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ドイツのケルンに行ってみた (24)

2016-03-31 12:27:41 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (23)」の続きを。

ケルン・トライアングルを出て、近くの駅まで歩いていた時、こんな渋いお店を発見。



ロビンさんの話によるとここは Lommerzheim というケルンではとても有名なレストランだそう(ドイツ語のみですがWikipediaにも載っています)。残念ながらこのお店で食事することはできませんでしたが、またケルンに来ることがあればぜひここの料理を食べてみたいです。

Deutz駅で U-Bahn に乗り、再びケルン市の中心へ。確か Rudolfplatz駅で降りたと思うのですが、雨宿りついでにゲームセンターに行くことにしました。ちなみに私は普段まったくゲームをしない人間で、実家も含めて今まで購入したゲーム機は任天堂の「ブロック崩し」のみ、ゲーセンに行った回数も47年間の人生で恐らく10回程度という、ゲームとはほぼ無縁の人間です。そんな私でもロビンさんとやってみたかったゲームがありました。それはエアホッケー。ドイツにもあるのか心配しましたが、ちゃんとありました。しかも日本のものと何ら違いなし。というわけで、数年ぶりにエアホッケーをしてみたのですが、見事に惨敗。ロビンさんがとてもうまいというわけではなく、単に私が下手過ぎました・・・orz。でも、楽しかったです。

エアホッケーを何回かやった後、トイレに行ってみると何と入口に鍵がかかっていて、入れない! ドイツではこういうことは珍しくないようで、ロビンさんからお店のスタッフに頼んでもらい、鍵をもらいました。ドイツ語の Damen は英語の Ladies にあたります。



犯罪防止などの理由からでしょうが、自由にトイレが使えないのはやはり不便に感じました。その後、ロビンさんに「サッカーゲームやったことある?」と聞かれたので、私は一度もやったことがなかったものの挑戦することにしました。



そして、当然のことながら無残な結果に。ロビンさんはかなり手を抜いてくれましたが、キメる時はばっちりキメられてしまい、私はキャーキャー叫んでいるだけで、手も足も出ませんでした。サッカーゲームを何回かやった後、ゲーセンを出たのですが、外はまだ雨で、しかも傘が吹き飛ばされそうなほどの強い風。それでもめげずに、私がぜひ見てみたいと思っていたシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)に行くことにしました。というわけで、雨風の中、歩いて辿り着いたのがこの建物。



とても立派なシナゴーグでした。中に入ってみようとすると、いかにも中東風な顔立ちの男性に声をかけられ、ロビンさんが対応。見学には事前の予約が必要とのことで、中に入るのは断念しました。残念!

時間は4時過ぎ。「ケーキ屋さんに行こう!」ということになり、バスで移動。到着したのは Cafe Pascher というお店。でもショーケースの中にはほとんどケーキが入っていません! えぇー? ロビンさんがお店の人に聞いてくれたのですが、たまたまショーケースの中を掃除していて、ケーキは別の場所に移されていただけでした。というわけで、ショーケースの中に戻ったケーキをじっくり吟味。私はラズベリーのケーキとカフェラテをオーダーしました。店内のテーブルには1つ1つキャンドルが置かれ、異なるお花が飾られています。



そして、ケーキと飲み物がテーブルに運ばれてきました。



ケーキにはたっぷりのラズベリー。下の層のスポンジの下がタルトのように固めの生地になっていて、異なる食感を楽しめるのが◎。日本のケーキも真似してほしいです。カフェラテはてんとう虫の器がかわいかったです。ちなみにこちらはロビンさんがオーダーしたケーキ。



というわけで、この日は雨の中ケルンのいろいろな場所を歩き、Cafe Reichard, Fassbender, Cafe Pascher の3つのカフェに行き、私なんか2回もケーキを食べたわけですが、ただいろいろなところに連れて行ってくれただけでなく、ケーキを食べること自体もつきあってくれたロビンさん(念のため書きますが、男性です)ってすごくないですか? 私が彼と出会ったのは「Forvoが素晴らしい件」「日本語で外国人の手助けをしてみませんか?」「Forvo がいろいろとおもしろい件」などでご紹介したForvoで、彼がちょうど1年前の3月に登録したある1つの日本語をたまたま私が発音したことがきっかけでした。そのほんの小さな出来事から、私がそれまではまったく興味がなかったドイツに行き、ケルンの素敵なカフェでロビンさんと一緒に美味しいケーキを食べている。人生ってつくづく不思議だなぁと思いました。

今回はこの辺で。続きはまた後日。

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ドイツのケルンに行ってみた (23)

2016-03-30 23:30:00 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (22)」の続きを。

ライン川沿岸から少し歩き、12時を過ぎて到着したのはファスベンダー (Fassbender) というカフェ。以前はヤンセン (Jansen) というお店だったそうで、その看板がまだガッツリ残っていますw



お店に入るとショーケースの中にはいろいろな種類のケーキ。見たことのないタイプのものがあったので、ロビンさんがお店の人に尋ねるとバウムクーヘンの一種とのこと。写真を撮り忘れてしまったのが残念!

テーブルが置いてあるスペースは大きな円形になっていて、歴史を感じさせるデザイン。ランチタイムにもかかわらず店内は空いていて、ゆったりとした雰囲気。日本の慌ただしい昼食時のカフェとは正反対。ランチメニューは紙1枚のシンプルなものでした。



ロビンさんは1つ1つ丁寧に内容を説明してくれます。もちろんケーキという選択肢もあったのですが、私はロビンさんが「わさびのようなものが使われている」と言った、メニューの一番上にある料理 Feine Scheiben vom Ochsen Tafelspitz mit Wurzel-Gemüsevinaigrette und frisch geriebenem Meerrettich と、面白半分に「アリゾナアイスティー」なるものをオーダーしました。まずサーブされたのはアリゾナアイスティーのピーチ味。



派手なボトルに度肝を抜かれました。アイスティーなのに、グラスには氷も入っていないし、味も甘ったるくって、どんなタイプの食事にも合わない感じ。完全に失敗しました。少し後にテーブルに置かれたのがこれ。



なかなか美味しそうでしょう? 日本語にざっくり訳すと「茹でた牛肉のスライスとすりおろしたホースラディッシュを入れた根菜のサラダ」で、ロビンさんが「わさびのようなもの」と言っていたのはホースラディッシュのことでした。でも、すりおろされてはおらず、結構荒くカットされただけ。でも、このホースラディッシュの辛さが効いていて美味しかったです。

ゆっくりランチを楽しんだ後はライン川対岸にある展望台、ケルン・トライアングルに向かいました。ホーエンツォレルン橋の鉄道と歩道を隔てるフェンスにびっしりとつけられた無数のカラフルな物体、何かわかりますか?



拡大写真がなくて申し訳ないのですが、これらの物体はいわゆる「愛の南京錠」。恋人たちがここにやってきては南京錠をつけ、その鍵を川に投げ捨てて永遠の愛を誓ってきたわけです。ロビンさんも以前の恋人と南京錠をかけたらしく、「本当ははずしたいんだけど、これだけたくさんあると、どこにかけたかわからない」とのこと。しかもこれだけたくさんつけられると橋にも相当な負担がかかっているだろうし、捨てられた鍵による川の水質汚染も気になる・・・。ま、そんなことは置いておいて、これがホーエンツォレルン橋から見たライン川です。



Groß St. Martin は橋から見てもやはり大きいです。橋を渡り終わり、対岸に到着。少し歩いて高層ビルに入ると、その暖かさにホッ。入場料を支払ってエレベーターで最上階の展望台へ。展望台自体はガラスのフェンスに囲まれているだけで屋根もなく、2月の雨の中の見学はかなり寒かったですが、それでもやはり眺めは良かったです。雨と暗さのせいで画像はいまいちですが・・・。



眺めの素晴らしさもさることながら、すごいと思ったのはロビンさん。あの建物は○○、あそこに見えるのは△△、と1つずつ説明してくれて、こちらが恐縮してしまうほど。お金を払って雇ったガイドでもここまでしてくれないのではないかと思いました。本当にありがとう、ロビンさん!

というわけで、今回はこの辺で。続きはまた後日。

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ドイツのケルンに行ってみた (22)

2016-03-29 12:16:54 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (21)」の続きを。

ケルン大聖堂の鐘を見終わると、さらに上へと登ります。そして雨が吹きすさぶ中、ついに展望台に到着。そこから見えたのはライン川とホーエンツォレルン橋。



右側手前のくすんだブルーの屋根の建物はルートヴィヒ美術館やケルン・フィルハーモニー (Kölner Philharmonie、ケルン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地で、2000人を収容するコンサートホール)等が入った複合施設。左下に見えるガラス張りの屋根はケルン中央駅。他にもこんな景色が見えました。



展望台からの眺めを楽しんだ後はもちろんまた階段を下りなければなりません。鉄製の階段から再びらせん階段に入り、ぐるぐるぐるぐる下り続けます。行きよりも速く進めるので余計に目が回りそうになりました。やっと地下の出口まで下りられてホッとしていると、ロビンさんが「ごめん、実はエレベーターがあったんだ」と言ったので、「え? マジで?」と聞くと、「冗談だよ」と笑顔。一瞬殺してやろうかと思いましたw というわけで、残念ながらエレベーターはありませんが、ケルン大聖堂に来たら、この建築がいかに偉大なものかを実感するためにも、ぜひ頑張って展望台に登っていただきたいと思います。

その後はライン川を見に行くことになり、ケルン大聖堂を出て歩き始めたのですが、雨も風も結構激しくて、傘を持って来てなかったロビンさんはびしょぬれ。私も折りたたみ傘だったので、膝下はかなり濡れてしまいました。先ほど展望台から見たケルン・フィルハーモニーを通り過ぎる時、ロビンさんが面白い話をしてくれました。「ここの下にコンサートホールがあるんだけど、建物の構造上、コンサート中にここを人が歩くとその音がホールにも伝わってしまうんだ。だから、コンサート中はこんな風に「歩かないでください」って表示を出すんだ。」



えぇー? 何もかもきっちりやりそうなドイツでそんなことが??? もちろん表示に気がつかずに歩いてしまう人もいるので、数人のおじさんが見張っていて、歩いている人を注意するのです。もちろん、コンサートが終わるとこの表示は撤去されて、おじさんも御役御免。ここも自由に歩けるようになります。

ロビンさんと私はライン川のすぐそばまで下りてきました。これは川岸からホーエンツォレルン橋撮影したもの。



手前の船着場ではケルンとデュッセルドルフを結ぶ船に乗ることができるようです。せっかくの機会だったので、船にも乗れば良かったとちょっと後悔しています。ライン川に沿って南に向かって歩いているとこんな風景が見えました。



手前の建物は Stapelhaus、後ろに見える塔は Groß St. Martin という教会です。ライン川沿いの建物は戦前の雰囲気が再現されていて、とても素敵でした。



大聖堂から歩き始めてまだ30分ほどでしたが、雨のせいで体がすっかり冷えてしまったので、ライン川沿いの散策は終わりにして、ランチのお店に向かうことにしました。雨に濡れた石畳の狭い路地も良い雰囲気です。



とりあえず今回はこの辺で。続きはまた後日。

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ドイツのケルンに行ってみた (21)

2016-03-28 21:53:32 | ドイツ関連
少し時間が経ってしまいましたが、「ドイツのケルンに行ってみた (20)」の続きを。

ランニングの後はそれぞれシャワーを浴びて、出かける準備。午前9時頃アパートを出て、U-Bahnの7号線に乗り、いつものようにノイマルクトに向かいます。ノイマルクトからはケルン大聖堂まで歩き、到着したのは大聖堂のすぐそばの有名なお店、Cafe Reichard (カフェ・ライヒャルト)。



この日の朝ごはんはここで食べることをロビンさんと決めていたのでした。店内に入るとショーケースの中にはいろいろな種類のケーキが。その中で濁った黄緑色(わかりにくいと思いますが、山菜のイタドリの皮をむいたような色です)のケーキがあり、ロビンさんに何のケーキか聞いてみました。すると女性の店員さんがすかさず「Gooseberryです」と英語で教えてくれました。さすが、カフェ・ライヒャルト、英語でもちゃんと対応してくれます。でもグースベリーって何?

ロビンさんと私は2人用の小さなテーブルで着席し、しばしメニューとにらめっこ。もちろん英語メニューもあります。ロビンさんは朝食のセット、私は先ほどのグースベリーのケーキと紅茶をオーダー。ウエイトレスの女性から「ケーキにはクリームをおつけしますか?」と質問され、サービスでつけてくれるのかと思った私はもちろん「お願いします」と返答。しばらく待って運ばれてきたもがこれです。



クリームがたっぷり添えられていてテンション上がりました。さてお味はと言うと・・・想像していたより酸味が強かったですが、美味しかったです。ちなみにグースベリーは日本語では「セイヨウスグリ」と呼ばれることを帰国してから知りました。紅茶はティーバッグでサーブされていましたが、ドイツはポットではなく、このようにティーバッグで提供されることが一般的だそうです。

遅い朝食を食べ終え、お店を出ることになったのですが、ロビンさんから「ドイツ語でお会計に挑戦してみたら?」と言われ、やってみることにしました。が、ウエイトレスさんがテーブルに来ると結局英語で話してしまい、完全に失敗。しかも、お店を出てからチップを払い忘れてしまったことに気づくいう大失態。ウエイトレスさん、本当にごめんなさい。でも、サービスだとばかり思っていたクリームでがっつりお金を取られたのはちょっとショックでしたよ・・・。

カフェ・ライヒャルトの後はケルン大聖堂の見学。壮麗な入り口をご覧ください!



大聖堂自体は入場料は必要ありません。暗い画像ですが、天井の高さがわかっていただけるでしょうか?



ステンドグラスもきれいです(私の写真は全然イケてませんが)。



この聖堂自体が十字の形にデザインされていることをロビンさんが教えてくれました。



今度は南塔の展望台に登ってみることにしました。いったん大聖堂を出て、地下にある展望台入口への階段を降ります。入場料は2ユーロ。ロビンさんを先頭に狭いらせん階段を上り始めました。このらせん階段、上から人が下りてくる時にはやっとすれ違えるほどの狭さ。しかも途中に踊り場などがなく、休むことがほとんどできない構造なので、いったん上り始めたら、登り切るしかありません。というわけで、永遠に続くかのようならせん階段をぐるぐるぐるぐる登り続けます。

やっとらせん階段が終わり、今度は鉄製の階段をしばらく登ると大きな鐘がたくさん並んだスペースに。たまたまその時午前11時の鐘が鳴ったのですが、もうその音量がハンパない! でも、ロビンさんの話ではそれは小さな鐘で、一番大きな鐘が使われるのはローマ法王が来られた時など本当に特別な場合のみとのこと。それほど特別な鐘の音、ぜひ聞いてみたいものです。



というわけで今回はこの辺で。続きはまた後日。

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2016年に観た映画+目標の達成度(12)

2016-03-26 23:59:59 | 映画!
1月5日の日記で、2016年の5番目の目標を「劇場で映画を観る時は1本あたり1,000円以下で観る&観る回数を100回以下にする」と発表した私。3/20から3/26までの映画料金は以下のとおりです(左端の番号は今年1年用の通し番号、作品名の次は◎、○、△、×の4段階評価)

22 3/23 リリーのすべて ◎ (レディースデーで1,100円)
23 3/25 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 2D字幕版 △に近い○ (ユナイテッド・シネマ CLUB-SPICE ポイントで1,000円)

合計 2作品(2回) 2,100円

今週は2本。サービスデーとポイント使用で、1本あたり1,050円。今週は残念ながらアウト!

さて、今週お勧めするは『リリーのすべて』。将来を嘱望されているデンマーク人の画家アイナーは彼の妻で画家でもあるゲルダに頼まれ、女性のストッキングと靴を履いて絵のモデルをする。それがきっかけでアイナー自分は本来は女性であることに気づき、リリーという名前で女装で生活するようになる。そんな夫の変化にゲルダは・・・という物語。葛藤しながらも献身的にリリーを支え続けるゲルダと、ゲルダを信頼し、頼るリリー。私はどちらのタイプにも決してなれない・・・orz。観る前はセクシュアリティを超越した愛を描いた作品だと予想していたのですが、むしろ家族愛に近い気がしました。このアイナー/リリーは世界初の性別適合手術(男性から女性)を受けたリリー・エルベ(エイナル・モーゲンス・ヴェゲネル)がモデルですが、映画は実際の話とは違うところもずいぶんあるようです。そうであったとしてもリリーとゲルダの夫婦を超越した関係は一見の価値があると思います。ぜひ劇場でご覧ください。

あと、2016年の私の他の目標である「目標1. 週に最低2回はジムに行き、また最低2回は外でランニングする」「目標2. 体脂肪率は極力22%以下をキープする」「目標3. 上の血圧(収縮期血圧)110mmHg以下、下の血圧(拡張期血圧)70mmHg以下をキープする」「目標4. 語学の勉強を頑張る」の達成度もこの場を借りてご報告させていただきます。

目標1. 週に最低2回はジムに行き、また最低2回は外でランニングする
3/20 HIPHOP 60分
3/21 ランニング 42分
3/23 ヨガ 45分
3/25 筋トレ&ストレッチ 45分
3/25 ランニング 44分
を実践しましたので、目標クリア!

目標2. 体脂肪率は極力22%以下をキープする
今週の体脂肪率は25%台~26%台。先週の23%台~26%台からまた数値が上がってダメダメです。

目標3. 上の血圧(収縮期血圧)110mmHg以下、下の血圧(拡張期血圧)70mmHg以下をキープする
起床後と夜に測定した数値の平均値が、上119、下が80。先週と比べると上も下も大幅にアップ。先週は文旦で大きく改善された数値が、文旦を食べ終わったとたんに急上昇。食べ物って重要ですね。

目標4. 語学の勉強を頑張る
今週も Duolingo 毎日 Daily Goal が達成できたので、目標クリア! でも、残念ながら今週もレベルは13のまま、German Fluency も40%のままです。

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新しいうさぎさんをお迎えしました

2016-03-23 21:55:44 | うさぎ!
突然ですが、3月21日、我が家に新しいうさぎさんをお迎えしました。「うさぎの胸腺腫 (9)」で書いたとおり、2015年6月にチョコを失い、もう二度とペットを飼うつもりはありませんでしたが、3月11日に帰省してひさびさに実家のうさぎを撫でたり、抱いたりしているうちに、またうさぎが飼いたくなってしまったのです。ちなみに実家のうさぎ「ララ」はこんなおデブさんですw



その後、3月14日にたまたまFacebookでミニレッキスのこの動画を見たのですが、なぜかとても心に残りました。それから迷いに迷い、またいろいろなうさぎ専門店のWebなどを見まくり、3月21日の朝、「とりあえずお店に行って本物のうさぎさんに会ってみよう」と決心しました。「ひょっとしたら本当に飼うことになるかもしれない」と思い、いちおうキャリーケースも持って行きました。

最初に行ったのは血統書付きのうさぎさんを扱う某所でした。そのお店に入り、ご主人としばらくお話ししましたが、正直まったく良い印象は受けず、「それでは結構です」と言って、あっさりそのお店を出ました。

その後、向かったのが上記の動画をFacebookにアップしていた六本木のMs.BUNNYといううさぎ専門店でした。あらかじめお店に電話し、購入目的でお邪魔させていただくことを伝えておきました。Ms.BUNNYに入ると、店内はうさぎを膝に載せたお客さんでいっぱい(このお店はうさぎカフェを併設しているため)。しかも恐らく全員外国人。私は事前に電話した者で、ミニレッキスのメスを探していることをスタッフの方に伝えました。2頭のミニレッキスは両方とも外国人のお客さんの膝の上とのことで、2頭が解放されるまでしばらく待つことにしました。

恐らく5分もしないうちに、2頭のミニレッキスが私のそばに連れて来られました。スタッフさんがまずチョコレート色のミニレッキスの性別をチェックし、「男の子ですねー」と一言。残念ながらこのうさぎさんはお断りしました。別に雌雄差別するわけではありませんが、実家のうさぎも含めて私がこれまで飼ってきたうさぎはほとんどメスで、飼い慣れていないオスを育てていく自信がなかったのです。

お次はブロークンチョコレートのミニレッキス。この個体は顔のほとんどがチョコレート色、体は大部分が白で、まさに私がFacebookの動画で見たうさぎさんでした。スタッフさん曰く「こちらは女の子ですね」。この時点で私の心はこのうさぎさんにだいぶ傾きました。子供の頃からうさぎを飼っていたとは言え、ミニレッキスはまったく初めてだったので、いろいろスタッフさんに質問すると、丁寧に答えてくれました。

そして最後に「膝に載せてもいいですか?」と尋ねると、「えーと、もしお買い上げされない場合はうさぎカフェの料金がかかってしまいますが・・・」とのこと。私は「それでは結構です」と答え、しばし思案。私が悩んでいたのは「いくら愛情を持って育ててもいつか必ずお別れする日が来る」ということ、「首都直下型巨大地震などの災害時に守ってあげられる自信がない」ということ、そして「うさぎカフェで育った、人に慣れているうさぎさんが私の家で孤独に耐えられるか」ということでした。でも、このうさぎさんの動画を初めて見た時に感じた運命のようなものを信じて、思い切ってスタッフさんに「じゃあ、この子をください」と言いました。

その女性は「ありがとうございます!」と笑顔。その後、別の女性から飼育に関する説明を受け、書面に記入し、購入手続きを行いました。実はその時点でも「やっぱりキャンセルした方がいいかもしれない」と迷い続けていました。「命を預かる」ことの重さを知っているからです。別の店員さんからは「このうさちゃん、とってもいい子ですよ。おとなしくて、抱っこが大好きなんです!」と言われた時ですら、「そんなにいい子を私が幸せにできるだろうか?」と自信がありませんでした。

支払いを終え、持ってきたキャリーケースにうさぎさんを入れてもらい、ついでに買った牧草とお水入れの袋を手にお店を出ました。自宅までの移動途中、キャリーケースの中を何度も覗いてみましたが、うさぎさんは緊張のせいかあるいは逆にリラックスしているのかほとんど動きません。名前は旧約聖書からサラ(Sarah)と名付けることにしました。やっと自宅に着き、リビングのうさぎスペースでキャリーケースのドアを開けてもサラはなかなか出てきません。私は彼女をしばらくそっとしておくことにして、エサの準備をしたり、チョコが使っていてそのままだったケージをきれいにしました。

再びキャリーケースを覗くと、サラは満を持してゆっくり外に出てきました。膝の上に載せて撫でると目を閉じて気持ち良さそうです。



ただ、小さいながらも爪が伸びたままなので、爪を立てられると結構痛かったです。サラを私の膝からラグの上に下ろしてみました。彼女はおっかなびっくりラグの上をひょこひょこ歩き始めます。そこでスイッチが入ったのか、はたまた野性が目覚めたのか、今度は軽くジャンプしたり、走ったり、私の周りをまとわりついたり。エサをあげるとガツガツ食べます。



さっきまでのおとなしいうさぎさんは一体どこに・・・? お腹がいっぱいになると、今度は私の定位置であるこたつまでやってきて、走り回るわ、こたつの中に入って私の足を踏みつけまくるわ、私にキスをせがむわ(実際は私の口の匂いを嗅ぎたいのかも)、やりたい放題。とにかくほぼ常に動きまわっていて、こんなに落ち着きのないうさぎさんは見たことがありません。それに無類の「かまってちゃん」。でも、元気いっぱいのサラを見ていると、こちらも不思議と元気になるのでした。

というわけで、世界一落ち着きのないうさぎサラとの共同生活が始まりました。これから時々彼女もこのブログに登場するかと思いますので、何卒よろしくお願いします。
コメント (4)
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2016年に観た映画+目標の達成度(11)

2016-03-19 23:59:59 | 映画!
1月5日の日記で、2016年の5番目の目標を「劇場で映画を観る時は1本あたり1,000円以下で観る&観る回数を100回以下にする」と発表した私。3/13から3/19までの映画料金は以下のとおりです(左端の番号は今年1年用の通し番号、作品名の次は◎、○、△、×の4段階評価)

20 3/14 マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章 △に近い○ (TOHOシネマズデイおよび楽天のポイント使用で1,000円)
21 3/19 アーロと少年 2D 吹替版 △に近い○ (SMT Members割引鑑賞クーポンおよび楽天のポイント使用で900円)

合計 2作品(2回) 1,900円

今週は2本。サービスデーとクーポン・ポイント使用で、1本あたり950円。今週もセーフ!

さて、今週お勧めするは『アーロと少年』・・・と書きたいところですが、正直、物語自体は期待していたほどではありませんでした。言葉を話す恐竜アーロと人間の少年スポットの物語。最初は敵同士だった二人が、言葉は通じないながらも友情を育む物語。映像は確かに素晴らしかったのですが、この物語に登場する恐竜たちは言葉を話すだけでなく、畑を耕して植物を栽培したり、他の動物を飼育したり、火を使ったりとありえない設定なのです。一方の人間は二足歩行ではなく、基本的には四足歩行で、言葉は話さず、狼のように匂いを嗅ぎ分けたり、遠吠えをあげます。恐竜絶滅が起こらなかったという前提ではあるものの、異なる種の間に生まれた友情を描くのに、なぜにここまで現実とは違う設定にしなければならないのか意味がわかりませんでした。さらにがっかりしたのは結末で、結局「血は水よりも濃い」を描きたかったのかと・・・。私の中では低い評価ですが、興味がある方は劇場でご覧ください。

あと、2016年の私の他の目標である「目標1. 週に最低2回はジムに行き、また最低2回は外でランニングする」「目標2. 体脂肪率は極力22%以下をキープする」「目標3. 上の血圧(収縮期血圧)110mmHg以下、下の血圧(拡張期血圧)70mmHg以下をキープする」「目標4. 語学の勉強を頑張る」の達成度もこの場を借りてご報告させていただきます。

目標1. 週に最低2回はジムに行き、また最低2回は外でランニングする
3/13 HIPHOP 60分
3/15 ランニング 45分
3/16 ヨガ 45分
3/18 筋トレ&ストレッチ 45分
3/19 ランニング 46分
を実践しましたので、目標クリア!

目標2. 体脂肪率は極力22%以下をキープする
今週の体脂肪率は23%台~26%台。先週の25%台~26%台から少しだけ改善されました。

目標3. 上の血圧(収縮期血圧)110mmHg以下、下の血圧(拡張期血圧)70mmHg以下をキープする
起床後と夜に測定した数値の平均値が、上112、下が75。先週と比べると上も下もかなりダウン。上は目標にぐっと近づき、課題だった下も大きく改善されました。

目標4. 語学の勉強を頑張る
今週は Duolingo 毎日 Daily Goal が達成できたので、目標クリア! でも、残念ながら今週もレベルは13のまま、German Fluency も40%のままです。

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ドイツのケルンに行ってみた (20)

2016-03-18 23:59:44 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (19)」の続きを。

2月9日、ケルン滞在5日目。私はロビンさんと7時半から早朝ランニングに行くことになっていて、確か6時半には起床していたと思います。カーニバルの休暇が終わったAさんも朝早くから仕事に出かけて行きました。ロビンさんは7時くらいに起きて、ランニングの準備。7時20分頃二人で走り始めました。天気は曇り。雨ではなくてラッキーでした。コースは完全にロビンさんにお任せ。「このくらいのスピードで大丈夫?」と聞かれたので、「普段はもう少し速く走ってる」と答えると、ロビンさんは若干スピードアップ。住宅街を走り抜け、広大な公園のような場所に入って行きました。

分かれ道が近づくとどちらの方向に行くか必ず手で指示をしてくれるロビンさん。右手には畑と小さな家がちらほら見えます。走りながらロビンさんは「ここでは野菜を栽培したり、週末を過ごしたりできるんだ」と説明してくれました。ロシアのダーチャのような場所なのでしょう。しばらく走るとまあまあ急な下り坂が。ふだん坂道はまったく走っていないので、「この坂、また戻ってくるの? 結構キツイね」と私が言うと、ロビンさんは「この後もっと急な上りがあるよ」と一言。周りは大きな木が生い茂っていて、森の中に迷い込んだよう。鳥のさえずりが聞こえ(ドイツの鳥はかなり大きな声で鳴きます)、木々の間から遠く見えるのは湖。とてもきれいな景色なのですが、道は前日の雨のせいでぬかるんでいて、気をつけないと靴が泥だらけになってしまいます。

しばらく走るとロビンさんが言っていた上り坂が見えてきました。そこは坂というより木でできた橋で、想像以上にきつい勾配でした。それまではロビンさんのすぐ後ろを走っていたのですが、ここで私はロビンさんに完全に遅れを取ってしまい、ロビンさんを少し待たせてしまいました。橋を渡って湖の近くを走っている時、湖岸に誰かが乱暴に土を掘り返したようなでこぼこが無数にあるのが見えました。「この穴は何?」とロビンさんに尋ねると、「モグラだよ」とのこと。モグラ! 日本で一度見たことはありますが、ここまでモグラが活動的な動物だとは知りませんでしたw ちなみに湖には白鳥や鴨が佇み、横をただ走り抜けるのが(そして写真に収めないことが)もったいないほど平和な光景でした。

その後もしばらく走り続け、公園を出ると再び住宅街に。辺りには立派な家が立ち並び、まさに閑静な高級住宅街という雰囲気。ロビンさんが「ここからはクールダウンのために歩こう」と言って走るのをやめたので、私も歩き始めました。「こんなところに家が持てたら最高だね!」とロビンさん。彼ならその夢も叶えられそうですが、私が日本でこんな大きな家を持つには宝くじにでも当たらない限り無理だと思いました。

ランニングする時は必ずポケットに入れている歩数計をその日に限って忘れてしまったので、ロビンさんに「今、何時かわかる?」と聞くと、「僕も時計を忘れてしまったんだ。でも、40分くらい走ったと思う」との答え。私も40分くらいだと思っていたので、納得しました。アパートに戻ると8時10分くらいだったので、やはり走ったのは約40分で正解でした。いつも一人で足立区や荒川区の住宅街を走っている私にとって、今回はガイド(ロビンさん)つきの贅沢すぎるランニングで、写真という形では残せなくても一生忘れられない楽しい思い出になりました。

今回はこの辺で。続きはまた後日。

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ドイツのケルンに行ってみた (19)

2016-03-17 22:41:48 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (18)」 の続きを。

アパートに着き、ロビンさんに無事帰宅した旨ショートメッセージを送り、一息ついたところで私が始めたのは、パレード前にもらった黄色いバッグにいっぱいになったお菓子をすべて取り出し、どんなものをどれだけもらったかチェックすること。ロビンさんの仕事場の床にお菓子とお花を全部並べてみるとこうなりました。



すごくないですか? 何個か数えてみようと思ったのですが、あまりに多すぎて途中で断念しました。

パレードについてツイートしたり、Facebookを更新したりしているうちに時間は過ぎ、18時頃ロビンさんとAさんが帰宅。パレードでもらったお菓子を床の上に広げたままにしていたので、ロビンさんに笑われてしまいました。

その日、私は親子丼を作ることになっていて、準備に取り掛かるために自分のノートPCをシャットダウンしようとするとロビンさんから提案が。私のPCに入っている日本の音楽をみんなで聴こうとのことで、もちろん私はOKし、iTunesの「マイミュージック」からあるアルバムを選びました。ロビンさんが私のPCに何かの機械を接続させると、リビングにあるスピーカーからは私が大好きな星野源の「時よ」が流れ始めました! ドイツで日本の音楽を聴くことになるとは予想外でした。

というわけで、アルバム Yellow Dancer をBGMに親子丼を作り始めました。炊飯器なしでお米をうまく炊く自信がなかったので、「パックごはん」を日本から発送済。ロビンさんは電子レンジを持っていないので、お鍋でお湯を沸かし、温めます。調味料に使うしょうゆ、みりん、日本酒はケルンのアジア食品のお店であらかじめロビンさんに買ってもらっていました。ミツバは「ドイツのケルンに行ってみた (5)」で書いたとおり、イタリアンパセリで代用。生卵は割って軽くかき混ぜるようロビンさんにお願いしました。パックごはんを器に入れるのに時間がかかり、ちょっと卵を煮過ぎてしまったのですが、なんとか親子丼の完成。引き続き星野源の Yellow Dancer (ロビンさん・Aさんともこのアルバムをとても気に入ってくれました)を聴きながら3人でいただきました。彼らにとっては初めての親子丼でしたが、「めっちゃ美味しい!」と絶賛してくれて、みんなあっという間に完食。前日ラーメンで失敗した汚名を返上できたと思います。

食事の後、ロビンさんはいろいろなアルコールが入ったキャビネットからあるお酒を取り出しました。それはシュナップス(無色透明の蒸溜酒の総称)というドイツのお酒。ロビンさんは「このシュナップスはヘーゼルナッツでできてるんだ。香りでわかるだろう?」と言って、それを小さなグラスに入れ、私に差し出しました。私は香りを嗅いでみましたが、ピンときません。するとロビンさんはキッチンから本物のヘーゼルナッツの袋を持ってきて、「これと比べてごらん」と私に促しました。確かに香りが似てる! ロビンさんはもう2つの小さなグラスにもシュナップスを注ぎ、3人で乾杯! 一気に飲み干してグラスを空けるのが正解のようで、私もロビンさんの真似をして、シュナップスを口に注ぎ込みました。「カーッ」とくるいかにもアルコール度が相当高そうな蒸溜酒でした。ドイツと言えばどうしてもビールのイメージが強いですが、シュナップスはお酒に強い人にはぴったりだと思います。

その後もしばらく3人で話しましたが、Aさんは翌日仕事があるということで、先に就寝。ロビンさんと私は遅い時間までいろいろな話をしました。

余談ですが、自分でも親子丼を作ってみたいというロビンさんのために、持ってきていたレシピを英訳して翌朝渡しました。私が日本に帰国した後、ロビンさん自ら親子丼を作ったらしいのですが、鶏肉を入れすぎて別の料理になってしまったようですw

今回はこの辺で。続きはまた後日。

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ドイツのケルンに行ってみた (18)

2016-03-16 12:26:47 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (17)」の続きを。

前回はパレードの様子をご紹介しましたが、いかがでしたか? さまざまな衣装に身を包んだ人々、寒さの中演奏に奮闘するマーチングバンド、いろいろな種類の山車、そしてひたすら声をあげ、お花やお菓子を求める人々の熱気が伝わったでしょうか? 他にもチアリーディングのようにアクロバティックな演技をするチームもいて、彼らの姿をカメラに収めることができなかったのが本当に残念です。そして、パレードのクライマックスは一番最後の「王子」の登場なのです! さすがカーニバルの主役だけあって、山車もめっちゃ豪華!



王冠をかぶった王子が私の目の前に現れたのは14時14分でした。



王子が通り過ぎるとパレードも終わり。王子を見た興奮も冷めやらないうちに、路上を掃除するお兄さんたちがやってきます。



これだけ大掛かりな掃除が始まるにもかかわらず、路上にたむろする人々。もちろんロビンさんもAさんやFさん、Tさんらとビール片手にパレードの余韻を楽しんでいます。でも、私は寒さの中、長時間立ちっぱなしだったことですっかり疲れていたので、一人で帰ることにしました。Aさんからは「U-Bahnは本数が少なくなっているから、タクシーに乗ったほうがいいわ」と言われたのですが、タクシー運転手とうまくコミュニケーションできるかどうか不安だったので、U-Bahnで帰ることにしました。

ロビンさんに駅の方向を教えてもらい、ゼヴェリン通りを一人歩き始めました。5分も経たないうちにある駅(後で調べたところkarthäuserhof駅でした)に着いたのですが、そこを通っているのは17号線。でも、私が持っている地図には17号線なんてまったくありません。18号線はちゃんと載っているのにどういうこと? そのまま電車に乗ってしまえば何とかなっていたのかもしれませんが、行き先のわからないまま乗るのも不安だったので、別の駅を探そうと再び歩き始めました(ちなみに17号線は新しくできたばかりだったので、2015年度の地図には載っていなかったことが後でわかりました)。

大変だったのはそこからでした。私は北に向かっているつもりだったのですが、地図はまったく見ずに自分の方向感覚だけを頼りに歩いていたので、最初は南に、そして途中からは西へと歩いていたのです。そのおかげで興味深い建物をいろいろ見ることもできたわけですが・・・。



歩いているうちに景色は完全に住宅街になり、大きな公園(後で調べたところ Volksgarten という場所でした)も見えてきました。人通りはほとんどなく、誰かに道を聞きたくても聞けません。こんなところをさまよって駅が見つかるだろうかと不安になりながらも歩き続けると、遠くにU-Bahnが走っているのが見えました! その時どれだけ私が安堵したかおわかりになるでしょうか? 足早にU-Bahnの線路まで向かっていくと、駅が見えてきました。Eifelplatz という12号線の駅でした。U-Bahnの路線図を見ると12号線で Rudolfplatz まで行き、それから7号線に乗り換えれば、ロビンさんのアパートまで帰れることがわかりました。というわけで、10分ほど待ってやっと来た電車に乗り込みました。

が、その日の私の試練はまだ終わっていませんでした。車両の中にある券売機で乗車券を買おうとしたのですが、どのボタンを押しても何の反応もないのです! 車内に他にも乗客が結構いて、その中には私が乗車券を買うのに苦労していることに気づいている人が絶対にいたと思うのですが、残念ながら誰も私に声をかけてくれませんでした。困っている私を誰も助けてくれないことを私は「自分がアジア人だから」だと解釈しました。それにしても券売機が故障していないかどうか、毎日チェックしたりしないのでしょうか? すぐに直せないとしても、せめて Out of Order みたいな紙を貼っておくとかそういう気遣いがなぜできないのかと苦々しく感じました。

そうこうしているうちに、Rudolfplatz に到着したので、下車。7号線を待っている間に撮った写真がこれ。



やってきた7号線に乗り込み、やっと車内の券売機で乗車券が購入でき、ホッ。なんせ不正乗車が見つかったら罰金60ユーロですから。しばらく乗車した後、Dürener Str./Gürtel駅で降り、午後4時過ぎにロビンさんのアパートに辿り着いたのでした。良かった・・・無事に帰れて・・・。

今回はこの辺で。続きはまた後日。

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ドイツのケルンに行ってみた (17)

2016-03-15 13:00:16 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (16)」の続きを。

時間は9時40分ごろ。小雨のせいかパレードを待つ人はまだそれほど多くはいません。



ゼヴェリン通りの東側のとある美容院の前まで行くと土曜日のパーティーに来ていたFさんと彼の恋人Tさんが先に着ていました。Tさんの両親はギリシャ人で、典型的なドイツ人とは異なる彼女の小柄な体型や黒髪、黒い瞳に親近感を持ちました。

パレードが始まる時間が近づくにつれて、ゼヴェリン通りの見物客も増えていきます。寒さに震えながら待ち続けていると、遠くから音楽が聞こえ始め、ついに最初のグループ、消防士さんたちのチームがやって来ました! ユニフォームに身を包み、片手には花束、肩にはたくさんのお菓子が詰まったバッグ、そして満面の笑顔!



行進する人々は見物する人々に花を手渡したり、お菓子を投げます。花は薔薇やチューリップなどで、たいてい1輪です。



で、お花をもらうとそのお返しにエア・キス(私が勝手に命名しましたが、要は相手に向かってキスするかのようにくちびるを突き出す仕草をすることです)をしなければいけません。私は3人の男性からお花をもらったのですが、恥ずかしくてエア・キスはできませんでした。

パレード中はマーチングバンドの音楽だけでなく、カーニバルの独特の掛け声 Alaaf!(アラーフ!)もそこらじゅうで聞こえます。Alaaf!の他に「お菓子!」という意味の Kamelle! (カメレー!)や「お花!」という意味の Strüßje!(ストゥルーセ!)と人々はめいめいに叫び、お菓子やお花をGETするのです。

お菓子は歩いている人だけでなく、山車や大きなトラックに乗った人からも投げられます。かなり大きなお菓子もあるので、うっかり頭に当たるとかなり痛いです。キャッチできなかったお菓子は当然路上に落ちるのですが、それを拾っているだけでも、かなりの量が収穫できます。拾われなかったお菓子は見物客に踏みつけられ、パレードが終わるまで路上に放置。また、見物客も飲み終わったビール瓶などもそこらへんに置きっぱなし。(リサイクル目的なのか、これらの瓶を大きな袋に入れて回収している人もいましたが)。なので、パレード中の路上はゴミだらけです。この光景がなければパレードをもっと好きになれたと思うのですが・・・。

いろいろ書きましたが、百聞は一見に如かず。私が撮影したパレードの画像や動画をご覧いただければと思います。









今回のパレードは4時間ほどでしたが、私がすごいと思ったのは、ほとんどの人が寒さの中、長時間立ちっぱなしでパレード見続けるということ。もし天候が良ければ、本物の馬車も登場し、もっと長時間になっていたはずです。やっぱりドイツ人は我慢強い! 臨時の公衆トイレなどもあるのですが、ロビンさんたちは近くのバーにお金を払い、トイレや休憩場所として使っていました。私はそのバーは利用せずに、近くのカフェで一度だけ休憩しました。カフェラテを飲みながらそのお店から外を眺めるとこんな感じでした。



店内はまったく混雑しておらず(日本だったらこんな時には人でいっぱいになると思うのですが)、店員さん(写真中央のブルーのトレーナーを来た女性2人)すら勤務中にパレードを見学する大変のどかな(!?)光景。ちなみにこのカフェのトイレはパレード中は使用不可になっていました。とうわけで、私の記憶が正しければ、ロビンさんのアパートを出てから、再びアパートに戻るまで7時間半ほどトイレに行かなかったことになりますw 国際線の飛行機に乗ってる時以外では自分史上最長記録かもしれませんw

とりあえず今回はこの辺で。続きはまた後日。

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2016年に観た映画+目標の達成度(10)

2016-03-12 23:59:59 | 映画!
1月5日の日記で、2016年の5番目の目標を「劇場で映画を観る時は1本あたり1,000円以下で観る&観る回数を100回以下にする」と発表した私。3/6から3/12までの映画料金は以下のとおりです(左端の番号は今年1年用の通し番号、作品名の次は◎、○、△、×の4段階評価)

19 3/9 ロブスター ◎に近い○ (映画ファンサービスデーで1,000円)

合計 1作品(1回) 1,000円

今週は1本。サービスデーに鑑賞しましたので、1本あたり1,000円。今週もセーフ!

さて、今週は1本しか観ていないのでお勧めするのも当然『ロブスター』。「2012年に観た映画(35)」でご紹介した『籠の中の乙女』が強烈だった、ギリシャのヨルゴス・ランティモス監督の作品。独身者(離婚や伴侶と死別した人も含めて)は身柄を確保されてホテルに送り込まれ、そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、動物に変えられる社会。妻に去られ、そのホテルにやって来た主人公デビッドはやっと新しいパートナーを見つけるが・・・という物語。『籠の中の乙女』と同様、次に何が起こるか読めない展開がとても良かったです。まったくありえない世界のようでいて、実は既成概念を極端にしているだけだと気づきました。現代社会もふとしたことでもこんな社会に向かう可能性もあるのかもしれません。ロケで使用されたホテルの周辺の風景は風光明美で、休暇で行ってみたくなるほどの素晴らしさ。デビッドは結局動物に変えられてしまうのか・・・ぜひ劇場でお確かめください。

あと、2016年の私の他の目標である「目標1. 週に最低2回はジムに行き、また最低2回は外でランニングする」「目標2. 体脂肪率は極力22%以下をキープする」「目標3. 上の血圧(収縮期血圧)110mmHg以下、下の血圧(拡張期血圧)70mmHg以下をキープする」「目標4. 語学の勉強を頑張る」の達成度もこの場を借りてご報告させていただきます。

目標1. 週に最低2回はジムに行き、また最低2回は外でランニングする
3/6 HIPHOP 60分
3/6 ランニング 45分
3/8 ランニング 45分
3/9 ヨガ 45分
を実践しましたので、目標クリア!

目標2. 体脂肪率は極力22%以下をキープする
今週の体脂肪率は25%台~26%台。先週の25%台~27%台から少しだけ改善されました。

目標3. 上の血圧(収縮期血圧)110mmHg以下、下の血圧(拡張期血圧)70mmHg以下をキープする
起床後と夜に測定した数値の平均値が、上118、下が80。先週と比べると上は少しダウン、下は同じ。やっぱり課題は下です。

目標4. 語学の勉強を頑張る
今週は Duolingo 毎日 Daily Goal が達成できたので、目標クリア! 今週もレベルは13のまま、German Fluency も40%のままです。もっと頑張らなきゃ!!

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ドイツのケルンに行ってみた (16)

2016-03-10 23:23:20 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (15)」の続きを。

2月8日、ケルン滞在4日目、ついにカーニバルのクライマックスである Rosenmontag (薔薇の月曜日)がやってきました! 私は朝6時半には起きて、7時にはシャワーを浴び終わっていたと思います。それから土曜日と同じ忍者のコスチュームを着用。でも、不便な頭巾はかぶらずに「忍」と書かれた鉢巻を頭に巻きました。ロビンさん、Aさんもシャワーを浴び、二人とも土曜日の衣装とは異なる、ゴーストバスターズとパントマイミストに変身。私が知っている限りではロビンさんはカウボーイ、ゴーストバスターズ以外に少なくともジョン・マクレーン(ダイ・ハードの主人公)、ウォルター・ホワイト(ブレイキング・バッドの主人公)の衣装を持っています。

小雨がちらつく中、8時半ごろ3人でアパートを出発し、近所のバス乗り場に向かいました。あいにくの天候でしたが、パレードは開催が決まっていました。ノイマルクト行きのバスに乗り、乗車券を買ったものの、しばらくするとバスは行き先を変更するということで、私たちは降車せざるを得なくなりました。やや強くなった雨の中、傘を差してしばらく歩きましたが、仮装した人々の多くはレインコートを着ていました(後でロビンさんに確認したところ、バスが行き先を変更した事実はなく、完全に私の勘違いで、Rudolfplatz で地下鉄に乗り換えるためにバスを降りただけでした。その後地下鉄15号線に乗り、Chlodwigplatz で下車しました。地下鉄に乗ったことは私の記憶から抜け落ちてしまっていました)。

雨を避けるのも兼ねて朝ごはんを食べることに。9時すぎに 3人で Merzehich という大きなお店に入りました(これも後でロビンさんに確認したのですが、Merzehich はチェーン店でケルンにもいくつか店舗があり、別の日に撮影した写真のお店は私たちが朝食を食べたのとは異なる店舗でした、すみません)。



当然お店の中も仮装した人でいっぱい。店頭にたくさん並べられている、この時期の主力商品はベルリナー。中にイチゴジャムが入った穴のないドーナツのようなものです。



ロビンさんの話によるとケルンでは Merzehich のベルリナーが一番美味しいのだそう。私はベルリナー以外にピザトーストも食べることにしました。



熱々を期待していたのですが、すでに冷たくなっていました。ロビンさんが食べていたのは以下のような豚肉のサンドイッチ。しかも調理された豚肉ではなく、生の豚ひき肉! まさか豚肉を生で食べる国があるとは考えてもみませんでした。ロビンさんに少し分けてもらいましたが、美味しかったですよ。後でお腹が痛くなることもありませんでした。



朝ごはんを食べ終え、お店を出ると、幸い雨はやんでいました。パレードを見物するゼヴェリン通りまで3人で歩きます。途中で Radio Kölnというラジオ局が黄色いくて大きな布製のバッグを通行者に無料で配布していました。



ロビンさんに「キャンディー用にもらっておいた方がいいよ」と言われたので受け取りましたが、その時の私は正直「こんな大きなバッグがお菓子でいっぱいになるわけがない」とタカをくくっていました・・・。

今回はこの辺で。続きはまた後日。

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ドイツのケルンに行ってみた (15)

2016-03-09 23:05:27 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (14)」の続きを・・・と毎回同じ始まり方ですが、なんせ1ヶ月前のことなので、記憶が曖昧になりつつあります。これまでかなり事細かに記述してきましたが、行動をいちいちメモしていたわけではないので、その日に撮った写真と残っているレシート、そして記憶だけが頼りです。というわけで、思い出せる今のうちに頑張って書きますよ。

私がケルンでしてみたかったことの1つが、「映画館で映画を観ること」。というわけで、この日は夕食の後に映画館に行くことになっていました。私が観たかったのは『X-ミッション』か『ブルックリン』か『ヘイトフル・エイト』。で、これは恐らくイギリス、アイルランドを除くヨーロッパ全体の傾向だと思うのですが、基本的に英語の映画はその国の言語に吹き替えられて上映され、ドイツでも基本はドイツ語吹替。そんな中ロビンさんはケルンの劇場でその日に英語で上映される作品を必死に探してくれたのでした。それが『ヘイトフル・エイト』。しかも私たちの都合の良い時間に英語音声で観られるのはたった1つの映画館だけ。Aさんは「恋愛映画しか観ない主義」とのことで、ロビンさんと私の二人でその劇場に向かったのでした。

U-Bahnの13号船線に乗り、Sülzgürtel駅へ。それから Luxemburger Str. をしばらく歩いて19時半頃到着したのが Weisshaus Kino



ご覧のとおり懐かしい雰囲気の劇場でした。ドアを開けると、やはり昔ながらの映画館という感じ。ロビンさんが2人分のチケットを買ってくれました。



この劇場は平日よりも土日・祝日の料金が高めに設定されていて、しかも上映時間が2時間を超えるとさらに料金が高くなるというシステム。『ヘイトフル・エイト』は3時間以上の作品なので、9.5ユーロ。私が円からユーロに両替した時のレートで計算すると1,285円。まぁ、日本の通常料金よりはかなり安いですが。

せっかく映画館に来たわけですから、当然ポップコーンも買いました。一見、普通のポップコーンに見えますが、ひと口食べてみてびっくり!



なんとドイツのポップコーンは塩味ではなく砂糖味なのです! ロビーでポップコーンをつまんでいるうちに開場時間になったので、そのポップコーンとドリンクを持ち、2階に移動。スクリーンは予想をはるかに超えて大きく、座席は古かったですが、ゆったりしていました(ドイツ人の体型を考えると当たり前ですが)。ロビンさんと私は真ん中の見やすそうな席に着席。座席にはドリンクホルダーがなかったので、ドリンクは床に置き、ポップコーンはロビンさんが持ってくれることに。

ほどなく公開間近の作品の予告編が始まりました。興味を持ったのは2004年にケルンのトルコ人街で起こった爆弾テロに関するドキュメンタリー。日本で公開されることはないと思いますが・・・。あと、予告編ではありませんが、障害者と健常者の相互理解を促すようなCMも流れていたのが印象的でした。少なくともこの劇場では日本の映画館で必ず流れるいわゆるマナームービーはありませんでした。

そしていよいよ『ヘイトフル・エイト』の本編が始まりました。当然ドイツ語字幕がついていたのですが、英語の映画をドイツ語字幕で観るって、かなりドイツ語の勉強になりますね。映像と意味と文字がいっぺんに頭に入ってくると記憶に残りやすい気がしました。映画の感想は「2016年に観た映画+目標の達成度(6)」に書いたとおりですが、前半の映像がとにかく寒そうで、私も劇場の中でコートを羽織り、凍えそうになっていました(場内の温度が低かったわけではなく、ただ映像に影響されて、です)。途中15分間のインターミッションでトイレに行ったら、女子トイレはかなり混雑していました。映画館の女子トイレに行列ができるのは世界共通なのかもしれません。

本編が終わったのは23時半近く。終電まではまだ余裕があったようですが、ロビンさんと映画の感想を話し合いながら、早歩きで Sülzgürtel駅へ向かいました。私のケルンでの映画初体験はこうして幕を閉じたのでした。

今回はこの辺で。続きはまた後日。

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ドイツのケルンに行ってみた (14)

2016-03-08 08:34:06 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (13)」の続きを。

IBC Cologne の礼拝の後、U-bahn の13号線に乗り、ロビンさんのアパートにそのまま帰りました。アパートに到着したのは16時過ぎ。Aさんは出かけていて、アパートにいたのはロビンさんだけでした。ロビンさんがお茶を入れてくれたので、私は朝のランニングで道に迷ったこと、午前中に行った場所や教会の礼拝などについて話し、それからたまたま放送されていたケルンのカーニバルの舞台裏を紹介するテレビ番組を二人で見ました。

もちろん私はほとんど理解できないので、重要なところはロビンさんが英訳してくれました。カーニバルではPrinz (王子)、Bauer (農夫)、Jungfrau (乙女)役に扮する人物がそれぞれ毎年選ばれるのですが、おもしろいのはどの役も必ず男性が担当する点。乙女役に選ばれるのがヒゲもじゃらのオッサンということも珍しくないよう。番組では彼らが大役にふさわしく振る舞えるようトレーニングを受けている姿や、病院や老人ホームなどを訪問する様子が放送されていました。

番組が終わった頃、Aさんも帰って来たので、私はロビンさんとともに夕食の準備に取り掛かりました。「ドイツのケルンに行ってみた (5)」でも書いたとおり、私は7日(日)、8日(月)、9日(火)の夜に日本食を作ることになっていて、この日の献立はロビンさんのリクエストにより豚骨ラーメンでした。私はインスタントなのに「まるで、生麺」の「日清 ラ王 豚骨」や「オタフク お好み焼きこだわりセット」などの食材を事前に日本から船便で送っていて、その箱からラ王5食パックを取り出しました。ラ王のデフォルトの具材だけではあまりにも寂しいので、私の母がよくやるように、土曜日に買ったキャベツと豚肉も入れることにしたのですが、ここで誤算が。



画像では伝わらないかもしれませんが、ドイツのキャベツは葉っぱ1枚1枚がとても厚いのです。が、どうすることもできないので、そのままキャベツを1枚ざっと洗い、ロビンさんの包丁とまな板を借りました(この包丁とまな板の写真を撮らなかったことを後悔しています)。驚いたのはまな板が2~3ミリくらいのプラスチックでペラッペラだったこと。また、日本の包丁だとただ刃を落とすだけでたいていの野菜は切れますが、ロビンさんの包丁は刃がなだらかな曲線になっていて、刃を手前に引かなければ切れないのです。ただキャベツや豚肉を細かく切るだけなのに、ずいぶん苦労しました。

それでもめげずにさらにロビンさんからお鍋を2つ借り、1つでスープのためのお湯を沸かし、もう1つでキャベツ・豚肉・ラーメンの麺を茹でました(ちなみにロビンさんのアパートはガスコンロではなく電気でした)。ロビンさんには大きめのシリアルボールを準備してもらい、ラーメンのスープの素を入れ、お湯を注いでもらいました。そこに私が茹で上がった麺を入れようとしたのですが、お鍋がやたら重くて、持ち上げられません。仕方ないのでシリアルボールをお鍋に近づけて麺・キャベツ・豚肉をよそってできあがり。ふぅー。たかがインスタントラーメンですが、使い慣れていない道具で3人分も作ったので、すっかり疲れてしまいました。

早速テーブルに着席し、食べ始めたのですが、正直それほど美味しくありませんでした。器によそうのに時間がかかりすぎて、麺が少し伸びてしまっていたのです。完全に失敗だったのはキャベツ。日本のキャベツには少し甘みがありますが、ドイツのキャベツはちょっと苦味があるような気がしました。葉も厚いので、ロールキャベツなどじっくり煮込む料理に向いているのではないかと。それでもロビンさんもAさんも美味しいと言って完食してくれました。私は彼らに感謝しつつ、翌日の親子丼では絶対失敗しないよう心に誓いました。

今回はこの辺で。続きはまた後日。

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