うららかな陽射し、鳥のさえずり、雪解けの小川のせせらぎを春たけなわといいます。 漢字は「酣」「闌」と書きその語源は「宴なかば」や「長(た)ける」と「成(な)る」から組合わさったという説があります。 「酣」は最も盛りの頃をさし、「闌」は半ばを過ぎて衰え始めた頃をさすといいます。 四季の中でも春だけ、春たけなわと使います。 昔から春こそ生命の宴と感じていたからでしょう。 悩み苦しみある人は、 春のエネルギーを一杯頂き人生の春たけなわになりますように。 合掌
あちこちで桜満開です。 風に吹かれ桜の絨毯ができています。 川面には花筏(はないかだ)となって桜の花びらが流れて行く。 散る桜 残る桜も 散る桜 (良寛) 咲こうとも散ろうともどんな桜も愛すべき桜なのです。 桜を命に変えると 散る命 残る命も 散る命 どんな命も愛すべき命なのです。 桜は痛み苦しみ乗り越えて精一杯生きよと教えています。 合掌