慶喜

心意気
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日本のお寺は役所の戸籍係

2013年03月17日 | 知識取得
『初めての神社仏閣』のシリーズ記事、興味有りましたので読みました
4回目は『日本のお寺は役所の戸籍係』

日本の仏教は独特です
日本では、宗教を聞かれると、多くの人が「無宗教」と答えます
日本人は、菩提寺を持ち、お葬式はお坊さんが行い、墓地もその寺にあるのが基本です。
菩提寺を持っているのに、「自分は仏教徒ではない」と考えるのは、他国の人から見れば異常です



日本仏教と他の国の仏教の違い
他国の僧侶は、妻帯しないため、世襲ではなく、自発的に修行して僧侶になります
仏教の基本は、出家して僧となった人は、仏教の戒律に従って妻帯も肉食もしません
僧侶は自分の意思で普通の生活を捨て、僧侶になることを選ぶのが基本です



寺請負制度台帳

マリア像(隠れキリシタン)
檀家制度も日本独特のものです
他の仏教国では、寺に行く人は、お参りを目的に行きます
日本では、法事・墓参り・観光のために寺に行く人が大半です
檀家制度とは、先祖代々ひとつの寺に属し、葬儀や法事をその寺に任せることです
江戸時代初期に幕府や諸大名たちによって制定された制度です

なぜ檀家制度が生まれたか
隠れキリシタンを撲滅するためです
住民は寺に所属し、生き死の戸籍を寺に任せ、寺はその人物が檀家として証明します
寺は「隠れキリシタン」でないことを証明します
幕府はキリスト教が広まることを恐れました
江戸時代以降、日本の寺は役所で、その風習の一部の葬式や法事として今でも続いています



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