私は未発表の童話があります。 たいしたものはありませんが。 一度だけ二話を紙芝居にしてお年寄りに発表したら、とても喜んでくれました。 いつか、童話100選 書けたら保育園や老人施設で紙芝居をして回りたいと思っています。 今日は、アイヌの神謡 (カムイ・ユーカラと いう神が自ら語る口承物語) から有名な一話を紹介します。 『銀の滴(しずく) 降る降るまわりに』 「銀の滴降る降る まわりに、金の滴降る 降るまわりに。」 という歌を私は歌いながら 流れにそって下り、 人間の村の上を通りながら下を眺めると 昔の貧乏人が今お金持ちになっていて、昔のお金持ちが今の貧乏人になっている様です。 海辺に人間の子供たちがおもちゃの小弓におもちゃの小矢(こや)をもってあそんでおります。 「銀の滴降る降る まわりに 金の滴降る降る まわりに。」 という歌を歌いながら 子供等の上を通りますと、子供等は私の下を 走りながら云うことには、「美しい鳥! 神様の鳥! さあ、矢を射て あの鳥 神様の鳥を射当てた ものは、一番さきに 取った者はほんとうの 勇者、ほんとうの強者 だぞ。」 この物語は、矢に射落とされて死んだフクロウの神様自身が、矢を放った貧しい子供の家に飾られて富をもたらした話をしているのです。 私を射落としなさいという神様。 とても新鮮な物語だと 感じています。 神様に届けと長い間 邪念の矢を放っていましたから、神様に届きません。 神様を手に入れた者が 幸せになれる。 そう簡単には射落とせません。 熱い清らかな願いの魂がこもった矢でなければ神様を射落とせないのだから。 あ! 私を射落とす矢が飛んで来た! よしよし あなたの願いを叶えてあげよう。 金の滴降る降る まわりに。 合掌
海辺に貝を吹き寄せる西寄りの春の風の事を貝寄風(かいよせ)といいます。 この言葉は大阪四天王寺の聖徳太子の忌日(4/12)に行われる法会(ほうえ)の聖霊会(しょうりょうえ)の時に供える造花の材料に使う貝を竜神が難波の浜に吹き寄せて捧げるという言い伝えから生まれた言葉といいます。 貝寄風が吹くと1年中で潮の干満が最大になる「大潮」も間近で、楽しみな潮干狩りももうすぐです。 大好きなあさりのスパゲッティー食べたいな。 甲子園も春の風が吹いているのか熱戦が続いていますね。 竜神が 難波の浜に(甲子園の砂にも) 春の風 合掌