生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

宿命のライバル

2016-08-19 04:12:34 | 日々の暮らし
お釈迦様は、少年のころからお釈迦さまと

一緒に勉強し、武術の腕を競い合ってきた

ライバルの提婆達多(だいばだった)という

良い友人を持ったことによって仏となることができたと述べています。

しかし、彼はお釈迦様に対抗意識をあらわにして、教団の修行を

真冬に滝に打たれたり、水ごりをとったり、火の上を渡る行をしたり、きびしい戒律を主張したりしましたが

お釈迦様からしりぞけられると王様にとりいり、お釈迦様を亡きものにしようと

待ち伏せして大石を落としたり、暴れ象を

けしかけたりして命をねらうのですが


ことごとく失敗して

地獄に落ちてしまったといいます。

ところが、その彼を少しも責めないで


彼がいたおかげで私は

「中道」の修行を通し

仏の悟りを開くことができたのですと述べています。

どんなライバルでも階段を上らせてくれる友人だと。


オリンピックもライバルがいるから頑張れるのですね。

「中道」とは、苦行にも楽行にもかたよらない、とらわれを捨てたもの。

それは一見、ごく平凡で、なんでもないことのように見えます。

その平凡なことが実は大変なのです。


はた目には少しも偉大にみえないのです。


柔らかくもなく、硬くもない自然体の構えだからです。

柔道や相撲、剣道にも通じています。




お釈迦様は

平凡な生き方こそが

一番大切な修行と


述べているのだと思います。


今日の気づきになれば

毎日メダルラッシュに

感動しています。

パラリンピックが待ち遠しいです。

身近に感じているので。


合掌
コメント
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