曲が降りる様になってからは、最近自宅で曲を作る事はめっきりなくなってしまいました。
久しぶりにCMの音楽の依頼を戴き、はっきりしたテーマと締め切りのある曲の作曲に向かう事に・
デスクワークでの作曲はこれまでに、
プライベートmusic:58曲
シリアルmusic(クラシック作品等):27曲
for VISUAL:255曲
for mar-pa:87曲
for 白虎社:46曲
for シアター(演劇・イベント):73曲
GAME MUSIC:29曲
唄もの:54曲
など、
この35年間で
その他、アレンジやME・サウンドロゴなどを含めると有に1000タイトルを超えています。
あからさまに曲が降りる様になってからはまだ8年、大半の曲が【studio 02MA】で徹夜して、髪の毛をかきむしり脂汗をかきながら誕生した曲。
久々のそんな依頼に、作曲の仕方を忘れている私が居る事に気づきました。
頭をかきむしって考えて、曲を書く事は今更したくない、というか・今更出来ない。
「直感で降りて来い!!!」
そんな事を念じても、こんなケースでは降りて来る事も薄い・・・?
ただ、
曲を創る事に対する新たな感覚が誕生している事にも気付かせられます。
曲を生み出す事とは、責任を持ってそれなりに意味のある事でないと・・・
それには、
少し頭で考えたゴミの様な曲であってはなくて、
顕れた曲が誕生した事に確実に意味のある事!
それを生み出すには、
究極の作曲技法がどうしても必要となります。
大上段から振り降ろす大長刀的な・・・
大技です!
それにも幾つかの手法があります。
今回の制作でも幾つかのヴァリエーションを作りましたが、
機材関係やエフェクターなど、しょうもない部分で何時間も費やしたTAKEに比べて、CM15秒のそれだけで誕生した最終TAKE、
まさにそれが一期一会の収録だったりして、
何もないところに、やはり曲は降ります、
神の依り代の様に。
以前私のサイトで「コラム」というページがありました。
http://02ma.com/html/column.html
その4年前の最後の書き込みがコレです。
【最近の究極の作曲技法】
もはや・考えるのではなく、戴く。
鍵盤の上をスムーズに流れる旋律ほど、
そこには出現する真実がある。
ほとんどの場合、和声は一緒についてくる。
残るアレンジは、
逆算方式。
完成したときの音響をイメージ。
何時間後には必ず完成している、その形の逆算。
それをイメージ。
すると・
不思議な事に、
リズムが・
カウンターが・
音色が・
楽器の種類が・
ビートが・
構成が・
すべてが浮かび上がって来る。
これぞ究極の作曲技法。
何の苦労のない完成!
(一曲目より30年。1000曲を越えてようやく辿り着けた境地。さぁ・・さらに次には何が・)
2004年頃から長年続けていたコンピュータ シーケンスソフトでの制作も放棄しざるを得なくなり、時代に逆行した一期一会の多重録音が始まる。
この頃から今に通じる究極の作曲技法には気付いていた様です。
モーツアルトしかりサティーしかり、歴史に名を残す時代を変えた天才作曲家と呼ばれる者はみんなその手法を持ち合わせていました。
それは勉学で習得されるものではなく、
持って生まれた才能と、+αの何か。
さらにモーツアルトに関しては、
その最たる例で、
ガキンチョの頃から彼の様にオーケストラ曲を描いたりする事は普通の人間ではどう考えても不可能で、
たぶん彼は音楽理論を勉強する事もなく、生まれたとたんに曲を描き始め、35歳で若くして自分の「レクイエム」を描いて死んだのです。
全ての曲は宇宙から降りていました。
氏の音楽が現代でも、究極の癒しの音楽として「音楽療法」と呼ばれる様な怪しげな確立されていない分野でも取りざたされ、血流が流れたり・心が落ち着くといわれる所以です。
そして11月25日には、ポニーキャニオンのvirtual trip最新作「美瑛・富良野2」の録音が新宿のライブレストラン「白龍館」で行う事が決まり、再びベーゼンドルファーと対峙!
それまでにどれだけ新曲が降りるか判りませんが、
今弾ける曲をしっかり弾く事だけが、
今の私のmission。
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