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Benny Sings with Special Guest Yuko Ando at Billboard Live Tokyo 2014 (2)

2014-10-24 13:19:11 | 音楽!
早速ですが、「Benny Sings with Special Guest Yuko Ando at Billboard Live Tokyo 2014」の続きを。

9曲目が終わると、ベニーがスペシャルゲストの安藤裕子さんを紹介。安藤裕子さんですが、私は月桂冠「月」のCMで脚光を浴びた「のぜんかつら」しか聴いたことがなく、ご本人を生で見たのも初めてでしたが、赤いベレー帽にかなりゆったりした花柄(?)のワンピースというオシャレな出で立ち。私と同い年くらいかと思ったのですが、私より8歳年下でした。で、以前にベニーと一緒に仕事をした(安藤裕子さんのアルバム『JAPANESE POP』と『勘違い』の曲のアレンジをベニーが担当したよう)とのことでした。

まず、安藤さんが歌ったのは New World。確かこの曲の途中でベニーは楽器をアコースティックギターからベースに変えていたと思います。その次に安藤さんとベニーが歌ったのは・・・残念ながら曲の名前がわかりませんでした。安藤さんが参加したのは結局2曲だけ。客席に手を振りながらステージから去っていきました。

安藤さんが参加された歌も含めると次が12曲目。この歌も歌詞をメモったのですが、ググっても曲名はわかりませんでした。ラストの13曲目も同様。彼の歌を予習してこなかったことを心から後悔しました。曲の終盤でベニーはギターを置いてダンス。かっこいいというよりかわいいのが彼らしいと思いました。曲が終わると挨拶もそこそこに、ベニー、キーボードのお兄さん、ドラムスのお兄さんはステージからはけていきました。

当然、客席からはアンコールの拍手と手拍子。ほなく登場したのはベニー、キーボードのお兄さん、ドラムスのお兄さんだけでなく、安藤裕子さんも。ベニーが曲のタイトルを Blackberry Street と告げると、客席からは歓声が。聴いてみると確かに良い曲で、私の近くに座っていた女性は歌詞を口ずさんでいたほど。曲が終わるとベニーが安藤さんは紹介し、彼女はまたステージから去っていきました。

アンコール最後の曲が始まる前、ベニーはマイクの前で深くため息をつき、客席からは少し笑い声。これって演出の一部だったのではないかと思うのですが、それが笑われたのはベニーもショックだったのではないかと。もちろんこの曲も歌詞をメモし、後でググってみたところ Get There ではないかと。曲が終わると、ベニー、キーボードのお兄さん、ドラムスのお兄さんがステージ中央で手をつなぎ、お客さんに挨拶。そういえばベニー、最後までメンバー紹介しなかったような・・・w 忘れていたのか、それともいつもそうなのか・・・?

というわけで、レポでは伝わらなかったかもしれませんが、個人的には大満足の素晴らしいライブでした。「タダで楽しませてもらってすみません」という感じ。チケットが当選して本当にラッキーでした!

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Benny Sings with Special Guest Yuko Ando at Billboard Live Tokyo 2014 (1)

2014-10-22 12:57:02 | 音楽!
10月19日はビルボードライブ東京で『ベニー・シングス with Special Guest 安藤裕子』の1stステージを友人と観ました。実はこれ、自分でチケットを買ったのではなく、ビルボードライブ東京からチケットをプレゼントされたもので、私はライブを観るまでベニー・シングスの曲をまったく聴いたことがありませんでした。実際、聴いてみると曲はバート・バカラックのようにメロディアスかつポップで、声はクリストファー・クロスのように高めの非常に柔らかい声。聴いていてとても心地よく、親しみやすい音楽でした。残念ながらいつものノートを忘れてしまったので、細かいことはレポできないのですが、アンケート用紙にメモできた内容だけでも書いておきたいと思います。

会場が暗くなり、ステージに現れたのはキーボードとドラムスの白人男性2人。そしてキーボードの男性が英語でベニー・シングスを紹介し、大きな拍手の中、ベニー本人が登場。そしてそのまま1曲めの Let Me In がスタート。歌詞はオランダ語ではなく英語だったので、個人的にはホッとしました。いや、オランダ語でも聴いてみたかったかも。ベニーは1曲めの途中からはギターも演奏し、見た目よりも器用という印象。1曲目が終わると、ベニー自身が簡単に英語で挨拶と曲紹介。

2曲目は For Your Love。あらためてベニーをよく見てみると、ブルーグレーのシャツに濃いネイビーブルー(黒だったかも)のパンツという非常にカジュアルな格好。典型的なイケメンではありませんでしたが、ネットの画像から想像していたよりもかなりキュートなルックス。「痩せて鍛えればもっとかっこよくなるのに・・・」と思ったものに、彼の声や音楽性から考えると細マッチョよりは今の体型の方がしっくりくる気がしました。

3曲目は Big Brown Eyes, 4曲目は All We Do For Love でした。5曲目は歌詞の一部をメモしたのですが、ググってもタイトルがわかりませんでした。ベニーの曲の詞はネットではほとんどアップされていないようです。6曲目は Make A Rainbow。この曲ではギターは弾いていませんでした。ステージで演奏していたのキーボードの男性とドラムスの男性だけでしたが、音自体はかなり厚みがあり、ボーカルもベニーの声とキーボードの男性の声だけでなく、バックコーラス(録音されたもの?)もきっちり聞こえました。

7曲目は Realize。この曲では再びベニーがギターを演奏。8曲目と9曲目は歌詞の一部をメモしたのですが、ググってもタイトルは不明。残念!

とりあえず今回はこの辺で。続きはまた後日ということで。


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Burt Bacharach at Bi​llboard Live Tokyo (4)

2014-04-23 12:38:54 | 音楽!
早速ですが、「Burt Bacharach at Bi​llboard Live Tokyo (3)」の続きを。

映画音楽メドレーのクライマックスはお待ちかね、映画『アルフィー』から "Alfie"。照明が暗くなり、つぶやくように歌うバート。もうただ泣くしかありませんでした。メドレーの最後を飾るのは映画『禁じられた家』より "A House Is Not a Home"。これもボーカルはバートでしたが、もう完全に観客を泣かせにかかっているという感じ。曲の途中で照明が明るくなり、いっそう盛り上がる演奏。ため息がでるほど素晴らしかったです。

19時46分、曲が終わり、大きな拍手の中、そのままステージから去ろうとするバート。彼なりのジョークなのかよくわかりませんでしたが、ステージ中央に戻り、"Thank you so much! ドウモアリガトウ! How are you all doing?" と客席に尋ねるバート。この質問の意図がよくわからなかったのですが、「本当はもっと盛り上がるはずなのに、君たちは元気がない。何か問題があるのか?」ということだったのでしょうか? 正直、私も「今日のお客さん、ノリが悪いなぁ」と思ったので、バートがそう感じたとしても無理はないかもしれません。

その後、バートはちょっと咳き込みながら、演奏者たちを紹介し始めました。まず、サックスとトランペット奏者の名前を挙げたのですが、他の演奏者の名前をど忘れしたのか「他にもメンバーはいるよ」とピアノの上のカンペを見るバート。続いてベース、ヴァイオリン、ドラムス、キーボード、ヴォーカリスト、そしてエンジニアも紹介。

"I hope you had a good time. " と言った後、「もう2曲やるよ」と次の曲を紹介してくれたのですが、どうやらバートが Steven Sater という人物と一緒にミュージカル "Some Lovers" を作ったとのことで、サン・ディエゴでプレミアをした話などをしていました。"I hope you'll like them!" で始まったのはミュージカル "Some Lovers" から "Every Other Hour"。曲の終盤、バートは立ち上がり、バンドを指揮。"Some Lovers" から2曲目は "Hush"。これはキーボードのドンがボーカルを務め、序盤の演奏はバートによるピアノのみ。途中のヴァイオリンソロにまた泣かされました。

続いてはジョンのボーカルによる "Any Day Now"。こちらはトランペットのソロが素晴らしかったです。この曲、客席からの手拍子があっても良いと思ったのですが、それもまったくなし。お客さんは曲に夢中で手拍子することさえ忘れていた・・・んですかね?

"Any Day Now" が終わってあらためてジョンとトランペット奏者を紹介するバート。続いての曲紹介ではかなりヤケ気味(!?)に「次は僕たちは歌わないから、歌うなり、手拍子するなり、拍手するなり何かして!」と客席に要求するバート。始まったのはその日二度目の "Raindrops Keep Fallin' On My Head"。客席からの歌声はまばらでとても全員が歌っているとは思えませんでした。もちろん私は歌いましたが、「こうなるんだったらちゃんと歌の練習しとくんだった」と後悔。曲が終わるとバートに握手を求めるお客さんがバラバラとステージ前に集合。時計を見ると20時5分。バートがステージから去り、照明が明るくなったのが20時6分でした。

客席から立ち上がり退場していく観客たち。私はノートやペンをバッグに入れるのにもたもたしていたのですが、ふと近くの控え室のドアの方を見るとボーカリストの一人、ドナが立っていました。私は彼女の近くに行き、右手を差し出しながら思い切って話しかけました。"I enjoyed your songs very much" You have such a beautiful voice!" 彼女は "Oh, thank you!" と微笑み、握手してくれました。

残念ながらバートに握手するチャンスはありませんでしたが、本当に心に残るライブでした。

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Burt Bacharach at Bi​llboard Live Tokyo (​3)

2014-04-21 08:38:03 | 音楽!
日が空いてしまいましたが、「Burt Bacharach at Billboard Live Tokyo (2)」の続きを。

"Kentucky Bluebird" のあと、バートは「今までやったことのないことをやるよ」とMC。すると男性ボーカリスト、ジョンがギターを抱えてステージ中央に。そしてギター1本で "Windows of the World" の弾き語りがスタート。途中で他の楽器も入り、とても素敵でした。曲が終わるとあらためてバートがジョンを紹介し、大きな拍手。お次は待ってました、"(They Long To Be) Close To You"。もちろん号泣。

続いてバートが今まで手がけた映画音楽についてMC。オースティン・パワーズに出演した話も出ていました。というわけで、ここからは映画音楽のメドレー。『007 カジノ・ロワイヤル』の挿入歌 "The Look Of Love" のイントロが始まって、あらためてペットボトルの水を飲み、ゆっくり椅子に座り、演奏を始めるバート。そしてこの曲ではバート自身が歌ってくれたのですが、これがまぁすっごく味のある歌い方。とても素敵でした。お次は「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」という邦題でおなじみの "Arthur's Theme (Best That You Can Do)"。「えー、これもバートの曲だったの?」とびっくり。

続いては映画『何かいいことないか子猫ちゃん』のテーマ曲 "What’s New Pussy Cat?"。メドレーはどんどん続き、"April Fools"、これは『幸せはパリで』という曲のテーマらしいです。お次は『明日に向かって撃て!』の "Raindrops Keep Fallin' On My Head"。これ、最初は男性ボーカリスト、ジョンが歌っていたのですが、途中でバートに代わり、ラストもバート。もう涙、涙・・・。続いて映画『リバティ・バランスを射った男』から "The Man Who Shot Liberty Valance"、そして映画『『メーキング・ラブ』』から "Making Love"、さらに映画『素晴らしき恋人たち』のために書かれた(でも映画には使われなかったとのこと、信じれられない!) "Wives & Lovers"。歌詞のとおり、まさに女性たちに語りかけるように歌うバート。間奏のアレンジもゴージャスで、特に管楽器が素晴らしかったです。

メドレーはまだ続くのですが、とりあえず今回はこの辺で。

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Burt Bacharach at Billboard Live Tokyo (2)

2014-04-17 16:21:39 | 音楽!
早速ですが、「Burt Bacharach at Billboard Live Tokyo (1)」の続きを。

メドレーはまだまだ続き、"Wishin' And Hopin'"、"(There's) Always Something There To Remind Me"。私が大好きなこの曲はちょっと長めで演奏してくれたのでうれしかったです。曲の終盤でバートは指揮のために立ち上がり、客席からも拍手。それでもMCには入らず、続けて "Do You Know The Way To San Jose"。この曲でも終盤バートは立ち上がり、客席からは再び拍手。

突然ですが、ここでバートの衣装をご紹介。紺のスーツに靴は白い合成皮革のスニーカー。どこのブランドのものかまでは確認できませんでした。白いスニーカーは紺色のスーツとはかなり不釣合いな感じでしたが、ピアノのペダルを踏むには良いのかもしれません。

舞台の一番上手(客席からは一番右側)に座っていたカーリーヘアーの女性ボーカリストが立ち上がり、ピアノのそばに移動。彼女が歌ったのは "Anyone Who Had A Heart"。終盤のサックスのソロの後、バートは再び立ち上がり曲の締め。ボーカリスト、ジョジーを観客に紹介。続いて次に歌う男性ボーカリスト、ジョンを紹介するとジョンが立ち上がり、ピアノのそばに。彼が歌ったのは "I Just Don't Know What To Do With Myself"。

曲が終わるとバートは「次の歌は "Waiting For Charlie"。Etta James という素晴らしい歌手が歌った曲なんだ」と紹介(もちろん英語で)。歌うのはもう一人の女性ボーカリスト、ドナ。彼女の歌唱力が素晴らしかったのはもちろん、歌詞が本当に泣かせる内容で、当然号泣。曲が終わるとバートはドナを再び観客に紹介し、ドナは元のスツールに戻りました。

バートは「次の曲は "My Little Red Book"」と紹介すると、ステージ前方のキーボードに移動。ステージ後方でキーボードを弾いていた男性がピアノに。これ、初めて聴いた曲だったのですが、歌詞が悲しくて泣きそうになりました。この後、私のメモが正しければ、客席から "Happy Birthday!" という声が。少なくともバートの誕生日ではないはずですが、バートがこのハプニングに対して言った言葉はまったく聞き取れませんでした。

続いての曲は "Baby It's You"。ビートルズがカバーしていることはもちろん知っていますが、バートの曲だったとは知らず、びっくり。そのままメドレーで "Kentucky Bluebird"。曲が終わると大きな拍手。

とりあえず今回はこの辺で。続きはまた後日書かせていただきます。

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Burt Bacharach at Billboard Live Tokyo (1)

2014-04-16 22:26:39 | 音楽!
先週、バート・バカラックのライブを観にビルボードライブ東京に行ってきました。4月11日、18時30分スタートの公演です。ほぼ定時に会社を出たのですが、19時ではなく18時30分開演なので晩御飯を食べる時間はまったくなく、そのまま会場に直行。18時20分ごろバーカウンターでオレンジジュースをもらい、カジュアルシートに着席してびっくりしたのはお客さんがとても少ないこと。こんなに空席の多いビルボードライブ東京は初めて。開始時間が早すぎたのか、あるいはチケットが高すぎた(カジュアルシートで\22,000)のか、あるいは他の理由があるのかはわかりませんが、とても残念に思いました。

ライブ中何も食べないつもりだったのですが、ライブが終わるまで空腹を我慢できるか自信がなかったので、結局またバーカウンターに行き、フライドチキン&ポテトをオーダー。18時半、開演前のアナウンスが流れ始め、ステージ後ろのカーテンが閉ざされました。18時34分、バンドのメンバーがステージに登場。サックス、トランペット、ヴァイオリン、キーボード、ベースの演奏者が音を確認しながらスタンバイ。36分には白人(ヒスパニックかも)男性1名、黒人女性2名のボーカリストたちが登場。そして、私がオーダーしたフライドチキン&ポテトがテーブルに運ばれてきたのも確かこのタイミング。狭いカウンターテーブルは大きなプレートで埋まり、ログを取るためのノートを置く場所が完全になくなってしまいました。そのせいで、暗がりの中ノートを左腕で支えながらメモを取らざるをえず、食べ物をオーダーしたことを死ぬほど後悔。二度とビルボードでは食事は頼まないと心に決めました。

音を確認していたミュージシャンたちの音がぴたっとやみ、37分、客席からの大きな拍手に迎えられ、ついにバート・バカラック本人が登場し、グランドピアノの前に着席。私から見えるのは彼の真っ白な髪の毛と曲がった背中。そんなバートのピアノソロで始まった1曲目は "What the World Needs Now Is Love"。いきなり泣かせにかかってきました。ボーカリストたちはピアノから少し離れた場所のスツールに腰掛けて歌い、バートは時折客席を見ながら演奏。曲が終わると、しわがれた声で "Thank you , thank you, thank you! ドウモアリガトウ!" と挨拶。"Glad to be back in Japan. Glad to be back in Tokyo." とここまでは聞き取れたのですが、その後があまり聞き取れませんでした。最後に "Hope you enjoy tonight very much!" と言って始まった2曲目は "Don't Make Me Over"、そのままメドレーで "Walk On By"、続けざまに私が大好きな "This Guy's in Love with You"。もちろん泣きました。さらにメドレーは続き、"I Say A Little Prayer"、そして "Trains And Boats And Planes"。いや、たくさん演奏してくれるのは本当にありがたいのですが、メドレーなので1曲1曲に拍手を送れないのが結構辛かったです。

短いですが、今回はこの辺で。続きはまた後日ということで。

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Air Supply at Billbo​ard Live Tokyo​ (4)

2013-12-24 08:24:55 | 音楽!
早速ですが、12月17日にビルボードライブ東京で行われたエア・サプライライブのレポ、「Air Supply at Billbo ard Live Tokyo (3)」の続きを。

もちろん客席からはすぐにアンコールの拍手が。20時ちょうど、再びステージにあがるメンバーたち。アンコール1曲目は今までとはまったく違うテクノポップっぽい曲調。で、残念ながらこの曲だけタイトルがわかりませんでした。通常彼らのライブのアンコール1曲目は 'Goodnight' になることが多いようですが、歌詞を読むと私が聴いた曲とはまったく違うので、今回は別の曲だと思います。

アンコール2曲目に入る前に、ラッセルが "Ladies and gentlemen, please welcome ..." とメンバー紹介。リードギターはアーロン・マクレーン、ベースはジョニ・ライトフット。メッシュのぴっちりしたシャツを着て「スパイダーマン」と呼ばれているのは、キーボードのアミール・エフラット。クレイジーと紹介されたのはドラムのアヴィヴ・コーエン。ちなみに「アヴィヴ」とはヘブライ語で「春」という意味。苗字、ルックスからもこの男性はユダヤ系のようですね。

"Thank you! Before we go, one more thing to tell you ..." で始まったアンコール2曲目は、待ってました、'All Out of Love'! 最初のボーカルはもちろんグラハム、その間にもラッセルはお客さんの頬にキスをするファンサービス。"Oh, what are you thinking of?" のところでお客さんに歌うように促すラッセル。しかも演奏までストップし、お客さんのアカペラ状態。今回はお客さんのパフォーマンスに満足したようで、ラッセルは "Ooh, yeah!" と一言。そして最後まで一気に All Out of Love を歌い上げました。曲が終わると、"Thank you Tokyo! ドウモアリガトウ!"と叫ぶラッセル。メンバーたちはステージ中央に集まり、肩を組み合ってお辞儀。時計を見ると20時13分。曲数は少なかったものの、密度の濃いライブでした。最後にセットリストを書いておきます。

1. Even The Nights Are Better (さよならロンリー・ラブ)

2. Just As I Am

3. Every Woman In The World

4. Here I Am

5. Dance With Me

6. Power Of Love

7. The One That You Love (シーサイド・ラブ)

8. Lost In Love

9. Sweet Dreams

10. Making Love Out Of Nothing At All (渚の誓い)

アンコール
1. ?

2. All Out of Love

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Air Supply at Billbo​ard Live Tokyo​ (3)

2013-12-23 10:09:09 | 音楽!
早速ですが、12月17日にビルボードライブ東京で行われたエア・サプライライブのレポ、「Air Supply at Billbo ard Live Tokyo (2)」の続きを。

アコースティックギターのイントロで始まった7曲目は「シーサイド・ラブ」(The One That You Love)。ラッセルはステージから客席に下りて、歌いながらお客さん一人ひとりと握手。さらには階段も上がり、カジュアルシートや2階席のお客さんとも握手。女性のお客さんの頬に触れたり、手にキスをしたりと、ものすごいファンサービスぶりでした。一方、グラハムは1階席に降りてお客さんと握手。ちなみに、今回の客席も外国人のお客さんは少なめに感じました。ステージに戻ったラッセルとグラハムは再び最前列のお客さんと握手。曲の終盤ではラッセル(たぶん)が "Are we ready to sing?" と客席に呼びかけると、お客さんは "Here I am, the one that you love, askin' for another day. Understand the one that you love, loves you in so many ways" と大合唱。ここまでしっかり歌えるお客さんにびっくりしてしまいました。ラッセルが "One more!" と叫ぶと、再び同じところを大合唱。ラッセルは "Ooh yeah!" と高評価(?)。最後はラッセルのボーカルで締めて「シーサイド・ラブ」が終わりました。

8曲目「ロスト・イン・ラブ」(Lost In Love)はアコースティックギターとキーボードのイントロでスタート。グラハムが最初はリードし、その後グラハムとラッセルのデュエット。ラッセルが "Lost In Love and I don't know much..." で始まるサビをお客さんに歌わせると、お客さんもしっかり対応。すごい! 結構長い間お客さんだけで歌ったのですが、ラッセルはあまり満足しなかったようで、片手で "So-so"のジェスチャー。私もちゃんと歌詞を予習してくればよかったと後悔しました。

風の音のようなSEとエレキギターで始まった9曲目は 'Sweet Dreams'。これまでの曲とは打って変わってハードロック。曲調は変わっても伸びのあるラッセルの声に感動。アーロン・マクレーンのギターソロもかっこよかったです。今度はベースのジョニ・ライトフットがステージ中央へ。ラッセルがジョニに何かを話しかけ、そのまま演奏を続けるジョニの肩を抱くラッセル。「ラッセルってひょっとして…?」と思ったのですが、後でググったたところ、「そういう噂はずっとあるが、実際はそうではない」とのことですw

続いてドラムをバックに "Oh, yeah, thank you ladies and gentlemen..." と挨拶をし始めるラッセル。すっごく早口で非常に聞き取りづらかったのですが、日本は美しい国、今日は来てくれてありがとう、愛してるよ、というようなことを言っていたと思います。そして、あらためてグラハムを紹介。時計を見ると19時51分。10曲目「渚の誓い」(Making Love Out of Nothing at All)がスタートすると客席からは大きな歓声が。これ、今までまったく意識していなかったのですが、すっごく早口で歌わないとダメなんですね。さすがのラッセルも息継ぎが大変そうでした。曲の途中でラッセルはお客さんに「立って」とジェスチャー。もちろん素直に椅子から立ち上がるお客さんたち。サビの部分ではお客さんが Making love を歌い、ラッセルが out of nothing at all を歌うコラボレーション。お客さんが Making love と歌う時にラッセルが両手の指先を顔のそばで動かすしぐさが妙にかわいかったです。これって何か意味があるんですかね? とにかく曲は多いに盛り上がり、最後はドラムのアヴィヴ・コーエンが立ち上がって拍手を求めるジェスチャー。19時59分、"Thank you!"と叫んで、メンバーたちはステージからあっと言う間に立ち去り、照明も一瞬で落ちました。

というわけで、今回はこの辺で。続きはまた後日ということで。

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Air Supply at Billbo​ard Live Tokyo​ (2)

2013-12-20 23:00:27 | 音楽!
早速ですが、12月17日にビルボードライブ東京で行われたエア・サプライライブのレポ、「Air Supply at Billbo ard Live Tokyo (1)」の続きを。

2曲目は'Just As I Am'。実はこの歌、私は初めて聴いたのですが、素晴らしい歌詞で感動しました。特にサビの部分が素敵で、私も一緒に歌ってしまったほど。そして、64歳とは思えない、ラッセルの若い声。高音もきれいに出ていて、本当に見事でした。ただ、声量に比べて楽器の音が大きすぎたような気も…。

3曲目のイントロが流れ出すやいなや、客席からは歓声が。歌い出しのボーカルはグラハム。途中でボーカルはラッセルに変わり、またグラハムに戻りと、二人で交互にリードするスタイル。'Every Woman In The World' というこの曲、これも私には初めてだったのですが、歌詞が良かったです。ラッセル、グラハムともにステージの上を歩き回り、観客とコンタクトを取っていました。

3曲目が終わったところで、グラハム(ラッセルだったかも)が "Thank you very much, ladies and genglemen. Welcome, one more time." と挨拶。彼らはメルボルン出身のはずですが、オーストラリア訛りはほとんどないように思いました。

"We hope you like next song!" で始まった4曲目は 'Here I Am'。ライブが始まった頃の興奮から私もようやく落ち着き、彼らの服装もチェックできる状態に。ラッセルは黒いパンツ、白いシャツに黒いベストを着用。グラハムは茶色い何か(夕暮れの風景?)がプリントされたアロハのようなシャツに黒い細身のパンツ。キーボード、ドラム、ベース、リードギターの他のメンバーたちは全般的に黒でまとめた感じでした。

5曲目 'Dance With Me' のイントロが始まるると、"Okay, everybody!" とお客さんに手拍子を求めるグラハム。書き忘れていましたが、グラハムはスタンドマイクではなく、ヘッドセットで歌っていました。間奏ではハットをかぶったベースのジョニ・ライトフットがステージ中央に。曲の終盤、グラハムが最前列に座っていた女性のお客さんとずいぶん長い間握手をしているなぁと思ったら、どうやらその女性をステージに引っ張りあげようとしていたよう。Dance With Me という歌だけに、いつもは本当にお客さんとステージで踊っているのかもしれませんが、さすがに日本ではそうはいかなかったようです。

6曲目、歌が始まると同時に客席から歓声が。聴いたことある曲だなぁと思っていたら、セリーヌ・ディオンの「パワー・オブ・ラヴ」。後でググってみたら元々はジェニファー・ラッシュが歌った曲とのこと。この歌もラッセルのボーカルが本当に素晴らしく、アカペラで聴きたいと思ったほどでした。ブルーのスポットライトも幻想的。すっかり歌に酔いしれたお客さんにラッセルは何度も投げキッスを送っていました。

今回はこの辺で。続きはまた後日ということで。

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Air Supply at Billbo​ard Live Tokyo​ (1)

2013-12-19 08:55:44 | 音楽!
行ってきました、エア・サプライのビルボードライブ東京でのライブ! 今回私が観たのは12月17日19時開演の1回目の公演。というわけで、早速ですが、ライブのレポを…といきたいところですが、まずはこのライブを観ようと思ったきっかけについて少しお話しようかと。

エア・サプライが日本で人気だったのは1980年代のはじめ。当時私は中学生で、洋楽が大好きでした。ラジオでエア・サプライを初めて聴いた時、「この声、女? 男?」ととまどったことを今でも覚えています。彼らの音楽は好きでしたが、レコード(当時はCDなんてなかったので)を買ったりすることはなく、ラジオから録音したテープを聴く程度。なので、ものすごく思い入れのあるアーティストではありませんでした。それからほぼ30年経過した2012年1月、オーストラリア映画『アニマル・キングダム』で使用された彼らの曲「オール・アウト・オブ・ラヴ」をひさしぶりに聴き、その素晴らしさを再認識したのです。中学生の時にはまったく気にしていなかった歌詞にも心を動かされました。そして、「もし彼らが来日することがあれば、観に行こう!」と心に決めたのでした。それから約2年の月日が流れ、ついに彼らが来日することを知り、チケットを購入したのです。

すっかり前置きが長くなってしまい、すみません。ここからは気持ちを入れ替えて、ライブのレポを。私がビルボードライブ東京に到着したのは18時40分頃。その後チケットの受け取りやらドリンクのオーダーやらがあってカジュアルシート4Bに着席したのが18時51分。会場内にはクリスマスソングが流れていました。18時56分、お客さんに着席を促すアナウンスがあり、58分にはステージ後ろのガラス窓のカーテンが閉まりました。19時ちょうど、照明が落ち、観客の拍手の中、メンバーが登場!

壮大かつドラマチックなイントロが始まると、白髪頭のラッセル・ヒッチコックが "Ladies and gentlemen, Welcome! Are you ready?" と客席に呼びかけます。お客さんの歓声の中歌い始めた歌詞は "I, I was the lonely one ..." オリジナルよりもかなりロックなアレンジのその曲は「さよならロンリー・ラブ」(Even the Nights Are Better)。ラッセル(グラハム・ラッセルではなくラッセル・ヒッチコックの方です。グラハム・ラッセルはグラハムと書きますね)は歌いながらステージ上を常に移動し、最前列のお客さんと握手するわ、2階席、3階席のお客さんにも手を振るわ、大忙し。ここまでお客さんとコンタクトを取る海外のアーティストは見たことがありません。 曲の終盤では、リードギターのアーロン・マクレーンがかっこいいソロを披露。この男性、髪質からアボリジニかと思ったのですが、アメリカ出身とのこと。ラッセルは「拍手が聞こえないよ?」と言わんばかりに耳に手を当てるジェスチャー。大きな拍手に包まれて1曲目が終わりました。

とりあえず今回はこの辺で。続きはまた後日書かせていただきます。

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PAUL McCARTNEY OUT THERE JAPAN TOUR (7)

2013-12-02 08:53:57 | 音楽!
早速ですが、ポール・マッカートニーのアウト・ゼアー ジャパン・ツアー東京公演2日目(2013/11/19)のレポの続きを。

もちろん客席からは再びアンコールを求める手拍子。今回もポールはお客さんをほとんど待たせることなく、21時43分、アコースティックギター1本で舞台に登場。"Thank you, Tokyo! I tell you, great audience!" もちろん客席からは大きな拍手と歓声。「この歌は福島の人々に捧げます」という英語のMCで始まったのは名曲 Yesterday。最初はギターソロのみ、途中でキーボードが加わりました。このパフォーマンスの素晴らしさを言葉で表すなんてできません…。

演奏が終わるとポールは深々とお辞儀し、ギターのストラップを肩からはずしました。まるで「今日のライブはこれで終了!お疲れ!」と言わんばかりに楽器を置こうとするポールに、無理やりカール・ヘフナーを渡すスタッフさん、Good job! もちろんライブで毎回やっている演出なんでしょうが、そういう小さなことでさえも観客を楽しませてくれようとするポールを本当にすばらしいと思いました。まさにエンターテイナーの鑑!

カール・ヘフナーのストラップを肩にかけたポールは「モット キキタイ?」とお客さんに意思確認。お客さんの「イエー!」という歓声から始まったのは Helter Skelter。盛り上がらないわけがない! 歌と演奏は本当に最高だったのですが、スタッフさんのミスなのか、あるいは演出なのか、この曲だけ舞台端の4つのスクリーンにポールの歌っている姿が映らず、曲の終盤近くまで赤と白のサイケなアニメを見せられたのが残念でした。

曲が終わり、手を挙げて歓声に応えるポール。さらにはベースを両手で持ち上げました。今度はピアノに移動。「アリガトウ トーキョー! ソロソロ カエル ジカンデス!」まさかポールにそんな心配をされるとは! 私たちのお母さんですか、あなたは! 「No? ジカンデス! No? Yes!」とお客さんの反応を楽しむポール。続いてスタッフへの感謝の言葉を述べ、"Best crew on the planet!" と大絶賛。もちろんお客さんも大拍手。今度は "I wanna thank fantastic band!" そして "We wanna thank you! アリガトウ!" と再びお客さんに感謝の言葉。

そして荘厳に始まったのが Golden Slumbers。「これはひょっとして…?」と思っていたら、まさにアルバム Abbey Road と同じように Carry That Weight へと続く、夢のようなメドレー。Carry That Weight が聴ければ、You Never Give Me Your Money を聴いたも同じw ポールのピアノが言葉にできないほど素晴らしかったです。そして、まさに最後の曲、The End。ドラムも最高、ギターも最高、もう音楽に酔いしれるしかありませんでした。

曲が終わると、5人はまた中央に並びつないだ両手を挙げて、お辞儀。ポールが「Hey, Tokyo! マタ アイマショウ! マタネー!」と叫んだところで、ステージの天井から紅白の花吹雪。これ、本当はもう少し早いタイミングで出すことになっていたんじゃ…? そして、その花吹雪の中、ポールはステージから去っていきました。「ありがとう、ポール! また絶対に東京に来てね!」とお客さんはめいめいに心の中で叫んでいたのではないかと思います。本当に「このまま死んでもいい」と思えるほど最高で、かつ生きるエネルギーをたっぷり与えてくれた、という感じ。矛盾してるけど、それほど素晴らしいライブでした。

すっかり長くなってしまいましたが、ライブのレポはこれで終わりです。実はこのライブの最中、私はあることを確信しました。というか、今まで信じてきたことにさらなる確信を得ました。それは「神様は絶対に存在する」ということ。だって、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴがビートルズという1つのグループにいて、名曲を次々と世に送り、いろいろすったもんだもあったけれど、ビートルズが解散した後もポールはこのように素晴らしい活躍をしている、これが全部偶然とは思えませんもの。というわけで、このライブを観られたことを心から神様に感謝しました。

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PAUL McCARTNEY OUT THERE JAPAN TOUR (6)

2013-11-30 01:30:50 | 音楽!
早速ですが、ポール・マッカートニーのアウト・ゼアー ジャパン・ツアー東京公演2日目(2013/11/19)のレポの続きを。

28曲目の冒頭で聞こえてきたのは飛行機の音。もちろん Back in the U.S.S.R.。もうこの世にU.S.S.R.が存在しないことに、時間の流れを感じました。U.S.S.R.は消滅しましたが、Back in the U.S.S.R.は永遠に不滅です。中央スクリーンにはコサックダンスの映像。黒髪のお兄さんのギターソロもかっこよくて、お客さんはもうノリノリ! もうこの時間が永遠に続いてほしかったです。曲が終わるとポールはカールヘフナーを客席に投げようとするフリ。どこまでもお茶目な人です。

ベースをスタッフに渡して、今度はピアノの前に座るポール。「Thank you! スバラシイ! チョウスバラシイ!」とノリの良かったお客さんを絶賛。Back in the U.S.S.R. の興奮覚めやらぬ中、ポールのピアノソロで始まった30曲目は Let It Be。ポールから「歌って」と頼まれてなくても、もちろん客席は大合唱。これが泣かずにいられるでしょうか? もちろん途中で他の楽器も加わり、泣けるギターソロのあと、終盤の盛り上がりを迎え、曲は終わりました。ポールは立ち上がって両手を挙げたかと思うと、今度は頬杖をついてかわいさ(?)をアピール。"Let it be! Thank you!" と叫んで着席。

お次の30曲目は Live and Let Die。これで一番びっくりしたのは爆発音とステージから吹き上がるいくつもの炎。お見事としか言いようのない演出。スクリーンにはかっこいいモンタージュ映像…と思えばまた爆発!「すげぇ!」と思っていたら、今度は天井から花火! これでもかと言わんばかりの火責めでした。曲が終わるとまるでダメージを受けたかのように、頭を抱えるポール。耳に指を当てて音が聞こえなくなったかのようなジェスチャー。どこまでもお茶目なポール。

今度はキーボードの前に移動し、「アリガトウ!」と一言。そして始まった31曲目は Hey Jude。お客さんはめいめい歌いながら手を挙げたり、振ったり。スクリーンに客席が映され、ポールは歌うのをやめ、ピアノから離れてステージ中央のマイクスタンドの前に立ち、"Come on!"とお客さんにもっと声をあげるよう促します。「ダンシダケー! Come on, ダンセイ!」という指示で、男性のみで「Da Da Da Da Da Da Da …」と合唱。ポールは指でOKのサイン。「Okay, now, ジョセイダケー!」で、今度は女性だけで「Da Da Da Da Da Da Da …」。男性に比べるとちょっと負けていたような気もしますが、私も頑張って声を出しましたよ。今度は "Everybody!" で、全員合唱。いやー、これ、東京ドームで聴けて/歌えて本当に良かったです。なんせ5万人の大合唱ですから。迫力ハンパなかったです。

そして、21時27分、メンバー5人がステージの中央に立ち、つないだ両手を挙げ、丁寧にお辞儀。客席からは割れんばかりの拍手と歓声。ポールはお客さんに向かって手を振った後、Thums up しながらステージを去っていくポール。口の動きは「アリガトウ」でしたが、すでにマイクから離れていて声を聴くことはできませんでした。

もちろん客席からはアンコールの手拍子。中央のスクリーンにはアルバム"NEW"のロゴ。21時28分、優しいポールはお客さんをじらすこともなく、大きな日本の国旗を振りながらステージに登場。どんだけサービス精神旺盛な人やねん! 大きなユニオンジャックを振るのはドラマーのお兄さん。早速ポールはカール・ヘフナーを持ってスタンバイ。ポールが "You want more, yeah?" と聞けば、もちろんお客さんは "Year!" と元気にお返事。アンコール1曲目は Day Tripper。超盛り上がる客席。ノッているうちに曲はあっという間に終了。

「Thank you! アリガトウ! モット キキタイ?」とポール。お客さんは「イエー!」、ポール「モット キキタイ?」、お客さん「イエー!」のやりとりで始まったアンコール2曲目は Hi, Hi, Hi。当然のことながら、お客さんは超ノリノリ。赤と青のド派手な照明。もちろん Hi, Hi, Hi は5万人で大合唱。曲が終わると、ポールは「Okay. Thank you! Want more? モット?」。大歓声で応える観客。

「イクゼ、トーキョー!」で始まったアンコール3曲目は昔懐かし I Saw Her Standing There! いやー、まさかこの曲が聴けるとは! 東京ドームはまさに巨大なディスコ状態。高音(というかファルセット?)になる mine の部分も2時間以上歌ってきたとは思えないほどよく伸びていました。さすがポール! 曲が終わるとポールはベースのストラップを肩からはずし、逆さに持ち上げて片手のひらだけでその状態をキープする、まるでジャグリングでもしているかのようなおふざけ。メンバーは再びステージ中央に集まり、つないだ両手を挙げて、再び深々とお辞儀。ご丁寧にポールは四股まで踏んでくれました。お客さんに手を振りながら再び舞台を去るポール。時計を見ると21時41分でした。

引っ張ってすみませんが、とりあえず今回はこの辺で。続きは後日書かせていただきます。

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PAUL McCARTNEY OUT THERE JAPAN TOUR (5)

2013-11-28 07:14:33 | 音楽!
早速ですが、ポール・マッカートニーのアウト・ゼアー ジャパン・ツアー東京公演2日目(2013/11/19)のレポの続きを。

ポールの英語での「次はニューアルバムからの曲だよ」という紹介で始まった22曲目は Everybody Out There。スミマセン、これも私は初めて聴いた曲でした。ポールが弾くのは12弦ギター。中央のスクリーンに映し出されたのは星空や宇宙から見た地球の映像。キーボードのお兄さんは片手は鍵盤、片手はタンバリンとこれまた二刀流。スクリーンには再び客席が映しだされ、それにポールの歌う姿が重なり、会場内の一体感がハンパなかったです。さらに「オーオー」と歌うパートもお客さんとポールの応酬。最後にポールは Everybody out there! とシャウト。曲が終わると再びギターを持ち替えるポール。そして客席に向かって "I love you! I love you!" とうれしい言葉。

23曲目はおなじみ Eleanor Rigby。最初の部分はキーボードとポールのギターのみ。途中で他の楽器も加わり、曲にグンと厚みが。曲が終わるとギターを持ち上げて挨拶。さすがにちょっと疲れが見えるポール。

楽器はカール・へフナーにチェンジ。"Thank you. Next song is also from Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band." という曲紹介で始まった24曲目はなんと Being for the Benefit of Mr. Kite! ジョンがボーカルのこの曲をまさか歌ってくれるとは! 東京ドームの天井を見上げると、レーザービームで描かれたまさに kite (凧)のような模様。スクリーンにもサイケな映像。

曲が終わると、ポールは楽器をベースからウクレレにチェンジ。「ウクレレ? 何の曲?」と思ったのですが、小さな楽器を抱えたポールの姿がまたキュート。「ツギハ ジョージノタメデス。ジョージニ ハクシュヲ!」もちろん客席からは大きな拍手と歓声。そして始まった25曲目が Something。まさかこの曲をウクレレで、しかもソロで弾くとはなんて大胆なポール! 容易に想像できるとおり、アレンジはジョージが歌った Something とはかなり雰囲気が違い、「これはジョージファンのお客さんはどう思うかなぁ?」とちょっと不安になったのですが、そんな心配は杞憂に終わりました。曲の途中でポールは楽器をアコースティックギターに変え、アレンジもまさにジョージの Something にシフト。もちろんあのシビれるギターソロも黒髪のお兄さんが見事に再現。ジョージはいないけれど、ジョージの Something に酔いしれ、思わず涙。「このまま時が止まってほしい」と願わずにはいられませんでした。曲の最後にはスクリーンに映し出されたのはもちろんジョージの写真。今さらながら「ジョージの来日公演、行くべきだったなぁ」と後悔。

Something が終わるとポールは "Thank you! アリガトウ! "と叫んで、楽器をギターからカール・ヘフナーにチェンジ。"All right" と言った後、ポールは英語で観客にこんなお願いを。「次の歌はみんなにも一緒に歌ってもらいたいんだ」。お客さんは躊躇なく「うぉぉぉぉぉ!」と叫んで返答。そして始まった26曲目は Ob-La-Di, Ob-La-Da。いや、ポール、ぶっちゃけ頼まれなくっても一緒に歌いますってw お客さんはもちろんノリノリで大合唱。客席の様子が再びスクリーンに映し出され、超盛り上がりました。曲が終わるとポールは「イイネー! イイネー!」とお客さんを大絶賛。

27曲目は Band on the Run。これ、アレンジが本当にかっこよくて、客席も大盛り上がり。スクリーンに映るのはもちろん Band on the Run のあのジャケットの画像…と思ったら、微妙にスポットライトの中のメンバーが動いていたような気が。もともとの映像だったんですかね? それともCG? 東京ドームの天井にはレーザー光線による模様。曲の終盤、ポールは軽くステップを踏んでダンス。

中途半端で申し訳ありませんが、今回はこの辺で。続きは後日ということで。

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PAUL McCARTNEY OUT THERE JAPAN TOUR (4)

2013-11-26 07:51:58 | 音楽!
早速ですが、ポール・マッカートニーのアウト・ゼアー ジャパン・ツアー東京公演2日目(2013/11/19)のレポの続きを。

14曲目は And I Love Her。暗くなったステージ上にスポットライトが照らされ、美しい詞を歌いあげるポール。曲の途中で照明は情熱的な赤に変わり、曲を盛り上げました。曲が終わると手を上げて挨拶するポール。さらにステージを歩いて客席中央以外のお客さんにも手を振ってくれました。"Thank you! Thank you very much!"

さらに続けて、ポールは次の曲について英語で説明してくれました。内容はこんな感じだったと思います。「1960年代、アメリカでは黒人の公民権運動が盛んで、僕も彼らを応援するための歌を書きたいと思ったんだ…」。そんなエピソード、私には初耳で、もちろん何の曲のことを話しているのかもわかりませんでした。ちなみにこの曲紹介ではポールの言葉にちゃんと字幕がつけられていたようですが、私の座席の位置からは字幕はほとんど見えませんでした。

というわけで始まった15曲目は Blackbird。この曲に上記のようなエピソードがあったことをまったく知らず、ただ鳥のことを歌っていると思っていた私は自分を恥じ入りました。他のお客さんも知らなかった人が結構多かったようで、イントロの数秒で客席からは「おぉー」というどよめき。他の楽器は入らず、完全にポールだけのギター弾き語りでした。ただでさえ泣けるこの歌、ポールのあの曲紹介を聴いて、泣けないはずがありません。ポールの顔には汗が見られなかったのですが、体は結構な汗をかいていることが淡いピンクのシャツの脇の部分でわかりました。

曲が終わるとポールは手を上げて挨拶。「アイシテマス! ツギノ ウタハ ジョンノ
タメデス。ジョンニ ハクシュヲ!」。もちろん客席からは大きな拍手。というわけで、16曲目は Here Today。最初はポールによるアコースティックギターのソロ。もう歌詞が切なすぎて、泣くしかありませんでした。曲の途中でポールはギターを逆さに持ち上げ、ガッツポーズ。今度はカラフルなペイントが施されたキーボードの前に座り、歌と演奏を続けるポール。「この人、本当にすごいな!」と感心するしかありませんでした。

曲が終わると今度は英語で"We'd like to do a song from the new album. The album is called 'New' and the song is 'New'." というわけで始まったのが New。すみません、実はこの歌を聴いたのも実は初めてだったのですが、With a Little Help from My Friends を思わせる軽快な曲。カラフルなキーボードも曲調にぴったりでした。曲が終わるとポールはキーボードの上に頬杖をついてポーズ。どんだけかわいい人やねん!

"Another song from the new album. Thank you for making this song No. 1 in Japan!" という紹介で始まった18曲目は Queenie Eye。これも私には初めての歌だったのですが、思わず体でリズムを取りたくなるポールらしい曲。客席の様子がスクリーンに映し出され、ポールとお客さんでこぶしを挙げながら Hey の応酬。そのうちポールは椅子から立ち上がって軽くダンス。曲が終わると "Thank you! アリガトウ!"とポール。

さらに「スバラシイ!」と言ってくれた後に始まった19曲目は、待っていました、Lady Madonna! この曲、"pa pa pa pa pa pa pa pa pa pa pa ……" というコーラスが大好きで、曲を聴くたび歌っていたのですが、ポールの生歌に自分がこのコーラスを歌えたことが本当に夢のよう! スクリーンにはポールが Lady Madonna と見立てたのか、マリリン・モンローやフローレンス・ジョイナーなどの女性の写真が。曲が終わり、片手を挙げて観客の拍手に応じるポール。

楽器はアコースティックギターにチェンジ。"Oh, year!" と言った後、英語で次の曲の紹介。たしか「次は『イエロー・サブマリン』という映画で使われた曲だよ」と言っていたと思います。というわけで始まった20曲目が All Together Now。スクリーンには『イエロー・サブマリン』ではないけれど、ちょっとサイケでかわいいアニメの映像。あと、名前は知らないのですが、天井から吊られた形を変える照明器具も大活躍。

曲が終わるとギターをはずして「イイネ!」とポール。別のアコースティックギターを抱え、"Okay. Thank you!" そのまま英語で「次はアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」からだよ!」と紹介して始まった21曲目は Lovely Rita。これも私が大好きな曲。特に chiki chiki chiki chiki ……とリズムを刻むコーラスが印象的で、もちろんポールの生歌に合わせて私も chiki chiki 歌いましたよ。もう、最高に楽しかったです! 歌い終わるとポールは "Thank you! Lovely Rita!" と叫び、私はもうリタになった気分!

というわけで、今回はこの辺で。続きはまた後日書かせていただきます。

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PAUL McCARTNEY OUT THERE JAPAN TOUR (3)

2013-11-25 12:08:00 | 音楽!
ずいぶん日が開いてしまい、申し訳ありません。早速ですが、ポール・マッカートニーのアウト・ゼアー ジャパン・ツアー東京公演2日目(2013/11/19)のレポの続きを。

6曲目の後、今度はピアノまで移動し、準備完了。「ツギノ キョクハ ナンシー ノタメデス。This is for Nancy.」という言葉で始まった7曲目は My Valentine。「やっとバラードになった」と安心したのか、私の周りでは着席するおじさん・おばさん多数w スクリーンに映っていたのはこの曲のPV。これ、私、初めて見たのですが、なんとジョニー・デップとナタリー・ポートマンが出演してるんですね! しかも手話で歌詞を表現していて素晴らしいと思いました。

曲が終わるとポールは「Thank you! アリガトウ!」と挨拶。"This one if for Wings fans." と紹介して始まったのは 1985。ポールのピアノが本当に素敵で、黒髪のお兄さんのギターソロもかっこよかったです。

曲が終わるとポールはピアノから立ち上がり、手を揺らして軽くダンス。「ホンマにかわいい人や」と恐らく客席の誰もが思っていたそんな中、始まった9曲目は The Long and Winding Road。これ、もっと後で演奏されると思っていた(ちなみに私はこのツアーの他の公演のセットリストはまったく把握していませんでした)ので、ちょっとびっくりしました。もちろん号泣。スクリーンにはメキシコかどこかの乾いた土地とサボテンの映像。曲の終盤ではそれが美しい夕暮れの風景に変わり、曲の盛り上がりとあいまってさらに感動。

曲が終わると椅子から立ち上がり、手を振るポール。「ツギノ ウタハ ミンナノタメニ カキマシタ」。言い方があまりにかわいくて観客からウケるポール。それに気を良くしたのか「カキマシタ」とリピート。そして始まった10曲目は Maybe I'm Amazed。ポールはもちろんピアノ。黒髪のお兄さんのギターソロがかっこよかったです。中央のスクリーンにはポールが懐に赤ちゃんを抱いている映像。あと、舞台両端のスクリーンに時々演奏中のポールの後姿が映るのですが、黒いパンツのポケットに白い紙が入っているのが見えて、何なのか気になりました。

曲が終わり、片手を挙げて挨拶するポール。楽器はアコースティックギターに変わり、「アリガトウ!」と日本語。続いて "You have a good time, year?" と英語で質問。歓声で応える観客。

続いて始まった11曲目は Things We Said Today。これを聴きながらつくづく思ったのが、「ポールの声って若いなぁ」ということ。もちろん1960年代のみずみずしさはなくなっている気がしますが、71歳の声とはとても思えませんでした。右足でリズムを取りながらギターを弾くポールもかわいかったです。

曲が終わると "Thank you! Thank you very much!" と英語で挨拶。すぐに始まった12曲目は私も大好きな We Can Work It Out。思わず飛び上がってしまいました。この曲でびっくりしたのはドラムの黒人のお兄さんが片手でタンバリン、片手でスネアドラム、左足でハイハットを演奏していたこと。どんだけ器用やねん! 右足は確認できませんでしたが、バスドラムも使っていたのではないかと思います。

曲が終わり、手を振るポール。再びギターを持ち替え、"Thanks! Oh, year! We are having a party tonight!" と客席を鼓舞するポール。始まった13曲目は Another Day。ブルーの照明が美しかったです。この曲で気がついたのは、ポールがバレーコード(同じフレットの1~6弦を1本の指で押さえて(セーハ)出すコード)をほとんど使っていないこと。ちょっと意外でした。曲が終わると、片手を挙げ、さらにはギターも逆さに持ち上げて歓声に応えるポール。再びギターを変えて、「サイコー!」と叫ぶと観客からは拍手の嵐。再び「サイコー!」とポール。

とりあえず今回はこの辺で。続きはまた後日書かせていただきます。

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